JPS606773B2 - 繊維強化複合材歯車の製造法 - Google Patents

繊維強化複合材歯車の製造法

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JPS606773B2
JPS606773B2 JP51106683A JP10668376A JPS606773B2 JP S606773 B2 JPS606773 B2 JP S606773B2 JP 51106683 A JP51106683 A JP 51106683A JP 10668376 A JP10668376 A JP 10668376A JP S606773 B2 JPS606773 B2 JP S606773B2
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JP
Japan
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fiber
reinforced composite
resin
manufacturing
fibers
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JP51106683A
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道弘 渡辺
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高負荷、高速、低騒音化を図る繊維強化複合材
歯車の製造法に関するものである。
最近、軽負荷用としてプラスチック歯車が普及してきて
いる。現在のところ、短繊維を混入させたプラスチック
歯車は存在しても、連続繊維を用い、繊維の強度を十分
に生かすように意図した歯車は存在していない。従って
、この素材を用いる成形法もないのが現状である。プラ
スチック歯車は金型に樹脂を流し込んで成形する射出成
形が大部分であるが、連続繊維強化の複合材の歯車の成
形では、このような方法はとれない。連続繊維強化の複
合材による歯車が過去に全くないので、示すことができ
ないが、金属のホブ切りを例にとれば、切削であるため
に、多くの時間を要し、さらに精度を上げるためには歯
形の修正を行なわなければならず、かなりの時間を要す
る。
また、フィラメント・ワインデイング(filamen
twinding)成形法によって得られた複合材をホ
ブ切りすると、強化繊維を切ることになり、強度上の問
題を生ずる。
本発明は、上言己の点にかんがみ繊維の強度を有効に使
うために、切断することなく、さらに、運転時の応力分
布に対して、最適に繊維が配向するようにした繊維強化
複合材歯車の製造法を提供することを目的とする。
本発明の繊維強化複合材歯車の製造法は、硝子繊維、炭
素繊維等の強度の優れた連続繊維を強化材とし、樹脂等
をマトリクスとした連続繊維強化複合材を素材とし、こ
の素材を緩めにワインディングして被加工体を成形し、
この被加工体を歯形を有する型枠に入れ、樹脂が流出す
るのを防止しながら前記型枠を回転させて遠心力を生起
し、これによって歯形を成形するようにしたことを特徴
としている。
以下図面を参照して本発明の製造法を説明する。
強化材として硝子繊維あるいは炭素繊維などを用い、マ
トリクスとして例えば不飽和ポリエステル樹脂などの樹
脂を用いる場合について述べる。
第1図は半硬化状態のフィラメント・ワインディング材
を得る装置を示すもので、図において1は強化材2を巻
きつけてあるドラムで、自由回転が可能に支持されてい
る。3は強化材2の張力を一定に保つ装置で、スプリン
グ3aとデットゥェィト3bとで構成されている。
4は樹脂5を含浸させるための槽で、この糟4内の樹脂
には各ローラ6によって、強化材2が案内される。
7は樹脂5中を通ってきた強化材2に付着している樹脂
量を制御するスリット部で、このスリット部7のクリア
ランスを調整することによって強化体含有率を調整する
ことができる。
8はモータ9によって回転されるマンドレルで、このマ
ンドレル81こは一定量の樹脂5を付着させた強化材2
が巻き付けられてフィラメント・ワインディング材10
が形成されている。
これまでの説明は普通のフィラメント・ワインディング
の成形方法である。次に前述により成形されたワインデ
ィング材10を歯形に創成するが「 ワインディング材
10の樹脂の肉もちを良くすると共にその流出を防ぐた
めに、第2図に示すようにワインヂィング材10の最外
周にサーフエースマット層11を形成しておくことが良
い。
次に本発明に用いられる遠心成形装置を第3図について
説明する。
図において12は歯形創成用の型枠で、この型枠12に
取付けられる歯車12aの形は、第4図に示すように強
化材2である繊維と樹脂マトリクスの組合せによって硬
化収縮率が異なることから、それに応じて、成形品より
も大き目にしておくことが必要である。
この型枠12の中にワインディング材10をマンドレル
8ごと入れる。この型枠12の両端を歯形断面をした端
板13で押えこむ。′この端板13はばね14を介して
固定板15にとりつけられている。回転前のばね14は
圧縮されており、ワインディング材10が型枠12の歯
面に沿って移行する分だけ、押し込む形となる。固形板
15は軸16もこキーなどによって固定されている。軸
6の端部は軸受17で支持されている。18は増速機構
、19は電動機である。
この例では増速機構18が歯車列で示されているが、鶏
段変速できると一層よい。また、ワインディング材10
の圧縮をばね14で示しているが、これは油圧を用いて
もよい。図に示す状態において、電動機19により型枠
12を回転させて遠心力を生じさせると、ワインディン
グ材10の繊維が型枠12の歯形に沿って配向され、所
期の複合材歯車の原形ができる。さらにこれを、電気炉
に入れ、硬化させた後、型枠12から取り出せば、歯車
の断面をした棒ができあがり、これを所定の厚さに切断
すれば、繊維強化複合材歯車を完成することができる。
このような方法で成形された歯車は、強度上からは申し
分なく、軽量で騒音の少ない、かつ伝達能力の十分なも
のとなる。
なお上述の例は、平歯車の成形の場合であるが、型枠1
2の歯形を種々変えることによってィンベラ、ねじ等の
成形も可能である。
以上詳述したように、本発明によれば、遠心法の応用に
よる成形法によって強化繊維が応力に対して最適に配設
され、高負荷に対しても十分に耐えうる歯車を成形する
ことができる。
また工程が非常に簡単なため、熟練を必要としない。さ
らに原動機の回転力を利用するために、工程の短縮化が
可能であり、量産に最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に用いられる複合材成形用のフィラメン
ト・ワインディング装置の構成を示す図、第2図は本発
明に使用する半硬化状態のワインディング材の端面図、
第3図は本発明に用いられる遠心成形装置の一例を示す
図、第4図は第3図の遠心成形装置に使用する型枠の斜
視図である。 2……強化材、5……樹脂、10……フィラメント・ワ
インデ、イング材、12……型枠。 弟l図第2図 発3図 分4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 強度の優れた連続繊維を強化材とし、樹脂等をマト
    リクスとした連続繊維強化複合材を素材とし、この素材
    を緩めにワインデイングして被加工体を成形し、この被
    加工体を歯形を有する型枠に入れ、樹脂が流出するのを
    防止しながら前記型枠を回転させて遠心力を生起し、こ
    れによって歯形を成形するようにしたことを特徴とする
    繊維強化複合材歯車の製造法。
JP51106683A 1976-09-08 1976-09-08 繊維強化複合材歯車の製造法 Expired JPS606773B2 (ja)

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JPS5333271A JPS5333271A (en) 1978-03-29
JPS606773B2 true JPS606773B2 (ja) 1985-02-20

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ID=14439853

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JPS57162131U (ja) * 1981-04-03 1982-10-12
JPS5877964A (ja) * 1981-10-30 1983-05-11 Seiko Epson Corp 小型精密計則器用歯車
JPS6213325A (ja) * 1985-07-10 1987-01-22 Kubota Ltd 樹脂管の製造方法
JP7043971B2 (ja) * 2018-05-17 2022-03-30 株式会社安川電機 平歯車部品、平歯車、及び平歯車部品の製造方法

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JPS5333271A (en) 1978-03-29

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