JPS60690Y2 - 瓶ストツカ−における脱落防止装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は瓶入り商品の自動販売機などの瓶ストッカー
に関するものである。

このような瓶ストッカーは左右の側壁間に横向きにした
瓶を１列に積上げ、下端の払出し機構により最下端の瓶
から１個づつ払出すようになっている。

また、上記のような瓶ストッカーへの瓶の供給は左右の
側板の前縁間の開口から横向きにした瓶を入れていくも
のであるが、瓶の形状によっては上の瓶が次第に前下り
となり、前方へ滑り落ちるおそれがでてくる。

この考案は上記のような瓶の滑り落ちを防止するため、
ストッカーの前部に瓶のそう入は許容し、瓶の前方脱落
は阻止する開閉自在のストッパを設けた脱落防止装置を
提供するものである。

以下にこの考案の詳細を添附図面に基づいて説明する。

図においてＡは瓶ストッカーで左右の側壁１と、この両
側壁１の後端間を連結する後壁２とからなっている。

また、図示省略しであるが、このストッカーＡの下端に
は、払出し信号を受けて、最下段の瓶を払出す払出し機
構が設けである。

３はストッパで、左右の側壁１の前縁に軸４により回動
自在に取付けたものである。

このストッパ３は側壁の前縁を内側へ屈曲して形成した
受縁５により受けられているから、後方へは第３図の鎖
線のように自由に回動するが、前方へは直角以上に回ら
ない。

また、このストッパ３にはバネ６によって前方への回動
力を附与する。

また、上記の両ストッパ３は後方へ回ったとき、瓶７が
入るに十分な開口が生じ、受縁に当ったときは瓶７が落
ちない程度となるようにし、かつストッカーＡ内に積上
げる瓶７の１本毎、または２本毎、あるいは３本毎など
に分割してそれぞれ別個に開閉するようにしであるが、
あまり、多くの瓶毎に分割すると、瓶の供給が困難にな
る。

なお、図示例ではストッパ３が左右一対となっているが
、片側でもよい。

この考案は上記の構造であり、ストッカＡへの瓶の供給
にさいしては第３図の鎖線のようにストッパ３がバネ６
に抗して後方に回動し、左右の側板１間に入り、瓶７が
ストッパ３間を通過すると、ストッパ３はバネ６により
元に戻る。

こうして次々と瓶７をストッカーＡ内に供給していくに
従って第１図のように瓶７が前下りになって前方へずり
落ちょうとするが、ストッパ３があるため、瓶７がこれ
で受けられて、脱落が防止される。

この考案は上記のようにストッカーＡの両側壁。

の前縁に回動自在のストッパ３を設けただけのきわめて
簡単な構造によって瓶７の供給は支障なく行え、供給後
の瓶７の脱落は防止し得る実用的な脱落防止装置が得ら
れるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案を実施した類ストッカーの一部を示す
縦断側面図、第２図は同上の横断平面図、第３図は要部
の拡大横断平面図である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 左右の側壁の前縁間の開口から、左右の側壁間に瓶を横
   向きにして供給し、積上げるようにした瓶ストッカにお
   いて、側壁の前縁に、後方へは自由に回動し、前方へは
   バネにより瓶係止位置まで回動して止められる開閉自在
   のストッパを設けた瓶ストッカーにおける脱落防止装置
   。