JPS6061660A - 光学的に透明な血清トリグリセリド組成物 - Google Patents

光学的に透明な血清トリグリセリド組成物

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JPS6061660A
JPS6061660A JP59173427A JP17342784A JPS6061660A JP S6061660 A JPS6061660 A JP S6061660A JP 59173427 A JP59173427 A JP 59173427A JP 17342784 A JP17342784 A JP 17342784A JP S6061660 A JPS6061660 A JP S6061660A
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triglycerides
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は血清校正用剤、対照用剤、およびその他の標準
ないし基準溶液、特にそれらのうちで既知量のトリグリ
セリドを含有するものの分野に関する。
種々の血清成分の化学分析において信頼し得る結果を得
るには使用する試験方法、装置および試薬を常に十分に
検討しなければならない。これは実施すべき分析と並行
して対照用剤を使用し、標準溶液によって測定機器の校
正を行うことによって達成される。一般参考として米国
特許第4.158,544号明細書を参照されたい。こ
れら対照用剤または標準液は既知量の分析すべき物質例
えばトリグリセリドを含有している。正常な人の血液中
のトリグリセリドの濃度は重要である。
とい5のはその高濃度は冠状動脈疾患と関係があること
か一般に認められているからである。従って、種々の分
析操作間の不一致を防止するために正常のおよび高い濃
度のトリグリセリドを含有する改良された対照用剤およ
び標準液を提供することが必要である。測定機器を使用
して正確な結果が得られるかは、特に高度に自動化され
た機器の場合には、生化学的測定の標定を厳密に行うか
否かによる。現在まで、ヒトおよび動物の血清のトリグ
リセリド濃度を増加させて上記のような校正用剤または
対照用剤として使用し得るようにずろため、種々の起源
の、トリグリセリドに富んだ両分を提供する目的で多く
の研究が行われてきた。
例えばKuchmakらの米国特許第3,764,55
6号明細書を参照されたい。
ヒト血清成分の検定用の化学的標準および対照用剤の製
造にヒト血清を使用することはよく知られており、これ
らは通常凍結乾燥された形で提供され、使用時に再構成
される。しかしこれらの血清は、凍結乾燥前にも再構成
後にも、非常に濁っている場合がしばしばある。凍結乾
燥前に透明であった血清でも再構成後著しく濁ることが
ある。
血清および血漿試料におけろこの濁りの最大原因はタン
パク質または脂質(主としてトリグリセリドから構成さ
れている)の存在によると信じられている。凍、桔乾燥
された生物学的製品におけろ濁りはトリグリセリド濃度
の関連があるととが示されている。これは、Euhlら
、C11n、 Cbem、 27+1076、アブスト
ラクトナンバー263 (1981)を参照されたい。
血清のこの濁りは臨床的測定に使用する機器の光学濃度
の続みに影響を与え、従って報告されろ測定の正確度を
低下させろ。ががろ血清試料の濁りを減少させようとし
て、種々の起のの化学物質が現在まで使用されている。
例えばRu5l+らの米国特許第ろ、85ろ、465号
明細書には、血清をポリオキシエチル化したラウリン酸
で処理1−これが検定操作中にも血清中に残存すること
により血清の濁りを減少させることが開示されている。
より最近に、’ Pr0kSChリクの米国特許第ろ、
955,925号明細書には、ヒト血清からキロミクロ
ン、すなわち不安定な非常に低密度のりボタンバク質お
よび低□□□度のリポタワバク質を沈殿させて血清の濁
りを減少させろための方法が記載されている。この方法
では、ヒト血清試料を金属陽イオンと混合した後ポリサ
ルフェ−1・誘導体を添加することによって、除去すべ
き成分を含有するりボタンバク質ポリサルフェート錯体
を沈殿させろ。次に沈殿剤例えばンユウ酸塩を添加して
透明な上澄液から残存金属陽イオンを除去し、この上澄
液を貯蔵して使用に供ずろ。従ってこの方法では校正用
剤または対照用剤の製造のためにヒト血清を使用する必
要がある。また、適当な校正用剤または対照用剤を得る
ためには、上記沈殿ト■作によって減少したヒl’−血
清のトリグリセリド濃度を可溶性誘導体例えばトリクロ
ロアセテートトリグリセリドまたはグリセロールトリア
セテ−1・の添加によって、または安定な凍結乾燥し得
ろ動物起源のりボタンバク質例えばトリグリセリドを含
有するウシのりボタンバク質画分の添加によって、所望
の水準まで回復しなければならぬことが開示されている
。Prokscbらは米国特許第4,045,176号
明細書においてさらに、ヒトの高密度リポタンパク質ま
たは非霊長動物のりボタンバク質をヒト血清に添加して
標準または対照用剤を製造することを述べている。先の
彼らの特許におけると同様に、血清の標準ないし基準は
ヒト血清をベースとして製造しなげればならぬことが示
されている。
ヒト血清の使用が必要なため、校正用剤および対照用剤
の製造には入手性およびコストの而で著しい制約が加わ
る。さらに、従来の方法でトリグリセリドを添加した場
合凍結乾燥および再水和後に血清の濁りが生ずる。
Br1gg5の米国特許第4,264,471号明細書
には脱脂血清または血漿の製造方法が記載されている。
この方法では先ず血清を陰イオン交換樹脂と混合して血
清のPHを5.2±0.6に下げて血清がらりボタンバ
ク質を沈殿させ、次の分離工程において上澄の血清を樹
脂および沈殿したりボタンバク質から分離する。すなわ
ちBr1gg5の場合もまfこ、適当な校正用剤または
対照用剤を得るためには尤に戻してやらねばならないよ
うな成分が血清から除去されろ。上記したように、トリ
グリセリドを従来の方法で添加した場合は凍結乾燥およ
び再水利後に血清の濁りが生ずる。
Buhlらは特開昭58−102159において一血清
組成物およびその製造方法を開示している。
この方法では、上記に引用した方法で必要であったよう
な種類の化学的処理は必要でない。この方法においては
、校正用剤および対照用剤の製造に使用するのに適当な
安定で光学的に透明な血清を得るため、酸で沈殿し得る
分子の抽出を行う。この酸沈殿または不溶化工程によっ
て濁った血清が生成し、次にこれを濾過または遠心分離
によって清澄化ずろ。この清澄化の後、PIIビ約7.
0ないし約8.0の範囲に上げて血清を安定化または中
和する。この方法では、適当な校正用!ill :F、
たは対照用剤を得ろために元に戻さねばならぬような血
清成分は除去されない。しかし臨床的に興味のある被分
析物を後に、このようにして製造した安定化された透明
な血清の凍結乾燥の前にでも後にでも、常法により導入
することができる。このような常法によって導入し得る
被分析物の例としてはトリグリセリド、コレステロール
、クルコース、種々の酵素および重要なイオン性被分析
物が挙げられる。すなわちこの方法においては、光学的
に透明なヒトまたは動物起源の血清が添加被分析物なし
で製造される。
要約すれば、トリグリセリドを始めとする脂質を血清か
ら除去する無数の血清清澄法から当業者が達する結論は
、かかる血清成分は必要な苛酷な操作に耐えることがで
きず、適当な校正用剤または対照用剤製造のベースとな
る血清を得るためには前記操作の終了後人工的にその成
分を元に戻さ1よければならないということである。B
uhLらの研究でさえも、完全清澄化工程の前に所望の
水準のトリグリセリドを含有する血清の製造の可能性に
ついて触れていない。すなわち、現在まで、この望まし
い目的を達成する方法につ〜1て、またカ・かる方法に
よって得られる製品についての開示は存在しない。
従前技術全体が教え、開示する所と対照的に、本発明に
よれば添加トリグリセリドを含有するヒトおよび動物い
ずれの起源の血清も、観測さJするトリグリセリド含有
鶏に影響を与えることなしにイ青澄化することができる
。さらに本発明によオ′シQ′f、、従来ならば血清校
正用剤または対照用剤θ)イ言頼性が無くなるか全く読
み取り不能となるような濃度のトリグリセリドの存在に
に(・でも、許容し得ろ光学的透明度を有する血清が得
らAtろ。
本発明は、血清とトリグリセリドとをt亥血♂(0)少
くとも一つの成分を不溶化するに有効な条例:下で反応
させ、不溶化された成分を血清h1ら分1111t L
、分離された血清を安定化することによる、安定で、光
学的に透明なトリグリセリド含有血清の製i告ブj法を
提供するものである。任意の種々の起源σ)トリグリセ
リドを反応条件の確立、例え1不溶イヒ工程、の前にで
も後にでも血清と反応させろことカーできる。この不溶
化工程は好ましく(1血’R2内σ)Pllを約5より
小とすることから成る。酸によって不溶化された成分は
分離技術例えば濾過また(↓遠I0分離によって血清か
ら分離し、分離された血清を次にそのPI]を約7ない
し約8とすることにより安定化する。その後この血清製
剤は実質的に直ちに使用することもでき、また後で使用
するために凍結乾燥することもできる。
さらに本発明によれば、上記方法によって製造される安
定で、光学的に透明なトリグリセリド含有血清が提供さ
れる。この組成物は、臨床的使用に十分な透明性を有す
る血清においては従来は不可能であったような濃度の血
清トリグリセリドの存在にまξいても高度に望ましい光
学的透明度を保一つ。この血清にはトリグリセリドの他
臨床的に意義のある被分析物を含有させることができる
本発明の好ましい態様には、トリグリセリド含有の光学
的に透明な血清組成物の製造方法、かかる方法によって
製造された組成物(液状、凍結乾燥物、その他の形態)
、この組成物を入れた1個以上の容器または装置と他の
成分または材料とを組合せ包装したものから成るキット
、ならびにトリグリセリドのほかに興味のある被分析物
を混和するかかる方法およびこれによって得られる組成
物が包含される。以下の記載において特定の態様に関し
て使用される特定の用語は別に特記しない限り他のすべ
ての態様にも適用されるものである。
本発明によって得られる重要な利点の一つは、ヒト血清
試料の臨床化学検査に使用し得る校正用剤また(末対照
用剤の製造原料として各種のヒトまたは動物の任意の起
源の血清を使用できることである。すなわち、本方法に
使用し得る血清はヒト起源例えばプールした貯蔵血液か
らも、動物起源例えばウシ、ブタまたはヒト以外の霊長
動物起源のものからも得ることができる。これら霊長お
よび非霊長動物原料が、本発明の方法によって臨床化学
対照用剤および標準用液としての使用に適するものにす
ることができる。従来法による試験で校正用剤または対
照用剤として適当な結果を力えるその他の血清源も考え
られ、同様に本発明の方法によって処理して適当な組成
物を生ずることができる。
本発明の方法によって血清に加えるトリグリセリドは、
公知技術の対照用剤および校正用剤の製造における使用
が知られているものを含め、任肱の多くの起源から得る
ことができる。例えば鶏卵の卵黄リポタンパク質または
水溶性トリグリセリド、例えばトリクロロアセテートト
リグリセリ八トリへミサクシネートグリセロール、グリ
セロールトリアセテートおよびグリセロールトリゾロビ
オネートを血清に添加することができる。別の方法とし
て、トリグリセリドを含む単離されたウシリポタンパク
質両分を不溶化工程の前または後に添加することができ
る。
本発明の方法には好ましくは、血清原料の内因性タンパ
ク質濃度を慣用の任意のタンパク質測定法によって測定
する工程がさらに含まれる。というのは校正用剤および
対照用剤としてのトリグリセリド濃度の再現性ある精度
は、血清自体の濃度を示す特性値と比較することによっ
て得られるからである。血清中の通常の全タンパク質濃
度の範囲は全血清100ミリリットル当り約6.6ない
し約8.6グラムである。しかし血清中のタンパク質定
量には種々の方法が開発され、認められており、それぞ
れの方法によりタンパク質の含有量の類似した試料につ
いて異る結果が得られる。−貫して使用するならば標準
化された方法のどれでも適当であり、このような方法は
Henryら編、 Harper& ROwe社にュー
ヨーク)発行の−C1inicalChemistry
 (臨床化学)405−502ページ(1974年)に
論じられている。
本発明によればトリグリセリドは通常、血清に対し、内
因性タンパク質1グラム当り約14ミリグラムの最終ト
リグリセリド濃度を与えるに十分な程度まで添加される
。好ましい態様においては、正常なヒトトリグリセリド
濃度である内因性タンパク質1グラム当り約66ミリグ
ラムを与えるに十分なトリグリセリドが添加され、特に
好ましい範囲は最終濃度として内因性タンパク質1グラ
ム当りトリグリセリド約65ないし約43ミリグラム以
上である。これらは血清1デシリットル当り約14ない
し約17グラムの正常血清タンパク質濃度範囲を与える
ような方法に基づいている。
不溶化工程は、好まし′くは血清の何等かの性質に変化
を与える結果としてその使用に影響を与えることのない
ような無機または有機の酸の添加によって血清のPHを
約5より小とすることによって行われる。適当な無機酸
の例としては塩酸、硫酸、硝酸およびリン酸が、適当な
有機酸の例としては酢酸、安息香酸、シュウ酸、フタル
酸およびマレイン酸が挙げられる。血清PHの低下は好
ましくは、PHの連続測定装置を使用し少量の酸を間欠
的に添加して行われる。
血清とトリグリセリド源との組合せはPHを約5より小
とする前にもした後にも行い得ることが認められる。い
ずれの場合も、その他の臨床的に意義のある物質をトリ
グリセリドと共にこの段階で、またはこの工程の次の段
階で、それらの性質または濃度に影響を与えることな(
血清に添加することができる。かかるその他の物質とし
ては例えばアルジミン、カルシウム、塩化物、コレステ
ロール、グルコース、無機リン酸塩、鉄、カリウム、ナ
トリウムおよび尿素を挙げることができる。こ。
れら物質のより人乳なリストは実施例に記す態様におい
て示す。
上記のいずれの態様との組合せにおいても、酸によって
不溶化された成分を血清から分離する工程は、濾過、遠
心分離その他の機械的分離技法を含む公知の沈殿分離技
法によって行うことができる。濾過は濾材または紙、例
えば石綿−セルロースまたはガラス繊維濾材を使用して
行うことができる。濾過助剤としてケインウ土の添加も
有利であることが判明した。
分離した血清を安定化する工程は、血清の性質を変化さ
せてその使用上悪影響を与えることのない無機または有
機の塩基を添加してそのPHを約7.0ないし約8.0
とすることによって達成される。
適当な無機塩基の例としては水酸化ナトリウム、−カリ
ウムおよび−アンモニウムおよび金属酸化物例えば酸化
アルミニウムおよび酸化銅が挙げられる。適当な有機塩
基の例としてはトリヒドロキシアミノメタン、テトラメ
チルアンモニウムヒドロキシドおよびトリメチルアミン
が挙げられる。
かくして製造された安定化され、光学的に透明なトリグ
リセリド含有血清は直ちに使用し、または後で使用する
ために貯蔵し、または長期間の貯蔵のために凍結乾燥し
て使用前に再構成することができる。また別の方法とし
て、血清を安定化の前に凍結乾燥し、再構成後使用直前
に安定化することもできる。
以下実施例に本発明の開発において実施した実験を記述
する。可能な場合は常に、商業的に入手し得る標準的な
試薬級薬品を使用した。
例 1 「プラズマダイアグノスチツクペース」 (血漿診断ベ
ース)濃縮ウシ血清(アーマーファーマセチカル社、ク
リタウン、ニューヨーク)100リツトルの全タンパク
質濃度をSMAC連続流れ分析器(テクニコンインスツ
ルメント社、クリタウン、ニューヨーク)によって分析
した。濃度は19グラム/デシリツトル<g/d11)
であった。血清100リツトルに卵黄トリグリセリド6
6.5 gを加えて全タンパク質1g当りトリグリセリ
ド65m9とした。卵黄トリグリセリドは鶏卵の卵黄ト
リグリセリド1容量を濃度50 mMのTRI S−コ
ハク酸塩緩衝液(pH7,5)3容量と混和し次に50
0DIで1時間遠心分離して製造した。TRI Sとは
トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンである。
上澄液をとりSMAC分析器によりトリグリセリドを分
析した結果は、生成液1dl当りトリグリセリド450
0m!?であった。
かくして得られた血清トリグリセリド調製液を均一にな
るまで約20分間かきまぜた後、3M塩酸を加えて溶液
のPI]を4.5(範囲4.4−4.6 )とした。P
HはPH計によりその電極を処理液中に浸したままとし
て連続的に監視した。血清トリグリセリド調製液を60
分間再びかきまぜた後スタンダードスーパーセル(5t
andard 5upercel )銘柄のケインウ土
(ジョンズーマンスビル社、セライトデイビゾヨン、デ
ンバー、コロラド) 5009 ヲ加え、さらに60分
間かきまぜた後瀞過した。
AMFクツ(Cuno ) 5 Q S (AMF社、
クツ ディビジョン、クリディアン、コネチカット)濾
材を備えたAMFクツ濾過器を使用してケインウ土を除
去した。濾過した血清に4M水酸化す) IJウムを少
量づつ加えてPHを7.5(範囲7.4−7.6 )と
した。次に血清はAMFクツ濾過器本体内にAMFクツ
903濾材を備えた加圧濾過装置で濾過して滅菌した。
トリグリセリド含有血清製剤の収量は97リソトルで全
タンパク質濃度17.2.9 / al、)リグリセリ
ド濃度602m1.I/dlであった。
次にこの血清を使用して、他の被分析物の濃度がそれぞ
れ「TQCアラート[Alert ) iケミストリー
コントロール(化学対照剤)]、1ケミストリーキャリ
ブレータ(化学校正剤)」オよび「゛rqcアラ〜ト2
製品」におけるものと等しい6種の製剤を製造した。こ
れらの製剤の準拠とした上記各製品におり゛ろ追加的被
分析物およびその濃度に関する詳細情報はテクニコンイ
ンスツルメント社(クリタウン、ニューヨーク)から入
手ずろことができる。他の被分析物の濃度は常法により
血清に添加および(または)希釈することにより所望濃
度とした。血清トリグリセリド/全タンバグ質の比率は
各製剤とも約65 m9 / 、!i’であった。
調合した血清を1ポール(Pa1l ) NRP O,
2ミクロン濾過器」(f:−ルトリニティミクロ社、コ
ートランド、ニューヨーク)で濾過して微生物があれば
除去した。濾過後、血清を褐色ガラス瓶に分注し、凍結
し減圧下に乾燥した。凍結乾燥した製品は適当量の希釈
剤(校正用剤では20m/、対照用剤では10101n
で再水和して臨床用の校正用剤として、また臨床的に興
味のある被分析物の分析をモニターする対照用剤として
使用しfこ。
次で、」二記の製剤のトリグリセリド濃度および光学的
透明度(濁り度)を、校正用剤および(または)対照用
剤用として現在市販されている数種の製品と比較した。
各市販品および本発明の製剤のトリグリセリド濃度はS
MAC自動分析装置によって測定した。各試料の濁り度
測定にはギャリーモデル(Cary Model ) 
219分光光度計(パリアンアノシエーツ社、バロアル
ト、カリホルニア)により光路長1.0cIILで71
0ナノメートル(nm )における吸光度を測定した。
上記のようにして試験した市販品と本発明による製剤と
をその概略のトリグリセリド濃度によって第1表のよう
に分類した。
第 1 表 50mg/dlトリグリセリド 1、 セラケム(5era Chem )アブノーマル
コンントロールセラム(異常対照血清)(フィッシャー
サイエンティフィック社、オレンシバ〜グ、ニューヨー
ク) 2、 セラケムノーマルコントールセラム(正常対照血
清)(フィッシャー社) ろ、 モニトo −/L/ (Mon1trol ) 
lケミストリーコントロール(化学対照剤)(アメリカ
ンデート、アメリカンボスビタル丈プライ社、マイアミ
、フロリダ) 100#!り/dlトリグリセリド 4、 ケミストリーキャリブレータ(化学校正剤)(テ
クニコンインスツルメント社、タリタウン、ニューヨー
ク) 5、 アブノーマルコントロールセラム(異常対照血清
)(オルトダイアグノスチックス社、ラリタン、ニュー
ジャーシイ) 6、 ノーマルコントロールセラム(正常対照血清)(
オルト社) 1 20m9/d−1) !Jグリセリド7、、TQC
77−ト1ケミストリーコントロール一本発明の方法 8、 ’ TQCアラート1ケミストリーコントロール
(テクニコン社) 140m97dl l−リグリセリド 9 B−キャリブレータ(校正用剤)(テクニコン社) 10、オートメーテッドレフェレンスセラム(自動対照
血清)(オルト社) 180nry/dl)リグリセリド 11、ケミストリーキャリブレータ − 本発明の方法 12、ケミストリーキャリブレータ (テクニコン社) 13、モニトロール■ケミストリーコントロール(アメ
リカンデート) 200■/rue)リグリセリド 14、TQCアラート2− 本発明の方法15、TQC
アラート2 (テクニコン社)第1表に示した製剤それ
ぞれを使用して得た結果を第1図に示す。図かられかる
通り本発明による製剤は試験したトリグリセリドの各濃
度において従来の製品のどれよりも濁りが少い。このす
ぐれた透明性によって本発明の製剤の信頼性は試験した
各グリセリド濃度において改善され、従来安心して使用
できたよりもさらに高濃度のトリグリセリドを含有する
血清について正確な結果を得ることが可能となる。
本発明をその特定の態様について説明したが、本発明の
範囲を逸脱することな(その要素の細部、組合せおよび
配列について種々の変化を加えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は市販品および実施例1により製造した本発明の
製剤についてそのトリゾi)セリド濃度と吸光度との関
係を示す線図的説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)血清とトリグリセリドとを該血清の少くとも一つ
    の成分を不溶化するに一有効な条件下で反応させ、 前記の少くとも一つの不溶化された成分を前記血清から
    分離し、そして 前記の分離された血清を安定化する ことから成る、安定で、光学的に透明な、トリグリセリ
    ド含有血清の製造方法。 (2ン 前記の少くとも一つの成分を不溶化するに有効
    な前記の条件が約5以下の−であることから成る、前項
    (1)に記載の方法。 (3) 前記血清と前記トリグリセリドとの反応が、前
    記血清と前記トリグリセリドとを組合せ、次にその−を
    約5より小とすることから成る、前項(1)に記載の方
    法。 (4) 前記血清と前記トリグリセリドとの反応が、該
    血清の−を約5より小とし、次に該血清とトリグリセリ
    ドとを組合せることから成る、前項(1)に記載の方法
    。 (5)前記血清がウシ血清である、前項(1)に記載の
    方法。 (6) 前記血清中にさらに他の臨床的に意義のある物
    質を導入する工程をさらに含有して成る、前項(1)に
    記載の方法。 (7) 前記物質がアルジミン、カルシウム、塩化物、
    コレステロール、クルコース、無機リン酸塩、鉄、カリ
    ウム、ナトリウムおよび尿素から成る群から選ばれる、
    前項(6)に記載の方法。 (8) 血清の内因性タンパク質濃度を測定する工程を
    さらに含有して成り、かつ前記血清と前記トリグリセリ
    ドとの反応が内因性タンパク質1グラム当り少(とも約
    14ミリグラムのトリグリセリドを前記血清と組合せる
    ことから成る前項(11に記載の方法。 (9) 内因性タンパク質1グラム当り少くとも約33
    ミリグラムのトリグリセリドを添加する、前項(8)に
    記載の方法。 (10) 内因性タンパク質1グラム当り約66ないし
    約46ミリグラムのトリグリセリドを添加する、前項(
    9)に記載の方法。 H前記少くとも一つの不溶化された成分の前記血清から
    の分離が前記血清を濾過して濾液な回収することから成
    る、前項(1)に記載の方法。 (I2) 前記少(とも一つの不溶化された成分の前記
    血清からの分離が前記血清を遠心分離して上澄液を回収
    することから成る、前項(11に記載の方法。 (I3) 前記分離された血清の安定化が、そのPHを
    約7ないし約8とすることから成る、前項(1)に記載
    の方法。 (14)前記血清中の内因性タンパク質を所定の濃度と
    する工程をさらに含有する、前項(1)に記載の方法。 (15J 分離された血清の安定化後に内因性タンパク
    質の濃度を前記所定濃度とする、前項Iに記載の方法。 (16) 所定の内因性血清タンパク質濃度の確立が、
    血清タンパク質濃度を血清1デシリットル当り約14な
    いし約17グラムとすることから成る、前項(151に
    記載の方法。 aη 前記分離し、安定化された血清を凍結乾燥する工
    程をさらに含有する、前項(1)に記載の方法。 0梯 前項(1)に記載の方法によって製造された安定
    化・し、分離された血清を含有して成る安定で光学的に
    透明なトリグリセリド含有血清組成物。 1坩 前項(8) 、 +91 、 (101またはa
    aのいずれかに記載の方法によって製造された安定化し
    、分離された血清を含有して成る、安定なトリグリセリ
    ド含有血清組成物。 (20) 内因性タンパク質1グラム当り少くとも約1
    4ミリグラムのトリグリセリドを加えた血清を含有して
    成り、吸光度が約[1,3より小である安定で、光学的
    に透明なトリグリセリド含有血清組成物。 (2υ 内因性タンパク質1グラム当り少くとも約35
    ミリグラムのトリグリセリドを加えた血清を含有して成
    り、吸光度が約0.5以下である安定にして光学的に透
    明なトリグリセリド含有血清組成物。
JP59173427A 1983-08-22 1984-08-22 光学的に透明な血清トリグリセリド組成物 Pending JPS6061660A (ja)

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