JPS606994Y2 - X線管 - Google Patents

X線管

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Publication number
JPS606994Y2
JPS606994Y2 JP13907180U JP13907180U JPS606994Y2 JP S606994 Y2 JPS606994 Y2 JP S606994Y2 JP 13907180 U JP13907180 U JP 13907180U JP 13907180 U JP13907180 U JP 13907180U JP S606994 Y2 JPS606994 Y2 JP S606994Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shielding plate
ray tube
ray
target
radiation hole
Prior art date
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Expired
Application number
JP13907180U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5659763U (ja
Inventor
宗太郎 土方
綱 沢
Original Assignee
株式会社東芝
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Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
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Publication of JPS5659763U publication Critical patent/JPS5659763U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS606994Y2 publication Critical patent/JPS606994Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案はX線管に関する。
従来、X線管例えば分析用X線管は第1図に示すように
構成されている。
即ち、ガラス製容器1、封着体2及び陽極3からなる外
囲器4内には、陰極5とターゲット6が対向配設されて
いる。
この場合、陰極5は前記ガラス製容器1内に、ターゲッ
ト6は前記陽極3内にそれぞれ位置している。
更にターゲット6の陰極5に対向する面は傾斜している
が、この傾斜面に対向した前記陽極3にはX線放射孔7
が穿設され、このX線放射孔7には遮蔽板8が気密封着
されている。
尚、図中、9は水冷ノズルであり、10は冷却水の通路
である。
そして動作時には、陰極5から放射された熱電子流11
はターゲット6に突入してX線を発生する。
発生したX線はX線放射孔7の遮蔽板8を透過して管外
に放出される。
尚、陽極3は熱損失のため高温になるので、水冷される
ところで近年、高X線強度の要求に伴なって媒質による
X線吸収を少なくするため、X線放射孔7に取付けた遮
蔽板8は、機械的強度が強くX線吸収の少ないベリリウ
ムが使用されるようになり、更にベリリウムでのX線吸
収を少なくするため、遮蔽板8の薄肉化(厚さ0.2v
an以下)が要求されてきている。
又、測定に際しては測定試料−ターゲット6間でのX線
吸収を少なくするため、ターゲット6−遮蔽板8間は狭
くなっている。
ところが、このようにターゲット6−遮蔽板8間を狭く
し、遮蔽板8の薄肉化に伴って、遮蔽板8はターゲット
6面からの散乱電子、2次電子12、輻射熱の影響で高
温度になり、管内外の圧力差から遮蔽板8が損傷を受け
ることがある。
そして遮蔽板8の温度は入力の増加と共に温度が上昇す
るので、加える入力は制限を受けることになる。
この考案は上記事情に鑑みなされたもので、遮蔽板の温
度上昇を防止して入力を増加することができるX線管を
提供することを目的とする。
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を詳細に説明
する。
この考案はX線放射口附近の構造を改良したもので、X
線放射孔附近についてのみ述でる。
従来例(第1図)と同一箇所は同一符号を付すと、第2
図に示すように構成され、ターゲット6の傾斜面に対応
する陽極3にはX線放射孔7が穿設される。
そして、このX線放射孔7には、この孔7を閉塞しX線
を透過する内側遮蔽板13と外側遮蔽板14が取付けら
れている。
即ち、この考案では遮蔽板は離隔された2重構造になっ
ていて、内側遮蔽板13はいわゆる散乱、2次電子、輻
射熱防止用であり、外側遮蔽板14は真空気密封止用で
ある。
そして内側遮蔽板13と外側遮蔽板14はそれぞれX線
吸収が少なく熱伝導の良好な同一材料(例えばベリリウ
ム)から形成され、両遮蔽板13.14の各厚さの合計
は0.2rrrtn以下に設定されており、且つ内側遮
蔽板13の実質的直径が外側遮蔽板14の直径より小さ
く設定されている。
又、内側遮蔽板13と外側遮蔽板14とにより形成され
る空間15と、ターゲット6が存在する空間つまり管内
とは同一圧力に設定されている。
即ち、内側遮蔽板13の端の方に、内側遮蔽板13と外
側遮蔽板14とにより形成される空間とターゲット6が
存在する空間とを導通する微小な排気孔16を設け、こ
の排気孔16により上記同空間を同一圧力に維持してい
る訳けである。
尚、内側遮蔽板13は水冷した陽極3に接触して取付け
られており、外側遮蔽板14は水冷した陽極3に接触し
て固着されたフランジ17に取付けられている。
上記以外は従来例と同様構成ゆえ説明を省略する。
この考案のX線管は上記説明及び図示のように構成され
、遮蔽板が2重構造にして且つ同一材料で形成され、両
遮蔽板13.14間が管内圧力と同一に設定されている
ので、温度上昇の主因である散乱、2次電子12は内側
遮蔽板13により防止される。
そして外側遮蔽板14は内側遮蔽板13からの輻射熱、
伝導熱の影響を受けるだけとなるので、温度を下げるこ
とができる。
又、内側遮蔽板13はたとへ高温になったとしても、外
力(大気圧)が働いていないので損傷を受けることはな
いし、外側遮蔽板14よりも直径を小さくしているので
温度上昇を防ぐこともできる。
このように外側遮蔽板14の温度上昇の主因が取り除か
れる結果、X線管の入力を増加することができる。
以上説明したようにこの考案によれば、実用的価値大な
るX線管を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のX線管を示す断面図、第2図はこの考案
の一実施例に係るX線管の要部を示す断面図である。 3・・・・・・陽極、4・・・・・・外囲器、5・・・
・・・陰極、6・・・・・・ターゲット、7・・・・・
・X線放射孔、13・・・・・・内側遮蔽板、14・・
・・・・外側遮蔽板。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ターゲットに対応してX線放射孔を設け、このX線放射
    孔を、離隔して設けたX線が透過する内側遮蔽板と外側
    遮蔽板とで閉塞してなるX線管において、 上記両遮蔽板は同一の金属材料で形成され、且つ上記内
    側遮蔽板の実質的直径は上記外側遮蔽板の直径より小さ
    く設定され、更に上記内側遮蔽板の周辺部には、上記両
    遮蔽板により形成され空間と上記ターゲットが存在する
    空間とを導通する微小な排気孔が設けられていることを
    特徴とするX線管。
JP13907180U 1980-09-30 1980-09-30 X線管 Expired JPS606994Y2 (ja)

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JP13907180U JPS606994Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 X線管

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JP13907180U JPS606994Y2 (ja) 1980-09-30 1980-09-30 X線管

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Publication Number Publication Date
JPS5659763U JPS5659763U (ja) 1981-05-21
JPS606994Y2 true JPS606994Y2 (ja) 1985-03-07

Family

ID=29370422

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