JPS606656A - 天然カロチンの濃縮方法 - Google Patents
天然カロチンの濃縮方法Info
- Publication number
- JPS606656A JPS606656A JP11430783A JP11430783A JPS606656A JP S606656 A JPS606656 A JP S606656A JP 11430783 A JP11430783 A JP 11430783A JP 11430783 A JP11430783 A JP 11430783A JP S606656 A JPS606656 A JP S606656A
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- JP
- Japan
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- carotene
- carotine
- natural
- plant
- precipitate
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- Pending
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(技術分野)
本発明は、植物に含有されている天然カロチンの濃縮方
法に関する。
法に関する。
(発明の背景)
天然に存在するカロチンは体内でビタミンAに変化する
プロビタミンAと呼ばれる物質である。ビタミンAは古
くから夜盲症などの眼症状の予防、皮フ粘膜の抵抗力増
強などの作用があることが知られているが、最近では肺
ガン、大旗ガン等の予防にも効果があることが知られる
に到った。例えば、医学専門雑誌のザ・ランセット19
81年11月28日号1185頁(リチャード・ビー・
シーケル氏)やネイチャー1981年290巻201〜
208頁(ビート氏)等をはじめとして、との点に□関
する多数の論文が発表されている。しかし、ビタミンA
は50,000〜70、’000 Iυ(国際−位)を
1ケ月以上続けて服用すると慢性中毒になると°云われ
ておシ、過剰に摂取する事は危険である。ところが、カ
ロチンの場合は、大量に食しても必要量以外は消化吸収
されず、そのまま排泄される。従ってビタミンAの摂取
は直接ビタミンAを食するよシも、プロビタミンAであ
るカロチンを食品から摂取した方が安全であシ、又必要
量つ十分な量のビタミンAを長い期間体内に維持できる
ので好ましい。
プロビタミンAと呼ばれる物質である。ビタミンAは古
くから夜盲症などの眼症状の予防、皮フ粘膜の抵抗力増
強などの作用があることが知られているが、最近では肺
ガン、大旗ガン等の予防にも効果があることが知られる
に到った。例えば、医学専門雑誌のザ・ランセット19
81年11月28日号1185頁(リチャード・ビー・
シーケル氏)やネイチャー1981年290巻201〜
208頁(ビート氏)等をはじめとして、との点に□関
する多数の論文が発表されている。しかし、ビタミンA
は50,000〜70、’000 Iυ(国際−位)を
1ケ月以上続けて服用すると慢性中毒になると°云われ
ておシ、過剰に摂取する事は危険である。ところが、カ
ロチンの場合は、大量に食しても必要量以外は消化吸収
されず、そのまま排泄される。従ってビタミンAの摂取
は直接ビタミンAを食するよシも、プロビタミンAであ
るカロチンを食品から摂取した方が安全であシ、又必要
量つ十分な量のビタミンAを長い期間体内に維持できる
ので好ましい。
カロチン自体は、化学合成が容易であシ、高純度のもの
が安価に多量に製造され、例えば食品着色料等に用いら
れている。
が安価に多量に製造され、例えば食品着色料等に用いら
れている。
一方植物等に含有されている天然カロチンは、種々の形
態で存在し、例えば緑色野菜等ではカロチノイドと呼ば
れるポリエン構造を持つ色素成分として存在し、多くは
リポ蛋白を介してクロロフィルと複合体を形成し葉緑体
の基質を構成している。このカルチノイドにはルティン
、キサントフィル等のα−カロチン系、クリプトキサン
チン、ゼアキサンチン、アンテラキサンチン等のβ−カ
ロチン系、ルビキサンチン等のγ−カロチン系及びリコ
キサンチン、リコフィル等のリコピン系カロチンイドを
含め80種余シのものがあるが、これらのカロチンイド
の中でプロビタミンAとしての効力を持つものはβ−カ
ロチンだけではなく、α−カロチン、γ−カロチン及び
クリプトキサンチン等にもその効力があることが知られ
ている。又カロチンイドと共に色素蛋白を形成している
クロロフィルa及びbは血液中のヘモグロビンと近縁の
物質であるばかりでなく、どちらも多量のマグネシウム
を含有している。このマグネシウムは必須ミネラルとし
て最近重要視され、米国では1日の摂取勧告値(RDA
)を350■と定めている。
態で存在し、例えば緑色野菜等ではカロチノイドと呼ば
れるポリエン構造を持つ色素成分として存在し、多くは
リポ蛋白を介してクロロフィルと複合体を形成し葉緑体
の基質を構成している。このカルチノイドにはルティン
、キサントフィル等のα−カロチン系、クリプトキサン
チン、ゼアキサンチン、アンテラキサンチン等のβ−カ
ロチン系、ルビキサンチン等のγ−カロチン系及びリコ
キサンチン、リコフィル等のリコピン系カロチンイドを
含め80種余シのものがあるが、これらのカロチンイド
の中でプロビタミンAとしての効力を持つものはβ−カ
ロチンだけではなく、α−カロチン、γ−カロチン及び
クリプトキサンチン等にもその効力があることが知られ
ている。又カロチンイドと共に色素蛋白を形成している
クロロフィルa及びbは血液中のヘモグロビンと近縁の
物質であるばかりでなく、どちらも多量のマグネシウム
を含有している。このマグネシウムは必須ミネラルとし
て最近重要視され、米国では1日の摂取勧告値(RDA
)を350■と定めている。
この様に天然カロチンは、化学合成したカロチンと異な
シ、栄養学的に価値のある種々のカロチンイドとして存
在し、リポ蛋白、クロロフィル及びミネラル等を豊富に
伴なっている。従って、カロチン含有野菜からカロチノ
イド類を分離してカロチン濃度が高くなるように濃縮し
、各種の天然栄養成分を含む状態で摂取するのが望まし
いとされている。このことが、高純度で安価な合成カロ
チンが供給されているにもかかわらず、天然カロチンの
濃縮物が望まれている所以である。
シ、栄養学的に価値のある種々のカロチンイドとして存
在し、リポ蛋白、クロロフィル及びミネラル等を豊富に
伴なっている。従って、カロチン含有野菜からカロチノ
イド類を分離してカロチン濃度が高くなるように濃縮し
、各種の天然栄養成分を含む状態で摂取するのが望まし
いとされている。このことが、高純度で安価な合成カロ
チンが供給されているにもかかわらず、天然カロチンの
濃縮物が望まれている所以である。
(従来技術)
従来、天然カロチンの分離方法としては、乾燥人参の細
断物をメタノール洗浄した後、石油エーテルでカロチン
等の成分を抽出した後、二硫化炭素とメタノールの混合
溶媒で再沈澱させ、更に石油エーテル処理する方法や、
石油エーテル又はクロロホルムを用いて乾燥植物粉末を
抽出処理した後アルコール性カリでケン化し、不ケン化
物を抽出してからクロマトグラフィーで分離精製する方
法等が行なわれてきた。これら従来の方法によるとメタ
ノール、二硫化炭素、クロロホルム、石油エーテル等の
人体に有害な有機溶媒や力性ソーダ、カ性カリ或いは塩
酸等を多量に使用することになる。
断物をメタノール洗浄した後、石油エーテルでカロチン
等の成分を抽出した後、二硫化炭素とメタノールの混合
溶媒で再沈澱させ、更に石油エーテル処理する方法や、
石油エーテル又はクロロホルムを用いて乾燥植物粉末を
抽出処理した後アルコール性カリでケン化し、不ケン化
物を抽出してからクロマトグラフィーで分離精製する方
法等が行なわれてきた。これら従来の方法によるとメタ
ノール、二硫化炭素、クロロホルム、石油エーテル等の
人体に有害な有機溶媒や力性ソーダ、カ性カリ或いは塩
酸等を多量に使用することになる。
しかし、これらの有機溶媒を食品の製造又は加工に用い
ることは好ましくなく、わが国では食品衛生法により禁
じられているので、上記の方法は実際上食品となる天然
濃縮カロチンの製造法として採用することができない。
ることは好ましくなく、わが国では食品衛生法により禁
じられているので、上記の方法は実際上食品となる天然
濃縮カロチンの製造法として採用することができない。
(発明の目的)
本発明は、有機溶媒や強酸、強アルカリ等の有害薬品を
使用することなく、カロチンを含有する植物から天然カ
ロチンの濃縮物を得ることを目的とする。
使用することなく、カロチンを含有する植物から天然カ
ロチンの濃縮物を得ることを目的とする。
一般にカロチンは化学的に不安定な化金物であシ、例え
ばα−カロチン及びβ−カロチンには化学構造上トラン
ス形の9個の直鎖の二重結合と2個の環状の二重結合が
あるので、水や有機溶媒中で加熱したシ、結晶を融解さ
せたり、光照射等によシ容易にシス形に転位を起こす。
ばα−カロチン及びβ−カロチンには化学構造上トラン
ス形の9個の直鎖の二重結合と2個の環状の二重結合が
あるので、水や有機溶媒中で加熱したシ、結晶を融解さ
せたり、光照射等によシ容易にシス形に転位を起こす。
又酸素に対しても敏感であシ空気中の酸素によシ容易に
酸化されるので野菜等の植物から天然カロチンを分離し
たシ濃縮したシする場合には安定性と安全性についても
特に配慮が必要となる。本発明者は、以上の観点から、
新鮮な野菜等の植物から天然のカロチンを濃縮する方法
について研究を行ない、本発明に到達した。
酸化されるので野菜等の植物から天然カロチンを分離し
たシ濃縮したシする場合には安定性と安全性についても
特に配慮が必要となる。本発明者は、以上の観点から、
新鮮な野菜等の植物から天然のカロチンを濃縮する方法
について研究を行ない、本発明に到達した。
(発明の構成)
本発明は、カロチン含有植物の湿式摩砕汁から少なくと
も大半の繊維質を除去した後その母液中に含まれるカロ
チン又はカロチン含有物質を高速遠心分離法によシ沈降
分離することを特徴とする天然カロチンの濃縮方法に関
する。
も大半の繊維質を除去した後その母液中に含まれるカロ
チン又はカロチン含有物質を高速遠心分離法によシ沈降
分離することを特徴とする天然カロチンの濃縮方法に関
する。
本発明において原料となるカロチン含有植物としては、
赤しぞ、パセリ、人参、はうれん草、しゆんぎく、ニテ
、小松菜、大根葉等の一般に食用とされる野菜であって
、生体重I Kg当シ20〜以上のカロチンを含有する
ものが好ましい。
赤しぞ、パセリ、人参、はうれん草、しゆんぎく、ニテ
、小松菜、大根葉等の一般に食用とされる野菜であって
、生体重I Kg当シ20〜以上のカロチンを含有する
ものが好ましい。
もっとも、カロチンが最も高いとされている赤しそでも
87 m91 I Ky生体重程度に過ぎない。
87 m91 I Ky生体重程度に過ぎない。
上記のようなカロチン含有量の比較的高い新鮮な食用植
物を適当な大きさに細断し、コロイドミル等の湿式摩砕
機によシ摩砕して湿式摩砕汁を得る。湿式摩砕は家庭用
のミキサーのようなもので行なってもよい。湿式摩砕に
際して加つ える水の量は植物生体重A20〜70%位が適当である
が、摩砕時やポンプ輸送時の流動性を考え適宜調整する
。又摩砕中はカロチンの酸化を防ぐため植物が空気に触
れないように窒素ガス等の不活性ガス雰囲気中で処理す
るのが望ましく、熱による変化を防止するためには処理
温度は5〜15℃程度の比較的低温度とするのが好まし
い。
物を適当な大きさに細断し、コロイドミル等の湿式摩砕
機によシ摩砕して湿式摩砕汁を得る。湿式摩砕は家庭用
のミキサーのようなもので行なってもよい。湿式摩砕に
際して加つ える水の量は植物生体重A20〜70%位が適当である
が、摩砕時やポンプ輸送時の流動性を考え適宜調整する
。又摩砕中はカロチンの酸化を防ぐため植物が空気に触
れないように窒素ガス等の不活性ガス雰囲気中で処理す
るのが望ましく、熱による変化を防止するためには処理
温度は5〜15℃程度の比較的低温度とするのが好まし
い。
上記のようにして得られた湿式摩砕汁よシ、少なくとも
大半の繊維質を除去するだめの処理を行なう。こ、れは
例えば濾過もしくは500〜2000G 程度の比較的
小さい遠心力による低速遠心分離法によシ行なわれ、こ
れによシ略20μm以上の不定形物、主として植物の繊
維質が分離除去される。残シの母液中には1〜10μm
程度のコロイド状粒子が観察され、カロチンやカロチン
が他の物質と結合した9各種の形態で存在するカロチン
含有物質が、植物中に含まれていたその他の種々の物質
とともに含まれている。
大半の繊維質を除去するだめの処理を行なう。こ、れは
例えば濾過もしくは500〜2000G 程度の比較的
小さい遠心力による低速遠心分離法によシ行なわれ、こ
れによシ略20μm以上の不定形物、主として植物の繊
維質が分離除去される。残シの母液中には1〜10μm
程度のコロイド状粒子が観察され、カロチンやカロチン
が他の物質と結合した9各種の形態で存在するカロチン
含有物質が、植物中に含まれていたその他の種々の物質
とともに含まれている。
この母液を2500G以上、好ましくは5000〜50
000G程度の大きい遠心力による高速遠心分離処理す
ることによシ、母液中のコロイド状粒子−等を沈降させ
る。カロチンやカロチン含有物質はこの特低の物質とと
もに沈降分離される。沈降物を取シ出して十分に水洗し
、更に高速遠心分離処理をし、沈降物を乾燥することに
よシ天然カロチンの濃縮物の粉末が得られる。
000G程度の大きい遠心力による高速遠心分離処理す
ることによシ、母液中のコロイド状粒子−等を沈降させ
る。カロチンやカロチン含有物質はこの特低の物質とと
もに沈降分離される。沈降物を取シ出して十分に水洗し
、更に高速遠心分離処理をし、沈降物を乾燥することに
よシ天然カロチンの濃縮物の粉末が得られる。
高速遠心分離で分離した上澄液中には水溶性の糖質が含
まれているので、かなシの糖質も除去されることになる
が、上記のようにして得られた天然カロチンの濃縮物に
は天然カロチンの他に上記の方法で除去されない植物の
構成成分、例えば葉緑素やミネラルやペク゛チンその他
の物質が含まれており、濃縮物粉末申合まれる天然カロ
チンは原料となる植物によっても異なるが、0.1〜1
.5重量%程度である。
まれているので、かなシの糖質も除去されることになる
が、上記のようにして得られた天然カロチンの濃縮物に
は天然カロチンの他に上記の方法で除去されない植物の
構成成分、例えば葉緑素やミネラルやペク゛チンその他
の物質が含まれており、濃縮物粉末申合まれる天然カロ
チンは原料となる植物によっても異なるが、0.1〜1
.5重量%程度である。
(発明の効果)
本発明によれば、2X10−’〜5xio−”重量−程
度のカロチン含量の植物から、0.1〜1.5重量%の
カロチン含量の天然カロチン濃縮物を得ることができる
。例えば緑色野菜からはビタミンA活性が1700〜2
500 Iυ/fの天然濃縮゛カロチンが得られ、又人
参からは15000〜25000■υ/fのものが容易
に得られる。
度のカロチン含量の植物から、0.1〜1.5重量%の
カロチン含量の天然カロチン濃縮物を得ることができる
。例えば緑色野菜からはビタミンA活性が1700〜2
500 Iυ/fの天然濃縮゛カロチンが得られ、又人
参からは15000〜25000■υ/fのものが容易
に得られる。
また、得られる濃縮物は天然カロチンの他に各種の栄養
素を含んでいるので優れた栄養補給剤となる。濃縮物を
乾燥したものは粉末状であり、直接ゼラチンカプセルに
充填したり、植物油を添加するか又は植物油で抽出する
等して例えば人参油としてゼラチンカプセルに封入し、
栄養補助食品を製造することができる。また、粉末状の
もの或いはカプセルに入れられたものを調理に際して栄
養補給の意味で添加するなどの利用も可能である。
素を含んでいるので優れた栄養補給剤となる。濃縮物を
乾燥したものは粉末状であり、直接ゼラチンカプセルに
充填したり、植物油を添加するか又は植物油で抽出する
等して例えば人参油としてゼラチンカプセルに封入し、
栄養補助食品を製造することができる。また、粉末状の
もの或いはカプセルに入れられたものを調理に際して栄
養補給の意味で添加するなどの利用も可能である。
以下実施例によシ本発明を具体的に説明するが、本発明
は以下の実施例の範囲に限定されるものではない。
は以下の実施例の範囲に限定されるものではない。
実施例1
新鮮なホウレン草1ooor1%カロチン含量aimy
)を細くきざみ、4002の水を加え家庭用ミキサーに
よシ10℃で湿式摩砕をした。
)を細くきざみ、4002の水を加え家庭用ミキサーに
よシ10℃で湿式摩砕をした。
スラリー状の摩砕汁を東洋沖紙A5Aで沖過し、炉滓を
取シ出し、との炉滓に5001の水を加えて攪拌後再び
p過した。この操作を更に2回繰す返し、コロイド状の
カロチンと葉緑素の複合体粒子をF液中に集めてから1
0000Gで20分間遠心分離を行うと、暗緑色の沈降
物が得られる。上澄液を除去した抜水1002を加え攪
拌し再度遠心分離する。沈降物を取シ出し水50?中に
分散させてから凍結乾燥すると、15.1’の暗緑色天
然濃縮カロチンが得られた。総カロチン含量は1.21
n9/rであシ、ビタミンA活性は2000IU/rで
あった。
取シ出し、との炉滓に5001の水を加えて攪拌後再び
p過した。この操作を更に2回繰す返し、コロイド状の
カロチンと葉緑素の複合体粒子をF液中に集めてから1
0000Gで20分間遠心分離を行うと、暗緑色の沈降
物が得られる。上澄液を除去した抜水1002を加え攪
拌し再度遠心分離する。沈降物を取シ出し水50?中に
分散させてから凍結乾燥すると、15.1’の暗緑色天
然濃縮カロチンが得られた。総カロチン含量は1.21
n9/rであシ、ビタミンA活性は2000IU/rで
あった。
一方A5AのF紙で濾過した炉滓を水に分散させてから
凍結乾燥すると22.6 fの淡緑色の繊維質が得られ
た。濃縮カロチンを遠心分離した時の上澄液をロータリ
ーエバポレーターにより60℃以下で減圧濃縮した結果
55.2 rの水溶性糖質が得られた。
凍結乾燥すると22.6 fの淡緑色の繊維質が得られ
た。濃縮カロチンを遠心分離した時の上澄液をロータリ
ーエバポレーターにより60℃以下で減圧濃縮した結果
55.2 rの水溶性糖質が得られた。
実施例2
新鮮な人参12559 (総カロチン含量91■)を窒
素ガス中で細断し、水3501を加えコロイドミルで、
窒素ガス中10〜15℃で湿式摩砕したスラリー状の摩
砕汁をテトロン製の炉布で濾過した。F液を10000
Gで15分間遠心分離し、上澄液は炉滓に加え十分に攪
拌後炉布で漣過する。得られたF液は前記と同様に10
000Gで遠心分離しカロチンを集める。同様々操作を
更に3回繰り返し、得られた全カロチンに水1007を
加え水洗後再び10000Gで遠心分離した。水302
を加え分散させてから凍結乾燥すると42の暗赤色天然
濃縮カロチンが得られた。総カロチン含量を分析、しだ
ところ12.3■/1であり、ビタミンA活性は205
001U/グであった。
素ガス中で細断し、水3501を加えコロイドミルで、
窒素ガス中10〜15℃で湿式摩砕したスラリー状の摩
砕汁をテトロン製の炉布で濾過した。F液を10000
Gで15分間遠心分離し、上澄液は炉滓に加え十分に攪
拌後炉布で漣過する。得られたF液は前記と同様に10
000Gで遠心分離しカロチンを集める。同様々操作を
更に3回繰り返し、得られた全カロチンに水1007を
加え水洗後再び10000Gで遠心分離した。水302
を加え分散させてから凍結乾燥すると42の暗赤色天然
濃縮カロチンが得られた。総カロチン含量を分析、しだ
ところ12.3■/1であり、ビタミンA活性は205
001U/グであった。
又炉滓として回収された人参の繊維質は水に分散させた
状態で凍結乾燥したところ32.1 fの乳白色の繊維
質が得られた。
状態で凍結乾燥したところ32.1 fの乳白色の繊維
質が得られた。
Claims (4)
- (1) カロチン含有植物の湿式′摩砕汁から少なくと
も大半の繊維質を除去した後その母液中に含まれるカロ
チン又はカロチン含有物質を高速遠心分離法によシ沈降
分離することを特徴とする天然カロチンの濃縮方法。 - (2) カロチン含有量が0.1〜1.5重量%の天然
カロチン濃縮物が得られる特許請求の範囲第1項記載の
天然カロチンの濃縮方法。 - (3)繊維質の除去が沖過又は低速遠心分離法によシ行
なわれる特許請求の範囲第1i記載の天然カロチンの濃
縮方法。 - (4) カロチン含有植物の湿式摩砕汁が、カロチン含
有植物を不活性ガス雰囲気中で湿式摩砕することによシ
得られたものである特許請求の範囲第1項記載の天然カ
ロチンの濃縮方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11430783A JPS606656A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 天然カロチンの濃縮方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11430783A JPS606656A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 天然カロチンの濃縮方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS606656A true JPS606656A (ja) | 1985-01-14 |
Family
ID=14634592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11430783A Pending JPS606656A (ja) | 1983-06-27 | 1983-06-27 | 天然カロチンの濃縮方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606656A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1051918A1 (en) * | 1999-05-12 | 2000-11-15 | Société des Produits Nestlé S.A. | Method for extracting carotenoids and other anti-oxidants; extracts obtained by this method; food and pet food containing these extracts |
-
1983
- 1983-06-27 JP JP11430783A patent/JPS606656A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1051918A1 (en) * | 1999-05-12 | 2000-11-15 | Société des Produits Nestlé S.A. | Method for extracting carotenoids and other anti-oxidants; extracts obtained by this method; food and pet food containing these extracts |
WO2000069284A1 (en) * | 1999-05-12 | 2000-11-23 | Societe Des Produits Nestle S.A. | Carotenoid and other anti-oxidants extraction |
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