JPS605661B2 - 構造用アルミニウム合金押出材 - Google Patents
構造用アルミニウム合金押出材Info
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- JPS605661B2 JPS605661B2 JP12867681A JP12867681A JPS605661B2 JP S605661 B2 JPS605661 B2 JP S605661B2 JP 12867681 A JP12867681 A JP 12867681A JP 12867681 A JP12867681 A JP 12867681A JP S605661 B2 JPS605661 B2 JP S605661B2
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- Japan
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- alloy
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- aluminum alloy
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、強度、溶接性、切削性にすぐれた中強度の構
造用アルミニウム合金押出材に関する。
造用アルミニウム合金押出材に関する。
中強度の構造用アルミニウム合金としては6061合金
が代表的な合金であるが、6061合金の強度は、。o
.2=25〜30k9′協程度であり、さらに強度の高
い合金が望まれている。また、6061合金は溶接性や
切削性が悪く、これら諸特性の改良が望まれている。本
発明はかかる要望に鑑みなされたもので、Si2.3〜
6%、Mg0.4〜1.0%、Mno.4〜1.0%、
Zno.05〜0.4%、Sno.01〜0.06%、
Tio.1%以下、BO.05%以下を含み残りアルミ
ニウムと不純物よりなることを特徴とする強度、溶接性
、切削性にすぐれた構造用アルミニウム合金押出材をそ
の要旨とするものである。
が代表的な合金であるが、6061合金の強度は、。o
.2=25〜30k9′協程度であり、さらに強度の高
い合金が望まれている。また、6061合金は溶接性や
切削性が悪く、これら諸特性の改良が望まれている。本
発明はかかる要望に鑑みなされたもので、Si2.3〜
6%、Mg0.4〜1.0%、Mno.4〜1.0%、
Zno.05〜0.4%、Sno.01〜0.06%、
Tio.1%以下、BO.05%以下を含み残りアルミ
ニウムと不純物よりなることを特徴とする強度、溶接性
、切削性にすぐれた構造用アルミニウム合金押出材をそ
の要旨とするものである。
本発明において、SiはMgと共存して強度向上に寄与
する。
する。
また一部が数仏程度の粒子として村料中に分散するため
耐摩耗性や切削性が向上する。下限未満ではかかる効果
が不十分であり、上限を越えると塑性加工性が低下する
。Mgは上述の如くSiと共存して強度向上に寄与する
が、下限未満ではこの効果が不十分で、上限を越えると
溶酸性が低下する。
耐摩耗性や切削性が向上する。下限未満ではかかる効果
が不十分であり、上限を越えると塑性加工性が低下する
。Mgは上述の如くSiと共存して強度向上に寄与する
が、下限未満ではこの効果が不十分で、上限を越えると
溶酸性が低下する。
ZnはMgと共存して強度向上に寄与し、下限禾満では
この効果が不十分で、上限を越えると耐食性が低下する
。
この効果が不十分で、上限を越えると耐食性が低下する
。
Mnは結晶粒を微細化し、強度向上に寄与するが、下限
禾満ではこの効果が不十分で、上限を越えると巨大金属
間化合物が析出したり、焼入性や塑性加工性が低下する
。
禾満ではこの効果が不十分で、上限を越えると巨大金属
間化合物が析出したり、焼入性や塑性加工性が低下する
。
Snは徴量で高温時効を促進し、中間相8′を微細析出
させるため強度を向上させ、また切削性の向上に有効で
ある。
させるため強度を向上させ、また切削性の向上に有効で
ある。
下限未満ではこの効果が不十分で、上限を越えると塑性
加工性(押出、鍛造等)が低下する。Ti、Bは銭塊組
織を微細化するため、Tiは0.1%まで、Bは0.0
5%まで含んでもよい。
加工性(押出、鍛造等)が低下する。Ti、Bは銭塊組
織を微細化するため、Tiは0.1%まで、Bは0.0
5%まで含んでもよい。
それぞれ上限を越えると巨大金属間化合物が晶出する。
又、不純物としてFeは耐食性を低下させるため0.5
0%以下とし、Cuも耐食性を低下させるので0.30
%以下好ましくは0.15%以下とする。Crは暁入性
の低下、巨大金属間化合物の形成等のため0.20%以
下、好ましくは0.10%以下とする。本発明合金押出
材は6061合金以上の強度と同程度の耐食性を有し、
しかも溶磁性や切削性にすぐれているため、6061合
金に代って、各種構造用材料、熔接構造用材料、切削用
材料、鍛造素榛等に*使用可能であり、特にカークーラ
ー、ハーフユニオン用材料に適している。
又、不純物としてFeは耐食性を低下させるため0.5
0%以下とし、Cuも耐食性を低下させるので0.30
%以下好ましくは0.15%以下とする。Crは暁入性
の低下、巨大金属間化合物の形成等のため0.20%以
下、好ましくは0.10%以下とする。本発明合金押出
材は6061合金以上の強度と同程度の耐食性を有し、
しかも溶磁性や切削性にすぐれているため、6061合
金に代って、各種構造用材料、熔接構造用材料、切削用
材料、鍛造素榛等に*使用可能であり、特にカークーラ
ー、ハーフユニオン用材料に適している。
つぎに実施例並びに比較例について述べる。
表1に示す組成の合金をつくった。表1中No.1〜9
が本発明合金であり、No.10〜15が比較合金であ
る。
が本発明合金であり、No.10〜15が比較合金であ
る。
No.15は6061合金である。表 1上記各合金の
80銭塊を480℃×袖r均質化処理し、続いて450
〜500℃の温度で熱間押出加工を行ない、丸棒(3仇
柵?)および平板(5肋t×7仇帆W)に押出加工を行
なった。
80銭塊を480℃×袖r均質化処理し、続いて450
〜500℃の温度で熱間押出加工を行ない、丸棒(3仇
柵?)および平板(5肋t×7仇帆W)に押出加工を行
なった。
この材料を535q○×lhr溶体化処理後に水暁入し
、175℃×紬r時勅した材料について諸性能を調査し
た。その結果を表2に示す。表2中ランクはA>B>C
の順で良好を示す。表 2 (注1) 溶俵性ランク:溶接性は厚さ5帆の板を使用
し、フィッシュポーン溶接割れ試験を行なった。
、175℃×紬r時勅した材料について諸性能を調査し
た。その結果を表2に示す。表2中ランクはA>B>C
の順で良好を示す。表 2 (注1) 溶俵性ランク:溶接性は厚さ5帆の板を使用
し、フィッシュポーン溶接割れ試験を行なった。
(溶加材なし)試験片の長さは80側であ
り、割れ長さ(ビード中央部割れ
+エッジ割れ)の大小により下記
3ランクに分類した。
Aランク:割れ長さ1仇吻以下
Bランク:割れ長さ10〜3仇吻
Cランク:割れ長さ3仇奴以上
(注2) 切削性ランク:30柳?のT6処理した丸棒
をすくい角5o、切り込み0.5肌、送り量0.05肋
′rev、回転数290び.p.m.の条件で切削した
場合の切粉1多中の切粉の数により 下記3ランクに分類した。
をすくい角5o、切り込み0.5肌、送り量0.05肋
′rev、回転数290び.p.m.の条件で切削した
場合の切粉1多中の切粉の数により 下記3ランクに分類した。
Aランク:20以上
Bランク;10〜20
Cランク:10以下
(注3) 耐食性ランク:厚さ1柳、5仇岬平方の平板
をASTMBI17塩水噴霧試験(330で5%食塩水
を頃霧)を 100肋r.行なった後の重量減少に より評価し、下記3ランクに分類 した。
をASTMBI17塩水噴霧試験(330で5%食塩水
を頃霧)を 100肋r.行なった後の重量減少に より評価し、下記3ランクに分類 した。
Aランク:0.7雌′地以下の重量
減
Bランク:0.7〜1.2の9/地の重
減
Cランク:1.2の9′の以上の重量
量減
上記表2から明らかなとおり、6061合金以上の強度
とすぐれた溶接性、切削性を示すのは本発明合金押出材
のみであり、比較合金ではすべての特性に亘つて良好な
性能は得られない。
とすぐれた溶接性、切削性を示すのは本発明合金押出材
のみであり、比較合金ではすべての特性に亘つて良好な
性能は得られない。
Claims (1)
- 1 Si2.3〜6%、Mg0.4〜1.0%、Mn0
.4〜1.0%、Zn0.05〜0.4%、Sn0.0
1〜0.06%、Ti0.1%以下、B0.05%以下
を含み残りAlと不純物よりなることを特徴とする構造
用アルミニウム合金押出材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12867681A JPS605661B2 (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 構造用アルミニウム合金押出材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12867681A JPS605661B2 (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 構造用アルミニウム合金押出材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5831055A JPS5831055A (ja) | 1983-02-23 |
JPS605661B2 true JPS605661B2 (ja) | 1985-02-13 |
Family
ID=14990684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12867681A Expired JPS605661B2 (ja) | 1981-08-19 | 1981-08-19 | 構造用アルミニウム合金押出材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS605661B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0154051B2 (ja) * | 1986-06-02 | 1989-11-16 | Tomonobu Shimizu |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69822152T2 (de) * | 1997-10-31 | 2004-09-09 | Honda Giken Kogyo K.K. | Extrudiertes material aus einer aluminiumlegierung für strukturteile eines automobils und verahren zu deren herstellung |
JP2001181768A (ja) | 1999-12-17 | 2001-07-03 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 自動車構造部材用アルミニウム合金押出し材およびその製造方法 |
US9770788B2 (en) * | 2010-02-10 | 2017-09-26 | Hobart Brothers Company | Aluminum alloy welding wire |
US10654135B2 (en) | 2010-02-10 | 2020-05-19 | Illinois Tool Works Inc. | Aluminum alloy welding wire |
CN111872598A (zh) * | 2010-02-10 | 2020-11-03 | 霍伯特兄弟有限责任公司 | 铝合金焊丝 |
US10850356B2 (en) | 2015-02-25 | 2020-12-01 | Hobart Brothers Llc | Aluminum metal-cored welding wire |
US11370068B2 (en) | 2015-02-25 | 2022-06-28 | Hobart Brothers Llc | Systems and methods for additive manufacturing using aluminum metal-cored wire |
-
1981
- 1981-08-19 JP JP12867681A patent/JPS605661B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0154051B2 (ja) * | 1986-06-02 | 1989-11-16 | Tomonobu Shimizu |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5831055A (ja) | 1983-02-23 |
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