JPS6059908B2 - Srs−a拮抗物質としてのカルボキサミド化合物およびその製法 - Google Patents

Srs−a拮抗物質としてのカルボキサミド化合物およびその製法

Info

Publication number
JPS6059908B2
JPS6059908B2 JP56133933A JP13393381A JPS6059908B2 JP S6059908 B2 JPS6059908 B2 JP S6059908B2 JP 56133933 A JP56133933 A JP 56133933A JP 13393381 A JP13393381 A JP 13393381A JP S6059908 B2 JPS6059908 B2 JP S6059908B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
compound
alkyl
mathematical
hydrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56133933A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5772960A (en
Inventor
ソ−ル・バ−ナ−ド・ケイデイン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pfizer Inc
Original Assignee
Pfizer Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pfizer Inc filed Critical Pfizer Inc
Publication of JPS5772960A publication Critical patent/JPS5772960A/ja
Publication of JPS6059908B2 publication Critical patent/JPS6059908B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D207/00Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • C07D207/02Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
    • C07D207/18Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member
    • C07D207/22Heterocyclic compounds containing five-membered rings not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom with only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom having one double bond between ring members or between a ring member and a non-ring member with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to ring carbon atoms
    • C07D207/24Oxygen or sulfur atoms
    • C07D207/262-Pyrrolidones
    • C07D207/2732-Pyrrolidones with hetero atoms or with carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals, directly attached to other ring carbon atoms
    • C07D207/277Carbon atoms having three bonds to hetero atoms with at the most one bond to halogen, e.g. ester or nitrile radicals
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/08Antiallergic agents
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C205/00Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton
    • C07C205/49Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by carboxyl groups
    • C07C205/56Compounds containing nitro groups bound to a carbon skeleton the carbon skeleton being further substituted by carboxyl groups having nitro groups bound to carbon atoms of six-membered aromatic rings and carboxyl groups bound to acyclic carbon atoms of the carbon skeleton

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Pyrrole Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規化合物に関連しており、更に詳しくはプ
ロペンアミド、2−メチルプロペンアミド、2−ブテン
アミド、2−メチルー2−ブテンアミド、シクロプロパ
ンカルボキサミドの誘導体に関連している。
この誘導体は窒素原子にアルキル又はシクロアルキル基
が置換したものである。さらに、上述のプロペンアミド
、2−メチルプロペンアミド、2−ブテンアミド、2−
メチルブテンアミド、の誘導体は、その3位に、(4−
カルボキシー2−オキソーピロリジハフエニル基で置換
されており、シクロプa/ずンカルボキサミド誘導体は
、その2位に、(4−カルボキシー2ーオキソーピロリ
ジハフエニル基で置換されている。これらの化合物はア
ナフイラキシーにおける遅延反応型物質(SRS−A)
の拮抗物質として有益である。アナフイラキシーの仲介
物として知られる、あ゛る種の物質は人間の気管支痙れ
ん、アレルギー性鼻炎の如き、アレルギー反応を誘発す
るのに重要Jな役割を持つ。
これらの仲介物の例としてはヒスタミン及びアナフイラ
キシーの遅延反応型物質(SRS−A)がある。後者の
物質はアレルギー性気官支ゼンソクにおける重要な仲介
物である。SRS−Aは合成物質であり、感受性の強い
(アレルギー性の)人間では、抗原々く、攻撃した直後
に標準的組織又はその近辺に遊離されるものである。人
間の気管支は特にSRS−Aに対して感受性が強い。ア
レルギー反応の徴候を予防、改善、除去するZための治
療薬への合理的な取り組みは、従来アナフイラキシーの
仲介物の遊離を阻害するか、又は、その作用に拮抗させ
るかに焦点が集まつて来た。
ジナトリウムクロモグリケート(MerckIndex
..r!4r′Ck社、ニユージヤージー州、Rahw
ay.第9版、197@、2585ページ)は、最近報
告された、アナフイラキシーにおける仲介物遊離を阻害
する薬物で、ヒスタミン拮抗の市販の薬物(抗ヒスタミ
ン剤)が良く知られている。(例えば、メサピリレン、
ジフエンヒドラミン、クロルフエニルラミン)。逆にS
RS−Aに拮抗する事が知られた薬物は少く、そのうち
どれも臨床に用いられていない。1つの薬物が広く研究
されて来た。
〔FPL557l2、−AgentsandActiO
rls..ユ、133(1979)〕本発明は式: のカルボキサミド化合物及び医薬用として有用なその塩
を供給する。
式中R1は次の群から選んだもの。すなわち水素、炭素
数1〜4のアルキル、又は−Cll2−CH2−NR3
R4(R3とR4は各々炭素数1〜3のアルキル)R2
は炭素数8〜15のアルキル又は炭素数6−12のシク
ロアルキル、Qは次の群から選んだもの、すなわち (R5とR6は各々水素又はメチル);ただし、
に結合する二つの置換基は互いにトランスの関
係にある。
R1とR2の両者がアルキル基の場合、直鎖又は−枝鎖
である。
R3、R4は直鎖又は枝鎖である。効果的な量の式1の
化合物又は医薬として有用な、その塩を人間に投与すれ
ば、人間のアナフイラキシーにおける遅延反応型物質(
SRS−A)の痙れん作用に拮抗できる。式1の化合物
はアナフイラキシーにおける遅延反応型物質(SRS−
A)の作用の拮抗物質であり閉鎖性通気管病、特に人間
のアレルギー性気管支ゼンソク、アレルギー性鼻炎、数
種の皮フ病、の治療、予防に効果がある。) 本発明の
化合物の第一に良好なものとしては、式1の化合物でR
1が水素、Qが−CH=CH−のものである。
このうちR2が、上述のアルキルであるものが特に良好
である。特に良好な化合物は式1の化合物で、R1が水
素、R2がデシル、Qが−CH=CH−、フェニル環の
ニツの基が互四乙夕位にある化合物で、N−デシルー3
−(3−〔4−カルボキシー2−オキソーピロリジノ〕
フェニル)プロペンアミドである。本発明の第二の良好
な化合物は式1の化合物で、R”が水素、Qが6H6H
− の化合物 \ /
CH2 である。
このうち、R2が上述のアルキル、フτ二ル環のニツの
基が互いにバラ位にある化合物力特に良好である。本明
細書において、式1の化合物、及びそのぐ成のための中
間体は、プロペンアミド、2−メブルプロペンアミド、
2−ブテンーアミド、2−メチルー2−ブテンアミド、
シクロプロパンカルボキサミドであり、それぞれ次式■
、■、■、v、■である。
すなわちR2がアルキル基の場合、直鎖、又は枝鎖であ
る。
しかしながら、本明細書において、R2がアルキル基の
場合米国化学会のChemicaI,Abstract
sの様式に従つて命名される。この命名法においては、
各々は1位に遊離の原子価を持つ直鎖を表わし、例えば
、デシルとはCH3(CH2)8CH2−を意味し (CH3CH2CH2CH2CH2)2CH−は1−ペ
ンチルヘキシルで、(CH3)2CH2CH2C鴇CH
2CH2CH2−は6−メチルヘプチルである。
式1でR1が水素のカルボキサミド化合物はイタコン酸
と式:5のアミンとの反応で製する事が出来る。
反応は等モル量の試薬を混合し、加熱して溶融する事に
より都合よく行う事が出来る。
ふつう100〜180Cで行うが、135〜155℃が
良好である。一般に本反応は、I45Cで0.5〜2時
間で完了すクる。反応終了時に常法により、生成物を取
る。一ツの方法として、反応系を60−8(代)に冷却
し、生成物が、わずかに溶け、出発物質が容易に溶ける
ような溶媒を1@量加え、攪拌下室温まで冷却しろ過し
て生成物を得る。この目的に用いる溶媒7は、生成物の
構造に従つて変化するが適当な溶媒は、この分野に精通
する者が容易に選定出来る。メタノール、エタノール、
イソプロパノールの如き低級アルカノール;酢酸エチル
の如き低分子エステルが、ふつう用いられる。l 式1
の化合物を単離する他の方法は、反応混合物を60−8
(代)に冷却し、水及び、例えば酢酸エチルの如き水に
不溶の溶媒との二相系に、これを加える。
水酸化カリウム、水酸化ナトリウムの如き、塩基を用い
て水素をPH7にし、有機層を分離して除く。次に、新
たに有機溶媒を加え、塩酸の如き鉱酸を用いてPH3.
5に下げる。有機層を分離し、乾燥する。次に溶媒を留
去して式1の化合物を得る。一方、式1の化合物は等モ
ル量のイタコン酸と式■の化合物を反応不活性溶媒中で
加熱しても製する事が出来る。
種々の溶媒を用いる事が出来る。少くとも一方の反応体
が可溶で、両反応体及び生成物と反応せず、反応終了時
に生成物をそこから得る事の出来るような、溶媒が主と
して必要である。用いられる典型的な溶媒は、シクロヘ
キサン、デカリン、テトラリン、ベンゼン、トルエン、
キシレンの如き炭化水素、1・2ージメトキシエタン、
ジオキサンの如きエーテル;メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン、の如きケトン;酢酸エチル、酢酸ブ
チルの如き低分子エステル;メタノール、エタノール、
イソプロパノールの如きアルカノール;及びそれらの混
合物である。反応は一般に、100〜180℃で行うが
特に、135〜155℃が良好である。一般に、145
℃で0.5〜2.0時間行う。反応終了後、式1の化合
物を常法、例えば溶媒留去により単離する。式1の化合
物は常法、例えば、クロマトグラフィー及び/又は適当
な溶媒による再結晶、により精製出来る。
式■の化合物は次式の、対応するニトロ化合物の還元に
より製する。
この還元は酢酸中鉄を用いて行うと都合良い。
一ツの方法としては、式■の化合物を氷酢酸中に溶かし
、85−90℃に加熱する。次に、これを攪拌下、10
〜1紛かけてほぼ等しい重量の鉄粉を加える。混合物を
さらに1紛攪拌し、固形物を枦過して取る。固形物を酢
酸て洗浄し、合併した酢酸溶媒を留去すると、式■の化
合物を得る。多くの場合、式■の化合物はイタコン酸又
はそのエステルとの反応に対する粗状態において十分純
品である。しかし、もし必要なら、クロマトグラフィー
及び/又は再結晶の如き方法で精製する事が出来る。式
■の化合物は対応する式: の化合物から得られる。
式■の化合物を式■のイ[合物に変換するには、カルボ
キシル基を活性化した後、適当な式只2−NH2のアミ
ンと反応せしyる。式■の化合物におけるカルボキシ基
を活性化するーツの方法としては、対応する酸クロライ
ドへの変換がある。
これはふつう、酸を約1.5モル当量(MOlareq
uivalent)のチオニルクロライドと、ベンゼン
中約2時間還流して行う事が出来る。次に真空下留去し
て全ての揮発性の物質を除きほS゛定量的に酸クロライ
ドを得る。ほとんどの場合、式、R2−NH2のアミン
と反応のためには十分純であるが、必要なら四塩化炭素
の如き溶媒で再結晶して、更に精製する事が出来る。式
、■の化合物の酸クロライドと、式R2−NH2のアミ
ンとの反応はふつう、アミンをテトラヒドロフランの如
き不活性有機溶媒中に溶かし、0℃に冷却する。
次に、少量の反応不活性溶媒中に溶かした0.5モル当
量の酸クロライドの溶液を攪拌下、10〜2紛で滴下す
る。0〜25℃で1〜4時間にて反応はほS゛終了する
。反応終了時に反応溶媒養、水及び揮発性で水に不溶の
有機溶媒系に分配する。有機溶媒を分離しPH7で水洗
し、次にPHl3.5で水洗して乾燥する。溶媒を真空
下留去して式■の化合物を得る。式■の化合物における
カルボキシ基の活性化の他の方法としては混合酸無水物
の製造である。
混合酸無水物の製造は、カルボキシル塩(例えばトタリ
エチアミン塩)を不活性有機溶媒中に懸濁又は溶かし、
次に約1モル当量のカサ高のアルカノイルクロライド(
例えばピバロイルクロライド)又は低及アルキルクロロ
ホルメート(例えばエチルクロロホルメート)を加える
。一般に反応は0℃0で行い3紛〜1時間で終了する。
混合酸無水物は溶媒を留去すると単離出来るが、そのま
まR2−NH2のアミンとの反応にそのまま用いるのが
簡単である。この場合、約1モル等量のアミンの溶液を
混合酸無水物の溶液に約0℃で滴下する。反応゜5は0
〜25℃で3紛〜1時間にて進行する。水に不溶の溶媒
を用いる場合、溶媒を1N.水酸化ナトリウム水及び水
で洗浄して単離する。溶液を乾燥し、真空下留去すると
式■の化合物を得る。水溶性の溶媒を用いる場合は、溶
媒を真空下留去し、!O水に不溶の溶媒を加え、上述の
如く処理する。 (R5が水素、R
6が水素又はメチル)である式■の化合物は適当なニト
ロベンズアルデヒドと式:のホスホランと反応せしめ、
次に、エチルエステル基を塩基性加水分解して製する事
が出来る。
Qが 工,.1.. (R5がメチル、R6が水素又
はメチル)である式■の化合物は適当なニトロアセトフ
ェノンと式:のホスホネート化合物を1当量の水素化ナ
トリウムと反応せしめエチルエステル基を、塩基性加水
分解して製する事が出来る。
式■の化合物のいくつかは、既知であり、(Baker
等のJOUrrklIOfMedicinalChem
istrylll、672、(1968〕)、さらにい
くつかは、市販で入手出来る。
式Xの化合物は市販で入手可能であり、既知物質である
。(Isler等のHelveticaChimica
Actal凹、1242(1957)を参照)。式■の
化合物も市販て入手可能で既知物質である。(Arbu
sOr等、ChemischeBerichte,b皿
、291(1927)、ChemlcalAbs廿Ac
ts,.?、4444(1929)を参照)。Qが \
,...,/ である式■の化合物は、既知の方法又
はそれに類似の反応で製する。
R1がアルキルである式1の化合物は対応するR1が水
素の式1の化合物を適当なジアゾアルカ,ンと反応せし
めて製する。
この場合、遊離の酸を不活性反応溶媒に溶かし、又は懸
濁し、わずかに過剰のジアゾアルカンエーテル溶液を加
える。混合物を室温て2時間〜2鞘間攪拌し、少量の酢
酸を加えて過剰のジアゾアルカンを分解する。溶媒tを
真空下留去するとR1がアルキルの式1の化合物を得る
。このエステル化に適当な溶媒は出発物質及び生成物と
反応せす、生成物を容易に取り出せる溶媒である。典型
的なものとしては、クロロホルム、ジクロロメタンの如
きクロル化炭化水素;テトラヒドロフラン、ジオキサン
、1●2ージメトキシエタンの如きエーテル;アセトニ
トリルである。R1が−CH2CH2−NR3R4であ
る式■の化合物は対応するR1が水素である式1の化合
物を式HO一CI−[2CH2NR3R4の化合物でエ
ステル化して製する事が出来る。
本反応はR1が水素の式1の化合物を、カルボニルジイ
ミダゾールとの反応で活性化)し、都合よく反応せしめ
る事が出来る。この活性化誘導体を2−(N.・Δ−ジ
アルキルアミノ)エタノー涙と反応せしめる。典型的な
反応として、等モル量の、R1が水素の化合物1とカル
ボニルジイミダゾールをテトラヒドロフランの如き反応
不活性溶媒中、60−70℃で数分反応せしめる。次に
1〜2当量の2−(N.・N−ジアルキルアミノ)エタ
ノールを加える。60−7CfCで15〜3紛反応せし
めた後、溶媒を留去する。
残サを水に不溶性の揮発性溶媒に溶かし、水及び希水酸
化ナトリウム水で洗浄後、乾燥し留去すると、R1が−
CH2CH2−NR3R4の式1の化合物を得る。この
分野で精通した者にとつて明白な如く、Q〜J?が ↓
51!>6 てある式1の化合物は二種の幾何異性が存
在する一方の異性体において、(4−カルボキシー2−
オキソープロリジハフエニル基は、−CO−NHR2基
と、二重結合をはさんで、反対の側にある(トランスー
異性体)。
他の異性体は(4−カルボキシー2−オキソーピロリジ
ノ)フェニル基が−CONHR2基と二重結合をはさん
で同じ側にある。(シスー異性体)両異性体及びその混
合物は、本発明の範囲内にある。さらにこの分野に精通
した者にとつて明白な如く、式Iの化合物のトランスー
異性体を製する場合、■→■→■→Iの合成工程におい
て、ニトロフェニル基とカルボキシル基が互いに、二重
結合をはさんで、反対側にある式■の化合物を出発物質
として用いる。反対に、シスー異性体を製する場合には
、出発物質としてニトロフェニル基、カルボキシ基が二
重結合をはさんで互いに同じ側にある式■の化合物を用
いる。 ーーー〜ノ11−????〜JAA Qが \,.,,/ である本発明の化合物において
、シクロプロパン環に結合する二重の基は常に互いにト
ランスである。
R1が水素である式1の化合物は酸性であり塩基性の塩
を形成する。
これらの塩の全ては本発明の形態内にある。この塩は、
一般のカルボン酸化合物に用いる塩製造の方法で製する
事が出来る。例えば、酸性物を塩基物と、ふつう化学量
論的な比で、水溶液系、非水溶液系あるいは、一部水溶
液系で反応せしめ容易に製する事が出来る。塩はろ過、
溶媒留去、あるいは水溶液の場合、凍結乾燥により得る
。塩製造に用いる塩基は無機及び有機性塩基で、アンモ
ニア、有機アミン、水酸化アルカリ金属、炭酸アルカリ
金属、炭酸水素アルカリ金属、水素化アルカリ金属、ア
ルカリ金属アルコキサイド、水酸化アルカリ土類金属、
炭酸アルカリ土類金属、水素化アルカリ土類金属、アル
カリ土類金属アルコキサイド、である。このような塩基
の代表的な例としては、几−プロピルアミン、旦−ブチ
ルアミン、アニリン、シクロヘキシ火アミン、ベンジル
アミン、p−トルイジン、オクチルアミンの如き一級ア
ミン、ジエチルアミン、N−メチルアニリン、モルホリ
ン、ピロリジン、ピペリジンの如き二級アミンニトリエ
チルアミン、N−N−ジメチルアニリン、N−エチルピ
ペリジン、N−メチルモルホリン、1●5−ジアゾビシ
クロ〔4●3●0〕−ノンー5−エンの如き三級アミン
;水酸化ナトリウムの如きヒドロキサイド、ナトリウム
メトキサイド、カリウムメトキサイドの如きアルコキサ
イド;水酸化カルシウム、水酸化ナトリウムの如きハイ
ドライド;炭酸カリウム、炭酸ナトリウムの如きカルボ
ネートである。一方、R1が−CH2CH2−NR3R
4である式1の化合物は塩基性であり、酸付加塩を形成
する。
これら全ての酸付加塩は、本発明の範囲にある。これら
は一般の三級アミンの酸付加塩を製する方法で製する事
が出来る。例えば、R1が−CH2CH2−NR3R4
である式1の化合物を化学量論的な量の酸と、適当な溶
媒中で反応せしめて製する事が出来る。塩は沖過、又は
非溶媒により沈澱させて沖過溶媒を留去により得る。R
1が−CH2CH2−NR3R4である式1の化合物の
酸付加塩は、無機又は有機酸から製する。典型的なもの
は、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、硫酸塩、
重硫酸塩、リン酸塩、酢酸塩、マレイン酸塩、フマール
酸塩、酒石酸塩、オキザレート、乳酸塩、クエン酸塩、
グルコン酸塩、4−トルエンースルホン酸塩である。前
述の如く、式1の化合物は、アナフイラキシーの遅延反
応型物質(SRS−A)の拮抗物質として価値がある。
この活性は常法により検定し評価する事が出来る。−ツ
の方法として、モルモツト回腸筋中におけるSRS−A
誘発収縮を拮抗する式Iの化合物の能力を測定する。長
さ2.5Gの回腸末端をReed−Wllletモルモ
ツト(350〜450f)から取り、95%q−5%C
O2で飽和したTyT′0de溶液(NacI−136
.9mM,.Kc1−2.68w1.M,.Cac12
一1.8Tr1,M,.NaH2P04−0.42Tr
LM,.MgC12−2.0n1M1NaHC03−1
1.9TrL,M1グルコ−スー5.5Tr1.M)、
を含む10mL筋肉用浴中に38℃に保ちながら入れる
。組織をStatham力変換トランスデューサー(F
T.O3)に、絹糸で2yのおもりを付けて、しばり付
け、Grassモデル5ポリグラフで筋肉活性を測定す
る。初めの検定においては、SRS−Aに対する最大下
収縮(〜1単位/ml)が6種の検体(2匹の動物から
各々3ケ)の総計で得られる。SRS−Aを加える1分
前に、各拮抗物質を10−4M濃度で加え、濃度別阻害
率(%)を測定する。式1の化合物のSRS−Aの効果
を阻害する作用は、人間のSRS−Aにより誘発される
症状を阻止ノするのに有益である。それ故本発明の化合
物は、SRS−Aが病因の皮フ病、アレルギー性鼻炎、
閉鎖性通気管病の如き病状の治療及び予防に価値がある
。本化合物は特にアレルギー性気管支ゼンソクの予防、
治療に有益である。式1の化合物又は医薬用として有用
なその塩は、人間に、単一で、又は医薬用として有用な
担体、希釈剤、との併用、基本的な製剤技術による組成
物の形で投与する事が出来る。
本化合物は経口又は非経口的に投与出来る。非経口的投
与としjては、静脈内注射、筋肉内注射、腹腔内注射、
皮下注射、局所投与がある。又、吸入及び通気法によつ
ても投与出来る。式1の化合物又は、医薬用として有用
な、その塩を特徴とする薬剤組成物において、活性成分
に対する担体の重量比は、一般に1;6〜6;1である
が1;2〜4;1が良好である。
しかしながら多くの場合この比は活性成分の可溶性、企
図した投与量、投与経路の如き因子に依存する。本発明
のSRS−A拮抗物質の経口使用には、例えば錠剤、カ
プセル、水溶液、懸濁液の形で投与出来る。経口用錠剤
の場合、用いる担体は乳糖、トウモロコシデンプン等で
ステアリン酸マグネシウムの如き潤滑剤をふつう加える
。カプセルでの投与では希釈剤は乳糖、乾燥トウモロコ
シデンプンが有益である。経口用水性懸濁液を必要とす
る場合、活性成分を乳化剤、懸濁剤と併用する。必要な
場合は、甘味剤、香料を加える事が出来る。筋肉内、腹
腔内、皮下、静脈内注射に用いるためには、一般に活性
成分の無菌溶液を調製する。溶液のPHを調整し、緩衝
化する。静脈内注射に用いる場合、全濃度は製剤が等張
性になるよう調節する。吸入又は通気法による投与には
、式1の化合物又はその塩の水溶液又は一部水溶液を製
し、これをエアゾールの形で投与する。式1の化合物又
はその塩を人間のSRS−A拮抗物質として用いる場合
、一日の投与量はふつう医師が決定する。さらに投与量
は年令、体重、個々の患者の感受性、症状のはげしさに
より変化する。しかしながら、ほとんどの場合効果的な
1日一量は0.02f〜1.0y(0.05f〜0.5
yが良好)を1回に、又は分服して用いる。一方、ある
場合には、この限界外の量を用いる事が必要である。次
に実施例は、本発明を、さらに例示するためにのみ記述
するものである。赤外線(IR)スペ!クトルは臭化カ
リウム錠剤(KBr)で測定し吸収波長は、センチメー
トルの逆数(d−1)で表わしてある。核磁気共鳴スペ
クトル(NMR)は重クロロホルム(CDCI3)、ジ
メチルスルホキサイドーD6(CD3SOCD3)、重
トリフルオル酢酸3(CF,COOD)、ピリジンーD
5(C5D5N)中で測定し、ピークの位置は、内部標
準のテトラメチルシランから低磁場のPpmで表わして
ある。ピークにおける付号は次の如く、S1シングレッ
ト;d1タブレット;t1トリプレツトニq1カルテ4
ツト;m1マルテイプレツトである。実施例1 N−デシルー3−〔3−(4−カルボキシー2−オキソ
ピロリジノ)フェニル〕−プロペンアミド9.0y(:
I)N−デシルー3−(3−アミノフェニル)プロペン
アミド、3.9yのイタコン酸、の混合物を、140−
145℃で1時間加熱溶解する。
次に、約70m1の酢酸エチルを加える。混合物を攪拌
すると固形物が出来る。これを室温に冷却し、固形物を
淵過して9.5yの表記化合物を得る。アセトニトリル
で再結晶し、8.4y(69%収率)の生成物を得る。
融点152.5−153.5℃。l 表記化合物で融点
151−152℃の試料を分析する。元素分析:C24
H34N2O4として 計算値:Cl69.54:Hl8.27:Nl6.76
%実測値:Cl69.53:Hl8.23;Nl6.5
6%融点152.5〜153.5℃の表記化合物の試料
による紫外線スペクトルを測定。
メタノール中にて、253ミリミクロンに極大吸収(イ
プシロン31.872)、272ミリミクロンにシヨル
ダー(イプシロン、24.303)。メタノール/0.
1N塩酸中における紫外線吸収では、252ミリミクロ
ン(イプシロン32.283)に極大吸収、271ミリ
ミクロン(イソプシロン24.606)にシヨルダーを
示す。メタノール/0.1N木酸化ナトリ・クムの紫外
線吸収では、253ミリミクロン(イプシロン30.6
45)に極大吸収、271ミリミクロン(イプシロン、
24.395)にシヨルダーを示す。実施例2 N−オクチルー2−メチルー3−〔3−(4−カルボキ
シー2−オキソピロリジノ)−フェニル〕プロペンアミ
ド4.3fIのN−オクチルー2−メチルー3−(3−
アミノフェニル)プロペンアミド、2.0gのイタコン
酸の混合物を約140℃で1.25時間加熱する。
混合物を冷却し、少量の酢酸エチルを加えると透明溶液
を得る。これに約75m1の酢酸エチルを加えて希釈す
る。これを1N水酸化カリウムで抽出する。水酸化カリ
ウム溶液を酢酸エチルで抽出し、濃塩酸で酸性にすると
コム状物質が沈澱する。これを酢酸エチルで抽出する。
溶液を硫酸ナトリウムで乾燥する。これを真空下留去し
、4.5yの油状物を得る。油状物をエーテルで粉砕し
、固形物を得る。ろ過して2.5yの固形物を得る。酢
酸エチル−シクロヘキサンで再結晶し次にアセトニトリ
ルで再結晶し1.3yの表記化合物を得る。M.p.l
2O−121元素分析:C23H3。
N2O4として計算値:C..68.97:Hl8.O
5;Nl7.OO%実測値:C..68.7l;Hl7
.9l;Nl7.Ol%実施例3製造例25から得たプ
ロペンアミド、2−メチルプロペンアミド、又は2−ブ
テンアミドのN−アルキルー3−(アミノフェニル)又
はN−シクローアルキルー3−(アミノフェニル)誘導
体をイタコン酸と、実施例1(工程1)、又は実施例2
の方法に従い反応せしめ次の化合物を製する。
実施例4製造例24、25.26から得た生成物を当量
のイタコン酸と140−145℃で1時間加熱する。
混合物を80℃に冷却し、1CPi量の酢酸エチルを加
え、攪拌する。これを攪拌下室温に冷却する。この段階
て生成物が溶液に溶けない状態の場合は、実施例1の方
法で単離する。生成物が酢酸エチルに溶ける場合は実施
例2の方法で単離し次の化合物を得る。実施例5 ペーデシルー3−(3−〔4−メトキシカルボニルー2
−オキソーピロリジノ〕−フェニル)一プロペンアミド
415m9のN−デシルー3−(3−〔4−カルボキシ
ー2−オキソーピロリジノ〕フェニル)−プロペンアミ
ドと15m1の1●2ージメトキシエタンの攪拌混合物
に、5TfLtのエーテル中に溶かした1.5ミリモル
のシアゾメタン溶液を加える。
混合物を室温で田時間攪拌する。過剰のシアゾメタンを
、数滴の酢酸添加により分解する。溶媒を真空下留去し
、残サを酢酸エチルに溶かす。これを1N水酸化ナトリ
ウム、水、飽和食塩水て順々に洗浄し、硫酸ナトリウム
で乾燥した後真空下留去し、表記化合物を得る。実施例
6 実施例1〜4の生成物を実施例5の方法に従い適当なジ
アゾアルカンを用いてエステル化し、次の化合物を製す
る。
実施例7 ベーデシルー3−(3−〔4−(2−〔べ・ベージエチ
ルアミノ〕エトキシカルボニル)−2ーオキソーピロリ
ジノ〕フェニル)プロペンアミド829mgのN−デシ
ルー3−(3−〔4−カルボキシー2−オキソーピロリ
ジノ〕−フェニル)プ.口ペンアミドを25m1のテト
ラヒドロフランに溶かし攪拌した溶液に357Tn9の
カルボニルジイミダゾールを加える。
混合物を1紛間加熱還流し258m9の2−(NIN−
ジエチルアミノ)エタノールを加える。混合物を1紛間
加熱還流した後室温に冷町却する。溶媒を真空下留去し
、残サを75m1の酢酸エチルに溶かす。溶液を水、1
N水酸化ナトリウム、水、飽和食塩水、で十分に洗浄す
る。これを硫酸ナトリウムで乾燥し、真空下留去する。
残サ(960m9)をイソプロピルエーテルで再結晶し
、570TfL9の表記化合物を得る。融点78−8(
代)元素分析:C3Oll,7N3Oとして計算値:C
l7O.l4;Hl9.22;Nl8.l8%実測値:
Cl69.96;Hl9.lO;H..&17%”こ施
例8実施例1〜4の生成物を実施例7の方法に従いシー
(N.・ベージアルキルアミノ)工エタノールーカルボ
ニルジイミダゾールを用いてエステル化7次の化合物を
製する。
実施例9 ベーデシルー3−(3−〔4−カルボキシー2ーオキソ
ーピロリジノ〕フェニル)−プロペンアミド、ナトリウ
ム塩40m1のメタノールに3.1y(7)N.−デシ
ルー3−(3−〔4−カルボキシー2−オキソーピロリ
ジノ〕フェニル)プロペンアミドを加える。
次にメタノールに溶かした1Nナトリウムメトキサイド
を7.5m1加える。混合物をわずかに加温し、これを
p過する。p液を200m1のエーテルで希釈する。出
来た固形物を沖過し、エタノールで再結晶すると、2.
0yの表記化合物を得る。M.p.24O−247C元
素分析:C24H23N2O,Naとして計算値:Cl
66.O3;Hl7.62;Nl6.24%実測値:C
l65.94:Hl7.53;Nl6.44%実施例1
0トランスーベーオクチルー2−〔4−(4−カルボキ
シー2−オキソーピロリジノ)−フェニル〕シクロプロ
パンカルボキサミド2.2yのトランスーN−オクチル
ー2−(4−アミノフェニル)シクロプロパンカルボキ
サミド及び989m9のイタコン酸の混合物を140−
145゜Cで1時間加熱溶融する。
混合物をわずかに冷却し、25m1の酢酸エチルを加え
て粉砕する。出来た白色固形物をろ過する。少量のアセ
トニトリルを含むエタノールで再結晶し次に酢酸で再結
晶して1.09yの表記化合物を白色固形物として得る
。M.p.2l3.5−214.5とC赤外線吸収スペ
クトル(KBrl錠剤)では32801312\169
5s162泗−1を示す。元素分析:C23H32N2
O4として計算値:Cl68.97;Hl8.O5:N
l7.OO%実測値:Cl69.2O;Hl7.89;
Nl7.l5%実施例11トランスーN−デシルー2−
〔4−(4−カルボキシー2−オキソーピロリジノ)−
フェニル〕シクロプロパンカルボキサミド実施例10の
方法に従い、トランスーベーデシルー2−(4−アミノ
フェニル)シクロプロパンカルボキサミド及びイタコン
酸を用いて反応せしめ表記化合物を製する。
エタノールで2回再結晶し、融点214−215℃の生
成物を47%収率で得る。赤外線吸収スペクトルでは(
KBrl錠剤)3280、3125s168へ162シ
『1に吸収を示す。元素分析:C25H36N2O4と
して計算値:Cl7O.O6;Hl8.47;Nl6.
54%実測値:Cl69.82;Hl8.28;Nl6
.74%実施例12トランスーヘー〔1−メチルデシル
〕−2一〔4−(4−カルボキシー2−オキソーピロリ
ジノ)フェニル〕シクロプロパンカルボキサミド実施例
10の方法に従い、トランスーベー(1−メチルデシル
)−2−(4−アミノフェニル)シクロプロパンカルボ
キサミド及びイタコン酸を用いて反応せしめ表記化合物
を製する。
酢酸で再結晶し融点226−228℃の生成物を21%
の収率で得る。赤外線吸収スペクトルでは(KBrl錠
剤)3280、2900.169飄162泗−1に吸収
を示す。元素分析:C26H38N2O4として計算値
:Cl7O.55:Nl8.65;Nl6.33%実測
値:Cl7O.59;Nl8.63;Nl6.3O%実
施例13実施例10の方法に従い、製造例37で得たペ
ーアルキルー2−(アミノフェニル)シクロプロパンカ
ルボキサミド又はN−シクロアルキルー2一(アミノフ
ェニル)シクロプロパンカルボキサミドとイタコン酸を
反応せしめ次の化合物を製する。
*この欄の数字はフェニル環上のピロリジノ基の位置を
示す。
基は1位にある。
実施例14 実施例5の方法に従い、実施例13の生成物を適当なジ
アゾアルカンと反応せしめてエステル化し次の化合物を
製する。
*この欄の数字はフェニル環上のピロリジノ基の位置を
示す。
基は1位にある。
実施例15 実施例13の生成物を実施例7の方法に従い、2一(N
.●人一ジアルキルアミハエタノール及びカルボニルジ
イミダゾールと反応せしめて、エステル化し次の化合物
を製する。
製造例1 エチル3−(4−ニトロフェニル)−2−ブテノエート
鉱油中に懸濁した50%水素化ナトリウム懸濁液を石油
エーテルで洗浄して鉱油を除く。
残サを300m1の1●2ージメトキシエタンに懸濁さ
せる。これに52.5yのジエチルエトキシ−カルボニ
ルメチルホスフェートを4紛間かけて滴下する。ガスの
発生が終つたら、1●2ージメトキシエタン200m1
に溶かした35.0gの4−ニトロアセトフェノンの溶
液を5紛かけて加える。混合物を一晩攪拌し真空下溶媒
留去する。残サを酢酸エチルと水に分配し、酢酸エチル
層を分離する。硫酸ナトリウムて乾燥後真空下留去する
と油状物を得る。器壁をこするとこれが固形化する。エ
タノールで再結晶し16.6fI(33%収率)の表記
生成物を得る。M.p.7l−74℃製造例2 エチル3−(2−ニトロフェニル)−2−ブテノエート
製造例1の方法に従い、ここで用いた4−ニトロアセト
フェノンの代りに2−ニトロアセトフェノンを当量用い
て反応せしめ表記化合物を得る。
製造例3製造例1の方法に従い2−ニトロアセトフェノ
ン、3−ニトロアセトフェノン及び4−ニトロアセトフ
ェノンをジエチル1−(エトキシカルボニル)一エチル
ホスホネートと反応せしめ;エチル2−メチルー3−(
2−ニトロフェニル)−2−ブテノエートエチル2−メ
チルー3−(3−ニトロフェニル)−2−ブテノエート
エチル2−メチルー3−(4−ニトロフエニノル)−2
−ブテノエートをそれぞれ得る。
製造例4 エチル3−(3−ニトロフェニル)−2−ブテノエート
鉱油中50%の水素化ナトリウム懸濁液(28.32y
)を石油エーテルて洗浄し鉱油を除く。
残サを500m1の1●2ージメトキシエタン中に、窒
素ガス下懸濁させる。これに、139.5gのジエチル
エトキシカルボニルメチルホスホネートを攪拌下、5紛
かけて滴下する。ガスの発生が終つたら、300m1の
1・2ージメトキシエタンに溶かした92.5yの3−
ニトロアセトフェノンの溶液を90分かけて加える。混
合物を一晩攪拌し、溶媒を真空下留去する。残サを酢酸
エチルと水に分配し、酢酸エチルを分離し、飽和食塩水
て洗浄後硫酸ナトリウムて乾燥する。真空下留去すると
油状物を得る。これを400fのシリカゲルを用い、2
:1ヘキサンー酢酸エチルを溶出液として、クロマトグ
ラフィーを行い、生成物を含む分画を集め留去すると1
24.5fIの表記化合物を得る。製造例5 エチル2−メチルー3−(3−ニトロフェニル)プロペ
ノエート300m1のベンゼン中、79.8yのトリフ
ェニル(1−〔エトキシカルボニル〕一エチリデン)ホ
スホランの攪拌したスラリーに、30.2yの3−ニト
ロベンズアルデヒドを加える。
混合物を一晩加熱還流する。これを冷却し、真空下溶媒
を留去する。残サをイソプロピルエーテルで抽出し、酒
過した淵液を真空下留去する。残サを減圧蒸留すると表
記生成物を得る。B.P.l47−162℃/0.25
T!MHg..NMRスペクトル(CDCl3中)によ
れば、1.4(t)、2.1(q)、7.4(m)、8
.1(m)Ppmにシグナルを示す。製造例6 エチル2−メチルー3−(4−ニトロフェニル)プロペ
ノエート製造例5の方法に従い、トリフェニル(1一〔
エトキシカルボニル〕一エチリデン)ホスホランと4−
ニトロベンズアルデヒドを反応せしめ表記化合物を製す
る、生成物は56%収率で橙黄色固形物として得られる
M.p.7O.5−73色C製造例7エチル2−メチル
ー3−(2−ニトロフェニール)プロペノエーテト製造
例5の方法に従い、トリフェニル(1−〔エトキシカル
ボニル〕一エチリデン)ホスホランと2−ニトロベンズ
アルデヒドを用いて反応せしめ表記化合物を製する。
製造例8 3−(4−ニトロフェニル)−2−ブテノイツクアシド
16.6ダのエチル3−(4−ニトロフェニル)−2−
ブテノエート、75m1のエタノール、94.7m1の
1.5N水酸化ナトリウムの混合物を蒸気浴上で70分
加熱する。
これを室温にまで冷却し、200mの水と200m1の
酢酸エチルを加える。水層を分離し、濃塩酸で酸性にし
固形物を沖過して取る。これを水性エタノールで再結晶
し、9.8qの(67%収率)表記生成物を得る。M.
p.l67−1(4)℃製造例92−メチルー3−(4
−ニトロフェニル)プロペノイツク アシド製造例8の
方法に従い、エステルを加水分解し、60%収率で表記
化合物を製する。
融点201−203℃(分解)製造例10 2−メチルー3−(3−ニトロフェニル)プロペノイツ
ク アシド製造例8の方法に従い、エステルを加水分解
し100%収率で表記化合物を製する。
融点201−202℃製造例11 製造例8の方法に従い対応するエステルを加水分解し、
次の化合物を製する。
3−(2−ニトロフェニル)−2−ブテノイツク アシ
ド2−メチルー3−(2−ニトロフェニル)−2−ブテ
ノイツク アシド2−メチルー3−(3−ニトロフェニ
ル)−2−ブテノイツク アシド2−メチルー3−(4
−ニトロフェニル)−2−ブテノイツク アシド2−メ
チルー3−(2−ニトロフェニル)プロペノイツク ア
シド謔造例12 3−(3−ニトロフェニル)−2−ブテノイツク アシ
ド119.5fのエチル3−(3−ニトロフェニル)−
2−ブテノエート(製造例4から製したもの)、100
m1のエタノール、1500m1の1ぺ水酸化カリウム
の混合物を攪拌し、1.2時間蒸気浴上で加熱する。
これを冷却し濃塩酸で酸性にする。沈澱した固形物をろ
過して取る。(92.6y)。上述粗生成物の一部(7
6.9f)をイソプロパノールで再結晶し、48.9V
の表記化合物を得る。M.p.2O8−210℃。この
化合物でニトロフェニル基と、カルボキシ基は二重結合
をはさんでトランスの関係にある。NMRスペクトル(
CD3SOCD3中)によれば2.5(d)、6.2(
m)、7.9(m)、Ppmにシグナルを示す。元素分
析:ClOH,NO4として 計算値:Cl57.97;Hl4.38;Nl6.76
%実測値:Cl57.92;Hl4.52;Nl6.8
7%上述の再結晶母液を真空下留去し残サをアセトニト
リルで再結晶すると13.8yの表記生成物を得る。
M.p.l47−14g′COこの化合物はニトロフエ
ノニル基とカルボキシ基が、二重結合をはさんでシスの
関係にある。N■はベクトル(ピリジンーD5)によれ
ば2.0(d)、6.1(m)、7.25(m)、8.
05(m)Ppmにシグナルを示す。製造例13 2−メチルー3−(3−ニトロフェニル)プロペノイツ
ク アシド75yの3−ニトロベンズアルデヒド、98
fの無水プロピオン酸、48yのプロピオン酸ナトリウ
ムの混合物を、1.2時間170−175℃に加熱する
これを冷却し、750m1の氷水中に注ぎ入れる。濃ア
ンモニア水を加えて塩基性PHにし、蒸気浴上で数分加
温する。少量の不溶物を沖過し枦液を濃塩酸で酸性にし
、固形物を枦過して取る。水性エタノールで再結晶し8
1fIの表記化合物を得る。M.p.2OO.5−20
7Cを得る。製造例14 3−(3−ニトロフェニル)プロペノイル クロライド
50yの3−(3−ニトロフェニル)ピロベノイツク
アシド、24.54m1のチオニルクロライド、300
m1のベンゼンの混合物を2.時間加熱還流する。
冷却した溶液をろ過し真空下留去する。残サを四塩化炭
素て再結晶し、49.9y(91%収率)の表記化合物
を得る。M.p.8l−83.5℃製造例15製造例1
4の方法に従い適当な、プロペノイツクアシド又はブテ
ノイツクアシドを用いて反応せしめ、次の酸クロライド
を製する。
3−(4−ニトロフェニル)プロペノイル クーロライ
ド(M.p.l5O−152ノC)2−メチルー3−(
4−ニトロフェニル)プロペノイルクロライド(M.p
.87.5−88.5℃)2−メチルー3−(3−ニト
ロフェニル)プロペノイルクロライド3−(4−ニトロ
フェニル)ブテノイル クロライド(M.p.93−9
6ブC)製造例16 実施例14の方法に従い適当なプロペノイックアシド又
はブテノイツクアシドを用いて反応せしめ=次の酸クロ
ライドを製する。
3−(2−ニトロフェニル)−2−ブテノィルクロライ
ド3−(3−ニトロフェニル)−2−ブテノイルクロラ
イド2−メチルー3−(2−ニトロフェニル)−2−ブ
テノイルクロライド2−メチルー3−(3−ニトロフェ
ニル)−2ーブテノイルクロライド2−メチルー3−(
4−ニトロフェニル)−2−ブテノイルクロライド2−
メチルー3−(2−ニトロフェニル)プロペノイルクロ
ライド製造例17 N−(1−メチルデシル)−3−(3−ニトロフェニル
)プロペンアミド100mtのテトラヒドロフランに溶
かした31.0fの2−アミノーウンデカンの溶液を攪
拌し、100m1のテトラヒドロフランに溶かした19
.0yの3一(3−ニトロフェニル)プロベノイルクロ
ライドの溶液を7紛間かけて、約5℃で適加する。
混合物を室温にまて加温し、4紛間攪拌する。溶媒を真
空下留去し、残サを酢酸エチルと水に分配する。酢酸エ
チル層を分離し、1N塩酸、水、で十分に洗浄して乾燥
する。溶媒を真空下留去し、残サをヘキサンで再結晶す
ると26y(83%収率)の表記生成物を得る。M.p
.8l−8(代)製造例18製造例17の方法に従い、
製造例14又は15の生成物である酸クロライドを、ア
ルキルアミン、シクロアルキルアミンと反応せしめ次の
化合物を製する。
製造例19 製造例14−16から得た酸クロライドをアルキルアミ
ン又はジクロアルキルアミンと反応せしめて次の化合物
を製する事が出来る。
:ニこの欄の数字はフェニル環上のニトロ基の位置を示
す。
基は1位にある。
製造例20 ペーオクチルー3−(2−ニトロフェニル)プロペンア
ミド9.7gの3−(2−ニトロフェニル)プロペノイ
ツクアシド、5.6yのトリエチルアミン、240m1
のジクロロメタンの混合物を室温で20分間攪拌し、次
に氷浴中で冷却する。
20m1のジクロロメタンに溶かした6.0yのエチル
クロロホルメートの溶液を1紛間で滴下する。
1紛攪拌後、20m1のジクロロメタンに溶かした7.
1′のオクチルアミンの溶液を1紛間で滴下する。
反応混合物を室温にまで加温し、しN炭酸カリウム、1
N塩酸、水、飽和食塩で順々に洗浄する。これを乾燥し
、真空下留去すると14.5y(95%)の表記化合物
を褐色固形物として得る。製造例21 製造例20の方法に従い、3−(2−ニトロフェニル)
プロペノイツクアシド又は2−メチルー3−(3−ニト
ロフェニル)プロペノイツクアシドをデシルアミン又は
1−メチルデシルアミンとそれぞれ反応せしめ次の化合
物をワックス状固形物として定量的に製する。
ベーデシルー3−(2−ニトロフェニル)プロペンアミ
ドベー(1−メチルデシル)−3−(2−ニトロエニル
)プロペンアミド、ベーデシルー2−メチルー3−(3
−ニトロフェニル)プロペンアミド、ペー(1−メチル
デシル)−2−メチルー3−(3−ニトロフェニル)プ
ロペンアミド製造例22 ペー(1−メチルデシル)−3−(3−ニトロフェニル
)−2−ブテンアミド融点208−210Cを有する製
造例12の生成物、3−(3−ニトロフェニル)−2−
ブテノイツクアシド、5.2yを100mtのジクロロ
メタン中スラリ−ーにして攪拌し、10m1のジクロロ
メタンに溶かした2.8yのトリエチルアミンの溶液を
加える。
次に20m1のジクロロメタンに溶かした3.0fのエ
チルクロロホルメートの溶液を2紛間で加える。3紛間
攪拌し、20m1のジクロロメタンに溶かした1−メチ
ルデシルアミンの溶液を2紛間で加える。
一晩攪拌し混合物を1N炭酸カリウム、水、飽和食塩水
で順々に洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥する。真空下溶
媒留去し油状物を得る。これを石油エーテル中で粉砕し
4.9yの表記化合物を得る。M.p.72.5−74
℃製造例23 ペー(1−メチルデシル)−3−(3−ニトロフェニル
)−2−ブテンアミド融点147−14(FCを有する
製造例12の生成物、3一(3−ニトロフェニル)−2
−ブテノイツクアシドを、実施例nの方法に従いエチル
クロロホルムメートと反応せしめ、次に1−メチルデシ
ルアミンと反応せしめて表記生成物を72%収率で得る
製造例24 人一デシルー3−(2−アミノフェニル)プロペンアミ
ド200m1の氷酢酸に溶かした15.3y(7)N−
デシルー3−(2−ニトロフェニル)プロペンアミドの
溶液を攪拌し、水蒸気浴上で85℃に加熱する。
次に12.9fの鉄粉を2紛間かけて、少しずつ加える
。加える間反応温度は85か〜95℃に保つ。混合物を
熱時ろ過し、残サを熱氷酢酸て洗浄する。酢酸を冷却し
、合併して真空下留去する。残サを酢酸エチルに溶かし
、数回水洗した後、飽和食塩水で洗浄する。これを硫酸
ナトリウムて乾燥し真空下留去して粗表記生成物を得る
。粗生成物を約350gのシリカゲルを用い、クロロホ
ルム中1%エタノールで溶出してクロマトグラフィーを
行う。
生成物を含む分画を取り合併して留去し、残サをヘキサ
ンで粉砕して10.5yの表記化合物を得る。製造例2
5 製造例17、1&2へ21のニトロ化合物を製造例24
の方法に従い、酢酸中鉄粉を用いて還元し、次の化合物
を得る。
多くの場合、粗生成物は油状物であり、精製せず、次の
工程に用いる。
製造例26 製造例24の方法に従い、製造例19のニトロ化合物を
鉄及び氷酢酸を用いて還元し、次の化合物を製する事が
出来る。
製造例27 ベー(1−メチルデシル)−3−(3−アミノフェニル
)−2−ブテンアミド80m1の氷酢酸に溶かした7.
0y(:I)N−(1−メチルデシル)−3−(3−ニ
トロフェニル)−2一ブテンアミド(製造例22より4
.9y1同様の反応から2.1f1)の溶液を水蒸気浴
上で85℃に加熱する。
この溶液に、5.4yの鉄粉を2吟かけて少しずつ加え
る。混合物を熱時ろ過し、残サを熱氷酢酸で洗浄する。
合併した氷酢酸溶液を真空下留去し残サを酢酸エチルに
溶かす。酢酸エチル溶液を数回洗浄した後飽和食塩水て
洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥する。溶媒を真空下留去
し、生成物を油状物として得る。油状物を約280yの
シリカゲルを用い、酢酸エチル中1%エタノール含有溶
液で溶出してクロマトグラフィーを行う。
生成物を含む分画を集め留去すると、5.8yの表記化
合物を油状物として得る。製造例28 ベー(1−メチルデシル)−3−(3−アミノフェニル
)−2−ブテンアミドN−(1−メチルデシル)−3−
(3−ニトロフェニル)−2−ブテンアミド(製造例2
3より6.5f)を、製造例27の方法に従い氷酢酸(
80m1)中鉄粉(5.0V)を用いて還元する。
クロマトグラフィーの後4.5yの表記化合物を、コハ
ク色油状物として得る。製造例29 トランスー2−(4−ニトロフェニル)シクロプロパン
カルボン酸濃硝酸(比重1.42)300mt中に50
yのトランスー2−フェニルシクロプロパンカルボン酸
を23一25℃で20〜2紛かけ、攪拌下少しすつ加え
る。
さらに1時間攪拌を続け、次に混合物をI(代)に冷却
する。沈澱をろ過し水洗する。キシレンで2回再結晶し
23yのトランスー2−(4−ニトロフェニル)シクロ
プロパンカルボン酸を得る。M.p.l95−196ロ
C製造例30 トランスーペーオクチルー2−(4−ニトロフェニル)
シクロプロパンカルボキサミド50m1のクロロホルム
中、4.1fのトランスー2一(4−ニトロフェニル)
シクロプロパンカルボン酸をスラリーにし、攪拌して、
2.2fIのトリエチルアミンを加えると透明溶液とな
り、これを約5℃に冷却する。
15m1のクロロホルムに溶かした、2.4yのエチル
クロロホルメートの溶液を15分間かけて攪拌下滴下す
る。さらに2紛攪拌し、次に15m1のクロロホルムに
溶かした2.8gのオクチルアミンの溶液を0−5℃で
10−1553−間で、攪拌下加える。冷却浴を取り除
き、1時間攪拌する。この後真空下溶媒留去し、残サを
707fLLの水と15m1のエタノールの混合物で粉
砕する。出来た固形物をp過して取り水洗し乾燥すると
、6.2gの表記化合物が白色固形物として得られる。
M.p.l26−129形C製造例31J トランスーペーデシルー2−(4−ニトロフェニル)シ
クロプロパンカルボキサミド製造例30の方法に従いト
ランスー2−(4−ニトロフェニル)−シクロプロパン
カルボン酸及びデシルアミンを用いて表記化合物を製す
る。
収率,98%、白色、ワックス様固形物、M.p.l2
7−129℃製造例32 トランスーベー(1−メチルデシル)−2−(4−ニト
ロフェニル)シクロプロパンーカルニボキサミド30m
1のテトラヒドロフラン中2.1fのトランスー2−(
4−ニトロフェニル)−シクロプロパンカルボン酸のス
ラリーを攪拌し、1.1ダのトリエチルアミンを加える
透明になつた溶液を約5℃;に冷却し、これに、5m1
のクロロホルムに溶かした1.2yのエチルクロロホル
メートの溶液を、15分間かけて攪拌下、加える。さら
に20分間攪拌し、次に50m1のクロロホルムに溶か
した1.9yの1−メチルデシルアミンの溶液を1紛間
かけて滴4下する。冷却浴を除き、さらに1時間攪拌す
る。この後真空下溶媒を留去し、残サをエーテルで粉砕
する。出来た固形物をろ過して除き、エーテル溶液を真
空下留去する。残サをイソプロパノール;石油エーテル
、11溶液で再結晶し、2.9.yの表記化合物をワッ
クス様固形物として得る。製造例 羽製造例30の方法
に従い、トランスー2−(ニトロフェニル)シクロプロ
パンカルボン酸を、エチルクロロホルメートと反応せし
めて混合酸無水物を製し、次に適当なアミンと反応せし
めて次の化合物を得る。
*この欄における数字はフェニル環上のニトロ基の位置
を示し、基は、その1位にある。
製造例 ( トランスーペーオクチルー2−(4−アミノフェニル)
シクロプロパンカルボキサミド70m1の氷酢酸に溶か
した6.2fのトランスーN−オクチルー2−(4−ニ
トロフェニル)シクロプロパンカルボキサミドの溶液を
攪拌し5.3yの鉄粉を1C@間以上かけて85℃で少
しずつ加える。
加える間85−90℃にする。この後85−90℃で1
紛間攪拌する。これを熱時ろ過し、枦液しを真空下留去
する。残サを350m1の酢酸エチルと150m1の飽
和食塩水で分配する。酢酸エチル層を分離し硫酸ナトリ
ウムで乾燥して真空下留去とする。5.4yの表記化合
物を黄色固形物として得る。
製造例35 トランスー人一デシルー2−(4−アミノフェニル)シ
クロプロパンカルボキサミド製造例34の方法に従い、
トランスー且−デシルー2−(4−ニトロフェニル)シ
クロプロパンカルボキサミドを氷酢酸中、鉄粉を用いて
還元し、87%収率で表記化合物を製する。
製造例36 トランスーー一(1−メチルデシル)−2−(4−アミ
ノフェニル)シクロプロパンカルボキサミド製造例34
の方法に従いトランスーN−(1−メチルデシル)−2
−(4−ニトロフェニル)シクロプロパンカルボキサミ
ドを氷酢酸中、鉄粉を用いて還元し、定量的に表記化合
物を製する。
製造例37 製造例34の方法に従い、製造例33の生成物、N−ア
ルキルー2−(ニトロフェニル)シクロプロパンカルボ
キサミド、又はN−シクロアルキルー2−(ニトロフェ
ニル)シクロプロパンカルボキサミドを氷酢酸中鉄粉で
還元し次の化合物を製する。
*この欄の数字はフェニル環上のアミノ基の位置を示し
、−CH−CH−CO−NHR2、基は、その1位にあ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 式: ▲数式、化学式、表等があります▼……(VII)のアミ
    ンをイタコン酸と100〜180℃で反応せしめ;式(
    I )中R^1が下述の如きアルキル基である化合物を
    製造したい場合は、更に式RCHN_2(Rは水素又は
    炭素数1〜3のアルキル)のジアゾアルカンと、反応不
    活性溶媒中反応せしめ;R^1が−CH_2CH_2N
    R^3R^4である化合物を製造したい場合は、更にカ
    ルボニルジイミダゾールおよび式HO−CH_2CH_
    2−N−R^3R^4のアルコールと反応不活性溶媒中
    で反応せしめることを特徴とする式:▲数式、化学式、
    表等があります▼……( I )のカルボキサミド化合物
    及びその医薬として有用な塩の製法。 上式中、R^1は水素、炭素数1〜4のアルキル、又は
    −CH_2CH_2NR^3R^4(R^3とR^4は
    各々炭素数1〜3のアルキル):R^2は炭素数8〜1
    5のアルキル又は炭素数6〜12のシクロアルキル;Q
    は▲数式、化学式、表等があります▼(R^5とR^6
    は各々水素又はメチル)又は、▲数式、化学式、表等が
    あります▼、ただし、Qが▲数式、化学式、表等があり
    ます▼の場合、▲数式、化学式、表等があります▼に結
    合する二つの基は、互いにトランスの関係にある。 2 R^1が水素であることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項の化合物の製法。 3 式VIIのアミンとイタコン酸を、共に加熱溶融して
    反応せしめることを特徴とする特許請求の範囲第2項の
    方法。 4 式VIIのアミンとイタコン酸を反応不活性溶媒中で
    反応せしめることを特徴とする特許請求の範囲第2項の
    製法。 5 反応不活性溶媒が、シクロヘキサン、デカリン、テ
    トラリン、ベンゼン、トルエン、キシレン、1・2−ジ
    メトキシエタン、ジオキサン、メチルイソブチルケトン
    、シクロヘキサノン、酢酸エチル、酢酸ブチル、メタノ
    ール、エタノール、イソプロパノールより選んだもので
    ある、特許請求の範囲第4項の方法。 6 式VIIのアミンとイタコン酸を等モル量反応せしめ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第2〜5項のいずれ
    かの方法。 7 式VIIのアミンとイタコン酸を135℃〜155℃
    で反応せしめることを特徴とする特許請求の範囲第2〜
    6項のいずれかの方法。 8 式: ▲数式、化学式、表等があります▼ を有するカルボキサミド化合物、及び医薬として有用な
    、その塩。 式中R^1は水素、炭素数1〜4のアルキル、又は−C
    H_2CH_2−NR^3R^4(R^3とR^4は各
    々炭素数1〜3のアルキル);R^2は、炭素数8〜1
    5のアルキル又は炭素数6〜12のシクロアルキル;Q
    は▲数式、化学式、表等があります▼(R^5とR^6
    は各々水素又はメチル)又は▲数式、化学式、表等があ
    ります▼;ただし、Qが▲数式、化学式、表等がありま
    す▼の場合▲数式、化学式、表等があります▼基に結合
    した二つの基は互いにトランスの関係にある。 9 Qが▲数式、化学式、表等があります▼である特許
    請求の範囲第8項の化合物。 10 R^1が水素である特許請求の範囲第9項の化合
    物。 11 R^5とR^6が各々水素である特許請求の範囲
    第10項の化合物。 12 R^2が上述のアルキルである特許請求の範囲第
    11項の化合物。 13 上述のアルキルがデシルである特許請求の範囲第
    12項の化合物。 14 フェニル環上の二つの置換基が互いにメタ位の関
    係にある特許請求の範囲第13項の化合物。 15 Qが▲数式、化学式、表等があります▼である特
    許請求の範囲第8項の化合物。 16 R^1が水素である特許請求の範囲第15項の化
    合物。 17 R^2が上述のアルキル、フェニル環上の二つの
    置換基が互いにパラ位の関係にある特許請求の範囲第1
    6項の化合物。
JP56133933A 1980-08-28 1981-08-26 Srs−a拮抗物質としてのカルボキサミド化合物およびその製法 Expired JPS6059908B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US182162 1980-08-28
US06/182,162 US4296120A (en) 1980-08-28 1980-08-28 (Carboxy-oxo-pyrrolidino)phenylalkenamides and esters thereof as SRS-A antagonists
US264736 1994-06-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5772960A JPS5772960A (en) 1982-05-07
JPS6059908B2 true JPS6059908B2 (ja) 1985-12-27

Family

ID=22667305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP56133933A Expired JPS6059908B2 (ja) 1980-08-28 1981-08-26 Srs−a拮抗物質としてのカルボキサミド化合物およびその製法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4296120A (ja)
JP (1) JPS6059908B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4709016A (en) * 1982-02-01 1987-11-24 Northeastern University Molecular analytical release tags and their use in chemical analysis
US4448729A (en) * 1982-08-25 1984-05-15 American Home Products Corporation Leucotriene antagonists
US4554355A (en) * 1984-07-19 1985-11-19 American Home Products Corporation Heterocyclic compounds as antiallergic agents
US4550172A (en) * 1984-09-21 1985-10-29 American Home Products Corporation Novel heterocyclic compounds as antiallergic agents
US4978665A (en) * 1987-01-20 1990-12-18 Nissan Chemical Industries Ltd. 3(2H)pyridazinone, and antagonistic agent against SRS-A containing it
DE4124989A1 (de) * 1991-07-27 1993-02-04 Basf Ag (beta)-substituierte zimtsaeurederivate
KR20140066709A (ko) * 2011-07-21 2014-06-02 더루우브리졸코오포레이션 카르복시 피롤리디논 및 이의 사용 방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3988371A (en) * 1972-03-09 1976-10-26 Hansl Nikolaus R Meta-[2-(benzylamino)-ethyl] benzoic acid amides

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5772960A (en) 1982-05-07
US4296120A (en) 1981-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5393768A (en) Leukotriene antagonists
EP0091468B1 (en) (1-(2-benzoxazolyl)hydrazino)alkyl nitrile derivatives
JPH0223537B2 (ja)
JPS6333343A (ja) ピリジル化合物製造用の新規中間体化合物
JPH0238591B2 (ja)
US4670469A (en) Hydroxamic acid and pharmaceutical preparations containing the same
GB1588242A (en) N-(tetrazol-5-yl)-salicylamide derivatives
JPS5962555A (ja) ω−アミノ酸誘導体
JPS63107958A (ja) 新規なシクロオキシゲナ−ゼおよびリポキシゲナ−ゼ複合阻害剤
CA1230127A (en) Phenylalkanoic acid derivatives, their preparation and use
US4069337A (en) 2-substituted-indole-1-lower-alkanecarboxamides having anti-secretory or anti-ulcer activity
US4128570A (en) Anti-allergic oxanil compounds
JPS6059908B2 (ja) Srs−a拮抗物質としてのカルボキサミド化合物およびその製法
JPH0717589B2 (ja) 新規1,3―ジカルボニル化合物およびその組成物
US4296129A (en) (Carboxyacylamino)phenylalkenamides and esters thereof as SRS-A antagonists
JPH05504970A (ja) 尿素誘導体類、それらの製造およびそれらを含有している薬用生成物
US3839433A (en) Adamantylcarboxamidophenylalkanoic acids and esters thereof
JPS6054285B2 (ja) シクロヘキサン誘導体を含有する医薬
US3982006A (en) M-Phenylene dioxamic acid derivatives
JPS6044304B2 (ja) フエニルプロピオン酸誘導体の製造方法
JPS63295539A (ja) 置換ビフェニル誘導体
US3972911A (en) N,N'(Cyano-phenylene)dioxamic acids and esters
EP0050977B1 (en) Carboxamide compounds as srs-a antagonists and a process for producing same
EP0047119B1 (en) Carboxamide compounds as srs-a antagonists, pharmaceutical compositions containing them, processes for the preparation, and intermediates useful therein
JPS6056130B2 (ja) 新規なサリチル酸誘導体