JPS6056773B2 - 小型モーター用機械ガバナ接点材料 - Google Patents
小型モーター用機械ガバナ接点材料Info
- Publication number
- JPS6056773B2 JPS6056773B2 JP52127974A JP12797477A JPS6056773B2 JP S6056773 B2 JPS6056773 B2 JP S6056773B2 JP 52127974 A JP52127974 A JP 52127974A JP 12797477 A JP12797477 A JP 12797477A JP S6056773 B2 JPS6056773 B2 JP S6056773B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mechanical governor
- contact material
- small motors
- governor contact
- small
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Contacts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、小型モーター用機械ガバナ接点材料の改良に
関するものである。
関するものである。
従来、小型モーター用機械ガバナ接点材料としては、一
般にAg−Pd合金、Pt−Ir合金、Pd−Ru合金
が使用され、下表に示す接点寿命と価格の点を考慮して
使い分けられていた。
般にAg−Pd合金、Pt−Ir合金、Pd−Ru合金
が使用され、下表に示す接点寿命と価格の点を考慮して
使い分けられていた。
その内、Pd−Ru合金を小型モーター用機械ガバナ接
点材料として使用した場合、機械ガバナの特徴である高
頻度の接点開閉(接触圧略零て数百H2の開閉動作)に
伴うアーク放電により、接点の転移、消耗、溶着が起り
、長時間の使用では回転ムラが大きくなる傾向にあり、
回転数も規格を外れる為、寿命の点で問題があつた。
点材料として使用した場合、機械ガバナの特徴である高
頻度の接点開閉(接触圧略零て数百H2の開閉動作)に
伴うアーク放電により、接点の転移、消耗、溶着が起り
、長時間の使用では回転ムラが大きくなる傾向にあり、
回転数も規格を外れる為、寿命の点で問題があつた。
尚ここで寿命とは、回転数が+2%以上、或いはワウフ
ラツター(毎分数千回転で回動する小型モーターの速度
変動に対応する周波数変動。
ラツター(毎分数千回転で回動する小型モーターの速度
変動に対応する周波数変動。
速度変動がない場合の基準周波数fから、速度変動によ
つて偏移した周波数Δfを測定し、Δf/f×100%
で示したもの。以下同じ。)が0.4%以上になるまで
の時間をいう。本発明者は、上証アd−Ru合金より成
る機械ガバナ接点材料の欠点を解消すべく鋭意攻究の結
果、Pdに高融点、高沸点金属を加えることにより、耐
アーク性を改善し、接点の転移、消耗、溶着を押えるこ
とができる小型モーター用機械ガバナ接点材料を見い出
したものてある。
つて偏移した周波数Δfを測定し、Δf/f×100%
で示したもの。以下同じ。)が0.4%以上になるまで
の時間をいう。本発明者は、上証アd−Ru合金より成
る機械ガバナ接点材料の欠点を解消すべく鋭意攻究の結
果、Pdに高融点、高沸点金属を加えることにより、耐
アーク性を改善し、接点の転移、消耗、溶着を押えるこ
とができる小型モーター用機械ガバナ接点材料を見い出
したものてある。
本発明の小型モーター用機械ガバナ接点材料は、W又は
Moの少なくとも1種の金属を合計で5〜20wloと
、残部Pdとより成るものてある。
Moの少なくとも1種の金属を合計で5〜20wloと
、残部Pdとより成るものてある。
本発明の機械ガバナ接点材料において、W又はMoの少
なくとも1種の金属を合計で5〜20wIoとしたのは
、5wIo未満ては耐アーク性の改善が低く、接点の転
移、消耗、溶着を押さえにくいからてあり、20wIo
を超えると酸化しやすく接触抵抗の点で満足の行くもの
が得にくいからである。次に本発明の小型モーター用桟
械ガバナ接点材・料の優れた特性を明らかにする為に具
体的な実施例と従来のPd−Ru合金よりなる小型モー
ター用機械ガバナ接点材料との比較試験について説明す
る。溶解鋳造して得た本発明の機械ガバナ接点材料、て
あるPd−W10wIo、Pd−W10wIo−Mo5
wloを圧延成形して夫々固定接及び可動接点を得た。
なくとも1種の金属を合計で5〜20wIoとしたのは
、5wIo未満ては耐アーク性の改善が低く、接点の転
移、消耗、溶着を押さえにくいからてあり、20wIo
を超えると酸化しやすく接触抵抗の点で満足の行くもの
が得にくいからである。次に本発明の小型モーター用桟
械ガバナ接点材・料の優れた特性を明らかにする為に具
体的な実施例と従来のPd−Ru合金よりなる小型モー
ター用機械ガバナ接点材料との比較試験について説明す
る。溶解鋳造して得た本発明の機械ガバナ接点材料、て
あるPd−W10wIo、Pd−W10wIo−Mo5
wloを圧延成形して夫々固定接及び可動接点を得た。
これをガバナ用のバネとネジに各々スポット溶接して直
流小型モーターに組み込み、下記の試験条件で従来品で
あるPd−RulOwlOより成る機械ガバナ用の固定
接点及び可動接点を組み込んだ直流小型モーターと一諸
に比較試験を行つたところ下表の右欄に示すような結果
を得た。なお、右欄の◎印は試験時間中に変動がほとん
どみられなかつた状態を示し、O印は変動幅が規格内(
回転数±2%以下、ワウフラツター0.4%以下)にあ
るものの、この範囲で変動している状態を示す。上記表
で明らかなように本発明による小型モーター用機械ガバ
ナ接点材料よりなる接点は、従来のPd−RulOwI
Oよりなる接点に比し、回転数、ワウフラツターが改善
されて安定し、寿命も延長していることが判る。
流小型モーターに組み込み、下記の試験条件で従来品で
あるPd−RulOwlOより成る機械ガバナ用の固定
接点及び可動接点を組み込んだ直流小型モーターと一諸
に比較試験を行つたところ下表の右欄に示すような結果
を得た。なお、右欄の◎印は試験時間中に変動がほとん
どみられなかつた状態を示し、O印は変動幅が規格内(
回転数±2%以下、ワウフラツター0.4%以下)にあ
るものの、この範囲で変動している状態を示す。上記表
で明らかなように本発明による小型モーター用機械ガバ
ナ接点材料よりなる接点は、従来のPd−RulOwI
Oよりなる接点に比し、回転数、ワウフラツターが改善
されて安定し、寿命も延長していることが判る。
Claims (1)
- 1 W又はMoの少なくとも1種の金属を合計で5〜2
0w/oと、残部Pdより成る小型モーター用機械ガバ
ナ接点材料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52127974A JPS6056773B2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | 小型モーター用機械ガバナ接点材料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52127974A JPS6056773B2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | 小型モーター用機械ガバナ接点材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5461025A JPS5461025A (en) | 1979-05-17 |
JPS6056773B2 true JPS6056773B2 (ja) | 1985-12-11 |
Family
ID=14973291
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52127974A Expired JPS6056773B2 (ja) | 1977-10-25 | 1977-10-25 | 小型モーター用機械ガバナ接点材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6056773B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2641451B2 (ja) * | 1987-07-06 | 1997-08-13 | 株式会社日立製作所 | 酸化物超電導集積回路 |
US5139891A (en) * | 1991-07-01 | 1992-08-18 | Olin Corporation | Palladium alloys having utility in electrical applications |
CN102522137B (zh) * | 2012-01-12 | 2013-11-13 | 昆明贵金属研究所 | 钯基合金电接触材料及其制备方法 |
-
1977
- 1977-10-25 JP JP52127974A patent/JPS6056773B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5461025A (en) | 1979-05-17 |
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