JPS6068937A - ポリカ−ボネ−ト表面硬化成形体 - Google Patents

ポリカ−ボネ−ト表面硬化成形体

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JPS6068937A
JPS6068937A JP58176997A JP17699783A JPS6068937A JP S6068937 A JPS6068937 A JP S6068937A JP 58176997 A JP58176997 A JP 58176997A JP 17699783 A JP17699783 A JP 17699783A JP S6068937 A JPS6068937 A JP S6068937A
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JP
Japan
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polycarbonate
molded
molded article
molding
silicone
Prior art date
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Pending
Application number
JP58176997A
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English (en)
Inventor
進一 小出
隆義 田中
原 公一
井ノ口 隆夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Idemitsu Petrochemical Co Ltd filed Critical Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は表面硬化処理を施したポリカーボネート成形体
に関し、更に詳しくは、耐衝撃性、耐擦過性、耐摩耗性
、耐熱性に優れたポリカーボネート表面硬化成形体に関
する。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
最近、自動車、二輪車などの生産分野では、省エネルギ
ーの観点からそれらの軽量化努力が払われており、それ
に伴ないサンルーフ、リヤウィンド、サイドウィンドな
どを従来のガラスに代えてプラスチック化することが促
進されている。
このようガガラス代替品としては、透明性。
耐衝撃性2寸法安定性に優れるという理由から、ポリカ
ーボネート成形体が有望視されている。
ただし、その場合、外観保獲の観点からして用いるポリ
カーボネート成形体の表面に耐擦過性を付与することが
必須となる。
ポリカーボネート成形体の表面に耐擦過性を付与する方
法は種々提案されている。その多くは、ポリカーボネー
ト成形体の表面に各種の表面硬化剤を用いて表面硬化処
理を施すという方法である。
しかしながら、従来提案されている方法は、ポリカーボ
ネート樹脂自体の性質、その成形方法2表面硬化剤の選
択、とれらの組合わせなどについての充分な検討を踏ま
えたものではなく、そのため、耐擦過性、耐衝撃性、そ
して生産性等に優れたポリカーボネート成形体が得られ
ていないというのが現状である。
すなわち、例えばポリカーボネートの射出成形品の場合
、機械的強度が小さく成形歪が残留しているので、その
表面硬化時に用いる溶剤によってソルベントクランクが
発生したり、また表面硬化処理後の耐熱試験でも短時間
でクラックが発生する。また、シート成形品又はシート
成形品に熱曲げ加工を施したものは、その形状が制限さ
れて汎用性に欠け、しかも成形時の生産性も低いという
問題がある。
〔発明の目的〕
本発明は、耐擦過性、耐衝撃性に優れ、ガラス代替の成
形体として有用なポリカーボネート成形体の提供を目的
とする。
〔発明の概要〕
本発明者らは上記した目的を達成すべく鋭意研究を重ね
た結果、原料として所定分子量のポリカーボネートを用
い、成形方法として射出圧縮成形法を適用し、かつ、表
面硬化剤として後述するシリコーン系硬化剤を用いると
上記目的を充分に達成し得るとの事実を見出し、本発明
のポリカーボネート表面硬化成形体を開発するに到った
すなわち、本発明のポリカーボネート表面硬 ′化成形
体は、粘度平均分子量20000〜35000のポリカ
ーボネート射出圧縮成形体の表面が、シリコーン系硬化
剤の硬化皮膜で被覆されていることをtf!j徴とする
まず、基材のポリカーボネートとしては粘度平均分子量
20000〜35000のものが用いられる。好ましく
は、23000〜30000である。粘度平均分子量が
20000未満の場合には得られた成形体の耐匈撃性が
低下し、逆に35000を超えると流動性が低下して成
形時にフローマークが発生し、しかも全体の均一性の保
持が困難となる。
本発明にあっては、上記したポリカーボネートを射出圧
縮成形して平板1曲り板など各種形状の成形体とする。
ここで適用する射出圧縮成形法とは、射出成形法と圧縮
成形法のいわばハイブリッドで・具体的には、ポジティ
ブ型の金型を用い、金型の間を前もって少し開いておく
か、又は弱い型締力で閉じておき、ここに溶融したポリ
カーボネートを射出、注入した後、金型の型締力を増大
させて圧縮成形するという方法である。
本発明の成形体は、以上のようにして成形されたポリカ
ーボネート射出圧縮成形体に次のような表面硬化処理を
施し、表面を硬化皮膜で被覆して形成される。
まず、本発明で用いる表面硬化剤はシリコーン系硬化剤
である。このシリコーン系硬化剤としては、例えば、ア
ルキルトリアルコキシシラン、テトラアルコキシシラン
、エポキシシラン。
アミノシランのようなシラン化合物若しくはそれらの加
水分解物;上記化合物若しくは加水分解物にコロイダル
シリカ、シランカップリング剤、各種の界面活性剤を配
合してなるものをあげることができる。とくに次のもの
は好ましい。
すなわち、次式: Rn5iO4−n (式中、Rは=
7− メチル基、フェニル基の少なくとも1種を表わし、nは
1.0〜1.7の数を表わす)で示され、かつその平均
分子量が300〜2000の範囲内にあるシリコーン樹
脂40〜98重量%、好ましくは55〜90重量%と、
平均粒径1〜150mμ。
好ましくは5〜50mμのコロイダルシリカ60〜2重
量%、好ましくは45〜10重量%とから成るシリコー
ン系硬化剤である。
これらのシリコーン系硬化剤は溶剤で適宜に稀釈して使
用される。用いる溶剤としては、トルエン、キシレンな
どの芳香族系のもの;ブチルフル:+−/l/ 、 イ
ア フロビルアルコール、エチレングリコールモノエテ
ルエーテル コール系のものがあげられる。
ポリカーボネート射出圧縮成形体には、上記したシリコ
ーン系硬化剤を用いて常法にしたがい表面硬化処理が施
される。
まず、成形体の表面に付着する異物,油等を除去するた
めに脱脂・洗浄処理を施す。なお・通常は、この脱脂・
洗浄処理に先立って成形時の成形歪を除去してソルベン
トクランクを防止するためにアニーリング処理が必須の
ものとして施されるが、本発明の場合にはこのアニgン
グ処理は不要である。
ついで、シリコーン系、アクリル系処理剤又はこれらの
混合物を用いて公知の方法でブライマーコーティング処
理が施されたのち、風乾工程に移される。風乾は、相対
湿度35〜50%の清浄な環境下で表面がタックフリー
となるまで、温度80〜120Cで30〜90分間行な
うことが好ましい。
風乾後、ディップコーティング法、フローコーティング
法などの方法で上記したシリコーン系硬化剤を用いてト
ップコーティング処理を施す。このときの塗膜の厚みは
1〜10μm、好ましくは2〜8μ?nである。
ついで再び風乾工程に移したのち、80〜120Cの温
度で1時間程度加熱してシリコーン系硬化剤を硬化して
本発明の成形体とする。
この硬化工程では、シリコーン系硬化剤の分子中のシラ
ノール基同士の脱水縮合反応が進行してシロキサン結合
が形成されて、ポリカーボネート射出圧縮成形体の表面
が有機基の少ない緻密ガ架橋構造のガラスに似た分子構
造を有する硬化皮膜で被膜されることになる。
〔発明の実施例〕
実施例1〜4 下表に示した粘度平均分子Mを有するポリカーボネート
を、射出部の温度330c、金型温度100Cの条件で
金型内に射出注入して充填し、その後金型を動かして5
00トンの圧力で圧縮したまま40秒間冷却して、曲面
形状の射出圧縮成形体を得た。この成形体の投影面積は
525 cm2(縦15 cm +横35cm>で、そ
の厚みは2.5mであった。
ついで、これら成形体に常法通りに脱脂洗浄。
ブライマーコーティング、風乾の各処理を順次節したの
ち、この表面K、式: R1,; 5iOz、25C式
中、Rはメチル基とフェニル基で、メチル基/フェニル
基=1.5である)で示される平均分子量1200のシ
リコーン樹脂80重量係と平均粒径20 mliのコロ
イダルシリカ20重量%とから成るシリコーン系硬化剤
をエチレングリコールモノエチルエーテルとブチルアル
コールとの混合溶剤で稀釈した液(不揮発分21%)で
トップコーティング処理を施した。その後、風乾し10
0Cで60分間硬化処理を施した。硬化皮膜の厚みは5
μmであった。
また、比較のために、粘度平均分子量が18500のポ
リカーボネートを用いて実施例と同様の方法で表面硬化
成形体を製造してこれを比較例1とし、また上記の射出
圧縮成形法に代えて射出成形法を適用したことを除いて
は上記実施例と同様にして表面硬化成形体を製造しこれ
らを比較例2,3とした。
得られたそれぞれの表面硬化成形体につき、エツジ部落
球衝撃試験、落砂摩耗試験、耐熱性試験を行ない、あわ
せて外観を観察した。以上の結果を一括して表に示した
。なお、上記の各試験法は以下のとおシであった。
エツジ部落球衝撃試験: 表面硬化成形体のエツジ部を上に向け、このエツジ部に
80cmの高さから重さ3 kgO鋼琢を落下させ、そ
の時の破壊状態を目視する方法。環境温度は一30Cで
あった。
落砂摩耗試験: ASTM D−673−70に準拠し、落砂量2000
りのときのヘーズ(ASTM D−1003−61)を
示す。
耐熱性試験: 表面硬化成形体を120Cのギヤオープン中に入れ、4
時間後に取り出し、そのときの表面クラックの有無を目
視するという方法で行なった。
実施例5 シリコーン系硬化剤が、式: R1,3S i 01.
35 (式中、Rはメチル基とフェニル基を表わし、メ
チル基/フェニル基=0.6である)で示される平均分
子量900のシリコーン樹脂60重量%と平均粒径15
 mμのコロイダルシリカ40重量係とから成るもので
あったことを除いては、実施例1〜4と同様にしてポリ
カーボネート表面硬化成形体を製造した。各試験の結果
は実施例1〜4の場合と同様であった。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らか々ように、本発明のポリカーボネー
ト表面硬化成形体は、■耐衝撃性が優れ、■耐擦過性、
耐摩耗性が優れ、■耐熱性。
耐溶剤性が優れ、■外観も良好であり、また、その製造
工程では、■従来は通常必須であったアニーリング工程
を省略することができ、0曲 ′面形状のものを生産性
よく製造することができてその工業的価値は大である。
したがって、本発明のポリカーボネート表面硬化成形体
は、自動車などの窓ガラスの代替品や二輪車用の風防な
どの分野に用いて有効である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 粘度平均分子1t20000〜35000のポリカーボ
    ネート射出圧縮成形体の表面が、シリコーン系硬化剤の
    硬化皮膜で被覆されていることを特徴とするポリカーボ
    ネート表面硬化成形体。
JP58176997A 1983-09-27 1983-09-27 ポリカ−ボネ−ト表面硬化成形体 Pending JPS6068937A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6226717U (ja) * 1985-08-02 1987-02-18

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54157186A (en) * 1978-06-01 1979-12-11 Teijin Chem Ltd Production of polycarbonate laminate
JPS58107316A (ja) * 1981-12-21 1983-06-27 Akinobu Tatebayashi 多層プラスチツクフイルムもしくはシ−トの製造方法

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