JPS605897A - 高耐蝕アルマイト基板の製造法 - Google Patents

高耐蝕アルマイト基板の製造法

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JPS605897A
JPS605897A JP11351683A JP11351683A JPS605897A JP S605897 A JPS605897 A JP S605897A JP 11351683 A JP11351683 A JP 11351683A JP 11351683 A JP11351683 A JP 11351683A JP S605897 A JPS605897 A JP S605897A
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JP
Japan
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substrate
acid
alumite
oxalic acid
soln
Prior art date
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Pending
Application number
JP11351683A
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English (en)
Inventor
「よし」田 一郎
Ichiro Yoshida
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPS605897A publication Critical patent/JPS605897A/ja
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  • Electrochemical Coating By Surface Reaction (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、高耐蝕アルマイト基板の製造法に関し、特に
高記録密度磁気ディスク基板のように、陽極酸化処理後
封孔処理ができないアルマイト基板においても、高耐蝕
性が得られるアルマイト基板の製造法に関する。
〔技術の背景〕
データ処理装置などに使用される磁気ディスク装置は、
近年急激な記録密度の向上、大容量化が進み、同時に磁
気ヘッドの浮上量も非常に小さくなってきており、その
ため磁気ディスク面の平滑化が一層要求される。そこで
アルミニウム基板を陽極酸化してその表面を硬化させ、
これをボリシングして鏡面化し、これに磁性膜を形成す
る必要がある。
この場合アルマイト基板表面に磁性膜を形成するために
、Feをスパンクリングしてα状のFe203を形成さ
せるが、この場合の酸化、還元工程で350℃程度まで
アルマイト基板を高温加熱する必要がある。
〔従来技術とその問題点〕
ところがこのアルマイ[・基板を製造するために陽極酸
化溶液として、硫酸、リン酸あるいは蓚酸などの酸を使
用すると、陽極酸化皮膜生成時に形成された通電微細孔
に酸が残留し、前記酸化、還元工程における加熱により
、陽極酸化皮膜が腐蝕され、更に磁性膜であるγ状のP
e1O:+皮膜をも腐蝕破壊するという問題がある。
また陽極酸化後、封孔処理などで通電微細孔に残留した
酸を洗浄、閉塞し、アルマイ1基板の耐蝕性を向上させ
ることも考えられるが、前記酸化、還元工程中におりる
高61h加!°jトの際に、陽極酸化皮膜層にクラック
か発生し、磁気記録媒体におけるヒツトエラーのIF因
となるので、これを行なうこともできない。
R[Jら第1図に示すようにアルミニウム基板1を陽極
酸化すると、通電孔2が形成されるが、これを100℃
の水中などで封孔処理すると、第2図に示すように、通
電孔2がγ−^12o3 ・1120よりなるベーマイ
ト5にJζり閉塞される。このように封孔処理されたア
ルマイト基板は、アルミニウム基板1と陽極酸化皮膜3
との熱線膨張係数の差が約5倍も異なイ〕ため、前記醇
化、還元工程の加!、1)処理において、第3図に示す
如くわん曲し、クラック6が生J゛るものと嵩えられる
。とごろが封孔処理を行ノ、にわノ、シ′りれば、第1
図に示したように通電孔2かそのまま存在しており、第
4図に示す如(アJl/ ;、 ニラJ、基板1 トl
!:、31iA r’l!を化W IIFj 3 ト(
71) ;14%線膨張係数の差による変形(収j11
1応力)が生じても、通電孔2に吸収され、クランクが
生しないものと考えられる。以上の理由により、磁気デ
ィノ、り基板用のアルマイ1基板は封孔処理を行な・)
ごとができない。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、封孔処理を適用できない磁気ディスク
用のアルマイト基板において、封孔処理をしなくてもア
ルマイ1一基板の耐蝕性を向上させ、磁性19層への腐
蝕拡散を防止することにある。
〔発明の構成〕
この技術的課題を解決するノこめに講した本発明による
技術的手段は、200 ’c以下の加熱処理により昇華
熱分1tYする有機酸を主成分とする陽極酸化溶液によ
りアルミニウム基板を陽極酸化し、陽極酸化皮膜生成時
に生ずる通電()′々細孔に残留する有機酸を、熱う)
1ウテ除去する方法を採っている。
200℃以下の比較的低温で熱分1う1:するイj機酸
としては、蓚酸、71:1ン酸、乳酸、グリー!−ル酸
などがあるが、アルマイI−f!IEの点からは、蓚酸
が最も良く、 187℃以上で熱分19’i:する。ま
た本発明の目的を達成するには、陽極酸化後できるたり
早く!:(シ分解除去するごとが望ましく、f1ハ分1
つ1:除去工程までの間はできるだり帖)2Vr I、
、水分δJ、もbろんのこと低温かつ低湿度雰囲気に保
管することが望ましい。したがってこの残存ITt、曵
酸の熱分ll1r除去は、陽極酸化後たたらに行なうこ
とが有利となる。
しかしながら先に説明したようにアルミニウム基板と陽
極酸化皮膜とでは、熱線膨張係数が約5借も異なり、陽
極11(ε化皮膜Inとし“(はできるだり曹い力が、
加熱に対するi+ijクラック性は有利となる。ところ
か高記!?′、A密度用0り性媒体、!2板としてボリ
シングにより’a3’2面を17るには、陽極酸化皮膜
層はある程度厚くなげれば、ε°工面をIlることは’
ji[シい。したかって残存イj機酷の4:l、7分I
Q’X除去は、クラックを避りるために、できるたり低
温で分1!17させるのが望ましい。本発明の(バ成要
(]1として、200°C以下でi;11分)す1゛す
る有1現酸とし7だQ几1、陽極酸化皮1ts:j 層
の厚さが200°Cで12μmまではクランクが生シ;
’、1: イ)コメ−(: ;J) リ、r)M jQ
: h!I;体吉し’(+11+J )ll′’ JT
o j生を向」ニさせるための配応、からごある。
〔発明の実施例〕
本発明による高1Iii1蝕アルマ・イ1−基板の製造
法と従来の方法との相違点を明確にするために、まず第
5図(イ)の工桿図にしたがって従来の実施例を説明す
る。
実施例−1(従来例) +l)陽極酸化溶液として硫酸を用い、アルミニウム基
板を陽極酸化する。
(2)次いでボリシングにより、陽極酸化皮11Q=面
を鏡面化する。
(3)その上にFeをスパ/タリングし、α扶り月+e
、!03を形成さU−る。
(4)次に350℃に加FT、XLされた水崇炉におい
て還元処理し、I’(!301を得る。
(5)これを350℃に加熱された大気炉において酸化
処理し、磁性膜であるγ状の1・0i03を形成さ−U
る。
このようにし°ζj4Tられた磁気ディスク基板を;1
1.7を度40℃、相対湿度95%にfλiノこれノこ
恒611.1亘/!ul! Jf”7に入れ、その耐蝕
性を目視により氾l乙−した結果を第1表に示す。
実施例−2(従来例) 第5図(イ)の上程に従い、今度は陽極酸化溶液として
蓚酸を用い、アルミニウムJ、興反を陽極酸化し、以下
実施例−1と間柱の二■二程で、γ状のFe2O3を形
成さ−[、温度40′C1相対湿度95%に保たれた恒
温恒fA槽に入れ、その耐蝕性を目視により観察した結
果を第1表に示す。
実施例−3(本発明による実施例) 第5図(ロ)の工程図に従い、 (1)まず陽極酸化溶液として蓚酸を用い、アルミニウ
ム基板を陽極酸化する。
(2)次にこれを200℃に加熱された電気炉において
2時間加i:1..5し、通電孔に残存した蓚酸を熱分
解1除去 しノこ。
(3)次いでボリシングにより、陽極酸化皮膜表面を鏡
面化する。
(4)その上にFeをスパフタリングし、α状のF13
203を形成させる。
(5)次に350°Cに加熱された水素;jlにおいて
通光処理し、Feze4をflる。
(6)これを350°Cに加熱された大気炉において酸
化処理し、磁性膜であるα状のFez Ozを形成させ
る。
このようにして得られた磁気ディスク基板をdll。
度40℃、相対湿度95%に保たれた恒温恒湿槽に入れ
、その耐蝕性を目視により観察した結果を第1表に示す
第1表 即ち従来の方法による実施例−1および実施例−2では
、陽極酸化処理後第1図の通電孔2に残留した酸4が残
り、第6図(イ)に7で示すように陽極酸化皮膜3およ
びアルミニウム基板lがlid蝕し、更に進行して磁性
1模も破壊される。ところが本発明の方法による実施例
−3では、陽極酸化処理後、第1121の通電孔2に残
留した酸4が残るが、第5図(ロ)の(2)の加熱分解
処理において、第6図(ロ)に示すよ・)に、残留した
蓚酸が昇華熱分解除去され、アルマイト基板響3および
磁性膜の腐蝕破壊が起こらなかったものである。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の製造法に、1−れば、比較的低い
温度で昇華熱分19’fするイi機酸を主成分とする陽
極酸化溶液でアルミニウム基板を陽極酸化し、その際に
形成された通電1)攻細孔に残留する有機酸を、加熱に
よって熱分IQlil除去したt&、磁性11テを形成
する。従って通電微細孔中に、陽極酸化皮膜や磁性膜を
感触させる有機酸が残存することはなく、封孔処理を行
なうごとなしに、耐蝕性を向上させることができる。そ
のため、磁気ディスク用アルマイト基板のように封孔処
理を行なえない基板において、極めて顕著な効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は陽極酸化後のす′ルマ・イト基板を示ず1す1
面図、第2図は従来の方法により封孔処理されたアルマ
イト基板を示す断面図、第3図は第2図のアルマイト基
板に加熱処理工程でクランクが発生した状態を示す断面
図、第4図ば封孔処理を行なわないアルマイト基板を加
熱した状態を示す断面図、第5図(イ)は従来の製造法
を示す二[程図、第5図(ロ)は本発明による製造法を
示す工程図、第6図(伺は通電微細孔に残存しノミ酸で
アルミニウム基板が腐蝕した状態を示す断面図、同図(
ロ)は本発明の製造法により通電微細孔の酸が除去され
た状態を示す断面図である。 図において1はアルミニウム基板、2ば通電微細孔、3
ば陽極酸化皮膜、4は残留酸、6はクラック、7ば腐蝕
部をそれぞれ示す。 特許出願人 富士通株式会社 代理人 −弁理士 青 柳 稔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 200℃以下の加熱処理により昇華熱分解する有機酸を
    主成分とする陽極酸化溶液によりアルミニウム基板を陽
    極酸化し、陽極酸化皮膜生成時に生ずる通電微細孔に残
    留する有1a酸を、熱分解除去することを特徴とする高
    爾蝕アルマイト基板の製造法。
JP11351683A 1983-06-22 1983-06-22 高耐蝕アルマイト基板の製造法 Pending JPS605897A (ja)

Priority Applications (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202112A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Fujifilm Corp 微細構造体および製造方法
JP2012081473A (ja) * 2012-01-30 2012-04-26 Fujifilm Corp 精密フィルターユニットの製造方法
JP2012140708A (ja) * 2012-01-27 2012-07-26 Fujifilm Corp 微細構造体および製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008202112A (ja) * 2007-02-21 2008-09-04 Fujifilm Corp 微細構造体および製造方法
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