JPS6065100A - 重質液体洗浄剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は衣類などの洗濯に使用される液体洗浄剤組成物
に関するものであって、さらに詳しくはコレステロール
系皮脂汚れに対して優れた洗浄力を発揮し、洗浄時の泡
立ちにも優れ、すすぎ性も良好な重質液体洗浄剤組成物
に係る。

衣類用の洗浄剤は粒状洗剤と液体洗剤に大別することが
できるが、液体洗剤には粒状洗剤に指摘されるような微
細粒子の飛散に起因する鼻腔への刺激がなく、計量も容
易であるなど粒状洗剤を凌ぐ利点が認められている。し
かし、一般に液体洗剤はこれに含まれる界面活性剤の塩
析を避ケるうえで、ビルダーなどの電解質の配合が制限
・−されるため、所望の洗浄力を得ることが難しく、洗
浄力の面でアニオン界面活性剤よシ有利な非イオン界面
活性剤を使用した場合でも、十分な洗浄力を得ることが
でき力い。しかもこの場合には、洗浄時の泡立ちが低下
するばかシでなく、すすぎ時の泡切れ、すなわちすすぎ
性も悪化する欠点がある。このため、従来技術はアニオ
ン界面活性剤と非イオン界面活性剤を併用して、上記の
如き欠点の解消を試みているが、未だ十分な成果が得ら
れていない。

例えば、特開昭５１−１２５４０４号公報には、炭素数
１７〜２５のアルコールに酸化エチレンを７〜１５モル
付加したエトキシレー）　（Ｊｌ）　ト、炭素数９〜１
５のアルコールに酸化エチレンを２〜１０モル付加した
エトキシレート（ｂ）、！：、アニオン界面活性剤を洗
浄活性成分とした重質液体洗浄剤組成物が開示されてお
シ、当該公報の記載によれば、上記のエトキシレー）　
（ａ）は洗浄剤の低起泡特性と主賛な洗浄効果に寄与し
、エトキシレート（ｂ）は力旨肪酸系汚れの除去に効果
がある旨謳われている。

しかしながら、この液体洗浄剤組成物は、どちらかと言
えば水に難溶なエトキシレート（ａ）　ｄ≦洗浄活性成
分の３０〜８ｏチを、好ましくは４０〜ｓｏｂを占めて
いるため、すすぎ性が必ずしも十分でない憾みがある。

本発明者らは重質液体洗浄剤組成物について、その洗浄
力、特にコレステロール系皮脂汚れに対する洗浄力、洗
浄時の泡立ち並びにすすぎ時の泡切れ（すすぎ性）を一
段と改善することを目的として鋭意研究を重ねた結果、
アルキル基鎖長がｃｏ　”””　ｃｔｓの範囲にあって
酸化エチレンの付加モル数が相違する２種類のポリオキ
シエチレンアルキルエーテル（エトキシレート）ト、非
環状アニオン界面活性剤を洗浄活性成分とすると共に、
上記２種類のポリオキシエチレンアルキルエーテルの相
対比を所定の範囲に保持するととによシ、目的に適う重
質液体洗浄剤組成物が得られるとの知見を得た。

而して本発明に係る重質液体洗浄剤組成物は、アルキル
基の炭素数が１１〜１５で酸化エチレンの平均付加モル
数が約７〜１４である中付加エトキシレート（Ｎと、ア
ルキル基の炭素数が１１〜１５で酸化エチレンの平均付
加モル数が約１５〜３０である高付加エトキシレート（
Ｂ）と、非環状アニオン界面活性剤（Ｃ）の３成分を洗
浄活性成分として、３成分合計で２０〜５０重童チ含有
し、中付加エトキシレート（４）と高付加エトキシレー
ト（ａｔの重量比が囚／　（Ｂｌ　＝　ｘ／ｓ〜５／１
であることを特徴とする。そしてこの洗浄剤組成物はビ
ルダーを含有しないのが通例である。

上記の中付力ロエトキシレート（４）は水に対する醪解
度が高く、このものは主として洗浄剤組成物のコレスト
ロール系皮脂汚れに対する洗浄力とすすぎ性に寄与する
成分でおるので、組成物の少なくとも１重量％を占めて
いなければならない。中付加エトキシレート（４）はこ
のものの水に対する優れた溶解性を保証するうえで、ア
ルキル基の鎖長はＣ０〜ｑ１酸化エチレンの平均付加モ
ル数は約７〜１４であることを要するが、との狭件が満
足される限シ、アルキル基は直鎖状でも分枝鎖状でも差
支えない。しかし、本発明の中付加エトキシレート（４
）は第１級アルコールに酸化エチレンを付加させた構造
にあることが好ましい。酸化エチレンの付加モル数につ
いて言えば、本発明の中付加エトキシレー）Ｕ酸本発明
の高付加エトキシレート（Ｂ）は、主として洗浄剤組成
の遊離脂肪酸系皮脂汚れに対する洗浄力に寄与する成分
であって、このものは洗浄剤組成物中に少なくとも１重
量％含まれていなければならない。高付加エトキシレー
ト（Ｂ）のアルキル基はその炭素数が１１〜１５である
限シ、直鎖状でも分枝鎖状でも差支えないが、中付加エ
トキシレート囚と同材に、第】級アルコールに酸化エチ
レンを付加させた構造にあることが好ましい。酸化エチ
レンの平均付加モル数は各種の汚れに対する洗浄力が低
下する。

本発明の洗浄剤組成物は、上記した中付加エトキシレー
ト囚と高付加エトキシレート（Ｂ）　ｔ−１（４）／　
（Ｂ）　＝　１１５〜５／ｌ、好ましくは１７４〜４／
１の重量比で含有し、その合計貴社洗浄剤組成物の少々
くとぜ５重量係、好ましくは１０〜２５重量％、特に好
ましくは１５〜２５重量％を占める。液体洗浄剤組成物
中に配合できる界面活性剤の量には限界があシ、また洗
濯液中の界面活性剤濃度は通常臨界ミセル濃度付近であ
るため、２種以上の界面活性剤を併用する場合は、界面
活性剤相互の量的関係に制約が生ずる。本発明の中付加
エトキシレー）　（Ａｌと高付加エトキシレ−）（Ｂ）
は、それぞれコレステロール系と遊離脂肪酸系の２種の
皮脂汚れの一方に洗浄力を示すので、両方の皮脂汚れに
対する洗浄力を兼備させるためには、前記の量的関係を
満たす必要がある。

本発明では上記した２種のエトキシレートに加えて、非
環状アニオン界面活性剤（Ｃｌが洗浄活性成分として使
用される。エトキシレートのみでは洗浄時の泡立ちが十
分でなく、単なる起泡剤の使用では組成物の総体的な洗
浄力が不足するからである。従って本発明の液体洗浄剤
組成物に於ても、ビルダーが共存しなくても優れた洗浄
力と起泡力を発揮する非環状アニオン界面活性剤（Ｃ）
が、エトキシレート２種と併用される。

念のため付言すると、環状アニオン界面活性剤であるア
ルキルベンゼンスルホンｍ塩は、ビルダーを含まな１八
系では洗浄力、起泡力に劣るため、本発明での使用に適
°さない。

非環状アニオン界面活性剤（Ｃ１としては、従来から洗
浄剤一般に常用されて来た非環状アニオン界面活性剤が
いずれも使用可能である。なかでもスルホン酸型又は硫
酸エステル型の非環状界面活性剤が、具体的にはオレフ
ィンスルポン酸塩、アルキルエーテル硫酸塩などが適当
である。非環状アニオン界面活性剤（Ｃ）の使用景は、
洗浄剤組成物の少なくとも１重ｉ％、好壕しくけ１０〜
３０重量係、特に好ましくは１５〜２５重量％である。

本発明の洗浄剤組成物に於ては、中旬加エトキシレート
囚、高付加エトキシレー）　（ＢＪ及び非環状アニオン
界面活性剤（Ｃ１からなる洗浄活性成分が、組成物の２
０〜５０Ｍ量チ、好ましくは２５〜４０重量％の範囲に
あシ、非環状アニオン界面活性剤（Ｃ）と、中付加エト
キシレートｆＡｌ＋高付加エトキシレート（Ｂ）との重
量比（Ｃ１／（Ａｌ＋（１３）が９／１〜１／９、好ま
しくは４／１〜３／７の範囲にあることを可とする。

本発明の洗浄剤組成物は液体洗剤であるが故に、上記し
た３種の洗浄活性成分に加えて水を必須成分として含有
するが、このほか任意成分としてエタノールなどの低級
アルコール、螢光増白剤、色素、香料、蛋白質分解酵素
、脂肪分解酵素、酵素活性安定化剤、防腐剤、酸化防」
剤などを組成物中に配合することができる。さらにまた
液体洗浄剤組成物のｐＨを中性ないし弱アルカリ性に保
つために、少量のアルカリ性物質を添加することもでき
る。

以上の通シ、本発明によれば、中付加エトキシレー）　
（Ａ）が関与するコレステロール系皮脂汚れに対する洗
浄力、高付加エトキシレート（Ｂ）が関与する遊離脂肪
酸系汚れに対する洗浄力及び非環状アニオン界面活性剤
（Ｃ）が関与する起泡力をバランスよく発揮させること
ができるばかシでなく、すすぎ時の泡切れを良好ならし
めることができるので、洗浄力、泡立ち及びすすぎ性に
優れた重質液体洗浄剤組成物が得られる。

実施例 下記の（Ｉ）〜（■）に示す組成の液体洗浄剤組成物を
それぞれ調製した。尚、（Ｉ）〜（■）の組成表示に於
て、例えばＣｌ２（Ｅｏ）。はアルキル基の平均鎖長が
Ｃｌ１１であるアルコール１モル尚シ、平均９モルの酸
化エチレンを付加したエトキシレートを意味するものと
した。

（１１Ｃ５ａ（ＥＯ）ｓの硫酸エステルナトリウム塩　
２５重重量Ｃ１１ｌ（ＥＯ）？　６　ｐ Ｃｓｓ（ＫＯ）ｓｏ　・　６　〃 水子エタノール＋少量成分　バランス （ｎ）　ｃ、、　（ＥＯ）ｓの硫酸エステルナトリウム
塩　１９重艮饅Ｃ＋５（ＥＯ）ｔｏ　９　ｔｔ Ｃｌｌｌ（ＥＯ）２１１　９　ｔｔ 水＋−１−タ／　−’ル＋少量成分　バランス（ｌ［Ｄ
　Ｃ１□〜ｔｓ（ＥＯ）ｓの硫酸エステルナトリレム塩
　１９重量潰Ｃ＋２〜＋５（ＥＯ）ｔｏ　９　ｔｔ Ｃｔａ〜＋５（ＥＯ）ｓ　９　ｔｔ 水＋エタノール＋少量成分　バランス （ＩＶ）　ｃ、、　（ＥＯ）、の硫酸エステルナトリウ
ム塩　１６重量事Ｃ１，〜１ｓｃＥｏ）ｓ　１２　／／ Ｃ１！（ＥＯＪ２５　９　ｔｔ 水十−１−タンール＋少量成分　バランス（Ｖ）　Ｃ１
４のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム塩　ｌｏ重社
多ＣＩ□〜１３（ＥＯ）５の細裁エステルナトリウム塩
　１ｏ　〃Ｃ１２〜＋ａ（ＥＯ）ａ　７　ｔｔ Ｃｓ２〜ｔａ（ＥＯ）＋ａ　ｌ　ＯＩｔ水十エタノール
＋少量成分　バランス （■　Ｃ１２のアルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム
塩　１９重ｉｓＣｓｓ（ＥＯ）ｇ　９　ｔｔ Ｃ＋ａ（ＥＯ）＋ｇ　９　ｔｔ 水十エタノール＋少量成分　バランス （■）　ｃｒｓ　（ＥＯ）Ｊの倣酸エステルナトリウム
塩　２１重量襲ＣｒａＣＥＯ）ｕ　１２　ｔｔ 水＋エタノール＋少量成分　ノリンス 次に上記の組成物（１１〜（■）それぞれについて、洗
浄力、泡立ち並びにすすぎ性を次の方法で評価した。

洗浄カニ　ワイシャツの衿に取シ付けて２〜５日間着用
することにより、皮脂汚れを付着せしめた拭布（木綿）
を２０枚用意し、各拭布を左右対称に２等分する。次に
２等分した拭布の一方を組成物（■）によシ、他方を組
成物（Ｉｌ〜（Ｖｊによシ、洗剤濃度０．１３３％、液
温２５℃、硬度３°ＤＨ１浴比３０倍の条件下に１０分
間洗浄し、しかる後３分間づつ２回すすぎ、乾燥した。

次に各拭布を肉眼で観察し、完全に汚れが洛ちているも
のを５点、はとんど落ちていないものを１点として５段
階で評定して各組成物の計点をめ、次式によって各組成
物の洗浄力を評価する。

泡立ち二　上記の洗浄力試験において、洗浄終了時の浴
槽内の泡を水面全体に平均化し、任意の３ケ所で泡の高
さを測定して、その平均イｌＨ（によシ泡立ちを評価す
る。

すすぎ性二　上記の洗浄力試験において、すすぎ終了時
のすすぎ液を肉眼で観察し、次の基準ですすぎ性を評価
する。

Ａ：池が全く認められない、極く僅かな白い泡様のもの
しか認められない、 Ｂ：泡が少し存在する、 Ｃ：泡が多量に存在す憂、 各洗浄剤組成物について得られた試験結果を第１表に示
す。

第１表 第１表によれば、本発明に従って中伺加エトキシレート
囚、高付加エトキシレート（Ｂ）及び非環状アニオン界
面活性剤（Ｃ）を洗浄活性成分とした洗浄剤組成物ｆｌ
）〜（■は、洗浄力、泡立ち及びすすぎ性の各点で対照
の洗剤組成物（■）を凌ぐ性能を発揮するが、非環状ア
ニオン界面活性剤に代えて環状アニオン活性剤を使用し
た洗浄剤組成物（ＶＩ）は、洗浄力及び泡立ちの両点で
性能が劣ることが解る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、重質液体洗浄剤組成物に於て、これに含まれる洗浄
   活性成分をアルキル基の炭素数が１１〜１５で酸化エチ
   レンの平均付加そル数が約７〜１４でおる中付加エトキ
   シレート（Ａ）と、アルキル基の炭素数が１１〜１５で
   畝化エチレンの平均伺加そル数が約１５〜３０である高
   付加エトキシレート（Ｂ）と、非現状アニオン性界面活
   性剤（Ｃ）の３成分で構成させ、これら成分の含有景を
   ３成分の合計で前記組成物の２０〜５０重廿チとし、上
   記の成分（Ａ）と成分（Ｂｌの重量比を（Ａｌ　／　（
   Ｂ）　＝　１１５〜５／１としたことを特徴とする重質
   液体洗浄剤組成物。