JPS6058018B2 - カ−トン貼合糊塗布装置における糊切り機構 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、グルー等カートン助合糊料をカートン等の
紙面に塗布する装置において、糊塗布されるカートンの
塗布部後端部の糊切りを良好にし、糊切りされる余白部
分の長さを適宜調整できるようにした装置に関する。

（糊車）下のガイド２がフラットであるため、液状の
糊料３はカートン４の前端から後端までホィール１によ
つて全面均一に転写される。

然し乍ら、カートン等のサツク貼り工程においては、貼
り合せ後の助合剥れ防止の為、糊量を多くするなどの操
作がなされるが、これはカートン助合圧着後、助合端部
から糊が外側にはみ出る現象が生ずる原因となる。 本
発明は、このような現象を防止する為に、力’一トンに
塗布する糊料のカートン後端部における糊料を適当な状
態で切るための効果的な塗布装置を提供するものである
。

本発明は、第２図カートン４の助合部に助合糊料３を
塗布する塗布装置において、コーターホィール１下部前
後のフィーダー１０及びデリバリ１０’方向にガイド６
を設け、該ガイド６面に沿つてフィードされるカートン
４表面に対して糊料を塗布する前記ホィール１下部のガ
イド６、６間に、該ガイド６と一体の一段低いガイド９
を設け、ホィール１直下を外れたフィーダー側の前記ガ
イド９上に該ガイド上を前後に移動調整可能な補助ガイ
ド５を設け、前記ホィール１の最下点に対してデリバリ
方向に、カートン押えローラ７を紙厚に応じて上下移動
調節可能に設けたことを特徴とするカートン助合糊塗布
装置における糊切り機構である。

本発明機構を図面に従つて詳細に説明すれば、第２図
グルー糊料コーターホィール１の下方のガイド６は、そ
れよりも低い表面のガイド９を設け、ガイド９上面に調
整補助ガイド５及び必要に応じて補助ガイド５″を、あ
る間隔に調整移動可能に設ける。

それぞれのガイド５，５′は、ガイド９の延長上にある
ガイド６面に、ほぼ等しい高さを有し、コーターホィー
ル１下側において適当な間隔に調整可能であり、ガイド
面は力ートン４の搬送通過を円滑にするため適当な傾斜
面を備えている。力ートン４は、フィーダー１０の上下
にあるローラあるいは搬送ベルトにより、ホィール１の
下側にフィードさる。力ートン４貼合部表面に対して、
ホィール１表面に供給された糊料が塗布される。力ート
ン４先端がホィール１の最下点より更にホィール１右下
側の力ートン押えローラ１とガイド９面間に進入し、力
ートン４は糊付面を回避した部分においてガイド９上面
に押えられた状態で、更に塗布されながら進行し、適当
な位置にある調整補助ガイド５″に乗り上げ、この場合
、力ートン４面は上方ローラ７側に押付けられた状態で
進行し、補助ガイド５″とローラ１の押付作用によリカ
ートン４の後端部は、紙のベンドによつてホィール１よ
り確実に下方に離れ第３図に示すようにデリバリ１『側
のガイド６上に進行し、搬出される。押えローラ７は固
定軸に支承されていて、ガイド９面に対して、紙厚程度
あるいは紙の硬さに応じて間隔を調整できる。この間、
力ートン４は、デリバリ１『の上下ローラあるいはガイ
ド６及びガイド９の両側にある搬送ベルト等で搬送され
、前方に排出される。第４図は、本発明機構平面図であ
り、ホィール１のデリバリ側部にある押えローラー７を
設け、補助ガイド５，５″は、ガイド６及びガイド９に
．対し、同等の巾で設けるものである。本発明機構の糊
切り動作について更に詳細に説明すれば、力ートン４の
図面左側後端部が補助ガイド５を通過した時点で、ホィ
ール１表面より離れ、押えローラー７の上方よりの押え
作用により助成゛され、糊料３は、この時点で力ートン
４のホィール１最下点より後端までは全く塗布されない
。

即ち、上記糊切り作用により塗布されない力ートン４面
余白部分の長さは、ホィール１面の糊料３が、力ートン
４に接触する個所イより、補助ガイド５を過ぎた個所口
までの長さであり、ガイド５の位置調整により必要な余
白部分を形成でき”る。押えローラー７が、該押えロー
ラー７と下方ガイド９までの適当な間隔の調整により、
この糊切り作用の適切なタイミングと正確な動作を設定
することができる。本発明機構は、紙器製造におけるサ
ツク貼り機の糊料塗布装置に配置することができ、例え
ば、オーバーラッピングフィルム包装用力ートン等のサ
ツク貼り工程において、力ートン糊塗布部分の後端部１
０ｍ／ｍ程度の余白部分を残して糊切りを行なうことが
でき、従来の塗布装置では不可能であつた力ートン後端
における力ートン貼合時の糊料のはみ出しを防止するた
めの糊切りが確実にでき、そのタイミングを紙厚、紙の
硬さに応じて任意に設定できるなど、紙器力ートン自動
貼り製品の品質向上に絶大な効果を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の塗布機構、第２図及び第３図は、本発明
機構の側面図、第４図は本発明機構の平面図である。 １・・・・・・グルー糊料コーターホィール、２・・・
・・・ガイド、３・・・・・・糊料、４・・・・・・力
ートン、５・・・・・・補助ガイド、６・・・・・・搬
送ガイド、７・・・・・・押えローラー、８・・・・・
・搬送ローラー。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ カートン４の貼合部に貼合糊料３を塗布する塗布装
   置において、コーターホィール１下部前後のフィーダー
   １０及びデリバリ１０′方向にガイド６を設け、該ガイ
   ド６面に沿つてフィードされるカートン４表面に対して
   糊料を塗布する前記ホィール１下部のガイド６，６間に
   、該ガイド６と一体の一段低いガイド９を設け、ホィー
   ル１直下を外れたフィーダー側の前記ガイド９上に該ガ
   イド上を前後に移動調整可能な補助ガイド５を設け、前
   記ホィール１の最下点に対してデリバリ方向にカートン
   押えローラ７を紙厚に応じて上下移動調節可能に設けた
   ことを特徴とするカートン貼合糊塗布装置における糊切
   り機構。 ２ 前記ホィール１直下を外れたガイド９上のデリバリ
   側に補助ガイド５′を設けた特許請求の範囲第１項記載
   の糊切り機構。 ３ 補助ガイド５及び補助ガイド５′が前記ガイド６と
   ほぼ等しい高さである特許請求の範囲第１項、第２項記
   載の糊切り機構。 ４ 補助ガイド５，５′のガイド面がフィーダー側に適
   当な傾斜面を備える特許請求の範囲第１項、第２項記載
   の糊切り機構。