JPS6056968A - トリアジン系付加化合物の製法 - Google Patents

トリアジン系付加化合物の製法

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JPS6056968A
JPS6056968A JP16263483A JP16263483A JPS6056968A JP S6056968 A JPS6056968 A JP S6056968A JP 16263483 A JP16263483 A JP 16263483A JP 16263483 A JP16263483 A JP 16263483A JP S6056968 A JPS6056968 A JP S6056968A
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triazine
acid
aqueous solution
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Hidemasa Okamoto
岡本 秀正
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、新規なトリアジン系付加化合物の製法に関す
るものである。
更に詳しくは1本発明は。
式 (式中、Rは炭素数1〜12の二価炭化水素残基を示す
。)で表わされるトリアジン系化合物とシアヌル酸およ
び/またはインシアヌル酸とのモル比が1:1もしくは
l:2の新規なトリアジン系付加化合物の製法に関する
ものである。この新規なトリアジン系伺加化合物は、医
薬、農薬等の合成中間体としての用途も有するが、特に
ポリアミドの如き熱可塑性樹脂の難燃化剤としてきわめ
てアジン系化合物を水、ジメチルスルホキシド、ジエチ
ルスルホキシドなどの溶媒に溶解させた溶液と、シアヌ
ル酸および/またはインシアヌル酸を溶媒に溶解させた
溶液とを混合すると1式(1)で表わされるトリアジン
系化合物とシアヌル酸および/またはインシアヌル酸と
のモル比が1:1もしくはl:2の新規なトリアジン系
付加化合物が瞬時に白色沈澱物として得られることを発
見した(特願昭5”−22’7979号)。
しかしながら1式(1)で表わされるトリアジン系化合
物、シアヌル酸などの原料を、それぞれ溶媒。
例えば水に溶解させて反応させる方法は、原料の水への
溶解度が低く、特に式(1)で表わされるトリアジン系
化合物は水に難溶であるため、原料の溶解に、多量の水
と長時間を要し、生産効率が悪いという難点があυ9式
(1)で表わされるトリアジン系化合物とシアヌル酸お
よび/またはイソシアヌル酸とのモル比が1:lもしく
は1:2のトリアジン系付加化合物の工業的製法として
は有利な方法とはいえない。なお、式(1)で表わされ
るトリアジン系化合物5例えばエチレンジメラミンは1
00℃の熱水1ookに約0.3 r (、か溶解しな
い。
また前述したように1式(1)で表わされるトリアジン
系化合物とシアヌル酸および/またはイソシアヌル酸と
のモル比がl:1もしくは1 : 2(D)リアジン系
付加化合物は、それぞれの原料をジメチルスルホキシド
、ジエチルスルホキシドなどの有機溶媒に溶解させて反
応させることによっても得られるが、有機溶媒を用いる
と沈澱物(目的生成物)に有機溶媒が付着しやすく、そ
の除去が容易でないだけでなく、溶媒として水を用いた
と同様の難点がある。
次いで本発明者らは、上述した難点を改善できる式(1
)で表わされるトリアジン系化合物とシアヌル酸および
/またはインシアヌル酸とのモル比がl:lもしくは1
:2のトリアジン系付加化合物の工業的製法として、上
述のように原料をそれぞれ溶媒に溶解させて反応させる
のではなく、それぞれの原料を水に対する溶解度以上に
水に分散させ不均一系のま\で反応させる方法を見出し
た(特願昭5E!−59958号)。
しかしながら、この方法には、原料、特に式(1)で表
わさノするトリアジン系化合物の粒径の影響が太きく1
式(1)で表わされるトリアジン系化合物の粒径が小さ
くないと不均一系での付加反応は円滑に進行しにくい、
水に分散させる原料のスラIJ −濃度には限界があり
、スラリー濃度があまり高いと収率が低下する9反応に
は高温かつ長時間を要するなどの難点がある。
そこ大1本発明者らは、上述の難点を解決した式(1)
で表わされるトリアジン系化合物とシアヌル酸および/
またはイソシアヌル酸とのモル比がl:1もしくはl:
2のトリアジン系付加化合物の工業的に有利な製造方法
を開発するためにさらに研究を重ねた。その結果9式(
1)で表わされるトリアジ/系化合物の鉱酸塩の水溶液
または水分散液とシアヌル酸および/またはイソシアヌ
ル酸のアルカリ塩の水溶液または水分散液とを混合した
ところ、瞬時に目的とするトリアジン系付加化合物が生
成することを見出し9本発明に到達した。
すなわち9本発明は、(A)式(1)で表わされるトリ
アジン系化合物の一鉱酸塩もしくは二鎖酸塩の水溶液ま
たは水分散液と、(B)シアヌル酸および/またはイン
シアヌル酸のアルカリ塩の水溶液または水分散液とを混
合することを特徴とする式(1)で表わされるトリアジ
ン系化合物とシアヌル酸および/またはイソシアヌル酸
とのモル比l:1もしくは1:2のトリアジン系付加化
合物の製法である。
本発明で使用される式(1)で表わされるトリアジン系
化合物は公知の化合物であり、これらの化合物およびそ
の製造法については1例えば米国特許第4544,07
1号明細書、特開昭53−47451号公報、特開昭5
6−22347号公報などに記載されている。
式(1)で表わされるトリアジン系化合物の具体例とし
てはメチレンジメラミン(R−メチレン基)。
エチレンジメラミン(R==エチレン4)、)1ノメチ
レンジメラミン(R=)リメチレ7基)、テトラメチレ
ンジメラミン(R==テトラメチレ/基)。
ヘキサメチレンジメラミン(R−ヘキサメチレン基)、
Fデカメチレンジメラミン(R= )’デカメチレン基
)などを挙げることができる。
式(1)で表わされるトリアジン系化合物と塩を形成す
る鉱酸の例としては、塩酸、硫酸、硝酸などを挙げるこ
とができる。
式(1)で表わされるトリアジン系化合物の一鉱酸塩も
しくは二鎖酸塩の水溶液または水分散液は。
式(1)で表わされるトリアジン系化合物の水分散液に
トリアジ/系化合物と等モルもしくは2倍モルの鉱酸を
、加えることにょシ油単に得ることができる。この場合
の温度は、0〜2δo℃、好ましくは室温〜150 ℃
である。又1反応時間は1反応温度によシ異なるが、1
00℃では15分程度で十分である。式(1)で表わさ
れるトリアジン系化合物の鉱酸塩は、水中に分散させる
トリアジン系化合物の濃度、温度にょシ、水溶液または
水分散液のいずれかの形態を示すが1本発明ではいずれ
の形態のものも使用することができる。
なお1式(1)で表わされるトリアジン系化合物の鉱酸
塩の中でも、二塩酸□塩の水溶液または水分散液は1次
のような式(1)で表わされるトリアジン系化合物の合
成過程で直接得ることもできる。
本発明で使用されるシアヌル酸及びイソシアヌル酸は、
それぞれ1次の式(2)および(3):で表わすことが
できるが、これらのシアヌル酸およびイソシアヌル酸は
ケト・エノール互変異性体の関係にあり、実際には両者
が独立して別々に存在するものではない。従って、以下
の記載においては、これらの両者を特に区別することな
く、シアヌル酸との表現により代表させて説明する。
本発−明で使用されるシアヌル酸のアルカリ塩は。
シアヌル酸のアルカリ金属塩、アルカリ土金属塩及びア
ンモニウム塩を包含し、その具体例としてハ、シアヌル
酸モノアンモニウム塩、シアヌル酸モノナトリウム塩、
シアヌル酸モノカリウム塩。
シアヌル酸カルシウム塩などを挙げることができる。シ
アヌル酸のアルカリ塩の水溶液または水分散液(B)は
9例えばシアヌル酸の水分散液にアルカリ金属もしくは
アルカリ土金属の水酸化物又はアンモニアを加えること
にょシ簡単に得ることができる。たとえば、シアヌル酸
モノナトリウム塩の場合には、シアヌル酸の水分散液に
シアヌル酸と草モルの水酸化ナトリウムを、加えると簡
単に得られる。この場合の温度は、0〜250℃、好ま
しくは室温〜15(Icである。又1反応時間は反応温
度により異なるが、100℃では15分程度で十分であ
る。シアヌル酸のアルカリ塩は、水中に分散させる7ア
ヌル酸の濃度、温度により、水溶液または水分散液のい
ずれかの形態を示すが9本発明ではいずれの形態のもの
も使用することがでキル。なお9本発明の★施態様とし
て、シアヌル酸とアンモニアもしくはアルカリ金属又は
アルカリ土金属の水酸化物とから得られるシアヌル酸の
アルカリ塩を必らずしも用いる必要はなく、それらの原
料であるシアヌル酸とアンモニアもしくはアルカリ金属
又はアルカリ土金属の水酸化物とを用いてもよい。たと
えば、シアヌル酸モノナトリウム塩の代りに、シアヌル
酸及びシアヌル酸と等モルの水酸化ナトリウムが使用で
きる。
本発明においては、(A)式(1)で表わされるトリア
ジン系化合物の一鉱酸塩もしくは二鎖酸塩の水溶液また
は水分散液と(B)シアヌル酸のアルカリ塩の水溶液ま
たは水分散液とが混合されるが、その際の(A)と(B
)の相対比については特に限定はなく、いずれを過剰に
用いても得られる反応生成物はモル比l:1もしくは1
:2の付加化合物となる。反応にあずからなかった過剰
分は、容易に大量の水で洗滌することにより除去できる
。経済性を考慮すれば式(1)で表わされるトリアジン
系化合物とシアヌル酸とのモル比がl:1もしくは1:
2の付加化合物となるように、化学量論的に設定するこ
とが好ましい。たとえば式(1)で表わされるトリアジ
ン系化合物とシアヌル酸とのモル比1:1のトリアジン
系付加化合物を製造する場合には9例えば。
式(1)で表わされるトリアジン系化合物の一鉱酸塩を
1モル含有する水浴液または水分散液と、シアヌル酸モ
ノナトリウム塩を1モル含有する水溶液または水分散液
とが混合される。同様に9式(1)で表わされるトリア
ジン系化合物とシアヌル酸とのモル比1:2のトリアジ
ン系付加化合物を製造する場合には9式(1)で表わさ
れるトリアジン系化合物の二鎖酸塩を1モル含有する水
溶液または水分散液と、シアヌル酸モノナトリウム塩を
2モル含有する水溶液または水分散液とが混合される。
上記の(A)と(B)を混合すると、直ちに激しい発熱
が起こり、瞬時に目的とするトリアジン系付加化合物が
生成する。このときの温度は0〜250 ℃。
好ましくは室温〜15o℃である。反応は速やかに進行
するので9反応時間は任意に選ばれ、 100℃では数
秒〜30分で十分である。また反応は。
常圧、加圧、減圧などいずれの圧力下で行ってもよいが
、一般には常圧下で行うのが便利である。
生成物の分離、精製は、それ自体公知の方法1例えばろ
過、洗浄などによって容易に行うことができる。
本発明の製法は、以下に示す利点を有する。
(1) (A)及び(B)はかなり高濃度で供給できる
ので。
反応器当りの生産量を上げることができる。
(2) (A)と(B)の反応は極めて速いので1時間
当りの生産量を上げることができる。
本発明の方法によって得られる新規なトリアジン系付加
化合物の内、シアヌル酸1:l付加化合物(シアヌル酸
1モルがトリアジン系化合物1モルに付加している化合
物)は、添付した第1図に示されるようなIRスペクト
ルを有し、またシアヌル酸1:2付加化合物(シアヌル
酸2モルがトリアジン系化合物1モルに付加している化
合物)は、添付した第3図に示されるよりなIRスペク
トルを有しており、いずれも白色の固体である。
また、シアヌル酸l:1付加化合物およびシアヌル酸1
:2付加化谷物のいずれも300℃以上で分解し、水、
アルコール類、ケトン類、ジオキサン、ジメチルスルホ
キシドなどの溶媒に難溶である。
本発明の方法によって得られる新規なトリアジン系付加
化合物はポリアミドなどの熱可塑性樹脂用の離燃化剤と
して極めて有用である。この付加化合物を熱可塑性樹脂
の難燃化剤として用いた場合には、少量の添加で良好な
難燃性を付与することができ、また燃焼時においても有
毒なガスを発生することがなく、またさらに樹脂成形物
からブリードアウトしないという優れた特性を有してい
る。特に本発明の方法によって得られるトリアジン系付
加化合物のトリアジン系化合物部分(式(1)で表わさ
れる)におけるRが炭素数1〜6の二価炭fヒ水素残基
であるものは実用的に有利であり。
また更にRがエチレン基のものが特に有利である。
これらのトリアジン系付加化合物が難燃化剤として配合
されたポリアミド組成物は、(1)少ない難燃化剤の配
合量で高度の難燃性を示すという従来にない利点がある
だけでなく 、 (2)難燃化剤の配合量が少なくてよ
いのでポリアミドが本来有する優れた物性への悪影警を
心配する必要がない、(3)成形時に金型を汚染したり
、また(4)成形品が発泡したシすることがなく、さら
に(5)難燃化剤が成形品表面にブリードアウトするこ
とがない、など多数の優れた特長がある。ポリアミドの
具体例としては、ナイロン6、ナイロン11.ナイロン
12などのポリラクタム類、ナイロン66、ナイロン6
10、ナイロン612などのジカルボン酸とジアミンと
から得られるポリアミド類、ナイロン6/66、ナイロ
ン6/66/610などの共重合ポリアミド類、そして
これらの混合物などを挙げることができる。ポリアミド
に配合する場合配合量は、ポリアミド100重量部当り
1〜65重量部、特に1〜40重量部であることが好ま
しい。
次に1本発明の実施例および比較参考例を示す。
実施例1 水60m7!にエチレンジメラミン粉末6.95 t 
((0,025モル)および35チ塩酸水浴液2661
f (0,025モル)を加え100℃で15分間攪拌
混合して、エチレンジメラミン−塩酸塩の水分散液(A
)を得た。別に、水2B−にシアヌル酸粉末3.23 
f (0,025モル)および水酸化ナトリウム1.0
0 t (0,025モル)を加え100℃で15分間
攪拌混合して、シアヌル酸モノナトリウム塩の水分散液
(B)を得た。上記の水分散液(A)と(B)を100
℃で混合したところ激しい発熱が起こった。この反応混
合物を100℃で更に30分間撹拌したのち、沈でん物
を熱時f過した。f取した沈でん物を大量の熱水で十分
に洗浄したのち、100℃で乾燥して10.05 fの
白色粉末を得た。
得られた白色粉末の元素分析値、物性を次に示すO 分析値:c 32.38チ;H4,21チ;N51.5
5チ 計算値(CRN+2 H14・C述11H303):0
 32.43%;H4,18%− N51.60% 融点二分解(分解開始温度 310℃;TGA法) 溶解性(常温):水、アルコール類、ケトン類。
ジオキサン、ジメチルスルホキシドに 難溶 IRスペクトル:第1図(KBr法) 参考としてエチレンジメラミンとシアヌル酸ノモル比l
:1の混合物のIRスペクトル(KBr法;第2図)を
添付。
第1図のIRスペクトルは第2図(混合物)のIRスペ
クトルとは明らかに相違し5%に2750〜2800c
m−1,1600crn にアンモニウム塩特有の吸収
が認められる。
以上の結果から、得られた白色粉末はエチレンジメラミ
ンとシアヌル酸とのモル比l:l付加化合物と同定され
た。
実施例2 水23rnlにエチレンジメラミン粉末6.95 y 
(0,025モル)および35%塩酸水浴液5.21 
?(0,05モル)を加え100℃で15分間撹拌混合
して、エチレンジノラミン二塩酸塩の水分散液(A)を
得た。別に、水24−にシアヌル酸粉末6.45F (
0,05モル)および水酸化ナトリウム2.00? (
0,05モル)を加え100℃で15分間攪拌混合して
、シアヌル酸モノナトリウム塩の水分散液(B)を得た
。実施例1と同様な反応および処理を行って、13.2
Ofの白色粉末を得た。
得られた白色粉末の元素分析値、物性を次に示す。
分析値:C31,30チ;H3,74チ;N46.95
% 計算値(CANI2H14’ 20sNsHsOs )
:C31,34%;H3,’73チ: N47.O1% 融点:分解(分解開始温度 333℃;TGA法)溶解
性(常温):水、アルコール類、ケトン類。
ジオキサン、ジメチルスルホキシドに難溶 IRスペクトル:第3図(K、Br法)参考としてエチ
レンジメラミンとシアヌル酸のモル比l:2の混合物の
IRスペクトル(KBr法;第4図)を添付。
第3図のIRスペクトルは第4図(混合物)のIRスペ
クトルとは明らかに相違し、特に2750〜2800c
1n 、1600Lyn にアンモニウム塩特有の吸収
が認められた。
以上の結果から、得られた白色粉末はエチレンジメラミ
ンとシアヌル酸とのモル比1:2付加化合物と同定され
た。
比較参考例1 水480−に、エチレンジメラミン粉末(平均粒径6μ
m ) 27.81 (0,1モル)およびシアヌル酸
粉末(平均粒径100μm)z5.sf (0,2モル
)を加え、ただちに両者の原料が水に懸濁した状態のま
まの不均一系で100℃で10時間撹拌混合することに
よって反応を行った。
反応後9反応生成物を熱時ろ過し、ろ取した固形物を熱
水で十分に洗浄した後、100℃で乾燥して52.8 
Fの白色粉末を得た。この白色粉末は実施例2の付加化
合物と同等のものであった。
比較参考例2 比較参考例1においてエチレンジメラミン粉末を平均粒
径2Bμmのものに代えた以外は比較参前例1と同様な
反応および処理を行った。35.31の白色粉末しか得
られなかった。
実施例5 水57−にエチレンジメラミン粉末6.C15t (0
,025モル)および35%塩酸水溶液!5.21 ?
(0,05モル)を加え100℃で15分間攪拌混合シ
て、エチレンジメラミンニ塩酸塩の水分散液(A)を得
た。別に、水38艷にシアヌル酸粉末6.45f (0
,Q 5モル)葡加え100℃で15分間撹拌混合して
、シアヌル酸の水分散液(B、)を得た。又。
水18m7!に水酸化ナトリウム2.00 r (0,
05モル)′を加え100℃で15分間撹拌混合して、
水酸化ナトリウムの水溶液(B、)を得た。100℃に
保ちながら、上記の水分散液(A)に、水分散液(B1
)と水溶液(B、)とをはソ同時に加えた。その後実施
例2と同様な反応および処理を行って、 13.152
の白色粉末r得た。この白色粉末は実施例2の付加化合
物と同等のものであった。
実施例4 エチレンジメラミンに代えてヘキサメチレンジメラミン
粉末8.35v (0,025モル)を用いた以外は実
施例2と同様な反応および処理を行なった。14.45
9の白色粉末が得られた。
得られた白色粉末の元素分析値、物性を次に示す0 分析値:C36,42%;H4,’75チ;N 42.
51チ 計算値(C12NI2 H22・20. N、 H,O
,):c 36.49%;H4,’i’3%;N42.
57% 融点:分解(分解開始温度 320℃; T ()’A
法) 溶解性(常温):水、アルコール類、ケトン類。
ジオキサン、ジメチルスルホキシドに難溶 IRスペクトル:第3図と類似で、2’750〜280
0cnl 、1600a++ にアンモニウム塩特有の
吸収が紹められた。
以上の結果から、得られた白色粉末はへキサメチレンジ
メラミンとシアヌル酸とのモル比l:2付加化合物と同
定された。
実施例5 エチレンジメラミンに代えてドデカメチレンジメラミン
粉末10.45 f (0,025モル)を用いた以外
は実施例2と同様な反応および処理を行なった。16.
41 tの白色粉末が得られ°た。
得られた白色粉末の元素分析値、物性を次に示すO 分析値:C42,!56%;H5,87%;N 37.
30チ 計算値(c、8N、、H342c3u、a、o、 ):
c 42.60チ;B5.92%; N’ 37.28% 融点二分解(分解開始温度 315℃;TGA法) 溶解性(常温):水、アルコール類、ケトン類。
ジオキサン、ジメチルスルホキシドに難溶 IRスペクトル:第3図と類似で、2750〜280 
Qtyn−’ 、 1600 cm−1にアンモニウム
塩特有の吸収が認められた。
以上の結果から、得られた白色粉末はドデカメチレンジ
メラミンとシアヌル酸とのモル比1:2付加化合物と同
定された。
実施例6 2−クロル−4,6−ジアミツー1,3.5− トリア
ジン粉末58.29 (0,4モル)を水400m7!
に分散し、撹拌しながら還流温度まで加熱した。このス
ラリーにエチレンジアミン粉末13.2 y (0,2
2モル)を徐々に加えたのち1時間還流して、エチレン
ジメラミンニ塩酸塩の水分散液(A)を得た。別に、水
177ydにシアヌル酸粉末51.6 f (0,4モ
ル)および水酸化ナトリウム16.Or (0,4モル
)を加え100℃で15分間攪拌混合して、シアヌル酸
モノナトリウム塩の水分散液CB)を得た。
水分散液(E)を水分散液(A)に加え還流下で30分
間撹拌したのち、沈でん物を熱時lj遇した。−j=取
した沈でん物を大量の熱水で十分に洗浄したのち。
100℃で乾燥して98.59の白色粉末を得た。
この白色粉末は実施例2の付加化合物と同等のものであ
った。
実施例7 0.5N塩酸水溶液100−にエチレンジメラミン粉末
6.95 f (0,025モル)を加え、100℃で
15分間攪拌混合して、エチレンジメラミン二塩酸塩の
水溶液(A)を得た。別に、水’300−にシアヌル酸
粉末6.45 v (0,05モル)および水酸化ナト
リウム2.00 y (0,05モル)を加え1003
:f、15分間攪拌混合して、シアヌル酸モノナトリウ
ム塩の水溶液(B)を得た。実施例2と同様な反応およ
び処理を行って、13.04Fの白色粉末を得た。
参考例1および2 数平均分子量が13,000のナイロン6ペレット94
重量部に、エチレンジメラミンとシアヌル酸とのモル比
l:l付加化合物またはl:2付加化合物6重量部をブ
レンドし、押出機を用いてペレットを得た。このペレッ
トから射出成形(成形温度230℃)により−Lれぞれ
燃焼試験用の試験片を作製した。
別に、上記のナイロン6ペレット94重量部にエチレン
ジメラミンとシアヌル酸とのモル比1:1付加化合物ま
たはl:2付加化合物6重量部およびカーボンブラック
0.5重量部をブレンドし。
押出機を用いてペレットを得た。このペレットから射出
成形(成形温度230℃)によりブリードアウト試験用
の試験片を作製した。
〔難燃性試験およびブリードアウト試験〕試験片の難燃
性および試験片表面への難燃化剤のブリードアウトは次
のようにして評価した。
(1)難燃性 長さ5インチ1幅1/2インチ、厚さ1/32インチの
試験片について、米国アンダーライターズラボラトリー
ズ社で定められた5ubject 94 (UL−94
)に従い燃焼試験を行なった。
(2) ブリードアウト 縦、横各80市、厚さ2馴のブリードアウト用試験片を
相対湿度95チ、温度40℃の空気中に10町間放置し
、試験片表面への難燃化剤のブリードアウトを肉眼で観
察した。
試験結果を第1表に示す。
第 1 表
【図面の簡単な説明】
第1図は、エチレンジメラミンとシアヌル酸とのモル比
l:1付加化合物のIRスペクトル(KBr法); 第2図は、エチレンジメラミンとシアヌル酸とのモル比
1:1混合物のIRスペクトル(同);第3図は、エチ
レンジメラミンとシアヌル酸とのモル比1:2付加化合
物のIRスペクトルCKBr法);そして。 第4図は、エチレンジメラミンとシアヌル酸とのモル比
1:2混合物のIRスペクトル(同);をそれぞれ表わ
す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (A)式 %式% (式中、Rは炭素数1〜12の二価炭化水素残基を示す
    。)で表わされるトリアジン系化合物の一鉱酸塩もしく
    は二鉱酸塩の水溶液または水分散液ト、 (B) シア
    ヌル酸およヒ/′!!、たけインシアヌル酸のアルカリ
    塩の水溶液または水分散液とを混合することを特徴とす
    る式(1)で表わされるトリアジン系化合物とシアヌル
    酸および/またはインシアヌル酸とのモル比1:1もし
    くはl:2のトリアジン系付加化合物の製法。。
JP16263483A 1983-09-06 1983-09-06 トリアジン系付加化合物の製法 Granted JPS6056968A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04251111A (ja) * 1990-12-28 1992-09-07 Rinnai Corp ガス燃焼装置

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