JPH079152A - プラズマ溶接方法およびその装置 - Google Patents

プラズマ溶接方法およびその装置

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JPH079152A
JPH079152A JP15168993A JP15168993A JPH079152A JP H079152 A JPH079152 A JP H079152A JP 15168993 A JP15168993 A JP 15168993A JP 15168993 A JP15168993 A JP 15168993A JP H079152 A JPH079152 A JP H079152A
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JP
Japan
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welding
plasma
plasma gas
flow rate
main
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15168993A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Nomura
博文 野村
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Via Mechanics Ltd
Original Assignee
Hitachi Seiko Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】作業能率を向上させることができ、しかも良好
な溶接結果が得られるプラズマ溶接方法およびその装置
を提供すること。 【構成】主電極とそれを取り巻くノズル電極との間に発
生させたパイロットアークの助けにより主電極と被加工
物との間にメインアークを発生させて被加工物を溶接す
るプラズマ溶接装置において、溶接終了時に溶接時に流
すプラズマガスの流量よりも多い流量のプラズマガスを
所定の時間だけ流す手段を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプラズマ溶接方法および
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4(a)に示すように、主電極1とそ
れを取り巻くノズル電極2とが新しい場合、パイロット
アークのフレーム3はノズル電極2の先端から十分な長
さがある。このため、溶接開始時、容易にメインアーク
を発生させることができる。しかし、主電極1とノズル
電極2が汚れたり消耗してくると、同図(b)に示すよ
うに、フレーム3はノズル電極2の近傍にだけ発生して
先端からあまり出ないようになり、メインアークを発生
させることが困難になる結果、溶接を開始することがで
きなくなる。◆このため、溶接開始時に多量のプラズマ
ガスを流してフレーム3をノズル電極2の先端から強制
的に押し出し、上記(a)の形になるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、溶接開始時に
多量のプラズマガスを流すと、プラズマジェット力も大
きくなり、母材を吹き飛ばしてしまい、融合不良やアン
ダーカットなどの溶接欠陥が発生しやすくなる。また、
プラズマガスの流量が安定するまでに時間がかかり、作
業能率を向上させることができなかった。◆本発明の目
的は、上記した課題を解決し、作業能率を向上させるこ
とができ、しかも良好な溶接結果が得られるプラズマ溶
接方法およびその装置を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した課題は、主電極
とそれを取り巻くノズル電極との間に発生させたパイロ
ットアークの助けにより主電極と被加工物との間にメイ
ンアークを発生させて被加工物を溶接するプラズマ溶接
装置において、溶接終了時に溶接時に流すプラズマガス
の流量よりも多い流量のプラズマガスを所定の時間だけ
流す手段を設けることにより解決される。
【0005】
【作用】主電極1とノズル電極2が汚れたり消耗してい
ても、溶接終了時に溶接時に流すプラズマガスの流量よ
りも多い流量のプラズマガスを流すと、フレーム3は図
4(a)の状態になる。そして、所定の時間経過後にプ
ラズマガスを停止させてもフレーム3は図4(a)の状
態を維持する。
【0006】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示すプラズマ溶接
装置の構成図、図2はその制御回路、図3は動作図であ
る。なお、図4と同じものは同一の符号を付してある。
◆同図において、4はプラズマトーチ。5はノズル電極
2を取り巻くシールドキャップで、シールドキャップ5
とノズル電極2との間にはシールドガス6が、また、主
電極1とノズル電極2との間にはプラズマガス7が流れ
る。8,9は電磁弁、10,11は流量調整弁。12は
プラズマガスの供給源。13は電磁弁8,9を制御する
制御部。20はパイロットアーク用の電源で、主電極1
とノズル電極2に接続されている。21は溶接電源で、
主電極1と母材22に接続されている。23は溶接電流
の検出器である。◆TP1はパイロットアークを起動さ
せるためのスイッチ、TP2はパイロットアークを停止
させるためのスイッチで、いずれも図示しないリモコン
ボックスに配置されている。Ts1はメインアークを発
生させるための起動スイッチ。Ts2はメインアークを
停止させるための停止スイッチ。X,Y1,Y2,Y
3,MV1,MV2はリレー。なお、各リレーの接点には
aまたはbを付して表示してある。また、リレーMV1
は電磁弁8の開閉を、リレーMV2は電磁弁9の開閉を
行なう。Tはタイマ。Isはメインアーク電流の検出器
23の接点である。
【0007】以下、図3を参照しながら動作について説
明する。◆TP1を閉じると、リレーXが動作して自己
保持するとともに、リレーMV1が動作して電磁弁8が
開く。この結果、流量調整弁10によって定まる流量F
1(通常0.8l/min程度)のプラズマガス7がプ
ラズマトーチ4に供給され、電源20が起動されてパイ
ロットアークが発生する(時点イ)。◆この状態で起動
スイッチTs1を閉じると、溶接電源21が起動されて
メインアーク電流が流れて接点Isが閉じ、リレーY2
が動作してリレーY1とリレーY3が自己保持される
(時点ロ)。◆溶接作業が終了し停止スイッチTs2
開くと、リレーY1が開き、溶接電源21が停止して接
点Isが開き、リレーY2が開く結果、先ず、タイマT
が動作を開始し、さらにリレーMV2が閉じる。この結
果、電磁弁9が開き、流量調整弁11によって定まる流
量F2(通常1.2l/min程度)のプラズマガス7
が上記流量F1に追加されてプラズマトーチ4に供給さ
れる(時点ハ)。◆タイマTに予め設定されていた時間
t(1〜2秒程度)が経過すると、タイマTが開き、電
磁弁9が閉じる(時点ニ)。時点ハから時点ニの間フレ
ーム3は図4(a)の状態になる。そして、いったん図
4(a)の状態になると、主電極1とノズル電極2が汚
れたり消耗している場合においても、フレーム3はこの
状態に維持される。そして、時点ニと時点ホの間で起動
スイッチTsを閉じると、時点ロ以降の動作を繰り返す
ことができる。◆なお、時点ニにおいてフレーム3が図
4(a)の状態に維持できる理由は明らかではないが、
定常状態においてはアーク点が移動しにくいためではな
いかと推定される。
【0008】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
常に十分な長さのフレーム3が得られる。この結果、溶
接開始時に、メインアークを発生させることが容易で、
作業能率を向上させることができるという効果がある。
また、溶接開始時に多量のプラズマガスを流さないから
溶接欠陥も発生しないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例を示すプラズマ溶接装
置の構成図。
【図2】本発明の一実施例を示す制御回路の図。
【図3】本発明の動作図。
【図4】パイロットアークの形成状態図。
【符号の説明】
1 主電極 2 ノズル電極 3 フレーム 7 プラズマガス 8,9 電磁弁 10,11 流量調整弁 22 母材 X,Y1,Y2,Y3,MV1,MV2 リレー T タイマ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】溶接時に流すプラズマガスの流量よりも多
    い流量のプラズマガスを溶接終了時に流すことを特徴と
    するプラズマ溶接方法。
  2. 【請求項2】主電極とそれを取り巻くノズル電極との間
    に発生させたパイロットアークの助けにより主電極と被
    加工物との間にメインアークを発生させて被加工物を溶
    接するプラズマ溶接装置において、溶接終了時に溶接時
    に流すプラズマガスの流量よりも多い流量のプラズマガ
    スを所定の時間だけ流す手段を設けたことを特徴とする
    プラズマ溶接装置。
JP15168993A 1993-06-23 1993-06-23 プラズマ溶接方法およびその装置 Withdrawn JPH079152A (ja)

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JP15168993A JPH079152A (ja) 1993-06-23 1993-06-23 プラズマ溶接方法およびその装置

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JPH079152A true JPH079152A (ja) 1995-01-13

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ID=15524117

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060972A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 株式会社ダイヘン プラズマアーク溶接方法およびプラズマアーク溶接装置
CN108057949A (zh) * 2016-11-07 2018-05-22 株式会社达谊恒 等离子电弧焊接的起弧控制方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017060972A (ja) * 2015-09-25 2017-03-30 株式会社ダイヘン プラズマアーク溶接方法およびプラズマアーク溶接装置
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Legal Events

Date Code Title Description
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Effective date: 20000905