JPS606295B2 - ガラス体の製造方法 - Google Patents
ガラス体の製造方法Info
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- JPS606295B2 JPS606295B2 JP14587178A JP14587178A JPS606295B2 JP S606295 B2 JPS606295 B2 JP S606295B2 JP 14587178 A JP14587178 A JP 14587178A JP 14587178 A JP14587178 A JP 14587178A JP S606295 B2 JPS606295 B2 JP S606295B2
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- Japan
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- refractive index
- glass
- stuffing
- distribution
- dopant
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- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
- C03C23/00—Other surface treatment of glass not in the form of fibres or filaments
- C03C23/0095—Solution impregnating; Solution doping; Molecular stuffing, e.g. of porous glass
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- Materials Engineering (AREA)
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- Glass Melting And Manufacturing (AREA)
- Manufacture, Treatment Of Glass Fibers (AREA)
- Surface Treatment Of Glass (AREA)
- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は光フアィバおよびこれに関連する光学部材のガ
ラス体を製造する方法に関する。
ラス体を製造する方法に関する。
光ファィバをはじめとする種々の光学部品として用いる
ガラス体には所定の屈折率分布をつける必要がある。
ガラス体には所定の屈折率分布をつける必要がある。
この所定の屈折率分布をつけた光を伝送するガラス体を
作るためには、通常母材としてのガラスの屈折率と異な
る屈折率を与える元素を母材ガラス中に濃度分布がつく
ようにドーピングする。
作るためには、通常母材としてのガラスの屈折率と異な
る屈折率を与える元素を母材ガラス中に濃度分布がつく
ようにドーピングする。
その方法としては「ドーパントに変化し得る原料ガスを
含む混合ガスを気相分解してドープト。ガラスを形成す
る方法や「あるガラス中の成分をそれと接触する他のガ
ラスまたは溶融塩中等の成分とイオン交換する方法の他
に「多孔質ガラスにドーパント乃至ドーパントに変化す
る化合物を含浸させその後「 目的の濃度分布になるよ
うにドーパント乃至ドーパントに変化する化合物(以下
スタッフィング剤とよぶ)を脱ドーピングする方法があ
る。この最後の方法としては「特開昭50一28339
、特開昭51一135915特開昭51一126207
をはじめとする一連の明細書にそ詳細が示されている。
含む混合ガスを気相分解してドープト。ガラスを形成す
る方法や「あるガラス中の成分をそれと接触する他のガ
ラスまたは溶融塩中等の成分とイオン交換する方法の他
に「多孔質ガラスにドーパント乃至ドーパントに変化す
る化合物を含浸させその後「 目的の濃度分布になるよ
うにドーパント乃至ドーパントに変化する化合物(以下
スタッフィング剤とよぶ)を脱ドーピングする方法があ
る。この最後の方法としては「特開昭50一28339
、特開昭51一135915特開昭51一126207
をはじめとする一連の明細書にそ詳細が示されている。
多孔質ガラスにMolecMarSt山fing(分子
充てん)する方法においてドーパントの濃度分布を決定
する重要な工程は、スタッフィング剤を多孔質ガラスの
連結孔内に充てんした後、その一部を熔解‘除去し目的
の濃度分布にする段階であり、そのようにして得られた
状態を固定し乾燥し、さらに、連結孔内のスタッフィン
グ剤の熱分解とコラプスの工程を経て、光ファイバー用
のプレフオーム及び光学用ガラス製品を得ている。しか
し「従来の方法では、スタッフィング剤を気孔内に固定
した後は乾燥・分解・コラプスの各工程を連続して行な
っているため、スタッフイング剤を溶解・除去する条件
を種々変化させても1回の脱ドーピング工程内では目的
の濃度分布を得ることは難しい。例えば、円柱状多孔質
ガラスの中心部のスタッフィング剤の濃度を高く保持し
、屈折率差の大きい放物線状プロフアィルを持ったガラ
ス体を得ようとする場合、スタッフィング剤を含まない
溶媒中で脱ドーピングしても、あるいは最初はスタッフ
ィング剤を中程度の濃度に含む溶液で続いて溶媒のみで
脱ドーピングしても、目的とする屈折率プロフアィルを
得るのは難しい。その原因は「スタッフィング剤の織孔
内における拡散や溶解・析出の挙動が温度や脱ドーピン
グ時間等に依存しているためであろう。とくに、2種類
のスタッフィング剤を別々のプロフアイルに1回のドー
ピング工程内で作ることは非常に難しい。本発明はこの
ような欠点を除去する方法を提供するものでありその特
色とする点は多孔質ガラス体を形成する連結孔に充填せ
しめたスタッフィング剤の一部を溶媒中に溶解除去した
後連結孔内の該スタッフィング剤を熱分解して固定する
工程において、残存する連結孔に対して前記工程の一部
又はすべての方法を繰返し所望のドーパント濃度分布を
得ることを特徴とする。
充てん)する方法においてドーパントの濃度分布を決定
する重要な工程は、スタッフィング剤を多孔質ガラスの
連結孔内に充てんした後、その一部を熔解‘除去し目的
の濃度分布にする段階であり、そのようにして得られた
状態を固定し乾燥し、さらに、連結孔内のスタッフィン
グ剤の熱分解とコラプスの工程を経て、光ファイバー用
のプレフオーム及び光学用ガラス製品を得ている。しか
し「従来の方法では、スタッフィング剤を気孔内に固定
した後は乾燥・分解・コラプスの各工程を連続して行な
っているため、スタッフイング剤を溶解・除去する条件
を種々変化させても1回の脱ドーピング工程内では目的
の濃度分布を得ることは難しい。例えば、円柱状多孔質
ガラスの中心部のスタッフィング剤の濃度を高く保持し
、屈折率差の大きい放物線状プロフアィルを持ったガラ
ス体を得ようとする場合、スタッフィング剤を含まない
溶媒中で脱ドーピングしても、あるいは最初はスタッフ
ィング剤を中程度の濃度に含む溶液で続いて溶媒のみで
脱ドーピングしても、目的とする屈折率プロフアィルを
得るのは難しい。その原因は「スタッフィング剤の織孔
内における拡散や溶解・析出の挙動が温度や脱ドーピン
グ時間等に依存しているためであろう。とくに、2種類
のスタッフィング剤を別々のプロフアイルに1回のドー
ピング工程内で作ることは非常に難しい。本発明はこの
ような欠点を除去する方法を提供するものでありその特
色とする点は多孔質ガラス体を形成する連結孔に充填せ
しめたスタッフィング剤の一部を溶媒中に溶解除去した
後連結孔内の該スタッフィング剤を熱分解して固定する
工程において、残存する連結孔に対して前記工程の一部
又はすべての方法を繰返し所望のドーパント濃度分布を
得ることを特徴とする。
この新しい多重ドーピングという概念はドーピング工程
の単なる繰返しではなく、一度ドーピングしても再利用
可能な気孔がなお十分に残存することと、先行するスタ
ッフィング剤を孔内で易動度が低い化学状態または物理
状態に変化させれば後続するドーピング操作によって影
響されることなくその濃度分布を維持できるという特性
をふまえて利用した点に特徴がある。一般に乾燥工程の
前後では多重ドーピングできる状態は整っておらず、加
熱分解工程の後ではじめて再ドーピングするに十分な連
結孔が得られかつ先行してドープされたものがその濃度
分布をかえない程度に固定化される。このような条件下
で再度ドーピングすれば、従来困難であったドーパント
が中心部に高濃度の放物線分布を持つ円柱状ガラス棒の
製造や「 2種類のドーパントが別々の分布を持つガラ
ス体の製造等が可能となる。その結果として、高屈折率
差をつけたガラス体や「1回のドーピングで得られる屈
折率分布を補修改善されたガラス体や、第1のドーパン
トによる屈折率分布と第2のドーパントによる屈折率以
外の特性分布とを兼ねそなえたガラス体等が得られる。
本発明の多重ドーピング法について代表的な方法を以下
詳しく説明する。
の単なる繰返しではなく、一度ドーピングしても再利用
可能な気孔がなお十分に残存することと、先行するスタ
ッフィング剤を孔内で易動度が低い化学状態または物理
状態に変化させれば後続するドーピング操作によって影
響されることなくその濃度分布を維持できるという特性
をふまえて利用した点に特徴がある。一般に乾燥工程の
前後では多重ドーピングできる状態は整っておらず、加
熱分解工程の後ではじめて再ドーピングするに十分な連
結孔が得られかつ先行してドープされたものがその濃度
分布をかえない程度に固定化される。このような条件下
で再度ドーピングすれば、従来困難であったドーパント
が中心部に高濃度の放物線分布を持つ円柱状ガラス棒の
製造や「 2種類のドーパントが別々の分布を持つガラ
ス体の製造等が可能となる。その結果として、高屈折率
差をつけたガラス体や「1回のドーピングで得られる屈
折率分布を補修改善されたガラス体や、第1のドーパン
トによる屈折率分布と第2のドーパントによる屈折率以
外の特性分布とを兼ねそなえたガラス体等が得られる。
本発明の多重ドーピング法について代表的な方法を以下
詳しく説明する。
出発材となる代表的な多孔質ガラスとしては、ナトリウ
ムとカリウムを含むホウケィ酸ガラスを熱処理し・分相
し・軟相を酸で溶解除去して作った連結孔を有する気孔
率約50%紬孔径約70Aのシリカ分95%以上のガラ
ス体が用い得る。その形状としては直径約1仇伽長さ約
25狐の円柱状が「光ファイバー用のプレフオームを作
るのによく用いられる。ガラス化したときシリカより高
い屈折率を与える元素の硝酸塩を紬孔内に分子充てん(
以下スタッフィングと呼ぶ)したのち、その一部を除去
する工程(以下アン・スタッフィングと呼ぶ)で、濃度
分布をつくる。通常硝酸塩は高温で溶解度が高いので約
10000の飽和溶液にガラス棒を浸して硝酸塩水溶液
をスタッフィングする。次に約100q0の水の中にそ
のガラス棒を浸して紬孔中の硝酸塩をァン・スタッフィ
ングする。硝酸塩の濃度分布が中心部で高くガラス榛表
面で低くなったとき、ガラス棒を約0℃の水の中に移し
温度を下げ、水溶液の溶解度を下げて過飽和の硝酸塩が
細孔内に沈澱析出するようにする。このスタッフイング
とアン・スタッフイングの工程としては、溶媒の種類、
温度、浸債時間等により種々の方法が可能である。約0
℃でも水に溶けている硝酸塩はかなりの量があるため、
次の乾燥工程で紬孔内を移動し易い。そのため、エチル
アルコールのような親水性でかつ硝酸塩に対し低い溶解
度を持つ有機溶媒中にガラス棒を浸しできるだけ多くの
硝酸塩を析出させる。次に真空ポンプを用い約0℃の低
温で徐々にエチルアルコールを減圧除去して、ガラス棒
を乾燥する。この段階で得られるガラス棒には硝酸塩が
固体で充てんされており、連結孔がかなり目詰りした状
態にあるため再度スタッフィングしようとしても、困難
である。また、この段階では、他の硝酸塩の水溶液に入
れて、第2次のスタッフィングをしようとしても先にド
ープされた元素の硝酸塩は水に溶けてその濃度分布をく
ずしてしまう。そのため池種類のドーパソトを、それ個
有の分布にドーピングすることは困難である。さらに、
最初にスタッフィングされる硝酸塩の量は、多孔質ガラ
スの細孔の容積と100q○の硝酸塩の溶解度によって
決まり、それ以上のスタッフィングは通常の方法では困
難である。さて、多重ドーピングとは、上記のようにし
て乾燥工程を経たガラス棒を加熱し、紬孔内の硝酸塩を
熱分解した後、室温に戻し第2次のスタッフイングとア
ン・スタッフイングを行うことである。
ムとカリウムを含むホウケィ酸ガラスを熱処理し・分相
し・軟相を酸で溶解除去して作った連結孔を有する気孔
率約50%紬孔径約70Aのシリカ分95%以上のガラ
ス体が用い得る。その形状としては直径約1仇伽長さ約
25狐の円柱状が「光ファイバー用のプレフオームを作
るのによく用いられる。ガラス化したときシリカより高
い屈折率を与える元素の硝酸塩を紬孔内に分子充てん(
以下スタッフィングと呼ぶ)したのち、その一部を除去
する工程(以下アン・スタッフィングと呼ぶ)で、濃度
分布をつくる。通常硝酸塩は高温で溶解度が高いので約
10000の飽和溶液にガラス棒を浸して硝酸塩水溶液
をスタッフィングする。次に約100q0の水の中にそ
のガラス棒を浸して紬孔中の硝酸塩をァン・スタッフィ
ングする。硝酸塩の濃度分布が中心部で高くガラス榛表
面で低くなったとき、ガラス棒を約0℃の水の中に移し
温度を下げ、水溶液の溶解度を下げて過飽和の硝酸塩が
細孔内に沈澱析出するようにする。このスタッフイング
とアン・スタッフイングの工程としては、溶媒の種類、
温度、浸債時間等により種々の方法が可能である。約0
℃でも水に溶けている硝酸塩はかなりの量があるため、
次の乾燥工程で紬孔内を移動し易い。そのため、エチル
アルコールのような親水性でかつ硝酸塩に対し低い溶解
度を持つ有機溶媒中にガラス棒を浸しできるだけ多くの
硝酸塩を析出させる。次に真空ポンプを用い約0℃の低
温で徐々にエチルアルコールを減圧除去して、ガラス棒
を乾燥する。この段階で得られるガラス棒には硝酸塩が
固体で充てんされており、連結孔がかなり目詰りした状
態にあるため再度スタッフィングしようとしても、困難
である。また、この段階では、他の硝酸塩の水溶液に入
れて、第2次のスタッフィングをしようとしても先にド
ープされた元素の硝酸塩は水に溶けてその濃度分布をく
ずしてしまう。そのため池種類のドーパソトを、それ個
有の分布にドーピングすることは困難である。さらに、
最初にスタッフィングされる硝酸塩の量は、多孔質ガラ
スの細孔の容積と100q○の硝酸塩の溶解度によって
決まり、それ以上のスタッフィングは通常の方法では困
難である。さて、多重ドーピングとは、上記のようにし
て乾燥工程を経たガラス棒を加熱し、紬孔内の硝酸塩を
熱分解した後、室温に戻し第2次のスタッフイングとア
ン・スタッフイングを行うことである。
熱分解は真空下で徐々に約400〜500qoまで加熱
してゆくとおこり、スタッフィング剤の硝酸塩はドーパ
ントである酸化物に変化する。この酸化分解を完全に行
うために約600℃まで加熱すると酸化物はさらに紬孔
内で若干ガラス化し「水に対して溶解度が低い状態にな
る。また硝酸塩が酸化物になると密度が大きくなるため
細孔内の目詰り状態は緩和され、第2次のスタッフィン
グが容易になる。約600qoまで加熱したものを室温
に戻すと第1次のスタッフィングのときと同様に取扱い
える多孔質ガラス体が得られる。このような第2次以降
のドーピングは残孔が得られる限り何回でも行うことが
でき「種々の多重ドーピングが可能となる。第2次以降
のスタッフィングは、第1次のスタッフィングと同機に
行い得るし、第2次以降のアン・スタッフィング工程も
、スタッフイング工程と同様に先行するドーピング工程
に制限されることなく自由にその条件を設定できる。し
たがって目的とするガラスの特性が高屈折率を求める場
合は、第1次のスタッフイングのときと同じ硝酸塩を用
いてドーパント濃度を高めれば高屈折率のガラスが得ら
れる。また、第1次のドーピングで得られる屈折率分布
のうち一部分を低い屈折率分布に修正したい場合には、
ホウ酸のような屈折率を低める元素を含む化合物をスタ
ッフィングすることで可能となる。さらに屈折率分布以
外のガラス特性を得るために他の化合物をスタッフィン
グすることもできる。但し、スタッフイングされる容積
は、第1次のときより減少していることを考慮する必要
がある。多重ドーピングした後、最終のガラス製品を得
るには、通常乾燥・熱分解後600q0から約900こ
0まで昇温しコラプスして残孔を封じガラス化を完全に
行う。
してゆくとおこり、スタッフィング剤の硝酸塩はドーパ
ントである酸化物に変化する。この酸化分解を完全に行
うために約600℃まで加熱すると酸化物はさらに紬孔
内で若干ガラス化し「水に対して溶解度が低い状態にな
る。また硝酸塩が酸化物になると密度が大きくなるため
細孔内の目詰り状態は緩和され、第2次のスタッフィン
グが容易になる。約600qoまで加熱したものを室温
に戻すと第1次のスタッフィングのときと同様に取扱い
える多孔質ガラス体が得られる。このような第2次以降
のドーピングは残孔が得られる限り何回でも行うことが
でき「種々の多重ドーピングが可能となる。第2次以降
のスタッフィングは、第1次のスタッフィングと同機に
行い得るし、第2次以降のアン・スタッフィング工程も
、スタッフイング工程と同様に先行するドーピング工程
に制限されることなく自由にその条件を設定できる。し
たがって目的とするガラスの特性が高屈折率を求める場
合は、第1次のスタッフイングのときと同じ硝酸塩を用
いてドーパント濃度を高めれば高屈折率のガラスが得ら
れる。また、第1次のドーピングで得られる屈折率分布
のうち一部分を低い屈折率分布に修正したい場合には、
ホウ酸のような屈折率を低める元素を含む化合物をスタ
ッフィングすることで可能となる。さらに屈折率分布以
外のガラス特性を得るために他の化合物をスタッフィン
グすることもできる。但し、スタッフイングされる容積
は、第1次のときより減少していることを考慮する必要
がある。多重ドーピングした後、最終のガラス製品を得
るには、通常乾燥・熱分解後600q0から約900こ
0まで昇温しコラプスして残孔を封じガラス化を完全に
行う。
本発明によれば、高屈折率を与えるスタッフイング剤を
何度もスタッフイングできるので屈折率差の大きいプレ
フオームが得られる。
何度もスタッフイングできるので屈折率差の大きいプレ
フオームが得られる。
光ガラスファイバーにした場合、コア部とクラッド部に
大きい屈折率差を持つファイバーは、光学的には大きい
開口数を持つことになるため、ファイバーへの光の導入
がしやすくなる。第1図はそのような高屈折率差を有す
るプレフオームを作る方法を説明する為の一例を示す図
である。第1図に示す曲線11は第1次のドーピングに
よって得られるドーパント、例えばセシウムの濃度分布
であり、曲線12,13は第2次・第3次のドーピング
によって得られる同じドーパント例えばセシウムの積み
重ねられた濃度分布である。従来の方法では極めて高温
で高濃度な溶液をスタッフィングしなければならなかっ
たが、本発明の多重ドーピング法を用いれば第1図に示
すごとくドーパント濃度を積み重ねて高くすることがで
きるので高屈折率差を得るのが容易になる。所望のドー
パント濃度を得るのにスタッフイング溶液の濃度を選定
するのみでなく、ドーピング回数によっても制御できる
ようになる。なお、第1図のクラッド部のドーパント濃
度を低くする方法としては、スタッフィング後温度を下
げて級孔内に沈澱を生じさせ、それを外表面から溶解度
が中くらいな溶媒例えばメタノールで洗浄除去するのが
簡便である。多重ドーピング法を用いれば、屈折率分布
の修正が可能である。
大きい屈折率差を持つファイバーは、光学的には大きい
開口数を持つことになるため、ファイバーへの光の導入
がしやすくなる。第1図はそのような高屈折率差を有す
るプレフオームを作る方法を説明する為の一例を示す図
である。第1図に示す曲線11は第1次のドーピングに
よって得られるドーパント、例えばセシウムの濃度分布
であり、曲線12,13は第2次・第3次のドーピング
によって得られる同じドーパント例えばセシウムの積み
重ねられた濃度分布である。従来の方法では極めて高温
で高濃度な溶液をスタッフィングしなければならなかっ
たが、本発明の多重ドーピング法を用いれば第1図に示
すごとくドーパント濃度を積み重ねて高くすることがで
きるので高屈折率差を得るのが容易になる。所望のドー
パント濃度を得るのにスタッフイング溶液の濃度を選定
するのみでなく、ドーピング回数によっても制御できる
ようになる。なお、第1図のクラッド部のドーパント濃
度を低くする方法としては、スタッフィング後温度を下
げて級孔内に沈澱を生じさせ、それを外表面から溶解度
が中くらいな溶媒例えばメタノールで洗浄除去するのが
簡便である。多重ドーピング法を用いれば、屈折率分布
の修正が可能である。
第2図は放物線状屈折率分布の山裾部分を修正する方法
を説明する為の一例を示す図である。屈折率を高めるド
ーパントの濃度分布が曲線21の場合、屈折率を低める
ドーパント例えばホウ素の濃度分布を曲線22のように
なるようドーピングすれば、ブレフオームとしての屈折
率分布は曲線23のように修正される。このように修正
することで広帯域用の光ファイバーに要求される放物線
状の屈折率分布が得られる。このように2種類のドーパ
ントを別々の濃度分布にドーピングするには従来のよう
なアン・スタッフィング溶液の温度と濃度と時間の制御
のみではほとんど不可能である。しかし、本発明の多重
ドーピング法によれば、高い屈折率を与えるドーパント
に変化する化合物例えば硝酸セシウムをスタッフィング
し、第2図の曲線21のようになるようアン。スタッフ
ィングし「第2次のドーピングでは、低屈折率を与える
ドーパントに変化する化合物例えばホウ酸を曲線22の
ようになるまでスタッフィングできるので屈折率分布の
修正が可能である。なお第2図のような修正の場合には
第2次のスタッフィング時間の制御でホウ酸の濃度分布
を決めることができるので「第2次のアン。スタッフィ
ング工程は不要である。屈折率分布以外の光学特性を改
善するためにも多重ドーパント法は有用である。
を説明する為の一例を示す図である。屈折率を高めるド
ーパントの濃度分布が曲線21の場合、屈折率を低める
ドーパント例えばホウ素の濃度分布を曲線22のように
なるようドーピングすれば、ブレフオームとしての屈折
率分布は曲線23のように修正される。このように修正
することで広帯域用の光ファイバーに要求される放物線
状の屈折率分布が得られる。このように2種類のドーパ
ントを別々の濃度分布にドーピングするには従来のよう
なアン・スタッフィング溶液の温度と濃度と時間の制御
のみではほとんど不可能である。しかし、本発明の多重
ドーピング法によれば、高い屈折率を与えるドーパント
に変化する化合物例えば硝酸セシウムをスタッフィング
し、第2図の曲線21のようになるようアン。スタッフ
ィングし「第2次のドーピングでは、低屈折率を与える
ドーパントに変化する化合物例えばホウ酸を曲線22の
ようになるまでスタッフィングできるので屈折率分布の
修正が可能である。なお第2図のような修正の場合には
第2次のスタッフィング時間の制御でホウ酸の濃度分布
を決めることができるので「第2次のアン。スタッフィ
ング工程は不要である。屈折率分布以外の光学特性を改
善するためにも多重ドーパント法は有用である。
通常凸型放物線状に屈折率分布をつけた場合、ドーパン
トの濃度分布も凸型放物線状になるが、その場合ドーパ
ント濃度が同じでも伝送される光の波長によって屈折率
が異なるので各種波長の同時伝送を行うと収差が生じる
。それを防止するために「屈折率分布をつけるドーパン
トの凸型放物線状濃度分布と相補するように屈折率に余
り変化を与えないドーパントを凹型放物線状にドープし
、全ドーパント量が均一になるようにすると波長分散が
少ないガラス体が得られる。第3図は〜 2種類のドー
パントの濃度分布の一例を示している。このような分布
を得るには、第1のドーパント乃至ドーパントに変化す
る化合物をアン・スタッフィングするとき第2のドーパ
ントに変化する化合物をアン・スタッフィング溶液に用
いれば〜相補的な分布が得られると考えられるが2つの
ドーパントの紬孔内での易敷度が異なるため良好な分布
は得られにくい。しかし「多重ドーピング法を用いれば
両者のドーピングは別々に独立しているので、容易に目
的とする分布が得られる。この場合第2のドーパントを
第3図の曲線32のようにドーピングするのにはスタッ
フイング時間の選定のみで行うことができ、アン。スタ
ッフイング工程は不要となる。さらに本発明によれば〜
以上のような光学的特性の付与のみでなく機械的な特性
を改善することもでき、例えば表面に圧縮の残留応力を
残した強化光ガラスフアィバ…を得ることもできる。第
4図は放物線状の屈折率分布をもち、かつ強度が強化さ
れたファイバーを作る方法を説明する為の図である。第
4図のごとく屈折率分布を与えるドーパントを曲線41
のごとく第1次のスタッフィングとアン・スタッフィン
グで作りト第2次のスタッフイングとアン・スタッフィ
ングによって第2のドーパントを曲線42のごとくドー
ピングするのは、本発明を用いれば容易である。第2の
ドーパントとしては、ガラスに多く含まれると膨張係数
が大となるような酸化物を与える元素例えばカリウムな
どがある。曲線42のごとく表面近傍には第2のドーパ
ントがなく〜かつ、その領域が小さいので、中心部との
膨張係数の違いが表面圧縮応力となる。この圧縮応力は
紙糸後も残留するので強化光ガラスファイバーとなる。
本発明の多重ドーピング法は以上のような屈折率分布が
主特性で、その形状としては光ガラスファイバー状であ
る光学ガラス体のみに有用な方法ではなく、多孔質ガラ
スをもとにしたフィルターや鏡やレンズ等各種のガラス
体の製造にも有用である。
トの濃度分布も凸型放物線状になるが、その場合ドーパ
ント濃度が同じでも伝送される光の波長によって屈折率
が異なるので各種波長の同時伝送を行うと収差が生じる
。それを防止するために「屈折率分布をつけるドーパン
トの凸型放物線状濃度分布と相補するように屈折率に余
り変化を与えないドーパントを凹型放物線状にドープし
、全ドーパント量が均一になるようにすると波長分散が
少ないガラス体が得られる。第3図は〜 2種類のドー
パントの濃度分布の一例を示している。このような分布
を得るには、第1のドーパント乃至ドーパントに変化す
る化合物をアン・スタッフィングするとき第2のドーパ
ントに変化する化合物をアン・スタッフィング溶液に用
いれば〜相補的な分布が得られると考えられるが2つの
ドーパントの紬孔内での易敷度が異なるため良好な分布
は得られにくい。しかし「多重ドーピング法を用いれば
両者のドーピングは別々に独立しているので、容易に目
的とする分布が得られる。この場合第2のドーパントを
第3図の曲線32のようにドーピングするのにはスタッ
フイング時間の選定のみで行うことができ、アン。スタ
ッフイング工程は不要となる。さらに本発明によれば〜
以上のような光学的特性の付与のみでなく機械的な特性
を改善することもでき、例えば表面に圧縮の残留応力を
残した強化光ガラスフアィバ…を得ることもできる。第
4図は放物線状の屈折率分布をもち、かつ強度が強化さ
れたファイバーを作る方法を説明する為の図である。第
4図のごとく屈折率分布を与えるドーパントを曲線41
のごとく第1次のスタッフィングとアン・スタッフィン
グで作りト第2次のスタッフイングとアン・スタッフィ
ングによって第2のドーパントを曲線42のごとくドー
ピングするのは、本発明を用いれば容易である。第2の
ドーパントとしては、ガラスに多く含まれると膨張係数
が大となるような酸化物を与える元素例えばカリウムな
どがある。曲線42のごとく表面近傍には第2のドーパ
ントがなく〜かつ、その領域が小さいので、中心部との
膨張係数の違いが表面圧縮応力となる。この圧縮応力は
紙糸後も残留するので強化光ガラスファイバーとなる。
本発明の多重ドーピング法は以上のような屈折率分布が
主特性で、その形状としては光ガラスファイバー状であ
る光学ガラス体のみに有用な方法ではなく、多孔質ガラ
スをもとにしたフィルターや鏡やレンズ等各種のガラス
体の製造にも有用である。
出発材である多孔費ガラスは前記の他にSIC14やそ
の他の酸化物になるガスを火炎加水分解して煤状の連結
孔を有する多孔質ガラス体として用いることが出来る。
の他の酸化物になるガスを火炎加水分解して煤状の連結
孔を有する多孔質ガラス体として用いることが出来る。
スタッフィング剤としてはC6N03の他にPb(N0
3)2、Bi(N03)3、RbN03、日3803を
単独又は混合溶液例えば15雌rのCsN03と150
釘のPb(N03)2を含む100の‘の水溶液又は1
20餌のCsN03と100餌のBi(N03)3を含
む100の‘の水溶液を用いることが出釆る。さらにア
ン。
3)2、Bi(N03)3、RbN03、日3803を
単独又は混合溶液例えば15雌rのCsN03と150
釘のPb(N03)2を含む100の‘の水溶液又は1
20餌のCsN03と100餌のBi(N03)3を含
む100の‘の水溶液を用いることが出釆る。さらにア
ン。
スタッフイング溶媒としては水Lエチルアルコー′レ、
メチルアノレコーノレ、インプロピルアルコールを単独
又はこれらの混合溶液例えば水とエチルアルコ−ルが体
積比1:1又は6:4のものなどを使用することが出来
る。以下本発明を実施例に基づいて説明する。
メチルアノレコーノレ、インプロピルアルコールを単独
又はこれらの混合溶液例えば水とエチルアルコ−ルが体
積比1:1又は6:4のものなどを使用することが出来
る。以下本発明を実施例に基づいて説明する。
本発明はこれらに記載される内容に限定されるものでは
ない。実施例 1 Sj026な重量%、B20330重量%、K20鶴亀
量%「Na204重量%のホウケィ酸ガラスを溶解し、
直径1仇助長さ25肌の丸棒を引上げ、それを550℃
で90時間加熱して分相させ、約30oo/時間の速度
で450qoまで徐冷した。
ない。実施例 1 Sj026な重量%、B20330重量%、K20鶴亀
量%「Na204重量%のホウケィ酸ガラスを溶解し、
直径1仇助長さ25肌の丸棒を引上げ、それを550℃
で90時間加熱して分相させ、約30oo/時間の速度
で450qoまで徐冷した。
得られた分相ガラスのアルカリ成分とホウ素の多い軟相
を3規定の塩酸で溶苗し、孔径約70Aの連結孔を有す
るガラス榛を得た。98つ0の純水で紬孔内を約4日間
洗浄した。
を3規定の塩酸で溶苗し、孔径約70Aの連結孔を有す
るガラス榛を得た。98つ0の純水で紬孔内を約4日間
洗浄した。
この多孔質ガラス榛を硝酸セシウム:CsN03の68
重量%の温度105q0の水溶液に浸潰し「 3時間ス
夕ッフィングした。室温の水に移し冷却し紬孔内にCs
N03を析出沈澱させた。紬孔内に生じた白沈を40o
oのメタノール中で丸錘外表面から徐々に除去した。時
々メタノールを交換し約4時間後、第5図の曲線51の
ようになっていると考えられるCsN03の分布を得た
。中央部は白色不透明で外表面近傍は多孔質ガラス特有
の透明度を有する状態であった。メタノールを0℃のエ
チルアルコールにかえ、1幼時間溶媒の交換を行なった
のち真空ポンプで減圧乾燥した。0℃で1幼時間乾燥し
たのち、引続き真空下で溶媒を除去しながら徐々に加熱
し、400qoで熱分解し、そのあと60ぴ0まで加熱
した。
重量%の温度105q0の水溶液に浸潰し「 3時間ス
夕ッフィングした。室温の水に移し冷却し紬孔内にCs
N03を析出沈澱させた。紬孔内に生じた白沈を40o
oのメタノール中で丸錘外表面から徐々に除去した。時
々メタノールを交換し約4時間後、第5図の曲線51の
ようになっていると考えられるCsN03の分布を得た
。中央部は白色不透明で外表面近傍は多孔質ガラス特有
の透明度を有する状態であった。メタノールを0℃のエ
チルアルコールにかえ、1幼時間溶媒の交換を行なった
のち真空ポンプで減圧乾燥した。0℃で1幼時間乾燥し
たのち、引続き真空下で溶媒を除去しながら徐々に加熱
し、400qoで熱分解し、そのあと60ぴ0まで加熱
した。
ガラス棒は半透明体で連結孔が残っていた。室温に冷却
し「ガラス棒を2分し、一方を再度10500総%のC
sN03水溶液に入れて第2次のスタッフィングをした
。3時間後室温の水に入れて、紬孔内にCsN03の白
沈を生じさせた。
し「ガラス棒を2分し、一方を再度10500総%のC
sN03水溶液に入れて第2次のスタッフィングをした
。3時間後室温の水に入れて、紬孔内にCsN03の白
沈を生じさせた。
これを40ooのメタノール中で約1時間洗浄し、第5
図の曲線52のように白沈領域の分布ができるように第
2次のアソ・スタッフィングを行った。そあと前回と同
様0℃のエチルアルコールに浸し、減圧乾燥した。先に
2分したガラス隆と一緒にし、減圧下で60000まで
徐々に加熱した。その後、真空下で900qoまで昇温
速度を50oo/時間に上げてコラプスした。得られた
ガラス棒の断面を切り出し、半径方向のCsの濃度分布
をエレクトロンマイクロプローブ装置で測定した結果ド
ーピング1回のものは第5図の曲線51のようになって
いた。ドーピング2回のものは第5図の曲線53のよう
に、第2回のドーピングでドープされたと考えられる曲
線52のような分布と曲線51との和になっていること
を示した。なお、ドーピング1回のものの中心部での屈
折率は、波長0.6328仏凧に対ち1.4810であ
ったのに、2回ドーピングしたものの中心部の屈折率は
、1.4910であった。実施例 2実施例1と同様に
して多孔質ガラス棒を得た。
図の曲線52のように白沈領域の分布ができるように第
2次のアソ・スタッフィングを行った。そあと前回と同
様0℃のエチルアルコールに浸し、減圧乾燥した。先に
2分したガラス隆と一緒にし、減圧下で60000まで
徐々に加熱した。その後、真空下で900qoまで昇温
速度を50oo/時間に上げてコラプスした。得られた
ガラス棒の断面を切り出し、半径方向のCsの濃度分布
をエレクトロンマイクロプローブ装置で測定した結果ド
ーピング1回のものは第5図の曲線51のようになって
いた。ドーピング2回のものは第5図の曲線53のよう
に、第2回のドーピングでドープされたと考えられる曲
線52のような分布と曲線51との和になっていること
を示した。なお、ドーピング1回のものの中心部での屈
折率は、波長0.6328仏凧に対ち1.4810であ
ったのに、2回ドーピングしたものの中心部の屈折率は
、1.4910であった。実施例 2実施例1と同様に
して多孔質ガラス棒を得た。
これを105つ068%のCsN03水溶液に浸潰して
3時間スタッフィングし、次に100℃の水中に10分
間浸しCsN03を外表面から溶解除去した。室温のエ
タノールにつけて紬孔内のCsNQを沈澱させたところ
、中心に近づくほど白色の強い放物線状と考えられる濃
度分布を持った細孔内沈澱が見えた。溶媒を十分エタノ
ールに置換したのち、真空ポンプで減圧乾燥し、つづい
て徐々に加熱分解を行い62500まで昇温した。室温
に冷やし、試料を2分し、一方を再度105q068%
CsN03溶液につけ1時間後第1次のアン・スタッフ
ィングと同じ操作をくりかえした。乾燥後、先に2分し
た他の試料片と一緒に加熱し、最后に900qoでコラ
プスした。得られた試料を直径約2脚に引伸し、その断
面を円板状に切出し、干渉法で屈折率分布を測定した。
その結果第6図のごとく、1回ドーピングと2回ドーピ
ングの試料から、それぞれ曲線61と62のような屈折
率分布を得た。このことから、多重ドーピングによって
中心部の屈折率がより一層高いプレフオームが得られる
ことがわかった。すなわち本発明によって高い関口数の
ファイバーが得られることがわかった。実施例 3 実施例1と同様にして多孔質ガラス棒を得た。
3時間スタッフィングし、次に100℃の水中に10分
間浸しCsN03を外表面から溶解除去した。室温のエ
タノールにつけて紬孔内のCsNQを沈澱させたところ
、中心に近づくほど白色の強い放物線状と考えられる濃
度分布を持った細孔内沈澱が見えた。溶媒を十分エタノ
ールに置換したのち、真空ポンプで減圧乾燥し、つづい
て徐々に加熱分解を行い62500まで昇温した。室温
に冷やし、試料を2分し、一方を再度105q068%
CsN03溶液につけ1時間後第1次のアン・スタッフ
ィングと同じ操作をくりかえした。乾燥後、先に2分し
た他の試料片と一緒に加熱し、最后に900qoでコラ
プスした。得られた試料を直径約2脚に引伸し、その断
面を円板状に切出し、干渉法で屈折率分布を測定した。
その結果第6図のごとく、1回ドーピングと2回ドーピ
ングの試料から、それぞれ曲線61と62のような屈折
率分布を得た。このことから、多重ドーピングによって
中心部の屈折率がより一層高いプレフオームが得られる
ことがわかった。すなわち本発明によって高い関口数の
ファイバーが得られることがわかった。実施例 3 実施例1と同様にして多孔質ガラス棒を得た。
log068%CsNQ水溶液で第1次のスタッフィン
グをしたのち、10び05%CsN03水溶液で第1次
のアン・スタッフイングをした。エチルアルコールに浸
潰してから、乾燥・熱分解後600℃まで加熱し、その
後室温まで冷やし、試料棒を2分した。そのひとつを1
00qoの飽和ホウ酸:比B03水溶液に5分間浸した
後、取出し室温のアセトンに浸したところ広B03の薄
い白枕がガラス捧外表面近くに見られた。これを真空下
でゆっくり加熱しはBQに熱分解し、つづいて90ぴ0
まで加熱して残孔をコラプスした。他の試料片も再度真
空下で900qoまで加熱され、コラプスされた。それ
ぞれのガラス榛断面の屈折率分布を干渉法で頚。定た結
果、第2図の曲線21と曲線23のように山裾部の屈折
率分布が改善されていることがわかった。実施例 4実
施例1と同様にして多孔質ガラス棒を得た。
グをしたのち、10び05%CsN03水溶液で第1次
のアン・スタッフイングをした。エチルアルコールに浸
潰してから、乾燥・熱分解後600℃まで加熱し、その
後室温まで冷やし、試料棒を2分した。そのひとつを1
00qoの飽和ホウ酸:比B03水溶液に5分間浸した
後、取出し室温のアセトンに浸したところ広B03の薄
い白枕がガラス捧外表面近くに見られた。これを真空下
でゆっくり加熱しはBQに熱分解し、つづいて90ぴ0
まで加熱して残孔をコラプスした。他の試料片も再度真
空下で900qoまで加熱され、コラプスされた。それ
ぞれのガラス榛断面の屈折率分布を干渉法で頚。定た結
果、第2図の曲線21と曲線23のように山裾部の屈折
率分布が改善されていることがわかった。実施例 4実
施例1と同様にして多孔質ガラス棒を得た。
105q0、68%CsNQ水溶液に3時間浸簿後、室
温の水に移して紬孔内のCsN03を沈澱させた。
温の水に移して紬孔内のCsN03を沈澱させた。
これを80つ○の水に約30分間浸し、CsN03を表
面から徐々に溶解除去し、放物線状の濃度分布を作った
。室温のメチルアルコールに移しかえたら中心に近くほ
ど白色の強い沈澱が生成した。次に真空ポンプを用いて
メタノールを気化除去したのち、減圧下でゆっくり加熱
したCsN03を熱分解した。62ず0で半透明のガラ
ス体が得られたのでこれを室温まで冷却した。
面から徐々に溶解除去し、放物線状の濃度分布を作った
。室温のメチルアルコールに移しかえたら中心に近くほ
ど白色の強い沈澱が生成した。次に真空ポンプを用いて
メタノールを気化除去したのち、減圧下でゆっくり加熱
したCsN03を熱分解した。62ず0で半透明のガラ
ス体が得られたのでこれを室温まで冷却した。
このガラス榛を100oo飽和硝酸カリウム:KN03
水溶液で20分間スタッフィングした。第2次のアン・
スタッフィングは行なわず、前回と同様メタノール浸糟
後・乾燥と熱分解を行なった。減圧下900℃でコラプ
スして得たガラス棒の断面を切り出し、エレクトロンマ
イクロプローブ装置でCsとKの濃度分布を測定し結果
第3図の曲線31のようにCsが、曲線32のようにK
がドープされていることがわかった。このことから、C
sとKのドープ量の和がほぼ均一に分布しており、Cs
の屈折率分布による光の伝送が波長分散されにくくなっ
ていることがわかつた。実施例 5 実施例1と同機にして多孔質ガラス棒を得た。
水溶液で20分間スタッフィングした。第2次のアン・
スタッフィングは行なわず、前回と同様メタノール浸糟
後・乾燥と熱分解を行なった。減圧下900℃でコラプ
スして得たガラス棒の断面を切り出し、エレクトロンマ
イクロプローブ装置でCsとKの濃度分布を測定し結果
第3図の曲線31のようにCsが、曲線32のようにK
がドープされていることがわかった。このことから、C
sとKのドープ量の和がほぼ均一に分布しており、Cs
の屈折率分布による光の伝送が波長分散されにくくなっ
ていることがわかつた。実施例 5 実施例1と同機にして多孔質ガラス棒を得た。
105oo、68%CsN03水溶液で3時間スタッフ
ィングしたのち「室温の水に移して紬孔内のCsN03
を析出沈澱させた。
ィングしたのち「室温の水に移して紬孔内のCsN03
を析出沈澱させた。
これを100午0の水に20分間浸して外表面からCs
N03を溶解除去し、放物線状の分布を作った。室温の
エチルアルコールに移しかえたら、中心に近づくほど白
色度の強い沈澱が生成した。次に真空ポンプを用いエチ
ルアルコ−ルを気化除去し、つづいてゆっくり加熱して
CsN03を熱分解した。625℃で半透明のガラス体
が得られたのでこれを室温にまで冷却した。
N03を溶解除去し、放物線状の分布を作った。室温の
エチルアルコールに移しかえたら、中心に近づくほど白
色度の強い沈澱が生成した。次に真空ポンプを用いエチ
ルアルコ−ルを気化除去し、つづいてゆっくり加熱して
CsN03を熱分解した。625℃で半透明のガラス体
が得られたのでこれを室温にまで冷却した。
このガラス棒を100℃で過飽和になっているKNQ水
溶液に2時間浸潰し、KN03約71%の溶液を紬孔内
にスタッフィングした。これを室温の水で冷却し、KN
Qの沈澱を生成させた。約20分間流水で洗い、外表面
近傍のKN03を除去し、透明な層を作った。その後エ
チルアルコールに浸し、減圧乾燥し、熱分解後・コラブ
スしてガラス綾を得た。ガラス榛断面のCsとKの濃度
分布を測定した結果、第4図のごとくCsは曲線41の
ように、Kは曲線42のように分布しており、Cが屈折
率分布に支配的であり、Kが表面圧縮応力を生じるのに
支配的になっていることがわかった。このガラス榛を紡
糸し、ファイバーに1次コート、2次一トを施したのち
心線強度を測定した結果、Kをドープしなかったものよ
り強くなり、多重ドーピングによって機械的強度の向上
も可能なことがわかつた。
溶液に2時間浸潰し、KN03約71%の溶液を紬孔内
にスタッフィングした。これを室温の水で冷却し、KN
Qの沈澱を生成させた。約20分間流水で洗い、外表面
近傍のKN03を除去し、透明な層を作った。その後エ
チルアルコールに浸し、減圧乾燥し、熱分解後・コラブ
スしてガラス綾を得た。ガラス榛断面のCsとKの濃度
分布を測定した結果、第4図のごとくCsは曲線41の
ように、Kは曲線42のように分布しており、Cが屈折
率分布に支配的であり、Kが表面圧縮応力を生じるのに
支配的になっていることがわかった。このガラス榛を紡
糸し、ファイバーに1次コート、2次一トを施したのち
心線強度を測定した結果、Kをドープしなかったものよ
り強くなり、多重ドーピングによって機械的強度の向上
も可能なことがわかつた。
第1図は多重ドーピングによる濃度分布を表わし11,
12,13は夫々第1回、第2回、第3回の濃度分布図
、第2図は21の濃度分布と22の負の濃度分布を合成
して23の屈折率分布を得る図「第3図は2種類のドー
パントを夫々31と32の濃度にドーピングした分布図
、第4図は2種類のドーパントを夫々41と42の濃度
にド−ピングした分布図、第5図は51と52の濃度に
ドーピングして53の合成した濃度分布を得た図、第6
図は放物線状屈折率分布を2度繰返し61から62の分
布を得た図を示す。 ズー図 才2図 づ3図 才4図 75図 才6図
12,13は夫々第1回、第2回、第3回の濃度分布図
、第2図は21の濃度分布と22の負の濃度分布を合成
して23の屈折率分布を得る図「第3図は2種類のドー
パントを夫々31と32の濃度にドーピングした分布図
、第4図は2種類のドーパントを夫々41と42の濃度
にド−ピングした分布図、第5図は51と52の濃度に
ドーピングして53の合成した濃度分布を得た図、第6
図は放物線状屈折率分布を2度繰返し61から62の分
布を得た図を示す。 ズー図 才2図 づ3図 才4図 75図 才6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 多孔質ガラス体を形成する連結孔に充填せしめたス
タツフイング剤の一部を溶媒中に溶解除去した後連結孔
内の該スタツフイング剤を熱分解して固定する工程にお
いて、残存する連結孔に対して前記工程の一部又はすべ
ての方法を繰返し所望のドーパント濃度分布を得た後加
熱溶解することを特徴としたガラス体の製造方法。 2 最初の工程と第2回以降繰返される工程においてス
タツフイング剤の種類と濃度、溶媒の種類と濃度および
充填する温度と時間が同一又は異なることを特徴とする
特許請求の範囲第1項記載のガラス体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14587178A JPS606295B2 (ja) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | ガラス体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14587178A JPS606295B2 (ja) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | ガラス体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5571639A JPS5571639A (en) | 1980-05-29 |
JPS606295B2 true JPS606295B2 (ja) | 1985-02-16 |
Family
ID=15394973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14587178A Expired JPS606295B2 (ja) | 1978-11-24 | 1978-11-24 | ガラス体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606295B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0519185U (ja) * | 1991-08-22 | 1993-03-09 | 山形日本電気株式会社 | マガジンケース |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5734502A (en) * | 1980-08-11 | 1982-02-24 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | Near parabolic optical transmission body and its production |
JPS5817407A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-01 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | レンズ体及びその製造方法 |
-
1978
- 1978-11-24 JP JP14587178A patent/JPS606295B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0519185U (ja) * | 1991-08-22 | 1993-03-09 | 山形日本電気株式会社 | マガジンケース |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5571639A (en) | 1980-05-29 |
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