JPS6070065A - 煙草フィルタ− - Google Patents
煙草フィルタ−Info
- Publication number
- JPS6070065A JPS6070065A JP14574083A JP14574083A JPS6070065A JP S6070065 A JPS6070065 A JP S6070065A JP 14574083 A JP14574083 A JP 14574083A JP 14574083 A JP14574083 A JP 14574083A JP S6070065 A JPS6070065 A JP S6070065A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter
- oxide
- carbon
- oxygen
- cigarette
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cigarettes, Filters, And Manufacturing Of Filters (AREA)
- Filtering Materials (AREA)
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は煙草の中に含まれる有害成分を除去するための
フィルターに関する。
フィルターに関する。
喫煙によって吸気される気体または液体のうち、人体に
有害な成分としては、ニコチン、タール、３．４−ペン
ツピレン、−酸化炭素等がある。これら有害成分の中で
ニコチン、タールはこれを活性炭で出来る限り除去しよ
うと試みられ、現在も実 １− 用されている。更には゛キャビン”のように乳清蛋白を
活性炭と併用させ、それによって発癌物質である３４−
ペンツピレンを吸着しようとした煙草もある。
有害な成分としては、ニコチン、タール、３．４−ペン
ツピレン、−酸化炭素等がある。これら有害成分の中で
ニコチン、タールはこれを活性炭で出来る限り除去しよ
うと試みられ、現在も実 １− 用されている。更には゛キャビン”のように乳清蛋白を
活性炭と併用させ、それによって発癌物質である３４−
ペンツピレンを吸着しようとした煙草もある。
しかし、−酸化炭素のように、きわめて分子の小さいガ
スは、活性炭や乳清蛋白では吸着されず、したがって相
当の量が人体に吸着されている現状にある。
スは、活性炭や乳清蛋白では吸着されず、したがって相
当の量が人体に吸着されている現状にある。
実際に市販されている煙草は、各個人の喫煙速度によっ
ても差は生ずるが、−酸化炭素の発生量は、およそ一本
当り８００〜１．０００１］、Ｄ、１１と高濃度である
。この−酸化炭素は、人間の血液中のヘモグロビンと結
合しカルボキシヘモグロビンとなり、人体に必要とされ
る酸素の運搬能を低下させ、慢性の酸素欠乏状態を起し
、同時に多量のビタミンＣを破壊する結果となる。一方
酸素欠乏症を防ぐために新らたに赤血球が増加するよう
になり、耳なり、眩量の原因ともなっており、煙草の喫
煙中の一酸化炭素の除去は、必要欠くべからざるものと
言わねばならない。
ても差は生ずるが、−酸化炭素の発生量は、およそ一本
当り８００〜１．０００１］、Ｄ、１１と高濃度である
。この−酸化炭素は、人間の血液中のヘモグロビンと結
合しカルボキシヘモグロビンとなり、人体に必要とされ
る酸素の運搬能を低下させ、慢性の酸素欠乏状態を起し
、同時に多量のビタミンＣを破壊する結果となる。一方
酸素欠乏症を防ぐために新らたに赤血球が増加するよう
になり、耳なり、眩量の原因ともなっており、煙草の喫
煙中の一酸化炭素の除去は、必要欠くべからざるものと
言わねばならない。
２−
前述したように、−酸化炭素の分子はきわめて小さいた
めに活性炭のような吸着剤では、効果的に除去すること
は不可能であるが、本発明者らは、化学反応で迅速に一
酸化炭素を９０％以上浄化する方法を発見した。
めに活性炭のような吸着剤では、効果的に除去すること
は不可能であるが、本発明者らは、化学反応で迅速に一
酸化炭素を９０％以上浄化する方法を発見した。
さらに詳しく述べれば、二酸化マンガンと酸化銅の金属
酸化物を主成分とした混合物をフィルタ一部分に充填す
るか、若しくは前記混合物に更に酸素を発生する無機質
過酸化物を併用させて、本発明の目的を達成しようとし
たものである。前記の金属酸化物は単独であれ、また無
機質過酸化物との併用であれ、煙草一本当りの使用量は
５Ｒｇ〜３０■であることが好ましく、この量であれば
煙草の味や香りの香喫味をそこなうことなく、温度２０
〜５０℃、湿度６５％〜１００％ＲＨの状態で９０％以
上の効率で一酸化炭素を除去することができる。勿論、
タール、ニコチン、３．４−ペンツピレンも活性炭を単
独で使用するよりは大巾に除去出来ることも判明した。
酸化物を主成分とした混合物をフィルタ一部分に充填す
るか、若しくは前記混合物に更に酸素を発生する無機質
過酸化物を併用させて、本発明の目的を達成しようとし
たものである。前記の金属酸化物は単独であれ、また無
機質過酸化物との併用であれ、煙草一本当りの使用量は
５Ｒｇ〜３０■であることが好ましく、この量であれば
煙草の味や香りの香喫味をそこなうことなく、温度２０
〜５０℃、湿度６５％〜１００％ＲＨの状態で９０％以
上の効率で一酸化炭素を除去することができる。勿論、
タール、ニコチン、３．４−ペンツピレンも活性炭を単
独で使用するよりは大巾に除去出来ることも判明した。
勿論、これら金属酸化物や無機質過酸化物は、３−
活性炭、乳清蛋白、繊維その他のフィルター材料ともイ
タ１用することができ、このようにした場合には有害成
分の除去が更に効率よく行われる。
タ１用することができ、このようにした場合には有害成
分の除去が更に効率よく行われる。
なお主成分としての二酸化マンガンおよび酸化銅の混合
比率はＭｎＯ２：Ｃｕ０＝１ ：０．４〜１：０．１が
最も好ましい。
比率はＭｎＯ２：Ｃｕ０＝１ ：０．４〜１：０．１が
最も好ましい。
喫煙に際して発生する煙がフィルタ一部分に達するとき
の温度は概ね５０〜７０℃で、比較的低温であり、しか
もかなりの湿度を持っているものであるから、低温、高
湿で良好な触媒作用を与えるためには、二酸化マンガン
と酸化銅を主成分とした金属酸化物を使用する心上があ
る。なお二酸化マンガンと酸化銅の酸化能力を高める助
触媒として酸化コバルト（ＣＯＯ）や酸化銀〈Ａｑ２ｏ
）を使用したときはさらに効果があがる。
の温度は概ね５０〜７０℃で、比較的低温であり、しか
もかなりの湿度を持っているものであるから、低温、高
湿で良好な触媒作用を与えるためには、二酸化マンガン
と酸化銅を主成分とした金属酸化物を使用する心上があ
る。なお二酸化マンガンと酸化銅の酸化能力を高める助
触媒として酸化コバルト（ＣＯＯ）や酸化銀〈Ａｑ２ｏ
）を使用したときはさらに効果があがる。
金属酸化物を煙草のフィルターに使用する場合には、煙
草の燃焼ガスとの接触面積を出来るだけ大きくするよう
に粒径は３０〜６ｏメツシユが好ましいが、゛キャビン
″や“ラーク″のように充填室に吸着剤を詰める場合は
、喫煙時の圧力損失４− を小さくするために２０〜４０メツシユの粒径が適当で
ある。金属酸化物は造粒して単独に使用されるばかりで
はなく、あらかじめ所定回を活性炭、乳清蛋白、アセテ
ート繊維、その他のフィルター材に付着させたものを使
用することも出来る。この場合には金属酸化物の粒径は
６０メツシユ以下の細かいものが好ましい。
草の燃焼ガスとの接触面積を出来るだけ大きくするよう
に粒径は３０〜６ｏメツシユが好ましいが、゛キャビン
″や“ラーク″のように充填室に吸着剤を詰める場合は
、喫煙時の圧力損失４− を小さくするために２０〜４０メツシユの粒径が適当で
ある。金属酸化物は造粒して単独に使用されるばかりで
はなく、あらかじめ所定回を活性炭、乳清蛋白、アセテ
ート繊維、その他のフィルター材に付着させたものを使
用することも出来る。この場合には金属酸化物の粒径は
６０メツシユ以下の細かいものが好ましい。
主成分としての金属酸化物は、喫煙に際し、次のような
接触酸化または吸着作用を発揮して有害ガスを除去する
。
接触酸化または吸着作用を発揮して有害ガスを除去する
。
すなわち前記金属酸化物を使用したときは、有害ガスを
接触的に酸化して無害化するもので、特に−酸化炭素は
下記（１）の化学反応に示されるように酸化され、二酸
化炭素（ＣＯ２）となり無害となる反応と、物理的にこ
れを吸着して下記（２）のように有害ガス濃度を低下さ
せる両面の効果を持っている。
接触的に酸化して無害化するもので、特に−酸化炭素は
下記（１）の化学反応に示されるように酸化され、二酸
化炭素（ＣＯ２）となり無害となる反応と、物理的にこ
れを吸着して下記（２）のように有害ガス濃度を低下さ
せる両面の効果を持っている。
（１）・・・・・・ＣＯ＋ ０２ → ２ＣＯ２−酸化
空気中の 二酸化 炭素 酸素 炭素 ５− （２）・・・・・・ＣｕＯ＋ＣＯ＋１／２０２→ＣＵＣ
Ｏ３酸化銅 −酸化 酸素 炭酸銅 炭素 ところで、喫煙の中では、どうしても酸素の団が不足し
ており上記化学反応が有効に進まない場合があるために
、積極的に酸素を供給する方法も一つの手段である。酸
素供給の方法としては■フィルタ一部分に小さな孔をあ
ける、■酸素を発生する無機質過酸化物を使用するとい
う以上■■の方法が考えられるが、前者は燃焼温度を下
げ、更には喫煙を新たな空気で稀釈するため発癌物質で
ある３、４−ペンツピレンやニコチン、タールの発生は
少なくなるが、−酸化炭素の量はそれ程減少するもので
はない。後者の方法は無機質過酸化物が、水分（湿分）
と金属酸化物の接触作用によって容易に酸素を発生する
性質を持っているために、積極的に酸素を供給する物質
として好ましい。
空気中の 二酸化 炭素 酸素 炭素 ５− （２）・・・・・・ＣｕＯ＋ＣＯ＋１／２０２→ＣＵＣ
Ｏ３酸化銅 −酸化 酸素 炭酸銅 炭素 ところで、喫煙の中では、どうしても酸素の団が不足し
ており上記化学反応が有効に進まない場合があるために
、積極的に酸素を供給する方法も一つの手段である。酸
素供給の方法としては■フィルタ一部分に小さな孔をあ
ける、■酸素を発生する無機質過酸化物を使用するとい
う以上■■の方法が考えられるが、前者は燃焼温度を下
げ、更には喫煙を新たな空気で稀釈するため発癌物質で
ある３、４−ペンツピレンやニコチン、タールの発生は
少なくなるが、−酸化炭素の量はそれ程減少するもので
はない。後者の方法は無機質過酸化物が、水分（湿分）
と金属酸化物の接触作用によって容易に酸素を発生する
性質を持っているために、積極的に酸素を供給する物質
として好ましい。
無機質過酸化物としては過硫酸アンモン６−
（ＣａＯ２，８Ｎ２０）、過炭酸ソーダ（Ｎａ２Ｃ２０
６）、過酸化カリ（ＫＯ２）、過硫酸カリ（Ｋ２Ｓ０５
）過ホウ酸ソーダ（ＮａＢＯ２，Ｈ２Ｏ２）などがあり
、特に大気中の水分や銅、鉄などの金属イオンに安定な
過酸化カルシウム、過ホウ酸ソーダ、過硫酸カリなどを
用いても好結果が得られる。
６）、過酸化カリ（ＫＯ２）、過硫酸カリ（Ｋ２Ｓ０５
）過ホウ酸ソーダ（ＮａＢＯ２，Ｈ２Ｏ２）などがあり
、特に大気中の水分や銅、鉄などの金属イオンに安定な
過酸化カルシウム、過ホウ酸ソーダ、過硫酸カリなどを
用いても好結果が得られる。
実施例−に
酸化マンガン ４０重量部
酸化銅 １６重量部
水 １０重量部
上記を良く混合した後、０．５ｍφのメツシュ板を通し
て押し出したものを、軽く破砕機を通した後、４８メツ
シユの篩にかけ５０℃にて乾燥したものを、４Ｂ−６０
メツシユで精粒した。
て押し出したものを、軽く破砕機を通した後、４８メツ
シユの篩にかけ５０℃にて乾燥したものを、４Ｂ−６０
メツシユで精粒した。
実施例−２
実施例−１の造粒物とは別に、下記処方の造粒物をつく
り、このものを４８−６０メツシユに精粒した上で両者
を第１表の割合で混合する。
り、このものを４８−６０メツシユに精粒した上で両者
を第１表の割合で混合する。
７−
過硫酸カリ ８０重量部
重炭酸ソーダ ２０ 重量部
水 １０ 重量部
実施例−３
煙草フィルターに用いられているものと同質のアセテー
ト繊維を使って５０ｇ／況重世の不織布をつくり、この
不織布の上に、実施例−１もしくは２の造粒物を第１表
の配合にもとずき均一にばらまき、これを巻いて径８＃
ｌの太さのフィルターとした。このフィルターは長さ２
０馴当り、吸着剤（実施例１と２の配合物と活性炭）を
４０■含んでいる。比較として、アセテート繊維のみ、
およびアセテート繊維に４８−６０メツシュ精粒の活性
炭４０ｍｇを巻いたものを用意した。
ト繊維を使って５０ｇ／況重世の不織布をつくり、この
不織布の上に、実施例−１もしくは２の造粒物を第１表
の配合にもとずき均一にばらまき、これを巻いて径８＃
ｌの太さのフィルターとした。このフィルターは長さ２
０馴当り、吸着剤（実施例１と２の配合物と活性炭）を
４０■含んでいる。比較として、アセテート繊維のみ、
およびアセテート繊維に４８−６０メツシュ精粒の活性
炭４０ｍｇを巻いたものを用意した。
（以下余白）
８−
第２表
−１０−
試験例
両切ピースを使用して実施例−３における各フィルター
を試験した。すなわち゛ピース″の一端に実施例−３の
各フィルターを付け、更にこのフィルター部をガス捕集
器に装着してから他端に着火したＷ！１５ｍ１！／秒の
吸引速度で２秒間吸引し、５８秒間吸引を停止、更に２
秒間吸引を行うことを繰り返し、燃焼部分がフィルター
部より２０ｓ前の所に達した時に吸引を中止した。補集
ガスは約１００ｄであった。このガスを高速ガスクロマ
トグラフにて分析した結果は第２表のとおりである。
を試験した。すなわち゛ピース″の一端に実施例−３の
各フィルターを付け、更にこのフィルター部をガス捕集
器に装着してから他端に着火したＷ！１５ｍ１！／秒の
吸引速度で２秒間吸引し、５８秒間吸引を停止、更に２
秒間吸引を行うことを繰り返し、燃焼部分がフィルター
部より２０ｓ前の所に達した時に吸引を中止した。補集
ガスは約１００ｄであった。このガスを高速ガスクロマ
トグラフにて分析した結果は第２表のとおりである。
第２表の試験結果からも明らかなように、本発明の金属
酸化物はフィルター成分として、またはこのものを無機
質過酸化物と併用さゼるときは、煙草の有害ガス、特に
−酸化炭素をきわめて効果的に浄化しうることが判明し
た。
酸化物はフィルター成分として、またはこのものを無機
質過酸化物と併用さゼるときは、煙草の有害ガス、特に
−酸化炭素をきわめて効果的に浄化しうることが判明し
た。
特許出願人 アイ・シー・イー株式会社特許出願人 山
本 須 美 夫 代 理 人 芦 １） 直 衛 １１−
本 須 美 夫 代 理 人 芦 １） 直 衛 １１−
Claims (2)
- （１）二酸化マンガンと酸化銅を主成分とする混合物を
、煙草一本当り５■〜３０Ｉｎｇになるように、フィル
タ一部分に対し、粒径を３０〜６０メツシコに造粒した
形で使用することを特徴とする煙草フィルター。 - （２）二酸化マンガンと酸化銅を主成分としたものに無
機質過酸化物を添加して成る特許請求の範囲第１項記載
の煙草フィルター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14574083A JPS6070065A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 煙草フィルタ− |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14574083A JPS6070065A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 煙草フィルタ− |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6070065A true JPS6070065A (ja) | 1985-04-20 |
Family
ID=15392046
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14574083A Pending JPS6070065A (ja) | 1983-08-11 | 1983-08-11 | 煙草フィルタ− |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6070065A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2841438A1 (fr) * | 2002-06-26 | 2004-01-02 | Rhodia Elect & Catalysis | Cigarette comprenant un catalyseur pour le traitement des fumees |
| US8178141B2 (en) * | 2005-01-27 | 2012-05-15 | The Folger Coffee Company | Articles of manufacture and methods for absorbing gasses released by roasted coffee packed in hermetically sealed containers |
-
1983
- 1983-08-11 JP JP14574083A patent/JPS6070065A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2841438A1 (fr) * | 2002-06-26 | 2004-01-02 | Rhodia Elect & Catalysis | Cigarette comprenant un catalyseur pour le traitement des fumees |
| WO2004002247A3 (fr) * | 2002-06-26 | 2004-05-06 | Rhodia Elect & Catalysis | Cigarette comprenant un catalyseur pour le traitement des fumees |
| US8178141B2 (en) * | 2005-01-27 | 2012-05-15 | The Folger Coffee Company | Articles of manufacture and methods for absorbing gasses released by roasted coffee packed in hermetically sealed containers |
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