JPS606272Y2 - 棚とパネルの止め金装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はスチールラック等の物品棚や各種棚装置におい
て、棚とパネルの止め金装置の改良に関するもので、以
下その詳細を図面の実施例について説明すると、２枚の
パネル１，１の接合部の係止縁片１ａ、ｌａに抱持状に
係止し得る係止片２ａ＊２ａを相対して有するコ字形金
具２に、その背面２ｂ側より内方に向い進退可能に螺挿
した緊締ボルト３と、コ字形内に係挿されて前記緊締ボ
ルト３で押圧され且つ上端に棚板４への係合鍔５ａを折
曲してなる押え金５とを設けたことを特徴とするもので
ある。

パネル１はキャビネット等の内壁に後部パネルとして貼
設されるもので、棚板４と同様スチール鉄板にて形成さ
れ、その接合部の係止縁片１ａは上下全長に亘り形成さ
れるものとする。

コ字形金具２の相対する係止片２ａ、２ａの間隔は第２
図に示すように丁度前記パネル１，１の接合部係止縁片
１ａ、ｌａに抜脱しないよう係合される大きさとし、一
旦係合されると端部以外は中途より外れない。

押え金５はコ字形金具２のコ字形内部に丁度嵌入される
幅の金属プレートよりなり、上端には棚板４の下縁折曲
部４ａと係合しつる係合鍔５ａを、下端にはパネル１の
接合部に当接する当り片５ｂを夫々折曲形成させている
。

緊締ボルト３を螺締すると押え金５が押進させられるか
ら棚板４の下端折曲部４ａと係合した状態で棚板４がパ
ネル１側に押し付けられ、且つそれが下端の当り片５ｂ
を支点に強力に作用するから棚板４はパネル１に対し任
意の高さに固定される。

又同時にこのボルト３の緊締でコ字形金具２はパネル１
，１と係合状のま）反力で前記の押付は方向とは逆向き
に引っ張られるから２枚のパネル１，１はコ字形金具を
介して互いに強力に結合される。

本考案は上記のように、２枚のパネルの接合部の係止縁
片にコ字形金具を係止させると共に、コ字形内に押え金
を設けこれを棚板に係合させた状態で緊締ボルトにて緊
締するよう構成したものであるから一つの緊締ボルトを
螺締するだけの作業で２枚のパネルを強力に接合させる
と同時にその前面の任意の高さに棚板を支持し固定させ
ることができるものであって、パネルに棚取付用の孔を
明けたり、その他の補助具やアタッチメントを一切用い
ないで簡単且つ迅速に而も強力に組立てできるし、構成
も簡単で耐久性があり、安価に実施しうる等の実用的優
れた効果が期待できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置の一例を示す側面図で、要部は断面
を示す。 第２図は同平面図、第３図は分解斜視図である。 １・・・パネル、２・・・コ字形金具、３・・・緊締ボ
ルト、４・・・棚板、５・・・押え金、１ａ・・・係止
縁片、２ａ・・・係止片、２ｂ・・・背面、５ａ・・・
係合鍔、５ｂ・・・当り片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ２枚のパネルの接合部の係止縁片に抱持状に係止し得る
   係止片を相対して有するコ字形金具に、その背面側より
   内方に向い進退可能に螺挿した緊締ボルトと、コ字形内
   に係挿されて前記緊締ボルトで押圧され且つ上端に棚板
   への係合片を折曲してなる押え金とを設けたことを特徴
   とする棚とパネルの止め金装置。