JPS605628B2 - 離型性積層フイルム - Google Patents
離型性積層フイルムInfo
- Publication number
- JPS605628B2 JPS605628B2 JP50100236A JP10023675A JPS605628B2 JP S605628 B2 JPS605628 B2 JP S605628B2 JP 50100236 A JP50100236 A JP 50100236A JP 10023675 A JP10023675 A JP 10023675A JP S605628 B2 JPS605628 B2 JP S605628B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- organopolysiloxane
- laminated film
- paper
- adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は雛塑性積層フィルムに関するものであり、さら
に詳しくは非硬化性オルガノポリシロキサンを添加して
なる熱可塑性樹脂を紙、布などの基材上に製膜してなる
ことを特徴とする改良された離型性を有する積層フィル
ムに関するものである。
に詳しくは非硬化性オルガノポリシロキサンを添加して
なる熱可塑性樹脂を紙、布などの基材上に製膜してなる
ことを特徴とする改良された離型性を有する積層フィル
ムに関するものである。
従来粘着テープ、粘着シートなどの感圧接着剤あるいは
、生ゴム、アスファルトおよび一部食品などの一時的な
粘着物質などの離型に用いられている離型布は基材の表
面にシリコーン処理したものが使用されている。
、生ゴム、アスファルトおよび一部食品などの一時的な
粘着物質などの離型に用いられている離型布は基材の表
面にシリコーン処理したものが使用されている。
鱗型紙あるいはこれらの基材としてクラフト紙、和紙、
グラシン紙および木綿レーヨン、合成繊維などの布を用
いた場合、基材の強度不足やシリコーン塗工の際シリコ
ーンの基材へのしみこみが大きいなどの欠点がある。こ
れらの欠点を補うため基材上に例えばポリエチレン樹脂
のフィルムを糟層してなるポリエチレンラミネート紙が
市販されている。しかし、このままではフィルム面は粘
着性物質に対して離型性が乏しく、したがって離型性を
付与するため該フィルム面にさらにシリコーン処理をし
てなる雛型性を改良したポリエチレンラミネート紙が市
販されている。しかしこれらの方法は紙あるいは布など
の基材の表面に熱可塑性樹脂のフィルムを積層する工程
と該フィルムの表面にシリコーン処理する２つの工程か
らなっているため経済的に割高であるという欠点を有し
ている。また、シリコーンの塗工工程では、大量の有機
溶剤が使用されるため作業環境の悪化、火災、爆発の危
険性、大気汚染などの問題がある。本発明の剥型性積層
フィルムは従来からの二段工程を一段工程に簡略化して
つくることができるので、加工コストを低減せしめると
共に作業環境の悪化、火災・爆発の危険性および大気汚
染などの問題を回避し得る。
グラシン紙および木綿レーヨン、合成繊維などの布を用
いた場合、基材の強度不足やシリコーン塗工の際シリコ
ーンの基材へのしみこみが大きいなどの欠点がある。こ
れらの欠点を補うため基材上に例えばポリエチレン樹脂
のフィルムを糟層してなるポリエチレンラミネート紙が
市販されている。しかし、このままではフィルム面は粘
着性物質に対して離型性が乏しく、したがって離型性を
付与するため該フィルム面にさらにシリコーン処理をし
てなる雛型性を改良したポリエチレンラミネート紙が市
販されている。しかしこれらの方法は紙あるいは布など
の基材の表面に熱可塑性樹脂のフィルムを積層する工程
と該フィルムの表面にシリコーン処理する２つの工程か
らなっているため経済的に割高であるという欠点を有し
ている。また、シリコーンの塗工工程では、大量の有機
溶剤が使用されるため作業環境の悪化、火災、爆発の危
険性、大気汚染などの問題がある。本発明の剥型性積層
フィルムは従来からの二段工程を一段工程に簡略化して
つくることができるので、加工コストを低減せしめると
共に作業環境の悪化、火災・爆発の危険性および大気汚
染などの問題を回避し得る。
すなわち、本発明は紙あるいは布などの基材上に２５ｑ
ｏにおる粘度が１００センチストークス以上の非硬化性
オルガノポリシロキサンを０．１〜１の重量％添加して
なる熱可塑性樹脂を積層してなる離型性積層フィルムに
関するものである。
ｏにおる粘度が１００センチストークス以上の非硬化性
オルガノポリシロキサンを０．１〜１の重量％添加して
なる熱可塑性樹脂を積層してなる離型性積層フィルムに
関するものである。
本発明に用いられるオルガノポリシロキサンは次の平均
構造単位ＲａＳｉ。
構造単位ＲａＳｉ。
４ラヱ にこでＲは置換または非置換の一価炭化水素基
、ａは約１．９〜２．２の数）で示される非硬化性のも
のであり、置換または非置換の一価炭化水素基の例とし
ては〆チル基、エチル基、ビニル基、フェニル基、シク
ロヘキシル基、ベンジル基、ポリオキシアルキレン基、
ポリオキシァルキレン基置換プロピル基などから選ばれ
、それらが所望の比率で混在していてもよい。
、ａは約１．９〜２．２の数）で示される非硬化性のも
のであり、置換または非置換の一価炭化水素基の例とし
ては〆チル基、エチル基、ビニル基、フェニル基、シク
ロヘキシル基、ベンジル基、ポリオキシアルキレン基、
ポリオキシァルキレン基置換プロピル基などから選ばれ
、それらが所望の比率で混在していてもよい。
通常多く用いられるのはメチル基である。また、これら
のオルガノポリシロキサン末端基は、トリアルキルシリ
ル基、水酸基、ビニル基などの非架橋性基が例示される
。
のオルガノポリシロキサン末端基は、トリアルキルシリ
ル基、水酸基、ビニル基などの非架橋性基が例示される
。
通常多く用いられるのは、トリメチルシリル基である。
本発明に用いられるオルガノポリシロキサンは、熱可塑
性樹脂との混合のし易さから２５ｑ０における粘度が１
００センチストークス以上である必要があり、より好ま
しくは５０００センチストークス以上である。
本発明に用いられるオルガノポリシロキサンは、熱可塑
性樹脂との混合のし易さから２５ｑ０における粘度が１
００センチストークス以上である必要があり、より好ま
しくは５０００センチストークス以上である。
本発明で用いられる熱可塑性樹脂としてはポリエチレン
、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリァミド、ポリエステルなどが例
示されるが加工性と経済性からポリエチレン樹脂が好適
である。オルガノポリシロキサンを熱可塑性樹脂に対し
０．１〜１０重量％添加するには均一に分散すればいか
なる方法で分散させてもよいが、あらかじめ高濃度のオ
ルガノポリシロキサンを熱可塑性樹脂に添加してなるマ
スターベレットを作製し、成型時に該マスターベレツト
をオルガノポリシロキサンを含有しない熱可塑性樹脂べ
レツトに混合してオルガノポリシロキサン濃度が規定量
になるよう調節する方法が好便である。熱可塑性樹脂に
添加するオルガノポリシロキサンの濃度は０．１〜１の
重量％の範囲で使用されるが、特に好ましくは０．３〜
５．の重量％である。というのは、オルガノポリシロキ
サンの添加量が少なすぎると離型効果が悪くなり、多す
ぎるとフィルムからのポリシロキサンの惨み出いこより
たとえば粘着剤の粘着力を低下させるなどの幣筈がある
からである。本発明の積層フィルムを製造するには、通
常用いられている積層装置、例えば押し出し製膜機によ
って押し出した厚さ１０〜３０〃程度の溶触フィルムを
紙、布などの基材上に圧着積層することによって達成さ
れる。
、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニール、ポリスチレン、
ポリカーボネート、ポリァミド、ポリエステルなどが例
示されるが加工性と経済性からポリエチレン樹脂が好適
である。オルガノポリシロキサンを熱可塑性樹脂に対し
０．１〜１０重量％添加するには均一に分散すればいか
なる方法で分散させてもよいが、あらかじめ高濃度のオ
ルガノポリシロキサンを熱可塑性樹脂に添加してなるマ
スターベレットを作製し、成型時に該マスターベレツト
をオルガノポリシロキサンを含有しない熱可塑性樹脂べ
レツトに混合してオルガノポリシロキサン濃度が規定量
になるよう調節する方法が好便である。熱可塑性樹脂に
添加するオルガノポリシロキサンの濃度は０．１〜１の
重量％の範囲で使用されるが、特に好ましくは０．３〜
５．の重量％である。というのは、オルガノポリシロキ
サンの添加量が少なすぎると離型効果が悪くなり、多す
ぎるとフィルムからのポリシロキサンの惨み出いこより
たとえば粘着剤の粘着力を低下させるなどの幣筈がある
からである。本発明の積層フィルムを製造するには、通
常用いられている積層装置、例えば押し出し製膜機によ
って押し出した厚さ１０〜３０〃程度の溶触フィルムを
紙、布などの基材上に圧着積層することによって達成さ
れる。
当該熱可塑性樹脂にはオルガノポリシロキサンのほかに
顔料などの着色材や老化防止剤、紫外線吸収剤などの安
定剤を必要に応じて入れることも可能である。本発明に
よる積層フィルムは、感圧接着剤、生ゴム、食品などの
粘着性物質に対して離型性が優れ、かつ、該積層フィル
ムを剥離した後の粘着テープ、粘着シートなどの粘着性
を低下させないという特徴がある。
顔料などの着色材や老化防止剤、紫外線吸収剤などの安
定剤を必要に応じて入れることも可能である。本発明に
よる積層フィルムは、感圧接着剤、生ゴム、食品などの
粘着性物質に対して離型性が優れ、かつ、該積層フィル
ムを剥離した後の粘着テープ、粘着シートなどの粘着性
を低下させないという特徴がある。
したがって本発明による積層フィルムの用途は化粧板成
型、ゴム成型などの成型工業、皮革不織布製造などのキ
ャスティング工業、洋・和果子、冷凍食品など食品工業
にみられる一時的粘着物質に対する離型フィルムとして
、また感圧接着性のラベル、シールおよびテープ類、お
よび建材類などの永久的粘着物質の離型フィルムとして
有用である。次に本発明の実施例について説明する。
型、ゴム成型などの成型工業、皮革不織布製造などのキ
ャスティング工業、洋・和果子、冷凍食品など食品工業
にみられる一時的粘着物質に対する離型フィルムとして
、また感圧接着性のラベル、シールおよびテープ類、お
よび建材類などの永久的粘着物質の離型フィルムとして
有用である。次に本発明の実施例について説明する。
実施例 １
べレツト状のポリエチレン４５０のこ２５００で１００
００センチストークスの粘度を有する分子鎖末端をトリ
メチルシリル基で封鎖したジメチルポリシロキサン５０
夕を良く混合した後、温度１８０ｑ０にセットしたェク
ストルーダーを通しジメチルポリシロキサンを１の重量
％含有するマスターベレツトを作成した。
００センチストークスの粘度を有する分子鎖末端をトリ
メチルシリル基で封鎖したジメチルポリシロキサン５０
夕を良く混合した後、温度１８０ｑ０にセットしたェク
ストルーダーを通しジメチルポリシロキサンを１の重量
％含有するマスターベレツトを作成した。
このマスターベレツトとポリエチレンベレットとを第１
表の如く配合してこの配合物を通常の押し出し製膜機を
用いてクラフト紙の上に１５仏厚のポリエチレン・フィ
ルムを積層した。製腰時の温度条件は２８０ｑｏであっ
た。この種層フィルムに粘着テープ（スコッチ社製テー
プ＃２８）をはり合せ７０ｏｏで２０タ′地の荷重をか
け２０時間エージング後、テンシロンを用いて剥離速度
３０伽／ｍｉｎではく機抵抗を測定した。その結果を第
１表に示す。第１表 ジメチルボリシロキサン含有量と
は〈離抵抗の関係比較例として、上記ジメチルポリシロ
キサンの替りに２５ｑｏで５０センチストークスの粘度
を有する分子鎖末端をトリメチルシリル基で封鎖したジ
メチルポリシロキサンを使用した以外は同様の条件でマ
スターベレットを作成しようとしたが、ポリエチレンベ
レットと該ジメチルポリシロキサンが＊よく混らず、マ
スターベレツトをうまく作成することができなかった。
実施例 ２ 実施例１と同じ方法で試料を調整しクラフト紙のかわり
に木綿製の布の上に積層した。
表の如く配合してこの配合物を通常の押し出し製膜機を
用いてクラフト紙の上に１５仏厚のポリエチレン・フィ
ルムを積層した。製腰時の温度条件は２８０ｑｏであっ
た。この種層フィルムに粘着テープ（スコッチ社製テー
プ＃２８）をはり合せ７０ｏｏで２０タ′地の荷重をか
け２０時間エージング後、テンシロンを用いて剥離速度
３０伽／ｍｉｎではく機抵抗を測定した。その結果を第
１表に示す。第１表 ジメチルボリシロキサン含有量と
は〈離抵抗の関係比較例として、上記ジメチルポリシロ
キサンの替りに２５ｑｏで５０センチストークスの粘度
を有する分子鎖末端をトリメチルシリル基で封鎖したジ
メチルポリシロキサンを使用した以外は同様の条件でマ
スターベレットを作成しようとしたが、ポリエチレンベ
レットと該ジメチルポリシロキサンが＊よく混らず、マ
スターベレツトをうまく作成することができなかった。
実施例 ２ 実施例１と同じ方法で試料を調整しクラフト紙のかわり
に木綿製の布の上に積層した。
はく離抵抗測定結果を第２表に示す。第２表 ジメチル
ポリシロキサン含有量とはく雛 抗の関係実施例 ３オ
ルガノポリシロキサンとして２５ｑｏで粘度１５０００
センチストークスの分子鎖末端を水酸基で封鎖したジメ
チルポＩＪシロキサンを用い実施例１と同じ方法で試料
を調整し、クラフト紙の上に積層した。
ポリシロキサン含有量とはく雛 抗の関係実施例 ３オ
ルガノポリシロキサンとして２５ｑｏで粘度１５０００
センチストークスの分子鎖末端を水酸基で封鎖したジメ
チルポＩＪシロキサンを用い実施例１と同じ方法で試料
を調整し、クラフト紙の上に積層した。
は〈離抵抗測定結果を第３表に示す。第３表 ジメチル
ポリシロキサン含有量とは〈雛抵抗の関係実施例 ４オ
ルガノポリシロキサンとして２５ｑｏの粘度が５０００
センチストークスの分子鎖末端がトリメチルシリル基で
封鎖されたジメチルシロキサンとメチルビニルシロキサ
ンとの共重合体（メチルビニルシロキサン単位１．０モ
ル％）を用い、実施例１と同じ方法で試料を調整しクラ
フト紙の上に競層した。
ポリシロキサン含有量とは〈雛抵抗の関係実施例 ４オ
ルガノポリシロキサンとして２５ｑｏの粘度が５０００
センチストークスの分子鎖末端がトリメチルシリル基で
封鎖されたジメチルシロキサンとメチルビニルシロキサ
ンとの共重合体（メチルビニルシロキサン単位１．０モ
ル％）を用い、実施例１と同じ方法で試料を調整しクラ
フト紙の上に競層した。
Claims (1)
- １ 紙、布などの基材上に２５℃における粘度が１００
センチストークス以上の非硬化性オルガノポリシロキサ
ン０．１〜１０重量％を添加してなる熱可塑性樹脂を積
層してなる離型性積層フイルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50100236A JPS605628B2 (ja) | 1975-08-20 | 1975-08-20 | 離型性積層フイルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50100236A JPS605628B2 (ja) | 1975-08-20 | 1975-08-20 | 離型性積層フイルム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5224285A JPS5224285A (en) | 1977-02-23 |
| JPS605628B2 true JPS605628B2 (ja) | 1985-02-13 |
Family
ID=14268613
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50100236A Expired JPS605628B2 (ja) | 1975-08-20 | 1975-08-20 | 離型性積層フイルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS605628B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0254050A2 (en) * | 1986-06-24 | 1988-01-27 | Goyo Paper Working Co. Ltd. | Laminate containing a substrate and a release agent and method of its preparation |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5933307B2 (ja) * | 1979-06-11 | 1984-08-15 | 東洋紡績株式会社 | 密着性の良好な包装材料 |
| JPS5610456A (en) * | 1979-07-05 | 1981-02-02 | Toppan Printing Co Ltd | Exfoliating sheet |
| JPS5942632B2 (ja) * | 1979-07-11 | 1984-10-16 | 東洋紡績株式会社 | 密着性の良好な包装材料 |
| JPS60112442A (ja) * | 1983-11-25 | 1985-06-18 | 五洋紙工株式会社 | 剥離紙の製造方法 |
| JPH0435004U (ja) * | 1990-07-13 | 1992-03-24 |
-
1975
- 1975-08-20 JP JP50100236A patent/JPS605628B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0254050A2 (en) * | 1986-06-24 | 1988-01-27 | Goyo Paper Working Co. Ltd. | Laminate containing a substrate and a release agent and method of its preparation |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5224285A (en) | 1977-02-23 |
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