JPS6069145A - オレフィン系重合体組成物の熱成形用シート - Google Patents

オレフィン系重合体組成物の熱成形用シート

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JPS6069145A
JPS6069145A JP17707883A JP17707883A JPS6069145A JP S6069145 A JPS6069145 A JP S6069145A JP 17707883 A JP17707883 A JP 17707883A JP 17707883 A JP17707883 A JP 17707883A JP S6069145 A JPS6069145 A JP S6069145A
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Hideki Uchiumi
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [1] 発明の目的 本発明は特殊な形状を有する無機充填剤を含有する剛性
のすぐれた熱成形用オレフィン系重合体組成物に関する
。さらにくわしくは、(A>オレフィン系重合体および
(B)無機充填剤からなる組成物であり、組成物中に占
める無機充填剤の組1!Ill;t 1〜4011M’
!+1’アl)、ヵ、っ該□’15 It 711の粒
度が中心粒度で0.5〜5.0ミクロンであり、さらに
粒度分布を数平均に対する重量平均で表わすと1.0〜
5.0の範囲であり、また粒子形状は長径と短径との比
率で1.0〜4.0である熱成形用オレフィン系重合体
組成物に関するものであり、剛性が良好であり、かつ熱
成形(すなわち、真空成形および圧空成形)に適するオ
レフィン系重合体組成物を提供することを目的とするも
のである。
[1F] 発明の背景 オレフィン系重合体(特に、プロピレン系重合体)は、
剛性が高いABS樹脂(アクリロニトリルーブタジエナ
ンスチレン三元共重合樹脂)の代替物としてタルク、炭
酸カルシウム、硫酸バリウムおよびマイカのごとき無機
充填剤を強化剤として複合化された組成物が広く使用さ
れている。このように複合化された組成物は主として射
出成形材料として利用されているが、射出成形では成形
が困難な製品を製造するために真空成形法あるいは圧空
成形法で製造する場合には適合する組成物は少ない。こ
のことは、無機充填剤の添加量を上げて剛性の向上を企
てることにより解決することができることが考えられる
が、ドローダウンの悪化にともない成形作業範囲が狭く
なり、偏肉が大きくなるために自ずから無機充填剤の添
加量が限定されるので剛性率が高い組成物を得ることが
困難となる。これに対して射出成形法では、多量に無機
充填剤を添加させることによる成形性の低下を改善する
ために流動性の高いオレフィン系重合体を採用すること
、成形温度を上昇させることによって充分改善すること
が可能である。一方、真空成形および圧空成形では、材
料として使われる゛重合体の性質そのものが成形条件を
大きく左右するために一般的に使用されていない要因に
なっている。特に、無機充填剤が高充填され易いプロピ
レン系重合体は溶融時の粘度変化が大きく、真空成形ま
たは圧空成形をするざいにドローダウンの極端な変化と
して現われることによって成形範囲が狭くなっている。
これに加えて、剛性を向上させるために無機充填剤の添
加量を増加させるにともないドローダウンは低下し、真
空成形および圧空成形の材料としては不適当である。こ
の点を改善する試みがなされているが、剛性が高く、か
つ充分溝2し得る熱成形性を有する材料は現実にはいま
だ開発されていない。
これらのことから、無機充填剤の添加量を低減し、かつ
剛性を保持するために無機充填剤にヂタンブチラート、
チタンプロピラード、ケイ酸エチルおよびケイ酸ブチル
のごとき処理剤を用いて表明処理を行ない、樹脂と無機
充填剤との界面接着強度を改良することが提案されてい
る。しかしながら、これらの処理剤は通常高価であるの
みならず、作業が煩雑であり、さらに処理剤の使用鰻を
増加させることは得られる組成物(複合材)の物性を低
下させることが多く、これらの使用範囲が限られること
が現実である。
[111] 発明の構成 以上のことから、本発明者らは、成形材料として無機充
填剤の添加量が少なく、かつ剛性が高い3− 熱成形用オレフィン系重合体組成物を得ることについて
種々探索した結果、 (A)オレフィン系重合体 および (B)無機充填剤 からなる組成物であり、組成物中に占める無機充填剤の
組成割合は1〜40重量%であり、かつ該無機充填剤の
粒度は中心粒度で0.5〜5.0ミクロンであり、さら
に粒度分布を数平均に対する重量平均で表わすと1.0
〜5.0の範囲であり、また粒子形状は長径と短径との
比で1.0〜4.0である熱成形用オレフィン系重合体
組成物が、無機充填剤の添加量が比較的に少ないのにも
かかわらず、剛性が高い組成物であることを見出し、本
発明に到達した。
[IV] 発明の効果 本発明によって得られるオレフィン系重合体組成物は下
記のごとき効果(特徴)を発揮する。
(1) 剛性がすぐれているばかりでなく、その他の機
械的強度[たとえば、曲げ強度、低1(−20’C)4
− における耐衝撃性]についても良好である。
(2)用いられる無機充填剤が前記のごとき処理剤を使
って表面処理をしないものも使用可能であるために製造
コストの点で有利である。
(3) 射出成形法では成形し難い薄肉で投影面積が大
きい製品でも真空成形法または圧空成形法によって容易
に製造することが可能である。
本発明によって得られる熱成形用オレフィン系重合体組
成物は以上のごとき効果を発揮するために多方面にわた
って利用することができる。代表的な用途として、冷蔵
庫のドアライナーおよびインナーボックスのように剛性
が高く、かつ耐クリープが要求される薄肉の成形物なら
びに耐寒強度および耐熱強度が要求される自動車のカー
クーラーケースおよびコンソールボックスのごとぎ成形
物があげられる。
このような真空成形または圧空成形によって得られる製
品は従来ABS樹脂やポリスチレン(PS)が主として
用いられており、いずれも製品が薄肉であるため剛性お
よび耐衝撃性が要望されている。とりわけ、耐衝撃性は
かならずしも充分ではないが、その成形性が良好なため
に用いられている。そのために製品の用途範囲が限定さ
れている。しかし、ポリプロピレンをはじめとするオレ
フィン系重合体は融点が160℃と高いために熱変形温
度はABS樹脂やPSに比べて高く、かつ剛性を向上す
るために充填剤を添加させることによって熱変形温度を
さらに高めることができるのみならず、充填剤を添加さ
せたとしても、ABS樹脂やPSに比べて低温における
耐衝撃性がすぐれている。したがってこれらの特徴を活
かして、種々の工業部品材料の分野において材料コスト
が低いことも含めて用途分野を大きく拡大することが期
待できる。
[V] 発明の詳細な説明 (A) オレフィン系重合体 本発明において用いられるオレフィン系重合体としては
、エチレンの単独重合体、プロピレンの単独重合体、エ
チレンとプロピレンとのランダムまたはブロック共重合
体ならびにエチレンおよび/またはプロピレンと炭素数
が多くとも12個の伯のα−オレフィンとのランダムま
たはブロック共重合体(α−オレフィンの共重合割合は
多くとも20重量%)があげられる。これらのオレフィ
ン系重合体のメルトインデックス(J I S ’ K
 167e。
にしたがい、温度が190℃および荷重が2.16 h
gの条件で測定、以下rM、1.と云う)またはメルト
フローインデックス(Jts K−6758にしたがい
、温度が230℃および荷重が2.16 k(lの条件
で測定、以下rMFIJと云う)が0.01〜100g
/10分のものが好ましく、とりわけ0.01〜80g
/10分のものが好適である。M、1.またはMFIが
o、oo1g/ 10分未満のオレフィン系重合体を使
用するならば、得られる組成物がよくないのみならず、
後記の溶融混線性が悪いために均一状の組成物を得るこ
とが困難となる。一方、100g/10分を越えたオレ
フィン系重合体を用いるならば、溶融混線性および成形
性はすぐれているが、得られる成形物の機械的特性がよ
くない。
また、低密度(0,900g/cm3 )ないし高密度
7− (0,980g/cm3 )のエチレン単独重合体、゛
プロピレン単独重合体、エチレンとプロピレンとのラン
ダムまたはブロック共重合体ならびにエチレンまたはプ
ロピレンと他のα−オレフィンとのランダムまたはブロ
ック共重合体が望ましい。
これらのオレフィン系重合体は遷移金属化合物(たとえ
ば、チタン含有化合物)または担体(たとえば、マグネ
シウム化合物、その処理物)に遷移金属化合物を担持さ
せることによって得られる担体担持触媒と助触媒として
有機金属化合物(たとえば、有機アルミニウム化合物)
を用いて得られる触媒系(いわゆるチーグラー触媒)、
担体(たとえば、シリカ)にクロームの化合物など(た
とえば、酸化クローム)を担持させることにすることに
よって得られる。
(B) 無機充填剤 また、本発明において使用される無機充填剤は、その粒
度は沈降法によるストークス径で重量積算8− 法により荒い粒度から積算して50重量%の粒径を中心
粒度(以下rDsoJと云う)として、0.5〜5.0
ミクロンであり、0.5〜4.5ミクロンのものが好ま
しく、特に0.5〜4.0ミクロンのものが好適である
。Dsoが0.5ミクロン未満の無機充填剤を使用する
ならば、得られる組成物を製造するさいに無機充填剤の
凝集力が大きくなり、充填剤の分散が悪くなるために剛
性の低下がみられる。一方、Dsoが5.0ミクロンを
越えた無機充填剤を用いると、得られる組成物の剛性(
曲げ弾性率)が低いばかりでなく、曲げ強度もよくない
。さらに、粒度分布は数平均(以下rDsJと云う)に
対する重最平均(以下rDNJと云う)で表わすと(す
なわち、Dw /DN )は1.0〜5.0の範囲であ
り、1.0〜4.5のものが望ましく、とりわけ1.0
〜4.0のものが好適である。DW/DNが5.0を越
えた無機充填剤を使うならば、得られる組成物の剛性が
低いために好ましくない。また、粒子形状は顕微鏡写真
において500粒以上の長径(以下「D+」と云う)と
短径(以下rDs Jと云う)との比(D會/Ds )
は1.0〜4.0であり、1.0〜3.5のものが好ま
しく、特に1.0〜3.0のものが好適である。D′!
j1/D8が4.0を越えたものを用いると、混線によ
って組成物を製造するさいに混線性がよくない。さらに
、混線(300℃以下)時において脱水、脱炭酸のごと
く分解しないものが好適である。また、酸素および水と
反応しないものが望ましい。該無機充填剤の代表例とし
ては、鉄、鉛、銅、アルミニウムおよびニッケルのごと
き金属、これらの金属ならびにマグネシウム、カルシウ
ム、バリウム、亜鉛、ジルコニウム、モリブデン、ケイ
素、アンチモンおよびチタンなどの金属の酸化物、その
水和物(水酸化物)、硫酸塩、炭酸鉛およびケイ素塩の
ごとき化合物、これらの複塩ならびにこれらの混合物に
大別される。
本発明において用いられる無機充填剤の代表例としては
、前記の金属、酸化アルミニウム(アルミナ)、酸化マ
グネシウム(マグネシア)、水酸化マグネシウム、酸化
亜鉛(亜鉛茸)、鉛丹および鉛白のごとき鉛の酸化物、
炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、塩基性炭酸マグネ
シウム、ホワイトカーボン、タルり、マイカ、ガラス粉
末、クレフ ー、硅凍土、シラスバルーン、タライアッシュ、シリカ
、ワラストナイト、酸化鉄、酸化アンチモン、酸化チタ
ン(チタニア)、リトポン、軽石粉、硫酸アルミニウム
、硫酸カルシウム(石膏など)、硅酸ジルコニウム、酸
化ジルコニウム、炭酸バリウム、硫酸バリウム、ドロマ
イト、二硫化モリブデンおよび砂鉄があげられる。さら
に、グラファイトも好んで用いることができる。これら
の無機充填剤のなかでも、前記のDSO1Dw/r)N
およびo智10s、7)範囲外。f、、□よ、粉砕な、
。手段によって調整しなければならない。
(C) 組成割合 本発明の組成物を製造するあたり、組成物中に占める無
機充填剤の組成割合は1〜40重量%であり、2〜40
重量%が望ましく、とりわけ5〜40重量%が好適であ
る(すなわち、オレフィン系重合体の組成割合は99〜
60重量%であり、98〜60重量%が好ましく、特に
95〜60重量%が好適である)。
11− 組成物中に占める無機充填剤の組成割合が1重量%未満
では、得られる組成物の剛性が低いために好ましくない
、。一方、40重量%を越えるならば、得られる組成物
の耐寒衝撃性が著しく低いために望ましくない。
本発明の組成物を製造するにあたり、オレフィン系重合
体および無機充填剤はそれぞれ一種のみ使用してもよく
、二種以上併用してもよい。とりわけ、融点の異なる結
晶性オレフィン系重合体を併用するならば、溶融後の粘
度の湿度依存性が小さくなるため、これによって作業範
囲が広くなるために好都合である。その上、成形後の冷
却同化の過程において異なる融点あるいは軟化点を有す
るオレフィン系重合体を用いることは成形によって発生
する歪を解放しやすいのみならず、面積の大きな製品(
成形物)にはツイストやソリの発生が抑制されるなどの
利点がある。この場合、オレフィン系重合体の合計量中
に占める融点の低い結晶性オレフィン系重合体の組成割
合は多くとも60重量%であり、特に5〜55重量%の
場合がこれら12− の効果を発揮する。
(D) 組成物の製造 本発明の熱成形用オレフィン系重合体組成物を製造する
には、オレフィン系重合体および無機充填剤を前記の組
成割合の範囲内になるように均一に混合すればよい。こ
の組成物を製造するにあたり、組成成分の一部をあらか
じめ混合していわゆるマスターバッチを製造し、このマ
スターバッチと残りの組成成分とを製造して前記の組成
割合になるように組成物を製造してもよい。
また、該組成物はオレフィン系重合体および無機充填剤
からなるものでもよいが、混合物の使用目的に応じてこ
れらの組成成分にさらに、酸素、熱および紫外線に対す
る安定剤、金属劣化防止剤、難燃化剤、着色剤、電気的
特性改良剤、帯電防止剤、滑剤、加工性改良剤および粘
着性改良剤のごとき添加剤を本発明の組成物が有する特
性をそこなわない範囲であるならば混合してもよい。
この組成物を製造するには、オレフィン系重合体の業界
において一般に使われているヘンシエルミキサーのごと
き混合機を使ってトライブレンドしてもよく、バンバリ
ーミキサ−、ニーダ−、ロールミルおよびスクリュ一式
押出機のごとき混合機を用いて溶融混練することによっ
て製造することもできる。このさい、あらかじめトライ
ブレンドし、得られる混合物をさらに溶融混練すること
によって一層均一な組成物を得ることができる。
以上の溶融混練りの場合でも後記の成形の場合でも、高
い温度で実施すると、オレフィン系重合体が劣化するこ
とがある。しかし、使用されるオレフィン系重合体の融
点以上で実施する必要がある。したがって、溶融混練り
および成形は用いられるオレフィン系重合体の種類によ
って異なるが、一般には160〜300℃の湿痕範囲に
おいて実施される。
(E) 成形物の製造 以上のようにして得られる組成物を用いて成形物を製造
するにあたり、真空成形では、成形物の原材料であるあ
らかじめ製造した原反シートを鉄製のワクあるいは爪状
のもので固定し、ハンドリングしやすいような冶具に装
置し、これを上下に配列したセラミックスヒーターまた
はシーズ線のヒーターで加熱できる装置に引込み、加熱
する。
シートは加熱によって溶融を開始するが、そのさいシー
トの垂れは一度垂れてから加熱を続けると、シートを押
えているワタの中で張る。この張る現象のみられるとき
が一層シートの成形のタイミングとしては成形物にシワ
や偏肉の発生しない良好な加熱状態である。このとき、
シートワクを引ぎ出し、金型の上部に置き、金型側から
一気圧の減圧下で真空成形を行なうことによって目的と
する成形物が得られる。ついで、風または水スプレーに
よって冷却を行ない、離型し製品が得られる。
一方、圧空成形では、成形しやすくなったシートを金型
の上部に引き出し、シートの上方から圧空のためのチャ
ンバー(箱)をかぶせて、3〜5気圧の圧力で金型側に
シートを押しつけるとともに金型をつき上げることによ
って成形物を得ることができる。
なお、いずれの成形法でも、プロピレンを生成15− 分とするプロピレン系重合体では、表面温度が165〜
175℃が最適温度であり、エチレンを主成分とするエ
チレン系重合体では、表面温度が125〜145℃が好
適温度である。
[VI] 実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、アイゾツト衝撃強
はASTM D−256にしたがい、温度が一20℃の
条件で測定した。また、剛性の測定は曲げ弾性率にて行
ない、ASTM D−790にしたがって測定した。融
点はDSC法により測定し、溶融終了点を融点とした。
なお、実施例および比較例において使ったオレフィン系
重合体および無機充填剤の物性を下記に示す。
[(A)オレフィン系重合体] オレフィン系重合体として、非晶性エチレン−プロピレ
ン共重合体を19重量%を含むプロピレン−エチレンブ
ロック共重合体[M F T 1,8g/1016− 分、融点168℃、非晶性エチレン−プロピレン共重合
体中のエチレン含有量55重量%、以下1”PP(1)
と云う]、プロピレン単独重合体[MFIo、709/
10分、融点168℃、以下rPP (2)と云う1お
よび密度がoJeog/Cm3である^密度ポリエチレ
ン(M、t、0.29/10分、融点137℃、以下r
HDPEJと云う)を使用した。
[(B)無機充填剤] 無機充填剤として、市販のタルク、グラファイトおよび
炭酸カルシウムを粉砕機(ボールミル)を使って粉砕し
、得られた粉砕物をそれぞれ風力分級機(ミクロンセパ
レーター)を用いて分級することによって調整されたも
のを使った。なお、このようにして得られた無機充填剤
のD so s D N/。w、Df/DSおよ、無機
充填、j工□第1表に示す。
(以下余白) 1)!フロン 実施例1〜16、比較例1〜12 第2表にそれぞれの配合量が示されるオレフィン系重合
体および無機充填剤ならびに抗酸化剤として0.05重
量部の2.6−ジー第三級−ブチル−p−クレゾールを
ヘンシェルミキサーを使用してそれぞれ1分間よく混合
した。得られた各混合物を二輪の連続ミキサー(押出機
)を用いて樹脂温度が230℃を越えないように温度を
設定して混練しながらペレットを製造した。このように
して得られたベレット(組成物)を径が65+nmのス
クリューを有するTダイの幅が1100mmのシート成
形機を使って樹脂温度が230℃において厚さが1.5
111I11のシートを押出した後、シートの両端をト
リミングして幅が800++m 、長さが1600+l
In+および厚さが1.5m111のシートを成形した
このようにして得られた各シートを175℃(シートの
表面温度)の条件で円錐台(底′向の直径4001、上
面の直径5011高さ60.5cm)の形状をした雌型
を使用して真空成形を行ない、成形物を製造した。得ら
れた成形物の深絞りによる偏肉の度合をみるために元の
原反の厚みをdoとし、フランジから測定場所までの距
離を!LXsその位置での成形厚みをdxとすると、(
dx/do)とlxとの関係をとる。dx/doとLx
の勾配は負となり、その傾きの絶対値が大きい程、偏肉
は大きい。円錐台の形状ではいずれも単調減少のdx/
do”Jtの関係は認められる。ここではfixを一番
薄肉になる円錐台上部の周囲の位置に決めてdx/d0
の値をもって偏肉性の評価を行なった。
第2表にdx/doが0.5を越えるものを優(◎)、
0.3〜0.5のものを良(0)、0.2〜0.3のも
のを可(Δ)、0.2未満のものを不可(X)として表
わす。さらに、23℃における曲げ弾性率、曲げ強度お
よび一20℃におけるアイゾツト衝撃強度(ノツチ付)
の測定を行なった。それらの結果を第2表に示す。
(以下余白) −22− 以上の実施例および比較例の結果から、本発明によって
得られる組成物を熱成形(たとえば、真空成形)した場
合、下記のごとき効果を発揮することは明らかである。
(1)ABS樹脂を上層る曲げ弾性率を発揮するにもか
かわらず、低温(−20℃)における衝撃強度もすぐれ
ている。これに対し、粒径が大きい無機充填剤、広い粒
度分布(DW /DNが大きい)を有する無機充填剤お
よび粒子が不揃い(Djl /Dsが大きい)の無機充
填剤を用いると、いずれの場合でも、成形性、曲げ強度
、剛性(曲げ弾性率)のうち、少なくともいずれかがよ
くない。
(2) 本発明の組成割合の範囲内では、種々の機械的
強度および成形性は良好であるが、この範囲を逸脱する
と、成形性がよくないのみならず、衝撃強度についても
低い。
(3) オレフィン系重合体としてPP(1)あるいは
)IDPEをそれぞれ単独で用いると、PP(1)単独
では溶融時の粘度変化が大きいために成形性は満足すべ
きものではなく、一方HDPE単独では)IDPEの粘
度が高いために無機充填剤の分散性が悪く、剛性が上ら
ないばかりか、組成物が不均一なために偏肉がみられる
特 許 出願人 昭和電工株式会社 代理人 弁理士 菊 地 精 −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A) オレフィン系重合体 および (B) 無機充填剤 からなる組成物であり、組成物中に占める無機充填剤の
    組成割合は1〜40重量%であり、かつ該無機充填剤の
    粒度は中心粒度で0.5〜5.0ミクロンであり、さら
    に粒度は分布を数平均に対する重量平均で表わすと1.
    0〜5.0の範囲であり、また粒子形状は長径と短径と
    の比で1.0〜4.0である熱成形用オレフィン系重合
    体組成物。
JP17707883A 1983-09-27 1983-09-27 オレフィン系重合体組成物の熱成形用シート Granted JPS6069145A (ja)

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