JPS6056616B2 - 自転車チュ−ブの接合方法 - Google Patents

自転車チュ−ブの接合方法

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JPS6056616B2
JPS6056616B2 JP53118129A JP11812978A JPS6056616B2 JP S6056616 B2 JPS6056616 B2 JP S6056616B2 JP 53118129 A JP53118129 A JP 53118129A JP 11812978 A JP11812978 A JP 11812978A JP S6056616 B2 JPS6056616 B2 JP S6056616B2
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JP
Japan
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tube
bicycle
adhesive
joining
thermoplastic polyurethane
Prior art date
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Expired
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JP53118129A
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English (en)
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JPS5544832A (en
Inventor
浩量 久保田
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NASHONARU TAIYA KK
Original Assignee
NASHONARU TAIYA KK
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Publication date
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  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Tires In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、特にチューブ取替えに便利な自転車チュー
ブ接合方法に関する。
自転車走行中又はその他で、パック等チューブに損傷
を受けた場合、車輪上でタイヤを外しチューブを引出し
て、予め準備されたチューブの補修部品を使用して修理
してタイヤに取付けて車輪を復元することもあるが、こ
れらの作業は極めて困難であり、高度な熟練と時間を要
する。
このため、新しい取替え用のチューブと取替えることが
多くなつた。 この場合、従来方法によれば、新しい取
替え用チューブに入替える為には必ず自転車本体より車
輪を取外さねばならず、取替え後車体に取付けても車軸
の平行線、中心線を調整せねばならなかつた。
本発明はこれらの不便利さは全くなく、自転車の乗者
並びに修理者に極めて有利なチューブ接合方法を提供す
るものてある。
すなわち、本発明は、空気弁を固着した熱可塑性ポリ
ウレタン樹脂よりなるホース状チューブの両端を、熱可
塑性ポリウレタン樹脂を溶剤に溶かした液を接着剤とし
て、タイヤ外径の呼び寸法に従つた標線部分で接合する
ことを特徴とする。
従来、自転車チューブとしては、天然ゴム、合成ゴム
等の加流ゴム系のものが使用されているが、この種チュ
ーブでは加流接着でなければ完全な接合強度が得られず
、従つてホース状チューブとしてその端部を接着剤によ
り接合することは不可能である。 本発明は、熱可塑性
ポリウレタン樹脂製チューブを用いることにより、ホー
ス状チューブとして、その端部を溶剤系の接着剤により
接合することを可能にしたものである。
ここに用いる熱可塑性ポリウレタン樹脂としては、以
下に説明するように、余剰のNCO基のアロハネート結
合やビューレット結合による後架橋効果を生じるものが
、高強度と高弾性とともに永久伸びが小さく、高圧、高
速使用に耐えるタイヤ用チューブとして最適である。
一般に、熱可塑性ウレタン樹脂は、OH基成分である
2官能ポリオールおよび鎖延長剤としてのジオールと、
ジイソシアナートとからなり、NCO成分のモル数と0
H成分のモル数との比(NCO/0H):1で反応させ
た線状高分子の総称であり、化学式で次のように表され
る。
そして、(NCO/0H)の値により完全熱可塑型とも
なり、不完全熱可塑型ともなる。
またそれぞれ使用するポリオール、グリコール、ジイソ
シアナートの種類によりその性質は多岐になるが、その
弾性と優れた物理特性のため、いろいろの用途が開発さ
れている。本発明者は、(NCO/0H)を1.05〜
1.10とすることにより、余剰のNCO基が、チュー
ブ製品に成型、加工した後、室温で2力月ないし6力月
放置する間に以下のようなビューレット結合やアロハネ
ート結合をつくり、いわゆる後架橋により弾性が増加し
、永久伸びが大巾に小さくなり競走用自転車タイヤのチ
ューブとして最適となることを見出した。
ビユレツト結合: アロハネート結合: 本発明のチューブを構成する熱可塑性ウレタン・樹脂の
0H成分としては、分子量1500〜2500の2官能
ポリオール、例えばカプロラクトンエステルのような両
末端に0H某をもつポリエステルート、例えば4,4″
−ジフェニルメタンジイソシアナート、ジオールとして
分子量90〜180のグリコールを用い、ポリオール、
ジイソシアナート、ジオールのモル数を各々A,B,C
で表したとき、NCO成分の0H成分に対する比B/(
A+C)=1.05〜1.10の条件の他、C/A=1
〜4の条件を満たすことが好ましい。
B/(A+C)が1.05より小さいと、タイヤ用チュ
ーブとしての弾性が不足し、また永久伸びが大きくなる
。また1.10を超ノえると完全架橋型となり、押出加
工が不可能となり、チューブの成型ができなくなる。前
記の条件を満足する熱可塑性ウレタン樹脂は、JIS規
定の硬度75〜85、引張強さ300〜400kg/C
lil伸び550〜650%、反撥弾性40〜50%を
有・し、従来の天然ゴムラテックスやブチルゴムに比べ
て自転車タイヤ用チューブ素材に要求される物性がきわ
めて優れている。
以下本発明の実施例を説明する。
ポリオールとして分子量1500〜2500のカプロラ
クトンテステル、ジイソシアートとして分子量250.
26の4,4′−ジフェニルメタンジイソシアナート、
ジオールとして分子量90〜180のグリコールを用い
、前記のC/Aを2〜3、B/(A+C)を1.05に
して、加熱、重合させた不完全熱可塑型のウレタン樹脂
を素材ペレットとした。このものの物性に次表の通りで
ある。なお同表には素材ペレットをチューブに押出成型
し、20′Cで2〜6力月熟成した後の物性も併せて示
した。この結果から明らかなように、成型後の熟成によ
り引張強さ、引裂強さが増し、特に永久伸びが大巾に減
少するので、タイヤのチューブとして好適である。
この素材ペレットは加工上の悪影響を防ぐため押出前に
予め80℃の温度で8時間乾燥した。
次に押出は一般的なプラスチック用押出機、スクリュー
径65m/M,.L/D22、回転数20〜60rpm
のものを使用し、シリンダー後部150℃、中間部17
00C1前部175ンC1ダイ部180℃の条件で、厚
み0.25〜0.35Tr$t、折巾25〜5−のチュ
ーブを押出し、冷却して定尺截断したチューブに自転車
用空気弁を取付けた。自転車用空気弁は、バルブステム
にチューブ本体と同質の熱可塑性ウレタン樹脂を一体成
型したものを高周波ウエルダーにより接着している。か
くして出来上つたチューブ1は、第1図に示すように、
両端が接合されていないから単なるホース状となつてい
る。
この場合空気弁2の位置は一端1aより100〜150
m!とした。最後に接着剤を塗布する位置となるべき標
線3と他の端末1bより例えばチューブ径がタイヤの呼
び径が11142のものであれば24″″,26″″,
21″・・・・の長さの標線4,4″・・・・・・とそ
れぞれの場合の接着剤を塗布する位置の標線5,5″,
5■・・・を印刷した。次にセットとなるべき接着剤と
して、チューブ本体の熱可塑性ウレタン樹脂をメチルエ
チルエチルケトンとN,N−ジメチルホルムアミドとの
等量混合溶剤に重量比で1:2の割合で容解させて接着
剤とし、チューブ1本分として約3gを金属アルミニウ
ム製チューブに封入したものを付属の接着剤とした。か
くしてチューブの取替えの操作は自転車本体より車輪を
取外すことなく、先す古い使用済みのチューブを切断除
去し、本発明のチューブを挿入し、自転車が26インチ
のものであれば26インチ標線まで切断し、後は付属の
接着剤を両端の接着剤塗布の標線迄塗布する。
例えば端部1a側ではその内面に標線3に対応する部分
まで接着剤を塗布し、端部1b側では標線5″の位置ま
で塗布する。
接着剤塗布後約1分間乾燥し、端部1b側をその標線5
″の位置まで1a側に挿入して接合する。この場合両端
1a,1bの径が同寸法であつてもチューブの弾性によ
り良好な接合が得られる。以上のように、空気弁によれ
ば、自転車に組立てられたままの車輪に対し、車輪の取
外しをすることなく容易にチューブを取付けることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例における接合前のチューブを示
す平面図、第2図および第3図はその端部接合部の斜視
図である。 1・・・・・・チューブ、2・・・・・・空気弁、4,
4″,4■・・・・標線、5,5″・・・・標線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 空気弁を固着した熱可塑性ポリウレタン樹脂よりな
    り、端部にタイヤ外径の呼び寸法に従つた標線と接着部
    分の標線を付したホース状チューブを、熱可塑性ポリウ
    レタン樹脂を溶剤に溶かした液を接着剤として、前記標
    線に従つて接合することを特徴とする自転車チューブの
    接合方法。 2 前記熱可塑性ポリウレタン樹脂が、ポリオール、ジ
    イソシアナートおよびジオールからなり、ジイソシアナ
    ートとポリオールおよびジオールのモル比NCO/OH
    が1.05〜1.10である特許請求の範囲第1項記載
    の自転車チューブの接合方法。
JP53118129A 1978-09-25 1978-09-25 自転車チュ−ブの接合方法 Expired JPS6056616B2 (ja)

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JPS5544832A JPS5544832A (en) 1980-03-29
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