JPS606661Y2 - 軸体に対する回転体の取付構造 - Google Patents
軸体に対する回転体の取付構造Info
- Publication number
- JPS606661Y2 JPS606661Y2 JP1976176238U JP17623876U JPS606661Y2 JP S606661 Y2 JPS606661 Y2 JP S606661Y2 JP 1976176238 U JP1976176238 U JP 1976176238U JP 17623876 U JP17623876 U JP 17623876U JP S606661 Y2 JPS606661 Y2 JP S606661Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- retaining ring
- shaft
- washer
- shaped retaining
- rotating body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Snaps, Bayonet Connections, Set Pins, And Snap Rings (AREA)
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はテープレコーダーやビデオテープレコーダー等
において、軸に形成された環状溝へC形止め輪を圧入装
着することにより、前記軸へ回転体を抜止状態で保持さ
せるようにした取付構造の改良に関するものである。
において、軸に形成された環状溝へC形止め輪を圧入装
着することにより、前記軸へ回転体を抜止状態で保持さ
せるようにした取付構造の改良に関するものである。
前述のような軸体に対する回転体の取付構造において、
従来は、C形止め輪と回転体との間にポリスライダー等
の低摩擦部材よりなるワッシャーを介装して、C形止め
輪と回転体との摩擦を防止していたが、前記ワッシャー
が回転体と共に回転する際、ワッシャーとC形止め輪と
がスリップし、圧入装着時に生じたC形止め輪の案内切
欠部のびずみ等でワッシャーろ表面が削られたり引っか
かれたりする場合が多く、雑音や振動を生じて回転体に
対する負荷が変動し、装置における安定的なトルクd伝
達が得られない欠点があった。
従来は、C形止め輪と回転体との間にポリスライダー等
の低摩擦部材よりなるワッシャーを介装して、C形止め
輪と回転体との摩擦を防止していたが、前記ワッシャー
が回転体と共に回転する際、ワッシャーとC形止め輪と
がスリップし、圧入装着時に生じたC形止め輪の案内切
欠部のびずみ等でワッシャーろ表面が削られたり引っか
かれたりする場合が多く、雑音や振動を生じて回転体に
対する負荷が変動し、装置における安定的なトルクd伝
達が得られない欠点があった。
本考案は前述の欠点を解消するため、前記ワッシャーの
回転を阻止すべく該ワッシャーを所定の手段で前記C形
止め輪に係止したものであるが、止め輪と回転体との間
にワッシャーを介在させた構造のものにおいて、止め輪
としていわゆるC形又はC形止め輪と称されるものを用
いた場合、その止め輪の案内切欠部の拡開を阻止して該
止め輪の軸からの離脱を防止するため、前記ワッシャー
の一面に一対の突起又は凸部を形成し、C形止め輪の案
内切欠部の拡開を阻止すべく該C形止め輪の所定部分を
前記一対の突起又は凸部等で挟むように構成するのは、
例えば実開昭49−7324号公報、実開昭48−10
4938号公報等で開示されているように公知である。
回転を阻止すべく該ワッシャーを所定の手段で前記C形
止め輪に係止したものであるが、止め輪と回転体との間
にワッシャーを介在させた構造のものにおいて、止め輪
としていわゆるC形又はC形止め輪と称されるものを用
いた場合、その止め輪の案内切欠部の拡開を阻止して該
止め輪の軸からの離脱を防止するため、前記ワッシャー
の一面に一対の突起又は凸部を形成し、C形止め輪の案
内切欠部の拡開を阻止すべく該C形止め輪の所定部分を
前記一対の突起又は凸部等で挟むように構成するのは、
例えば実開昭49−7324号公報、実開昭48−10
4938号公報等で開示されているように公知である。
しかしながら、前記のようにC形止め輪の所定部分をワ
ッシャーの一面に形成された一対の突起等で挟むように
構成するのは、C形止め輪の拡開の阻止を目的とするも
のであるから、ワッシャーの一面に形成された一対の突
起等の間隔と、これによって挟まれるC形止め輪の前記
所定部分の幅とを略一致させる必要があるが、これは、
C形止め輪等を軸に形成された溝に圧入装着する際、止
め輪にひずみが生じることにより前記一対の突起等によ
って挟まれるべき部分が強制的に拡開されて該部分が完
全には復元しない関係上、連輪上は実施し得るものであ
っても工作上は実施困難な場合が少くない。
ッシャーの一面に形成された一対の突起等で挟むように
構成するのは、C形止め輪の拡開の阻止を目的とするも
のであるから、ワッシャーの一面に形成された一対の突
起等の間隔と、これによって挟まれるC形止め輪の前記
所定部分の幅とを略一致させる必要があるが、これは、
C形止め輪等を軸に形成された溝に圧入装着する際、止
め輪にひずみが生じることにより前記一対の突起等によ
って挟まれるべき部分が強制的に拡開されて該部分が完
全には復元しない関係上、連輪上は実施し得るものであ
っても工作上は実施困難な場合が少くない。
即ち、前記構成において、工作上は先ずワッシャーを回
転体と接する状態で軸へ装着し、次いでC形止め輪を軸
の環状溝へ圧入装着するのであるが、この際止め輪は拡
開し完全に復元しないこと前述のとおりであるため、ワ
ッシャーに形成されている一対の突起等の間に止め輪の
所定部分を挟ませるように案内するのには、止め輪をペ
ンチ等の工具で強制的に復元しつつ案内する必要があり
、この作業は、テープレコーダーやVTR等のような小
型な装置にあっては極めて困難だからである。
転体と接する状態で軸へ装着し、次いでC形止め輪を軸
の環状溝へ圧入装着するのであるが、この際止め輪は拡
開し完全に復元しないこと前述のとおりであるため、ワ
ッシャーに形成されている一対の突起等の間に止め輪の
所定部分を挟ませるように案内するのには、止め輪をペ
ンチ等の工具で強制的に復元しつつ案内する必要があり
、この作業は、テープレコーダーやVTR等のような小
型な装置にあっては極めて困難だからである。
本考案の目的は、前述のような欠点を解消した軸体に対
する回転体の取付構造を提供することにあり、以下その
実施の一例を説明する。
する回転体の取付構造を提供することにあり、以下その
実施の一例を説明する。
図面は、本考案に係る構造をテープレコーダーのアイド
ラーレバーに適用した例を示し、1はアイドラーレバー
、2はこのレバー1に取付けられた軸で、この軸2には
ワッシャー3を嵌合するとともに、その上方にはアイド
ラーレバー等の回転体4が回転自在に取付けられ、更に
他のワッシャー5を介して、軸頭部外周に形成された環
状溝21にE形止め輪6を圧入装着することにより、前
記回転体4を抜止状態で軸2に保持させるように構成し
である。
ラーレバーに適用した例を示し、1はアイドラーレバー
、2はこのレバー1に取付けられた軸で、この軸2には
ワッシャー3を嵌合するとともに、その上方にはアイド
ラーレバー等の回転体4が回転自在に取付けられ、更に
他のワッシャー5を介して、軸頭部外周に形成された環
状溝21にE形止め輪6を圧入装着することにより、前
記回転体4を抜止状態で軸2に保持させるように構成し
である。
前記ワッシャー5には、前記E形止め輪の案内切欠部6
1に係止される突起51が形成され、これによりE形止
め輪6とワッシャー5とは回転方向に対して一体化する
ように構成されている。
1に係止される突起51が形成され、これによりE形止
め輪6とワッシャー5とは回転方向に対して一体化する
ように構成されている。
本考案は上記のように構成されているから、ワッシャー
5はE形止め輪6と回転方向に対して一体化され、回転
体4の回転中ワッシャー5とE形止め輪6とがスリップ
し合うことがないため、両者5,6とのスリップに起因
する雑音や振動を発生することがなく、装着のより安定
したトルクの伝達が得られる。
5はE形止め輪6と回転方向に対して一体化され、回転
体4の回転中ワッシャー5とE形止め輪6とがスリップ
し合うことがないため、両者5,6とのスリップに起因
する雑音や振動を発生することがなく、装着のより安定
したトルクの伝達が得られる。
また、ワッシャー5を取付けた後、軸2に形成された溝
21にE形止め輪6を圧入装着する際、ワッシャー5の
突起51の方向に止め輪6の案内切欠部61を向けて圧
入することにより、案内切欠部61に突起51が自然に
係止される状態となるから、小型な装置においても工作
が極めて容易である。
21にE形止め輪6を圧入装着する際、ワッシャー5の
突起51の方向に止め輪6の案内切欠部61を向けて圧
入することにより、案内切欠部61に突起51が自然に
係止される状態となるから、小型な装置においても工作
が極めて容易である。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図■−Hの断面図である。 図中主要符号の説明、2は軸、4は回転体、5はワッシ
ャー、51は突起、6はE形止め輪、61は案内切欠部
である。
図■−Hの断面図である。 図中主要符号の説明、2は軸、4は回転体、5はワッシ
ャー、51は突起、6はE形止め輪、61は案内切欠部
である。
Claims (1)
- 軸2の外周に形成された環状溝21へC形止め輪6を圧
入装着して軸2へ回転自在に取付けられた回転体4を抜
止状態に保持させる構造において、C形止め輪6と回転
体4との間にワッシャー5を介装し、ワッシャー5へ前
記C形止め輪6の案内切欠部61に係止される突起51
を形成してなる軸体に対する回転体の取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976176238U JPS606661Y2 (ja) | 1976-12-29 | 1976-12-29 | 軸体に対する回転体の取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1976176238U JPS606661Y2 (ja) | 1976-12-29 | 1976-12-29 | 軸体に対する回転体の取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5395072U JPS5395072U (ja) | 1978-08-02 |
JPS606661Y2 true JPS606661Y2 (ja) | 1985-03-04 |
Family
ID=28783594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1976176238U Expired JPS606661Y2 (ja) | 1976-12-29 | 1976-12-29 | 軸体に対する回転体の取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606661Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS48104938U (ja) * | 1972-03-15 | 1973-12-06 | ||
JPS5213470Y2 (ja) * | 1972-04-25 | 1977-03-26 |
-
1976
- 1976-12-29 JP JP1976176238U patent/JPS606661Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5395072U (ja) | 1978-08-02 |
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