JP4956516B2 - X線管窓組立体及びx線管 - Google Patents

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Description

本発明は、X線管の液冷式窓組立体に関する。
X線管は、通常、X線管内で生成されたX線がハウジングから標的に出射されることを可能にする、X線管の真空収納容器に形成されたX線透過窓を利用する。透過窓は、通常、搭載構造に設置され、X線管の側面または端部に配置される。透過窓は、X線管の真空収納容器の真空をX線管の外にある通常の大気圧から分離する。
窓厚は特定のX線管用途に応じて変わるものの、通常、透過窓は非常に薄く、その厚さは0.010インチ(0.254mm)以下であることが多い。特に、X線管動作中に窓材料によって吸収されるX線量を最小化するように、厚さの低減された透過窓が一般に望まれている。
米国特許第5511104号明細書 米国特許第6005918号明細書 米国特許第6215852号明細書 米国特許第6263046号明細書 米国特許第6438208号明細書 米国特許第6457859号明細書 米国特許第6529579号明細書 米国特許第6594341号明細書 米国特許第6714626号明細書 米国特許第7042981号明細書 米国特許第7260181号明細書
より薄い透過窓が望まれるが、薄い透過窓は、通常、X線管動作中に変形応力を受ける。最新の高性能X線システム用のX線管を開発するときの主な課題には、生成される高レベルの熱に対処する設計事項を提供することがある。X線を生成するには、比較的大量の電気エネルギーをX線管に伝達しなければならない。その電気エネルギーの大部分が熱に変換されるため、X線管に伝達される電気エネルギーのわずかしかX線に変換されない。過剰の熱がX線管内で生成する場合、温度が臨界値を超えて上昇することがあり、X線管の透過窓が熱的誘導変形応力を受けることがある。こうした熱的誘導変形応力は、透過窓の表面に不均一に分布し、透過窓の割れや透過窓と搭載構造との間からの漏れを引き起こすことがある。
比較的高い熱のためにX線管動作中に頻繁に変形する一透過窓部分としては、搭載構造に接合される透過窓部分がある。透過窓の変形は、透過窓の割れを引き起したり、ひいてはX線管ハウジングからの真空の損失を引き起こすことがあり、X線管の耐用期間を制限することがある。
本発明の例示的な実施形態は、概して、X線管用の液冷式窓組立体に関する。
1つの例示的な実施形態では、X線管窓組立体は、開口部を画定するX線管窓フレームと、X線管窓フレームに取り付けられるように構成されたX線管窓とを含む。X線管窓がX線管窓フレームに取り付けられると、X線管窓は、X線管窓フレームによって画定される開口部を実質的に覆うとともに、X線管窓とX線管窓フレームとの協働により、開口部の少なくとも一部分の周りに配置される、流入口と流出口とを含む流体通路が画定される。
別の例示的な実施形態では、X線管装置は、X線管窓フレームと、X線管窓と、X線管ハウジングとを含む。X線管窓フレームは開口部を画定する。X線管窓は、X線管窓フレームに取り付けられて、X線管窓フレームによって画定される開口部を実質的に覆う。X線管窓フレームは、X線管ハウジングに取付けられる。X線管ハウジングとX線管窓フレームとの協働により、開口部の少なくとも一部分の周りに配置される流体通路が画定される。流体通路は、流入口と流出口とを含み、流入口と流出口を通して、流体が、流体通路とX線管ハウジングとの間で流れることができる。
別の例示的な実施形態では、X線管は、真空収納容器と、真空収納容器内に少なくとも部分的に配置される陽極と、真空収納容器内に少なくとも部分的に配置される陰極とを含む。真空収納容器はX線管ハウジングを含む。X線管ハウジングは、第1流入口と第2流出口を画定する。X線管は、また、X線管窓組立体を含む。X線管窓組立体は、開口部を画定するX線管窓フレームとX線管窓とを含む。X線管窓フレームはX線管ハウジングに取り付けられる。X線管窓は、X線管窓フレームに取り付けられ、それにより、X線管窓が、X線管窓フレームによって画定される開口部を実質的に覆う。X線管ハウジングとX線管窓フレームとの協働により、開口部の少なくとも一部分の周りに配置される流体通路が画定される。流体通路は、第1流入口に近接して配置された第2流入口および第1流出口に近接して配置された第2流出口を含む。流体は、流体通路を通って第1流入口と第1流出口との間で流れることができる。
本発明の例示的な実施形態のこれらの態様及び他の態様は、以下の説明および特許請求の範囲からより完全に明らかになる。
本発明の例示的な実施形態の上記した態様及び他の態様をさらに明確にするために、これらの例のより詳細な説明を、添付図面に示した特定の実施形態を参照して行う。これらの図面は、本発明の例示的な実施形態だけを示し、本発明の範囲を制限するものでないと理解される。図面は、本発明の例示的な実施形態の図式的でかつ概略的な表現であり、本発明を制限するものでもなく、必ずしも一定比例尺に従って描かれてもいないことも理解される。本発明の例示的な実施形態は、添付図面を使用することによって、さらなる特異性および詳細に関して開示され、説明される。
一般に、本発明の例示的な実施形態は、X線管用の液冷式窓を対象とする。本明細書に開示される例示的な窓組立体は、窓組立体および窓組立体が取付けられるX線管に作用する熱的誘導変形応力を低減すべく、X線管動作中に発生する熱を消散するように設けることができる。
I.例示的なX線管
図1Aおよび1Bを参照すると、例示的な窓組立体200を有する例示的なX線管100が開示される。例示的なX線管100は、とりわけ、ハウジング102、缶104、陰極106、および回転陽極108を含む。窓組立体200は、とりわけ、窓フレーム300と窓400を含む。窓フレーム300は、ハウジング102に構造的に一体化されてもよく、または、ハウジング102に取付けることのできる別部材であってもよい。
ハウジング102、缶104(図1Bでは明確にするために省略されている)、窓フレーム300、および窓400の協働により、陰極106と回転陽極108を収納する真空収納容器(真空室)110の少なくとも一部分が形成される。X線管100の動作前に、真空収納容器110は、真空を生成するために排気される。X線管100の動作中、陰極106から出射された電子は、回転陽極108に衝突する。回転陽極108に衝突することによって、電子の一部分が窓400の方を指向するX線に変換される。窓400がX線透過材料でできているため、これらのX線は、その後、窓400を通してハウジング102から脱出し、標的(図示せず)に衝突してX線画像(図示せず)を生成する。窓400は、X線管100の真空収納容器110の真空をX線管100の外にある通常の大気圧からシールし、回転陽極108によって発生したX線がX線管100から出射することを可能にする。
例示的なX線管100は、回転陽極X線管として示されるが、窓組立体200の例示的な実施形態は、X線透過窓を利用する任意の型のX線管に使用することができる。例示的な窓組立体200は、たとえば、静止型陽極X線管において使用されることができる。
II.第1の例示的な液冷式X線管窓組立体
図2A〜2Cを参照すると、例示的な窓組立体200の例示的な窓フレーム300のさらなる態様が開示される。図2Aは、例示的な窓フレーム300の底面図である。図2Bは、例示的な窓フレーム300の平面図である。図2Cは、例示的な窓フレーム300の側断面図である。窓フレーム300の外形は、一般に、長方形の形状であるが、その外形は、種々の他の形状であってもよい。1つの例示的な実施形態では、例示的な窓フレーム300は、約0.205インチ(5.270mm)厚であるが、例示的な窓フレーム300は、あるいは、約0.205インチ(5.270mm)厚より厚くてもよく、または、薄くてもよい。窓フレームは、制限はしないが、銅または銅合金を含む種々の材料から形成されてもよい。
図2A〜2Cに開示されるように、例示的な窓フレーム300は、開口部302を画定する。開口部302は、一般に、X線が開口部302を通過することを可能にする大きさに作られ、また、可能にするように構成される。開口部302は、一般に、長方形の形状であるが、種々の他の形状であってもよい。1つの例示的な実施形態では、開口部302は、約2.700インチ(68.58mm)長さでかつ約0.740インチ(18.796mm)幅であるが、例示的な開口部302は、あるいは、約2.700インチ(68.58mm)長さ、約0.740インチ(18.796mm)幅より大きくてもよく、または、小さくてもよい。
図2Bおよび2Cに開示されるように、窓フレーム300は、さらに、例示的な流体チャネル304または流体溝を画定する。例示的な流体チャネル304は、一般に、開口部302の一部分の周りに配置されるが、流体チャネル304は、あるいは、図2Bに開示されるのに比べて、開口部302のより多くの部分の周りに配置されることができる、または、より少ない部分の周りに配置されることができる。たとえば、流体チャネル304は、あるいは、開口部302を完全に囲むように、開口部302の周りに一杯に配置されることができる。1つの例示的な実施形態では、流体チャネル304は、約0.182インチ(4.6228mm)幅であるが、例示的な流体チャネル304は、あるいは、約0.182インチ(4.6228mm)幅より広くてもよく、または、狭くてもよい。さらに、本明細書の別のところで開示するように、流体チャネル304の幾何形状、配置、サイズ、および向きは、図2Bおよび2Cに開示する構成から変更してもよい。流体チャネル304は、さらに、本明細書の別のところで開示するように、1つまたは複数の付加的な流体チャネルを伴ってもよい。
図2D〜2Fを参照すると、例示的な窓組立体200の例示的な窓400および例示的な窓フレーム300のさらなる態様が開示される。図2Dは、例示的な窓400の平面図である。例示的な窓400は、一般に、長方形の形状であるが、種々の他の形状であってもよい。1つの例示的な実施形態では、例示的な窓400は、約0.010インチ(0.254mm)厚であるが、例示的な窓400は、あるいは、約0.010インチ(0.254mm)厚より厚くてもよく、または、薄くてもよい。例示的な窓400は、一般に、任意のX線透過材料から形成されることができ、X線透過材料は、図1Aおよび1Bに関連して開示されたX線管100の真空収納容器110などの、X線管の真空容器内で真空を維持することも可能である。1つの例示的な実施形態では、窓400は、ベリリウム、チタン、ニッケル、炭素、シリコン、アルミニウム、2軸配向ポリエチレンテレフタレート、またはポリエチレンの少なくとも1つから形成されてもよい。
図2Eは、窓組立体200を形成するために、例示的な窓フレーム300に取り付けられた例示的な窓400の平面図である。図2Fは、図2Eの例示的な窓組立体200の側断面図である。例示的な窓400は、接着、ろう付け、機械的締め付け等の種々の方法で例示的な窓フレーム300に接合されることができる。1つの例示的な実施形態では、窓フレーム300に面する窓400の面402(図2Fを参照されたい)の少なくとも一部分は、導電性材料のコートでコーティングされてもよい。窓400の面402上の導電性材料のこのコートは、窓400と窓フレーム300との接合を改善する場合がある。導電性材料のコートは、限定はしないが、銅、ステンレス鋼、モリブデン、ベリリウム酸化物セラミック、またはそのある組合せを含んでもよい。
1つの例示的な実施形態では、窓400が接合される窓フレーム300の部分は、わずかに窪んでおり、それにより、窓400は、窓フレーム300の上部表面の残りの部分と同一平面になるか、または、残りの部分から窪む。
図2Eに開示するように、窓400は、窓フレーム300によって画定される開口部302を実質的に覆う。図2Eおよび2Fに開示するように、窓400と窓フレーム300の流体チャネル304との協働により、開口部302の一部分の周りに配置される流体通路202が画定される。流体通路202は、冷却流体を収容する大きさに作られ、収容するように構成される。1つの例示的な実施形態では、冷却流体は液体である。1つの例示的な実施形態では、非誘電性冷却流体は流体通路202内で使用されることができる。この例示的な実施形態では、流体通路202がX線管100の電気的に感度のある他の部分から電気絶縁されるため、非誘電性冷却流体が使用されてもよい。非誘電性冷却流体は、例えば、水、プロピレングリコール、または、それらの組合せであり得るが、それらに限定されない。別の例示的な実施形態では、誘電性冷却流体が流体通路202内で使用されることができる。誘電性冷却流体の例は、フルオロカーボンまたはシリコンベースオイルあるいは脱イオン水を含むが、それに限定されない。
図2Eに開示する例示的な実施形態では、流体通路202は、流入口204および流出口206を含む。図2Fに開示するように、流入口204および流出口206は、冷却流体が、流体通路202と窓フレーム300の表面との間で流れることを可能にすることができる。別の代替の実施形態では、流体通路202は、流入口204および流出口206、ならびに、追加の流入口や追加の流出口を含むことができる。さらに、流入口204や流出口206のサイズ、ロケーション、および向きは、図2Eに開示するものから変更してもよい。たとえば、流入口204や流出口206は、窓フレーム300の縁まで延びず、窓フレーム300と窓400によって画定される代わりに、窓フレーム300によってだけ画定されてもよい。流入口204や流出口206は、さらに、流入口204や流出口206が、他のX線管構造(図示せず)内で画定されるホースまたは流体通路などの、冷却システムの要素に結合することを可能にする付加的な構造(複数可)(図示せず)を含んでもよい。
図2Eおよび2Fに開示するように、流体通路202は、冷却流体が流体通路202に存在するとき、冷却流体が、窓400の面402および窓フレーム300と直接接触するように、配置され、その大きさに作られ、構成される。冷却流体と、窓400および窓フレーム300とのこの直接接触は、X線管動作中に発生する窓400および窓フレーム300の熱を消散させることができる。こうして、例示的な窓組立体200内の冷却流体は、窓400、窓フレーム300、および窓400と窓フレーム300との間の接合に対して、冷却作用があり、それにより、熱的誘導変形応力を低減できる可能性がある。
III.第2の例示的な液冷式X線管窓組立体
図1Aおよび1Bを参照し続けながら、図3Aを参照する。図3Aは、ハウジング102の代わりに図1Aおよび1BのX線管100において使用されることができる代替のX線管ハウジング102’を開示する。ハウジング102’とハウジング102との1つの差は、流入口102aおよび流出口102bを通して冷却流体を循環させるために、ホースまたは他の冷却システム要素(図示せず)が取り付けられることができる流入口102aおよび流出口102bを、ハウジング102’が含むことである。
図3B〜3Fを参照すると、第2の例示的な窓組立体200’が開示される。例示的な窓組立体200’は、例示的な窓フレーム300’および例示的な窓400’を含み、多くの点で、図1A〜2Fに開示した窓組立体200に類似する。したがって、窓組立体200’と窓組立体200とのいくつかの差について詳細に説明する。図3Bは、例示的な窓フレーム300’の平面図である。図3Cは、例示的な窓400’の平面図である。図3Dは、例示的な窓組立体200’の平面図である。図3Eは、例示的な窓組立体200’の底面図である。図3Fは、図3Eの例示的な窓組立体200’の側断面図である。
図3Bに開示するように、例示的な窓400’は、図1A〜2C、2E、および2Fの例示的な窓フレーム300と類似の外形形状、厚さを有することができ、類似の材料から形成されることができる。図3Bに開示されるように、例示的な窓フレーム300’は、図2Aの開口部302に対して類似の形態および機能を有することができる開口部302’を画定する。例示的な窓フレーム300’は、また、先に説明したように、例示的な窓400’が接合される(図3Dを参照されたい)ことができる窪んだ部分301’を含む。図3Cに開示するように、例示的な窓400’は、図1A、1B、および2D〜2Fの例示的な窓400と類似の外形形状、厚さを有することができ、類似の材料から形成されてもよく、類似の材料をコーティングされてもよい。図3Dに開示されるように、例示的な窓400’は、また、例示的な窓400が例示的な窓フレーム300に接合されるのと類似の方法で例示的な窓フレーム300’に接合されることができる。図3Dに開示されるように、窓400’は、窓フレーム300’によって画定される開口部302を実質的に覆う。
図3Eおよび3Fに開示するように、例示的な窓フレーム300’は、さらに、例示的な流体チャネル304’を画定する。例示的な流体チャネル304’は、一般に、開口部302’の一部分の周りに配置されるが、流体チャネル304’は、あるいは、図3Eに開示されるのに比べて、開口部302’のより多くの部分の周りに配置されることができる、または、より少ない部分の周りに配置されることができる。たとえば、流体チャネル304’は、あるいは、開口部302’を完全に囲むように、開口部302’の周りに一杯に配置されることができる。例示的な流体チャネル304’は、図2Bの流体チャネル304に対して類似の形態および機能を有することができるが、例示的な流体チャネル304’は、例示的な窓フレーム300’の側面まで一杯に延びないことが留意される。
図3Gに開示するように、例示的な窓フレーム300’が、図3Aのハウジング102’に取り付けられると、ハウジング102’と窓フレーム300’との協働により、開口部320’の一部分の周りに配置される流体通路202’が画定される。流体通路202’は、冷却流体を収容する大きさに作られ、収容するように構成される。1つの例示的な実施形態では、本明細書の別のところで開示するように、非誘電性冷却流体が、流体通路202’で使用されることができる。この例示的な実施形態では、流体通路202’がX線管100の電気的に感度のある他の部分から電気絶縁されるため、非誘電性冷却流体が使用されてもよい。別の例示的な実施形態では、本明細書の別のところで開示するように、誘電性冷却流体が、流体通路202’で使用されることができる。
図3Eに開示するように、流体通路202’は、図3Eに開示されるように構成され、配置された流入口204’および流出口206’を含む。図3Gに開示するように、例示的な窓フレーム300’が例示的なハウジング102’に取り付けられると、流入口204’および流出口206’は、それぞれ、ハウジング102’に画定された流入口102aおよび流出口102bに整列する。こうして、流入口204’および流出口206’は、冷却流体が、流体通路202’と、ハウジング102’に画定された流入口102aおよび流出口102bと、流入口102aおよび流出口102bに取り付けられた任意のホースまたは他の流体通路との間で流れることを可能にすることができる。流入口102a、流出口102b、流入口204’、流出口206’のサイズ、配置位置、および向きは、図3Aおよび3Eに開示されるものから変更してもよい。
図3E〜3Gに開示するように、流体通路202’は、冷却流体が流体通路202’に存在するとき、冷却流体が、窓フレーム300’およびハウジング102’と直接接触するように、配置され、その大きさに作られ、構成される。そのため、冷却流体と、窓フレーム300’およびハウジング102’との、この直接接触は、X線管動作中に発生する窓フレーム300’およびハウジング102’の熱を消散させることができる。同様に、例示的な窓400’は、例示的な窓フレーム300’に接合されるため、冷却流体が流体通路202’に存在するとき、例示的な窓400’は、冷却流体に熱連通する。窓フレーム300’による冷却流体と窓400’との熱連通は、X線管動作中に発生する窓400’の熱を消散させることができる。 こうして、例示的な窓組立体200’内の冷却流体は、窓フレーム300’、ハウジング102’、窓フレーム300’とハウジング102’との接合、窓400’、および窓400’と窓フレーム300’との接合に対して、冷却作用があり、それにより、熱的誘導変形応力を低減できる可能性がある。
1つの代替の実施形態では、流体チャネル304’は、図3Eの窓フレーム300’に形成される代わりに、図3Aのハウジング102’に形成されることができる。この代替の実施形態でも同様に、ハウジング102’と窓フレーム300’との協働により、流体通路202’が画定される。
別の代替の実施形態では、流体チャネル304’は、図3Aのハウジング102’内に部分的に形成され、窓フレーム300’内に部分的に形成されることができる。この代替の実施形態でも同様に、ハウジング102’と窓フレーム300’との協働により、流体通路202’が画定される。
IV.他の例示的な液冷式X線管窓組立体
1つの例示的な代替の実施形態では、窓組立体は、2つ以上の流体通路を含んでもよい。2つ以上の流体通路はそれぞれ、流入口および流出口を含む。この代替の実施形態の第1の例では、窓組立体は、窓と窓フレームとの間に流体通路の一部分を画定し、同様に、窓フレームとX線管のハウジングとの間に流体通路の一部分を画定してもよい。第2の例では、代替の窓組立体は、窓と窓フレームとの間に2つ以上の流体通路の一部分を画定してもよく、窓フレームとX線管のハウジングとの間に2つ以上の流体通路の一部分を画定してもよい。
別の例示的な代替の実施形態では、流体通路は、窓や窓フレームやX線管ハウジングのより多くの表面積を覆うことのできる種々の異なる構成を有してもよい。たとえば、流体通路は、窓フレーム内の開口部の縁に沿って平行に設ける代わりに、非直線状通路に沿って蛇行してもよく、この場合、冷却流体に直接接触する、窓や窓フレームやX線管ハウジングの表面積を増加させることができる。ハブ・スポーク形状通路、鉄道線路形状通路、ウェブ形状通路、またはハニカム形状通路などの他の通路が同様に可能である。
本明細書に開示される例示的な実施形態は、他の形態で具現化されてもよい。したがって、本明細書に開示される例示的な実施形態は、全ての点で例示的であるだけであり、制限的でないと考えられる。
例示的な窓組立体を有する例示的なX線管の斜視図である。 図1の例示的な窓組立体を有する例示的なX線管の部分斜視図である。 図1Aおよび1Bの例示的な窓組立体の第1の例示的な窓フレームの底面図である。 図2Aの例示的な窓フレームの平面図である。 図2Bの例示的な窓フレームの側断図である。 図1Aおよび1Bの例示的な窓組立体の例示的な窓の平面図である。 図2Aの例示的な窓フレームに取付けられた図2Dの例示的な窓の平面図である。 図2Eの例示的な窓および窓フレームの側断図である。 図1Aおよび1Bの例示的なX線管で使用されることができる代替の例示的なハウジングの斜視図である。 図3Aの例示的なハウジングと共に使用するための第2の例示的な窓フレームの平面図である。 図3Bの例示的な窓フレームと共に使用するための第2の例示的な窓フレームの平面図である。 図3Aの例示的なハウジングと共に使用するための第2の例示的な窓組立体の平面図である。 図3Dの例示的な窓組立体の底面図である。 図3Eの例示的な窓組立体の側断面図である。 図3Aの例示的なハウジングに取付けられた図3Eの例示的な窓組立体の側断面図である。

Claims (6)

  1. X線管窓組立体であって、
    開口部を画定するX線管窓フレームと、
    前記X線管窓フレームに取り付けられるように構成されたX線管窓とを備え、
    前記X線管窓フレームに取り付けられた前記X線管窓は、前記X線管窓フレームによって画定される前記開口部を実質的に覆うとともに、前記X線管窓フレームに取り付けられた前記X線管窓と前記X線管窓フレームとの協働により、前記開口部の少なくとも一部分の周りに配置される、流入口と流出口とを含む流体通路が画定される、X線管窓組立体。
  2. 前記X線管窓は、ベリリウム、チタン、ニッケル、炭素、シリコン、アルミニウム、2軸配向ポリエチレンテレフタレート、またはポリエチレンのうち、少なくとも1つからなる請求項1に記載のX線管窓組立体。
  3. 前記X線管窓は、前記流体通路に面する前記X線管窓の表面上に導電性材料のコートをさらに備え、前記コートは、銅、ステンレス鋼、モリブデン、またはベリリウム酸化物セラミックのうち、少なくとも1つからなる請求項2に記載のX線管窓組立体。
  4. 前記X線管窓は、前記X線管窓フレームにろう付けされる請求項1に記載のX線管窓組立体。
  5. 前記流体通路に配置される非誘電性冷却流体をさらに含み、前記非誘電性冷却流体は、水またはプロピレングリコールのうち、少なくとも1つを含む請求項1に記載のX線管窓組立体。
  6. 真空収納容器と、
    前記真空収納容器内に少なくとも部分的に配置される陽極と、
    前記真空収納容器内に少なくとも部分的に配置される陰極と、
    前記真空収納容器に取り付けられた請求項1に記載されるX線管窓組立体とを備えるX線管
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