JPS6054594B2 - 復水器の組立て方法 - Google Patents

復水器の組立て方法

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JPS6054594B2
JPS6054594B2 JP775180A JP775180A JPS6054594B2 JP S6054594 B2 JPS6054594 B2 JP S6054594B2 JP 775180 A JP775180 A JP 775180A JP 775180 A JP775180 A JP 775180A JP S6054594 B2 JPS6054594 B2 JP S6054594B2
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JP
Japan
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condenser
assembly
foundation
building
steam turbine
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JP775180A
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English (en)
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JPS56106011A (en
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孝保 見沢
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Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は蒸気タービンを有する大型発電所の復水器の組
立て方法に関する。
従来の前記大型発電所では、その建設工程の短縮が要求
され、短期建設は製造者の販売上の重要主張事項となつ
ている。
しかし前記発電所の建設においては、タービン設備のう
ち復水器周りの仕事力田限上の問題行程となつており、
この行程を如何にして短縮するかが一つの大きな課題と
なつている。次に従来の復水器の組立て方法を第1図、
第2図によつて説明する。
最初に建屋1の基礎マット2を鉄筋コンクリートで構築
する。
ついで基礎マット2のほぼ中央部に蒸気タービン並びに
発電機の基礎台3を、その一周辺の壁4、床5より先行
し、建屋の床5部分とは縁を切り、独立して構築する。
基礎台3についで、その周辺の建屋の壁4、床5の建設
が行われる。基礎台3と床5の2階部分の一部が完成し
たならば、基礎台3の内部表面を塗布して乾燥させる。
乾燥が十分おこなわれたならば、基礎台3の内部で復水
器の組立てを開始する。復水器の組立てには上部本体9
と蒸気タービン低圧側車室とを接続する接続片6を基礎
台3内に搬入し、この基礎台3の上面に設置したI(型
鋼7につり下げたワイヤチエンブロツク8によりつり上
げて基礎台3内の上部に仮置する。
ついて復水’器の上部本体9を組立てるための部材を接
続片6と同様の方法で基礎台3内の上部につり上げてお
く。次に復水器の下部本体11の組立てに着手する。
近年発電機容量の増加と共に復水器自体も大型化したの
で、工場で一体に組み立てて輸送し現地ですえ付ける方
法は実施が困難となつた。従つて最近は工場で下部本体
11をブロック部材12にブロック化して組み立て、ブ
ロック部材12を現地に輸送して、組み立て溶接する方
法が一般的に行われている。下部本体11のブロック部
材12は、建屋仮開口を設け、その開口部分よりトラッ
ククレーン10等により復水器ピット13内に組立て順
序に従つて搬入される。搬入した部材はトラッククレー
ン10等によつて順次組み立てて、溶接される。このよ
うにして完成した下部本体11の上に、先に搬入しつり
下げた上部本体9のブロック部材をのせて組み立て、接
合溶接して角錐状の箱を完成させる。
次に最初に搬入し仮りつりした接続片6を、上部本体9
の上端部に接合溶接し固着させる。かくして第2図のよ
うに復水器の全体組立てが完了したならば、復水器内に
水張りして耐圧漏洩試験を実験するため、海水が送入さ
れる冷却水導入管15と端板16の接続部分に盲板を取
り付け、耐圧漏洩試験を行なう。異常のないことが確認
されたならば盲板を取り外し、海水の通る図示しない冷
却水管を数千本ないし1号数千本下部本体11内に差し
入れ、冷却水管の両端は下部本体11内の図示しない管
板の外側面部でエキスパンドし、管端外周は前記管板の
外側面にシール溶接をする。前記作業と並行して復水器
上部本体9の端面に設けられた開口部から、第2図に示
すように給水加熱器17を復水器上部本体9内に差し入
れ、復水器上部本体9と溶接固着させる。
このようにして復水器本体並びに給水加熱器17の取付
、溶接が完了したならば蒸気タービン18のすえ付けを
開始し、それに関連した配管類を順次完成していく。通
常一基の蒸気タービンに対し3基の復水器が設けられて
いるが、3基もほぼ同時に並行して上述の手順て組立て
が行われる。しかし、従来の復水器の組立て方法は、次
のような欠点があつた。
(1)復水器の組立ては基礎台3および建屋の2階の床
の一部が完成しなければ開始できないので着手まてに長
期間を要し、又、前記のように多数のブロックを膨大な
工数をかけて順次組み立てているので、組立て完成まで
には更に長期間を必要とする。
(2)蒸気タービンのすえ付けも復水器の組立てがおお
むね完成しなけれは着手できないため、発電所の蒸気タ
ービン設備の建設工期は必然的に長期間を要し、現在て
は約4年半ないし5年以上もかかつているのが実状であ
る。
(3)復水器の組立てが、建屋が完成しないうちに建物
の建設と並行して実施されるので安全上、作業環境上好
ましくない。
(4)以上の(1),(2)の事実を総合して復水器の
組立てが、発電所の全体建設期間における日限上の問題
工程となり、全体の建設工期が長期におよぶ最大の原因
となつている。
本発明の目的は、前記の欠点を除き、復水器の組立て工
期の大巾短縮と、工数の低減、作業の安全性および能率
の向上などを図つた復水器の組立て方法を提供するにあ
る。
本発明に係る復水器の組立て方法は、蒸気タービンをす
え付ける基礎台並びに蒸気タービンを収納する建屋の構
築と並行して、建屋に隣接した場所に設けた組立て用ビ
ット内又はその他の場所において復水器を組立てて完成
した後、蒸気タービンすえ付建屋内に移転すえ付けする
ようにして、前記目的を達成するものである。
以下本発明の1実施例を第3図、第4図、第5図につい
て説明する。
ここにおいて、前記従来の部分と同一もしくは均等構戊
部分には、同一符号を用いて説明する。本発明は第3図
に示ずように、蒸気タービンを収納する建屋に隣接する
場所に、復水器をすえ付ける復水器ビットと同一レベル
を底盤をもつ組立て用ビット20を建設する。
この組立て用ビット20の側壁には鋼矢板21等を打込
み内部を掘削してその底盤をコンクリートあるいは鉄板
等を用いて組立て定盤22に造成する。地表では1台な
いし複数台のトラツククtノーン10を復水器用部材の
搬入又は仮組付けに使用する。この時点においては、建
屋は蒸気タービンの基礎台3及びその地下の壁5に着手
した程度てある。本発明による復水器の組立て方法は、
従来とは異り、先す復水器下部本体11のブロック部材
12を海上もしくは陸上輸送してビット20付近まで運
搬し、ただちに第3図に示すようにトラッククレーン1
0でブロック部材12をつり上げ、組立て定盤22の上
に予め引かれたけがき線上に並べ、順次組立て板り付け
して行く。
復水器下部本体11の仮付けが完了したならば寸法計測
を実施した後、溶接作業によつて全体を固着させる。次
に上部本体9の部材を、復水器本体11の上端面上に、
その部材の下端部が載るようにとう載し角錐状に組み立
てる。ついで仮付けを行い、復水器下部本体11の場合
と同様に寸法計測を実施し、復水器上部本体9と復水器
下部本体11とを溶接して完成させる。上部本体9まで
の組立てが完了したならば、前記した従来方法と同様に
して復水器下部本体11の耐圧漏洩検査、復水器上部本
体9への給水加熱器17の取付けを行う。この時期にお
いては、復水器の組立てと並行して集めていた建屋中の
蒸気タービン基礎台3は第4図のようにほぼ完成してい
るので、蒸気タービンの低圧室と復水器を接続する接続
片6を取り付けるため、この接続片6を外部よりトラッ
ククレーン10などで組立てビット20内につり下し、
蒸気タービン基礎台3の直下までころ引きし、基礎台3
の頂部に渡したH型鋼7からつり下げたワ2イヤチエン
プロツク8を用いてつり上げる。次に組立ビット20内
で完成した復水器25を複数個のジャッキ26で持ち上
げ、ころもしくは油を塗布した滑り板を組立て定盤22
と復水器25との間に挿入する。ついて組立て定盤22
から復水器基礎28までH型銅等にてレール29を敷き
、復水器の搬入路を確保する。次に図示しないウインチ
などを用いて復水器を慎重にタービン基礎台3の下方に
移動させ、指定の場所に正確に引き込み、ジャッキ26
を用いて復水器を持ち上け、ころあるいは滑り板を取り
出し復水器を復水器基礎28上に定座させ、基礎ボルト
を締め付けて復水器を固定する。次に、予め復水器基礎
28の上部につりあげておいた接続片6を復水器上部本
体9の上につり下し、心出し仮合せした後、溶接固着す
ると共にこの作業と並行して復水器周りの配管19、給
水加熱器17との接続配管等の建屋内機械設備工事を一
斉に開始する。
又復水器下部本体11内には図示しない数千ないし1号
数千本の冷却水管を一斉に差し入れ、その両管端のエキ
スパンド及びシール溶接を行う。冷却水管の取り付けが
完了したならば、仮設機,械を搬出し、復水器搬入のた
めに建設できなかつた建屋1の部分の構築を実施する。
一方、復水器の組立て用ビット20ては、組立て定盤2
2をそのまま利用して、冷却用海水を送る循環水配管3
0の配設を行う。循環水配管30の配設が完了し.たな
らば埋戻しを行い、ビットの擁壁に用いた鋼矢板21を
引き抜き整地して一連の作業は完了する。本発明による
復水器の前記組立て方法は次のような大きな効果がある
(1)蒸気タービンの基礎台並びに建屋の2階部分の一
部が完成しなくとも、これらの基礎台、建屋の建設と並
行して、建物と隣接した場所に設けた組立て用ビット内
で、これらの基礎台、建屋の建設と並行して、膨大な工
数のかかる復水器の組立てが実施でき、かつ建屋内の機
械設備工事に着手する時期とほぼ同一時期に建物の外で
完成した復水器を復水器基礎上にすえ付けることが可能
になるので、発電所の蒸気タービン設備の建設工期が大
巾に短縮できる。
(2)復水器の完成後でなければ着手できなかつた蒸気
タービンのすえ付けや、復水器周りの配管工事などが、
建屋への立入りが可能となる時期にほぼ一斉に工事に着
手できるので工期の大巾な短縮が実現できる。
(3)建屋がほぼ完成してから一斉に機械設備のすえ付
けを行うので、建屋と機械設備工事の並行作業が少くな
り作業の安全性が増す。
(4)海水を利用した循環水配管の配管基礎として、復
水器組立て定盤がそのまま利用できる。
この工事において鋼矢板による擁壁もそのまま利用でき
るから作業の安全性が極めて大きい。(5)復水器の組
立ても屋外作業ではあるが、復水器本体に取外し可能な
覆を設けることにより、天候にも左右されず極めて安定
した環境条件下で作業が遂行できる。以上のとおり、本
発明の実施により、復水器の組立て工期の大巾短縮と、
工数の低減、作業の安全性および能率の向上が達成され
、従つて発電所のタービン設備の建設工期の大巾短縮が
可能となる効果が極めて大である。
以上本発明をその具体例について前記に説明したが、本
発明は前記の実施例に限定されるものでなく、本発明の
要旨を逸脱しない幾多の変化変形をなしうることは勿論
である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は従来の復水器の組立て方法を示す説明
図、第3図、第4図は本発明による組立て方法を示す説
明図、第5図は復水器を復水器基礎に搬入完了後の工事
状況を示す説明図である。 1・・・・・・建屋、3・・・・・・基礎台、18・・
・・・・蒸気タービン、20・・・・・・組立て用ビッ
ト、25・・・・・・復水器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 大型発電所の蒸気タービン用復水器の組立て方法に
    おいて、蒸気タービンをすえ付ける基礎台ならびに蒸気
    タービンを収納する建屋の構築と並行して、この建屋に
    隣接した場所に設けた組立て用ピット内又はその他の場
    所において、復水器を組み立て、前記ピットを経てその
    復水器を前記蒸気タービンすえ付基礎台部に移動し、復
    水器のすえ付け及び所要の配管を行うことを特徴とする
    復水器の組立て方法。
JP775180A 1980-01-28 1980-01-28 復水器の組立て方法 Expired JPS6054594B2 (ja)

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JP5943622B2 (ja) * 2012-02-03 2016-07-05 三菱日立パワーシステムズ株式会社 復水器据え付け方法
JP6162424B2 (ja) * 2013-02-19 2017-07-12 三菱日立パワーシステムズ株式会社 ガスタービン発電プラント及び複合発電設備
CN105448366B (zh) * 2015-11-12 2018-01-23 中广核工程有限公司 一种核电站凝汽器的安装方法

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