JPS6066747A - 容器の加熱殺菌方法 - Google Patents

容器の加熱殺菌方法

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JPS6066747A
JPS6066747A JP58173746A JP17374683A JPS6066747A JP S6066747 A JPS6066747 A JP S6066747A JP 58173746 A JP58173746 A JP 58173746A JP 17374683 A JP17374683 A JP 17374683A JP S6066747 A JPS6066747 A JP S6066747A
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JP
Japan
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container
containers
heat sterilization
water
heat
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JP58173746A
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明 田中
中村 八郎
隠岐 幸子
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Toppan Inc
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、容器の殺菌方法に関するものであり、詳しく
は、プラスチックまたはプラスチックを含む比較的熱に
より変形しやすい容器の加熱殺菌方法に関するものであ
る。
従来、容器の加熱殺菌方法としては、乾燥状態の空気中
で加熱する乾式殺菌法および湿潤した空気中で加熱する
湿式殺菌法が知られている。
しかしながら、上記殺菌法により、容器が無菌状態にな
るまで加熱殺菌すると、容器本体の変形および変質が生
じるため、実用化されなかった。
特に乾式殺菌法は、湿式殺菌法に比較し、殺菌温度を高
くするか、殺菌時間を長(するかの必要があり、耐熱性
の悪いプラスチックまたはプラスチックを含む容器の無
菌化処理には適していないものである。
本発明は、このような点を鑑み、プラスチックまたはプ
ラスチックを含む容器の無菌化処理を行なうための加熱
殺菌方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1図に示すようにプラスチックまたはプラ
スチックを含む容器(1)を水を吸着または担持させた
吸湿性物質(2)と共に耐透湿性の優れた材料からなる
外装体(3)に密封し、50°C以上の温度で一定時間
加熱後、密封した状態で室温で放置冷却する容器の加熱
殺菌方法である。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明において殺菌の対象となるのは、プラスチックま
たはプラスチックを含む容器で、特に耐熱性が低(熱変
形しやすいポリエチレン、ポリスチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニルまたはこれらのプラスチックを含む
容器である。
また、容器の形状は、シート成形、インジェクション成
形、プロー成形等の各種成形法により成形されたもので
ある。
次に容器と共に袋に同封する水を吸着または、担持させ
る吸湿性物質は、常温では、水を液体のまま担持し、昇
温により水を脱離、放出するもので、具体的には、シリ
カゲル、活性アルミナ、ゼオライト、活性炭等の吸着剤
で、特にシリカゲルが適している。
上記吸湿性物質に吸着または担持する水は、吸湿性物質
がシリカゲルの場合、シリカゲル100gに対し10〜
40gの範囲の量が好適である。
本発明で用いる耐透湿性の優れた外装体はポリエチレン
、ポリプロピレンのフィルム単体、またはこれらのフィ
ルムにポリ塩化ビニリデンをコートしたフィルムあるい
はこれらのフィルムとアルミ箔との積層材料からなる袋
、また同種材料からなる容器であり、袋が、透湿度、使
用しやすさ、価格の点から好適である。
さらに本発明における加熱殺菌は、湿熱条件下では、5
0℃程度の低温においても黒カビ胞子等の殺菌が可能で
あり、50℃以上の温度で加熱温度および加熱時間の選
定は、容器の材質、容器の汚染度および付着菌の菌種か
ら適宜選定すればよい。
加熱終了後は、外装体が密封したままの状態で、室温ま
で放置冷却するので、加熱、冷却時において外部から汚
染されるおそれがないから、加熱は、恒温室、オープン
等の内部で行なわれ、その後、取り出して実験室、資材
倉庫等場所に限定されることなく冷却できる。
ここで、加熱後、冷却を開始すると、一旦、外装体の内
面に結露が生じるが、本発明においては3− この結露した水を吸湿性物質が吸着するので冷却時にお
ける結露した水による影響を防止することができる。
本発明の水を吸着または担持させた吸湿性物質は、加熱
により吸着力を弱まるため吸着または担持した水を放出
し、外装体内を湿熱状態に保ち、かつ冷却し始めると一
担外装体の内側に結露が生じるが、冷却により吸湿性物
質の吸着力が回復し、余剰の水を吸着することができる
これにより、外装体内の雰囲気の相対湿度を一定範囲内
に調整することができる。好ましくは、加熱中は、外装
体内が飽和水蒸気圧にCなもているのが好ましい。
以上のように本発明は、水を担持または吸着させた吸湿
性物質な用いることにより、50℃以上の温度で、高湿
度雰囲気下で、容器の殺菌を行ないその後、常温付近の
温度で、放冷することにより、再び袋中の湿度を常温常
湿程度に保持する特徴をもつ、容器の殺菌方法であり、
本発明によれば、効果高(、容器の殺菌処理を行なうこ
とが可4− 能であり、従って、乾熱殺菌方法に比べ、低い温度条件
で殺菌することができ、しかも、熱変形、変質等、熱に
よる悪影響が生じ難いばかりでな(、殺菌後は、はぼ常
温ていどの乾燥した容器を得ることができる等、極めて
利用範囲の広い、また、食品衛生上寄与することの多い
優れた殺菌方法がある。
〈実施例1〉 インジェクション成形により得られたポリスチレン製の
カップに予め糸状菌(食品工場の空中浮遊菌から採取し
たAspergillus属4種、PPen−1cil
lu属6種、Chradospr ium属2種の糸状
菌)をカップ1個当りの付着胞子数が約12個になるよ
うに塗床、風乾した。
次に上記カップ100個を約3agの水を含ませたシリ
カゲル130yと共に厚さ50μのポリエチレン製の袋
に入れ、開口部を輪ゴムで結び、さらに段ボール箱に封
入した。
上記ダンボール箱をオープン内で70°Cにおいて1時
間殺菌後、室温で約1日放置冷却した。
その後開封して検査したところ袋内に水滴の付着が認め
られないばかりでなく、カップは変形、変質がなく湿っ
た感じがなかった。
また、殺菌後のカップ30個を取り出し、無菌検査(ブ
ドウ糖ペプトン培地で25℃、10日間培養)したとこ
ろ、塗床した糸状菌は検出されなかった。
〈実施例2〉 ポリプロピレン製シート成形容器にAsperg−i1
1us属糸状菌3種の混合液を1容器あたりの胞子数が
約103個になるよう塗床、風乾し、該カップ10個づ
つを厚さ30μのポリエチレン袋に本発明の方法により
水30gを含ませたシリカゲル130gとともにいれ、
開口部を輪ゴムで封じ、50°C−48時間、60°C
−12時間、70°C−2時間、80°C−10分、9
0°C−5分、100℃−5分の条件で各3袋づつ加熱
処理を行なった。
90℃、100℃において加熱時間を5分に設定した理
由は本発明の機能を充分に発揮させるためである。
その後常温にて約1日放置したところ、袋内湿度は75
%以下であった。開封して菌検査および容器の変形の観
察を行なった。また同様な条件で乾熱処理を行なった。
この結果は、以下表1に示すとおりであった。
(備考) 表中の記号は以下の意味である。
効果 ○:1容器あたりの菌数が10以上に減少したも
の O:30検体全てにおいて菌が検出されたもの ×:上記2つ以外のもの 変形 ○:変形が認められなかったもの△:若干変形が
認められたもの ×:大きな変形が認められたもの 〈実施例3〉 実施例2に従がい、インジェクション成型によって得た
、ハイインパクトポリスチロール製カップ実施例2と同
様な加熱処理した。結果を表2に示した。
(備考) 表中の記号は、実施例2と同じである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の加熱殺菌方法に用いる包装形態の一
例を示す説明図である。 特許出願人 凸版印刷株式会社 代表者鈴木和夫

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)殺菌せんとする容器を水を吸着あるいは担持させ
    た吸湿性物質と共に、耐透湿性の優れた材料からなる外
    装体で密封し、50’C以上の温度で一定時間加熱後、
    室温で放冷する容器の加熱殺菌方法、
  2. (2) 容器が、プラスチックまたはプラスチックを含
    む材料からなる特許請求の範囲第1項記載の容器の加熱
    殺菌方法。
  3. (3) 吸湿性物質が、シリカゲルである特許請求の範
    囲第1項記載の容器の加熱殺菌方法。
JP58173746A 1983-09-20 1983-09-20 容器の加熱殺菌方法 Granted JPS6066747A (ja)

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JPS6066747A true JPS6066747A (ja) 1985-04-16
JPH0514585B2 JPH0514585B2 (ja) 1993-02-25

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JPH0514585B2 (ja) 1993-02-25

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