JPS60578B2 - ブレ−キデイスク - Google Patents
ブレ−キデイスクInfo
- Publication number
- JPS60578B2 JPS60578B2 JP13909279A JP13909279A JPS60578B2 JP S60578 B2 JPS60578 B2 JP S60578B2 JP 13909279 A JP13909279 A JP 13909279A JP 13909279 A JP13909279 A JP 13909279A JP S60578 B2 JPS60578 B2 JP S60578B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange
- brake
- bolt
- brake disc
- mounting
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明はディスクブレーキ装置のブレーキディスクに
関する。
関する。
従来のブレーキディスクとしては、例えば第1,2図に
示すようなものが知られている。
示すようなものが知られている。
すなわち、ブレーキディスク1はディスク内に通風孔を
形成するため一対の鋳型2,2′および中子3を用いて
一体鋳造され、環状の制動面4,4′を有する制動部5
と、この制動部5の半径方向内側に設けられ、その外側
面が制動面4より外方側に突出した複数のフランジ取付
部6と、からなり、図示していない車輪のフランジに前
記各フランジ取付部6が複数個の取付ボルト7によって
取り付けちれることにより、車輪と一体となって回転す
るようなされている。(1)しかしながら、従来のブレ
ーキディスクにあっては第2図に点線および二点鎖線で
示すように鋳型2と中子3とがボルト座ぐり部9Aを有
するボルト取付面9に沿って分割されていたため、型抜
きの関係からボルト取付面9と半径方向内端面8とのな
す角度が鋭角とならざるを得ず、この結果、ボルト取付
面9の座ぐり9Aを除く部分を銭放しのままにしておく
と特にボルト取付面9と半径方向内端面8とが交わる部
分17のエッジ形状が不整となって、すなわち小さな凹
凸(ノッチ)が多数形成されて、該ノツチに応力が集中
し、疲労強度の大中低下を招き、使用中に亀裂が生じる
恐れもあった。この発明は、このような従来の問題点に
着目してなされたもので「ブレーキディスクのフランジ
取付部の半径方向内端面が鈍角をなしてそのボルト取付
面と共に銭放した状態で、交わるよう形成することによ
り、可能な限り機械仕上げ加工を減らし、ブレーキディ
スクを銭放しのまま用いたいという要求のもとに、亀裂
が生じないブレーキディスクを得ることを目的としてい
る。
形成するため一対の鋳型2,2′および中子3を用いて
一体鋳造され、環状の制動面4,4′を有する制動部5
と、この制動部5の半径方向内側に設けられ、その外側
面が制動面4より外方側に突出した複数のフランジ取付
部6と、からなり、図示していない車輪のフランジに前
記各フランジ取付部6が複数個の取付ボルト7によって
取り付けちれることにより、車輪と一体となって回転す
るようなされている。(1)しかしながら、従来のブレ
ーキディスクにあっては第2図に点線および二点鎖線で
示すように鋳型2と中子3とがボルト座ぐり部9Aを有
するボルト取付面9に沿って分割されていたため、型抜
きの関係からボルト取付面9と半径方向内端面8とのな
す角度が鋭角とならざるを得ず、この結果、ボルト取付
面9の座ぐり9Aを除く部分を銭放しのままにしておく
と特にボルト取付面9と半径方向内端面8とが交わる部
分17のエッジ形状が不整となって、すなわち小さな凹
凸(ノッチ)が多数形成されて、該ノツチに応力が集中
し、疲労強度の大中低下を招き、使用中に亀裂が生じる
恐れもあった。この発明は、このような従来の問題点に
着目してなされたもので「ブレーキディスクのフランジ
取付部の半径方向内端面が鈍角をなしてそのボルト取付
面と共に銭放した状態で、交わるよう形成することによ
り、可能な限り機械仕上げ加工を減らし、ブレーキディ
スクを銭放しのまま用いたいという要求のもとに、亀裂
が生じないブレーキディスクを得ることを目的としてい
る。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第3図はこの発明の一実施例を示す図である。まず、構
成を説明する。なお「従来と同一部分には同一番号を用
い、その説明は省略する。ブレーキディスクーは前述と
同様にその両側に環状の制動面4,4′が形成された円
板状の制動部5を有し、この制動部5にはその半径方向
内方に突出する5個のフランジ取付部6が等間隔に形成
され図示しない車輪と一体回転するフランジにボルトで
固定できるようになっている。したがって、ブレーキデ
ィスクーの各フランジ取付部6の内側には図示していな
い車軸などの回転部分が挿入される取付孔11が形成さ
れていることになる。また、前記制動部5の制動面4,
4′の側方には図示していない一対の制動パッドが制動
面4,4′に対して接近離隔可能に設けられている。各
フランジ取付部6の半径方向内端面8、すなわち、前記
取付孔11の一部を構成する面、はフランジ取付部6の
ボルト取付面9からフランジ当援面12に向って、取付
孔11の中心軸に対して徐々に接近するよう形成されて
いる。すなわち、フランジ取付部6の半径方向内端面8
は前記制動面4,4′に平行なフランジ取付部6のボル
ト取付面9と鈍角をなして交わるよう形成されている。
半径方向内端面8とボルト取付面9との接合部分は、図
のようにRすなわち丸みをつけておいた方が望ましい。
そして、このフランジ取付部6のフランジ当援面12は
フランジが当援されるため、仕上加工が全面にわたって
施される。一方ボルト取付面9にはボルトが当援する部
分に設けられるボルトの座ぐり9Aだけ仕上加工が施さ
れ、他の部分は銭放しのままとする。13はブレーキデ
ィスク1の制動部5にその半径方向に延在するよう形成
された複数個の通風孔であり、14は各フランジ取付部
6に前記取付孔11の軸と平行にそれぞれ形成された前
記取付ボルト7が舷挿される孔である。
成を説明する。なお「従来と同一部分には同一番号を用
い、その説明は省略する。ブレーキディスクーは前述と
同様にその両側に環状の制動面4,4′が形成された円
板状の制動部5を有し、この制動部5にはその半径方向
内方に突出する5個のフランジ取付部6が等間隔に形成
され図示しない車輪と一体回転するフランジにボルトで
固定できるようになっている。したがって、ブレーキデ
ィスクーの各フランジ取付部6の内側には図示していな
い車軸などの回転部分が挿入される取付孔11が形成さ
れていることになる。また、前記制動部5の制動面4,
4′の側方には図示していない一対の制動パッドが制動
面4,4′に対して接近離隔可能に設けられている。各
フランジ取付部6の半径方向内端面8、すなわち、前記
取付孔11の一部を構成する面、はフランジ取付部6の
ボルト取付面9からフランジ当援面12に向って、取付
孔11の中心軸に対して徐々に接近するよう形成されて
いる。すなわち、フランジ取付部6の半径方向内端面8
は前記制動面4,4′に平行なフランジ取付部6のボル
ト取付面9と鈍角をなして交わるよう形成されている。
半径方向内端面8とボルト取付面9との接合部分は、図
のようにRすなわち丸みをつけておいた方が望ましい。
そして、このフランジ取付部6のフランジ当援面12は
フランジが当援されるため、仕上加工が全面にわたって
施される。一方ボルト取付面9にはボルトが当援する部
分に設けられるボルトの座ぐり9Aだけ仕上加工が施さ
れ、他の部分は銭放しのままとする。13はブレーキデ
ィスク1の制動部5にその半径方向に延在するよう形成
された複数個の通風孔であり、14は各フランジ取付部
6に前記取付孔11の軸と平行にそれぞれ形成された前
記取付ボルト7が舷挿される孔である。
血 なお、上記形状のディスクブレーキを得るにはフラ
ンジ当援面12を形成する鋳型16と通風孔13を形成
する中子18との分割面を全面にわたって仕上げ加工す
るフランジ当援面12に沿わせ、かつ、ボルト取付面9
と半径方向内端面8とのなす角度が鈍角となるように上
記鋳型16と中子18とを形成する。
ンジ当援面12を形成する鋳型16と通風孔13を形成
する中子18との分割面を全面にわたって仕上げ加工す
るフランジ当援面12に沿わせ、かつ、ボルト取付面9
と半径方向内端面8とのなす角度が鈍角となるように上
記鋳型16と中子18とを形成する。
すなわち、制動部4側の鋳型16は点線で示すように制
動面4、フランジ当接面12およびこの延長面19に沿
った面で形成する。制動部4′側の鋳型16′は制動面
4′「半径方向内端面8′および通風孔13の制動部4
′側端部での延長面20に沿った面で形成する。中子1
8はディスク外周面21、通風孔13を通りボルト取付
面9、半径方向内端面8およびフランジ当接面12での
延長面19に沿い「かつ通風孔13を通り通風孔13の
制動面4′側端部での延長面20に沿った面で形成する
。中子18はさらにブレーキディスクーのボルト取付面
9と半径方向内職面8とが鈍角をなし、かつこれらの接
合部にRがつく形状として、型抜き可能とする。このよ
うに形成した鋳型16,16′と中子18とを第3図の
ように組合わせた後溶湯を注入して形成したブレーキデ
ィスクは制動面4,4′、ボルト取付面9の座ぐり9A
およびフランジ当援面12の全面にそれぞれ仕上加工を
施して、第3図に示すようなベンチレーテッドディスク
に仕上げられる。
動面4、フランジ当接面12およびこの延長面19に沿
った面で形成する。制動部4′側の鋳型16′は制動面
4′「半径方向内端面8′および通風孔13の制動部4
′側端部での延長面20に沿った面で形成する。中子1
8はディスク外周面21、通風孔13を通りボルト取付
面9、半径方向内端面8およびフランジ当接面12での
延長面19に沿い「かつ通風孔13を通り通風孔13の
制動面4′側端部での延長面20に沿った面で形成する
。中子18はさらにブレーキディスクーのボルト取付面
9と半径方向内職面8とが鈍角をなし、かつこれらの接
合部にRがつく形状として、型抜き可能とする。このよ
うに形成した鋳型16,16′と中子18とを第3図の
ように組合わせた後溶湯を注入して形成したブレーキデ
ィスクは制動面4,4′、ボルト取付面9の座ぐり9A
およびフランジ当援面12の全面にそれぞれ仕上加工を
施して、第3図に示すようなベンチレーテッドディスク
に仕上げられる。
次いで、作用を説明する。
今、ブレーキディスク1は図示していない車輪と一体回
転するフランジに取り付けられている。
転するフランジに取り付けられている。
すなわち、ブレーキディスク1の取付孔11内に車軸を
挿入すると共に、各フランジ取付部6の孔14にボルト
取付面9から取付ボルト7を鉄挿し、フランジ当援面1
2に当援された図示しないフランジに取付ボルト7を締
結することにより、ブレーキデイスクーは取り付けられ
ている。この状態で車輪の回転時、図示していない制動
パッドを制動部5の制動面4,4′に圧接させれば「制
動部5と制動パッドとの間に摩擦力が生じ、この摩擦力
によってブレーキディスク1および他の回転部分、車輪
が制動停止する。このとき、フランジ取付部6には錆放
しのままの鋭角をしたエッジ部分が残っておらず、鏡放
しのままのエッジ部分は鈍角となっているため、各フラ
ンジ取付部6に亀裂が生じることはない。なお、実施例
はベンチレーテッドブレーキデイスクについて述べたが
必ずしもこれに限る必要はない。以上説明してきたよう
に、この発明によればブレーキディスクのフランジ取付
部において、フランジ当援面とボルトの座ぐりとの表面
に機械仕上げ加工を施す一方、この座ぐりを除くボルト
取付面と該フランジ取付部の半径方向内端面とは互いに
錆放しのままで鋭角をなして交わるように形成したため
、可能な限り該取付部にて機械仕上げ加工を減じて銭放
しの状態で使用したいという要求を満たすと共に、該銭
放し部分がエッジ形状(鋭角交差形状)をなす心配がな
くなり、従って薄いエッジ部分に小さな凹凸が生じてこ
のノツチ部分に応力が集中して疲労強度の低下により亀
裂が発生することはない。
挿入すると共に、各フランジ取付部6の孔14にボルト
取付面9から取付ボルト7を鉄挿し、フランジ当援面1
2に当援された図示しないフランジに取付ボルト7を締
結することにより、ブレーキデイスクーは取り付けられ
ている。この状態で車輪の回転時、図示していない制動
パッドを制動部5の制動面4,4′に圧接させれば「制
動部5と制動パッドとの間に摩擦力が生じ、この摩擦力
によってブレーキディスク1および他の回転部分、車輪
が制動停止する。このとき、フランジ取付部6には錆放
しのままの鋭角をしたエッジ部分が残っておらず、鏡放
しのままのエッジ部分は鈍角となっているため、各フラ
ンジ取付部6に亀裂が生じることはない。なお、実施例
はベンチレーテッドブレーキデイスクについて述べたが
必ずしもこれに限る必要はない。以上説明してきたよう
に、この発明によればブレーキディスクのフランジ取付
部において、フランジ当援面とボルトの座ぐりとの表面
に機械仕上げ加工を施す一方、この座ぐりを除くボルト
取付面と該フランジ取付部の半径方向内端面とは互いに
錆放しのままで鋭角をなして交わるように形成したため
、可能な限り該取付部にて機械仕上げ加工を減じて銭放
しの状態で使用したいという要求を満たすと共に、該銭
放し部分がエッジ形状(鋭角交差形状)をなす心配がな
くなり、従って薄いエッジ部分に小さな凹凸が生じてこ
のノツチ部分に応力が集中して疲労強度の低下により亀
裂が発生することはない。
第1図は従来のブレーキディスクを示すその平面図、第
2図は第1図のA−A矢視断面図、第3図はこの発明の
一実施例を示す第2図と同様の断面図である。 1・・・ブレーキディスク、4,4′・・・制動面、5
・・・制動部、6・・・フランジ取付部、8・・・半径
方向内端面、9・・,フランジ当接面、12・・・ボル
ト取付面。 第1図 第2図 第3図
2図は第1図のA−A矢視断面図、第3図はこの発明の
一実施例を示す第2図と同様の断面図である。 1・・・ブレーキディスク、4,4′・・・制動面、5
・・・制動部、6・・・フランジ取付部、8・・・半径
方向内端面、9・・,フランジ当接面、12・・・ボル
ト取付面。 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 1 車輪の回転軸回りに回転し一対のパツドにて押圧さ
れる制動部と、この制動部から前記回転軸に向かって延
ばされ前記車輪と一体回転するフランジにボルトにて固
定されるフランジ取付部とを備え、このフランジ取付部
が前記ボルトの座ぐりを有するボルト取付面と前記フラ
ンジが当接するフランジ当接面とこれら両面間を結ぶ半
径方向内端面とを有するブレーキデイスクにおいて、前
記フランジ当接面と前記ボルトの座ぐりの表面にそれぞ
れ機械仕上げ加工を施す一方、前記座ぐりを除く前記ボ
ルト取付面と前記半径方向内端面とは互いに鋳放しのま
まで鈍角をなして交わるように形成したことを特徴とす
るブレーキデイスク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13909279A JPS60578B2 (ja) | 1979-10-26 | 1979-10-26 | ブレ−キデイスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13909279A JPS60578B2 (ja) | 1979-10-26 | 1979-10-26 | ブレ−キデイスク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5663135A JPS5663135A (en) | 1981-05-29 |
JPS60578B2 true JPS60578B2 (ja) | 1985-01-09 |
Family
ID=15237297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13909279A Expired JPS60578B2 (ja) | 1979-10-26 | 1979-10-26 | ブレ−キデイスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60578B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002048167A (ja) * | 2000-08-03 | 2002-02-15 | Sumitomo Metal Ind Ltd | ブレーキディスク |
US8668058B2 (en) | 2005-03-30 | 2014-03-11 | Federal-Mogul Worldwide, Inc. | Vented disc brake rotor |
US9933029B2 (en) | 2014-06-20 | 2018-04-03 | Hendrickson Usa, L.L.C. | Reduced-diameter brake rotor for heavy-duty vehicles |
-
1979
- 1979-10-26 JP JP13909279A patent/JPS60578B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5663135A (en) | 1981-05-29 |
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