JPS6055221B2 - 活性ガスプラズマア−ク切断スタ−ト法 - Google Patents

活性ガスプラズマア−ク切断スタ−ト法

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JPS6055221B2
JPS6055221B2 JP52025243A JP2524377A JPS6055221B2 JP S6055221 B2 JPS6055221 B2 JP S6055221B2 JP 52025243 A JP52025243 A JP 52025243A JP 2524377 A JP2524377 A JP 2524377A JP S6055221 B2 JPS6055221 B2 JP S6055221B2
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JP
Japan
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arc
gas
plasma
active gas
cutting
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JP52025243A
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JPS53109841A (en
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秋男 小松
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Origin Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラズマアークトーチの移行アークの発生方
法に関するものである。
ます、従来技術を図によつて説明する。
第1図及び第2図はトーチの構造略図である。第1図に
おいて1は陰極(タングステン棒)、2は陰極外套(水
冷銅ノズル)。3はプラズマ外套(水冷銅ノズル)、4
はスタートガス及び保護ガス通路、5はプラズマガス通
路、6はプラズマアーク狭窄孔、7は非移行アーク(パ
イロットアーク)、9は直流垂下特性電源、10は移行
アーク切換えスイッチ、11は母材である。
第2図は第1図の状態から移行アーク8に切換え状態を
示す。 第3図及び第4図は、第1図及び第2図のトー
チに接続するガス回路例を示す。
図において15はスタートガス用電磁バルブ、16はプ
ラズマガス(活性ガス)用電磁バルブ、17は保護ガス
用電磁バルブ、21はプラズマガス(不活性ガス)用電
磁バルブ、18、19、20、22はニードル弁、23
は不活性ガス、24は活性ガスである。 第3図のガス
回路において、不活性のアルゴンガス23をスタートガ
ス(バルブ15)及び保護ガス(バルブ17)として流
し、第1図に示した直流電源9によりスイッチ10を閉
じて電圧を陰極1とプラズマ外套3との間に印加してア
ークを発生させる。
この状態を非移行アーク(以下「パイロットアーク」と
いう)という。 第4図に示したガス回路を用いた場合
には、第3図によるガスを流した後、第1図のプラズマ
ガス通路5にバルブ21を開いてアルゴンガス23を流
し、次でバルブ15を閉じてスタートガスを停止した状
態で第1図のパイロットアークを発生させる。
次に第2図に示したようにスイッチ10を開いて母材
11に移行アークを形成すると同時またはその直後に第
3図、第4図のバルブ16を開いて第2図のプラズマガ
ス通路5に活性ガス24(酸素または空気等)を流した
後、第3図に於てはバルブ15、第4図に於てはバルブ
21を閉じてバイロッドアーク時に流していたアルゴン
を停止し、活性プラズマアークを形成する。
この装置では、陰極1にタングステン棒を用いているの
で、バルブ17からの保護ガスをガス通路4に流し、プ
ラズマガス通路5の活性ガスがタングステン棒に触れな
いように保護している。このような方法でパイロットア
ークを移行アークにすると、母材11に移行アークが形
成された直後はプラズマ外套3の狭窄孔6には、アルゴ
ンが流れているためプラズマ外套3と母材11の間に移
行アーク8とは別のアークが発生する。
これがダブルアークである。このためプラズマガス通路
5が完全に活性ガスに置換された時に、この狭窄孔6に
通電可能な電流より小さい電流(約半分)でなければ、
アルゴンガスを流したままではダブルアークなしに移行
アークを形成することが出来ない。従つてダブルアーク
を発生しない程度の小電流て移行アークを形成しトーチ
やトーチケーブル内のアルゴンが完全に酸素に置換され
てから切断規定電流まで増加させなければならない。
ここでアルゴンから酸素に変るまでの時間および切断規
定電流まて増加させる時間に於ては、母材11の切断面
は定常状態の切断面に比べて非常に劣るし、切断スピー
ドも遅いので、作業性に与える損失は大である。第2図
のような移行アークになつてからプラズマガス通路5に
アルゴンを流して切断した場合のダブルアーク発生限界
電流に比べると、移行アークに切換る瞬間にダブルアー
クを発生する電流値の限界は数10%小さい電流値であ
る。
またこの他に最初からアルゴンを使用せず、酸素等の活
性ガスをプラズマガスとして流す方法もあるが、バイ咄
ントアークの時間を数秒と短かくしても、パイロットア
ーク時におけるプラズマ外.套3の狭窄孔6の消耗の場
合は移行アークになつてからの消耗の割合と比べてもか
なり大きい。
そのためバイロンI・アークの時間は長くとれないし、
切断距離の短い母材を繰返し切断(これはパイロットア
ーク→移行アークの繰返しとなる)す;ると、狭窄孔6
はたちまち原形を崩してしまうことになる。このことは
、プラズマアーク切断においてはプラズマ外套3の狭窄
孔6の形状が切断能力、切断品質に与える影響が非常に
大きいので、大損失となる。本発明は上記の欠点を改善
するためにパイロットアークから移行アークへの切換え
時において不活性のスタートガスの供給を停止した後、
所定時間経過後に移行アークを発生させることを特徴と
するものであつて、以下詳細に説明する。
第5図は本発明による切断開始部分に関連する電気回路
例である。
図において、12は切断開始のスイッチ、13″はリレ
ーのコイル、13は13″の接点、1Cはタイマー、1
4は1『の接点、15″または2「は、第3図および第
4図に示した15または21の電磁バルブコイル、16
″は同じく16の電磁バルブコイル、1『は第1図、第
2図に示したスイッチ10のコイルであ1る。いま、こ
の装置の動作を説明すると、第1図において電源9から
陰極1にθ、プラズマ外套3に1を印加しておき、ガス
通路4に第3図、第4図に示したバルブ15,,17を
開いてスタートガスおよび保護ガスを流し、次で陰極1
とプラズマ外套3の間に高周波電圧を印加することによ
りパイロットアーク7を発生する。
第3図のガス回路使用時はここまでの動作でパイロット
アークの発生動作は終了であるが、第4図のガス回路を
使用した場合は、上記動作に続いて、バルブ21を開き
プラズマガス通路5に不活性ガスを流した後バルブ15
を閉じスタートガスを停止する。これでパイロットアー
クの発生動作が終了となる。次に第5図に示した回路に
おいて、スイッチ12を閉じると、タイマ1Cが作動し
始めると共にリレー13が動作し、電磁バルブ15また
は21が閉じて、スタートガス流のプラズマガス通路5
内への供給を停止させる一方16が開きプラズマガス通
路5に活性ガスが流れる。そしてタイマ14の設定時間
が経過するとその接点14が開くことにより、コイル1
『が消勢され、スイッチ10が開き移行アーク8が形成
され、母材11を切断する。ここて重要なことはタイマ
ー14″は移行アークが形成される時、つまりスイッチ
10が開かれるとき電磁バルブ15,21が閉じる直前
にプラズマガス通路5内に供給された不活性ガス(スタ
ートガス)がプラズマガス通路5を通つて狭窄孔6外に
達するように設定する。換言すればスイッチ10が開か
れるときにはプラズマ通路5及び狭窄孔6内には不活性
ガス(スタートガス)が存在せずに活性ガスのみが存在
する。第6図はプラズマ外套の電位波形を示す。同図a
は第1図のパイロットアーク時にバルブ15,21を閉
じ、バルブ16を開いてプラズマガス通路5に活性ガス
を流したときの電位の変化であるAの部分でガスの切換
えを行なつている。電位が不規則に変動しているのはプ
ラズマ外套3の陽極点に活性ガスが流れるため銅ノズル
が消耗しているためと思われる。bは従来の方法で移行
アークに切換えた場合の波形である。図のAは不活性ガ
スから活性ガスに切換えた点、Bはパイロットアークか
ら移行アークに切換えた点である。切換え後電位が低く
なつているのは、不活性ガス中であるのと、電流が一時
的に小さくなるためと思われる。破線はプラズマガス通
路に不活性ガスを流したまま移行アークに移つた場合の
電位である。cは本発明による方法の場合で、移行アー
クを形成した場合の波形である囚点から(B)点までの
時間がタイマー14″の時間である。dはcと同じでタ
イマー14″の時間がcよりも長い場合である。本発明
による方法で移行アークを形成すると、従来の不活性ガ
ス中でのダブルアークの発生する電流値以上の電流値で
切断開始ができる。なお、上記の説明では二重型トーチ
を用いて活性ガスから陰極を保護するため不活性ガスを
内側ガス通路に流す方式であつたが、第7図に示したよ
うな通常のプラズマアークトーチ(陰極とプラズマ外套
だけのもの)でもプラズマガスに活性ガスを用いるもの
で、不活性ガス中でパイロットアークを発生ししかる後
不活性ガスの供給を停止して移行アークに切換る方式の
ものであればこの方法を用いることにより上述と全く同
様な効果を得ることができる。
そのほか、例えば従来の方法ては電流が90A程度て移
行アークを形成した時にダブルアークが発生するものに
、本発明の方法で行うと、タイマー1『を1.2〜1.
5sec程度にした場合150Aでもダブルアークが発
生しなかつた。
1.5secでは第6図cの電位波形になり、この時の
ケーブル長は10Tn,で、プラズマガスの流量は30
′1min程度である。
以上説明したように、本発明にあつてはパイロットアー
ク時は動作ガスに不活性ガスを使用し、移行アークに切
換る直前で活性ガスに切換えプラズマ外套狭窄孔付近に
達すると同時に、つまり不活性ガスがほとんど存在しな
い状態において移行アークを形成するから、パイロット
アークの時間の長短にかかわらずプラズマ外套狭窄孔の
消耗が少なく、不活性ガス中で移行アークを形成する場
合より遥かに大きい電流で切換えが出来、移行アーク形
成と同時に切断に充分な活性ガスプラズマアークとなる
のて切断開始時の切断能力の改善従つて作業性が非常に
良くなり、また特に切断開始時における母材の切断面の
品質も良好となる。
アーク発生については、厚さ12Wr!Nl2O『×2
0−の鋼板を母材として100回繰返し実験を行なつた
が、アークの消去はほとんど無く、且つプラズマ外套狭
窄孔の変形や消耗がほとんど認められず、切断品質も同
一であつた。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はアークトーチの構造略図で夫々パ
イロットアークおよび移行アークを示し、第3図および
第4図はアークトーチに接続するガス回路の例、第5図
はアーク切断開始に関連する電気回路、第6図A,b,
c,dは夫々プラズマ外套の電位を示し、第7図はアー
クトーチの他の例を示す構造略図である。 1・・・・・・陰極棒、2・・・・・・陰極外套、3・
・・・・・プラズマ外套、4・・・・・・不活性ガス通
路、5・・・・・・プラズマガス通路、6・・・・・・
狭窄孔、7・・・・・・パイロットアーク、8・・・・
・・移行アーク、23・・・・・・不活性ガス、24・
・・・・・活性ガス。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アークトーチの陰極棒とそれを囲む外套との間にパ
    イロットアークを発生せしめ、次に陰極棒と母材との間
    に移行アークを形成する活性ガスプラズマアーク切断に
    おいて、パイロットアークを形成するときには前記アー
    クトーチ内に不活性ガスを流し、移行アークを形成する
    際には前記不活性ガスを活性ガスに予め切換え、該切換
    え後予め設定された時間が経過した後に移行アークを発
    生させることを特徴とする活性ガスプラズマアーク切断
    スタート法。
JP52025243A 1977-03-08 1977-03-08 活性ガスプラズマア−ク切断スタ−ト法 Expired JPS6055221B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1996025265A1 (fr) * 1995-02-13 1996-08-22 Komatsu Ltd. Procede de decoupage par plasma

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JPS5030766A (ja) * 1973-07-20 1975-03-27

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