JPS6060413A - 間接加熱式乾留ガス化焼却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明は、有＠廃棄物を連続的に供給して乾燥乾留ガス
化し、その乾留残滓及び乾留ガス等を燃焼して廃棄物の
乾燥・乾留用の熱源として使用した廃棄物の焼却装置に
関する。

（従来技術） 従来から汚泥又は粉粒状有機廃棄物の乾留ガス化焼却装
置には直接加熱式不完全燃焼型が用いられているが、こ
のものは廃棄物の含水率が高かったシ或は粉末状である
と閉塞を起す。また燃焼によって得られるガスの発熱量
は、不完全燃焼ガスであるため小さく（例、鶏ふん原料
で約１ｏｏ。

ｋ　ｃ　ａ　ｔ／ｍ　３）単位発熱量尚シのガス冷却装
置、ガスホルダー等が大きくなる問題点があった。

（発明の目的） 本発明はこれらの問題点を解決すべく提案されたもので
、廃棄物の物性（粉状、粒状）に拘らず焼却処理ができ
、閉基を起さず、また焼却効率が極めて高いガス化焼却
装置を提供することを目的とする。

（発明の構成） 上記の目的は、上手部に有機廃棄物を乾燥・乾留する乾
留部、下￥部に上記廃棄物の乾留残滓を焼却する燃焼部
を備えた焼却装置であって、上記乾留部は、廃棄部を攪
拌するだめの攪拌室と、該攪拌室を間接加熱する燃焼ガ
スを通過させる煙道−室とを分離状に交互に配設して立
形多段状に形成され、また各段の攪拌室は廃棄物通路に
より上下に連通されると共に煙道室は蛇行状に上下に順
次接続され、上記燃焼部は点火装置を備えた燃焼室に形
成されてなり、最下段の攪拌室と燃焼室間にはガスシー
ルした廃棄物移送装置を、また最下段の煙道室と燃焼室
間には燃焼ガス取入口を設け、上段の攪拌室から乾燥・
乾留されながら順次落下状に供給された乾留残滓を燃焼
室で燃焼してガス化し、該燃焼ガスを煙道室に送って廃
棄物の乾燥乾留に供してなる間接加熱式乾留ガス化焼却
装置によって達成される。

（実施例） 本発明の焼却装置を添付図面に示す実施例について説明
すると、第１図に示すように円筒状炉体の外殻１は軟鋼
板で囲われた断熱材、耐火材の層からなり、その内部は
上手部に有機廃棄物を乾燥乾留する乾留部１１下牛部に
廃棄物の乾留残滓を焼却する燃焼部■が形成されている
。

乾留部ｌは１ｊ６棄物を攪拌するだめの攪拌室２と該攪
拌室を間接加熱する燃焼ガスを通過させる煙道室３とを
分離して上下に交互に配設し、乾留部■全体として立形
多段状に形成される。ここに煙道室３はビルディングに
於ける床スラブ（但し内部は空洞状）、攪拌室２は床ス
ラブで圧切られた居住区に相当した関係位置をとる。

各段の煙道室３は上下方向に蛇行υくに接続され、最下
段の煙道室３には燃焼部■に面して燃焼ガス取入口４が
、また最上段の煙道室３には外殻１を通して燃焼ガス排
出口５を形成する。

各段の攪拌室２は中心部と外周部に交互に設けられたｇ
乗物通路６及び６′により連通されている。

乾留部ｌの中心部には耐熱合金製のセンター７ヤフト７
を設け、焼却装置外部に設けた駆動装置（図示せず）に
よっつ回転駆動される。センター７ヤフト７にはアーム
８を介して各段の攪拌室２の床面に略接するような複数
の攪拌翼９が設けられている。この攪拌翼９は第２図に
示すように、最上段の攪拌翼９のセンターシャフト７に
対する渦巻はシャフトが回転した時に廃棄物を乾留部Ｉ
の中ｒ□部に向って導き、次段の渦巻けｊ発棄物を中心
部から外周部に押出すような角度位置に取付けられる。

乾留部■の上方に廃棄物供給用ホソ・′？−１，０を設
け、スクリューコンベア１１を介して廃棄物を最上段の
攪拌室２の外周部に連続的に供給する。

スクリューコンベア１１をガスシールすると好都合であ
る。尚、１２は乾留ガス排気口である。

燃焼部■は上記乾留部■の下方に燃焼室を形成する。２
１は廃棄物移送装置で、本実施例では焼却装置の外に一
旦迂回した型式をとっている。廃棄物移送装置１ｔは、
最下段の撹拌室２から廃棄物の乾留残滓を受け取って横
に送る第１のスクリーーコンベ７２２と、第１のスクリ
ューコンベア２２の一端に設けた立形の落下用筒２３と
、該落下筒２３に接続した第２のスクリューコンベア２
４と備え、これらの構成部材はガスシールに形成されて
いる。攪拌室から乾留残滓を直接に燃焼室に送ると、乾
留残滓の発生熱量が乾留に必要な熱量より大きい場合に
焼却装置の炉温か上昇すると共に熱の損失となる。又最
下段の攪拌室と燃焼室間のガスシールが困難で、燃焼ガ
スが攪拌室に侵入して廃棄物を直接加熱し効率を低下す
る怖れがある。

これに反して焼却装置外に迂回させると発生熱量の調節
も容易となる。

燃焼室の中央部には上記と同様に攪拌Ｒ２５を備えた燃
焼用攪拌機２６を設け、その回転軸２７を図示せぬ駆動
装置によシ回転駆動して第２のスクリューコンベア２４
で供給された乾留残滓を攪拌と移動を行ないながら、回
転軸２７内の中空部を通して送った墾気を攪拌翼の先端
から噴出して完全燃焼させる。乾留残滓を完全燃焼して
できた灰分け、例えば燃焼室の中心部に集められ灰分用
排出１］２８及び灰分排出用スクリューコンベア２９を
介して排出される。

３０は焼却装置の始動時等に使用する点火バーナで、始
動時に燃焼ガスを発生させるために重油等を燃料として
使用し、また乾留油の燃焼エネルギが不足して熱バラン
スがとれない場合にも使用する。従って通常の運転には
乾留油を主燃料とし、極めて経済的である。

次に本発明の焼却装置の作動について述べる。

（＋）　始動に当って、燃焼室内でバーナ３０を点火す
ると燃焼ガスは各段の煙道室３内を蛇行状に上昇して充
満する。

（１１）廃棄物供給用ホッパー１０を介して最上段の攪
拌室２に廃棄物を供給し、センターシャフト７の遅い回
転速度で攪拌翼９で攪拌しながら最上段から最下段に順
次落してゆく。ａ！！Ｓ物は最初外周部から中心部へ、
次いで中心部から外周部に向って攪拌・混練され、長い
滞留時間をかけて下段に導かれるが、その間に、下段に
向うにつれて高温となる煙道室３内の燃焼力スによって
乾燥・乾留される。

０１１）燃焼室に入った乾留ガスを含んだ乾留残滓は該
室内で完全燃焼し、発生した燃焼ガスを煙道室に送って
ｊｊ＾果物の乾燥・乾留に使用する。従って乾留残滓が
一旦燃焼室に供給された後は、一般には別に燃焼用の燃
料を必要としない。

６ｖ）　この時には廃棄物中の水分はすでに蒸発し、可
燃物は焼却されて灰となっているので、灰分は排出口２
８から排除される。

（■）尚、燃焼ガス排出口５には熱交換器（図示せず）
を設けて熱を回収し、さらに脱臭して大気に排出する。

（発明の効果〕 上記のように構成したので本発明の焼却装置は下記の如
き多大の効果を有する。

（１）間接加熱の乾留ガス化のだめ発生ガスの発熱量が
大きい（例、鶏ふんで約３０００〜４０００ｋｃａｔ／
ｍ３）。

（１１）廃漿物が長い攪拌室内で時間をかけて十分に攪
拌されながら加熱されるので熱効率はきわめて良好であ
る。

ω１）攪拌・落下方式なので廃棄物による閉塞がない。

４ｖ）　粘性、付着性が少なりれば、廃棄物が粉状、粒
状にかかわらず焼却処理が可能である。従って廃棄物を
粒状化するためのペレタイザー等が不要となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明装置の垂直断面図、第２図は本発明の攪
拌室及び煙道室を模型的に示した斜視図である。 ■・・・乾留部、■・・・燃焼部　、２・・攪拌室、３
・・・煙道室、４・・・燃焼ガス取入口、６，６′・・
・ｊ５う乗物通路、２１・・・廃棄物移送装置、３ｏ・
・点火装置。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、上手部に有機廃棄物を乾燥・乾留する乾留部、下手
   部に上記廃棄物の乾留残滓を焼却する燃焼部を備えた焼
   却装置であって、上記乾留部は、廃棄部を攪拌するだめ
   の攪拌室と、該攪拌室を間接加熱する燃焼ガスを通過さ
   せる煙道室とを分離状に交互に配設して立形多段状に形
   成され、また各段の攪拌室は廃棄物通路によ如上下に連
   通されると共に煙道室は蛇行状に上下にＩＩＩＩＩ次接
   続され、上記燃焼部は点火装置を備えた燃焼室に形成さ
   れてなシ、最下段の攪拌室と燃焼室間にはガスシールし
   た廃棄物移送装置を、また最下段の煙道室と燃焼室間に
   は燃焼ガス取入口を設け、上段の攪拌室から乾燥・乾留
   されながら順次落下状に供給された乾留残滓を燃焼室で
   燃焼してガス化し、該燃焼ガスを煙道室に送って廃棄物
   の乾燥・乾留に供してなる間接加熱式乾留ガス化焼却装
   置。 ２、上記廃棄移送装置の経路が焼却装置外に迂回してな
   る特許請求の範囲ｇ１項記載の焼却装置。