JPH08240684A - 原子力発電プラントの建設工法 - Google Patents

原子力発電プラントの建設工法

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JPH08240684A
JPH08240684A JP7043307A JP4330795A JPH08240684A JP H08240684 A JPH08240684 A JP H08240684A JP 7043307 A JP7043307 A JP 7043307A JP 4330795 A JP4330795 A JP 4330795A JP H08240684 A JPH08240684 A JP H08240684A
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plant
building
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nuclear power
turbine
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Toshikimi Yamakawa
俊公 山川
Yorio Oda
順朗 小田
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IHI Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原子力発電プラントの建設工法に係るもの
で、現地工事量を大幅に削減し、建設工期の短縮を図る
とともに、原子力発電プラント全体の品質を向上させ
る。 【構成】 製造工場においてプラント要部を構築して、
該プラント要部自身の浮力を利用しながらプラント建設
サイトまでの海上輸送し、プラント要部を据付基礎上に
引き込んで沈降させることにより据え付ける工法を採用
し、原子炉関連設備を組み込んだ建屋と、タービン関連
設備を組み込んだタービン建屋とを分割してして製造、
輸送、据え付けが行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原子力発電プラントの
建設工法に係り、特に、原子力発電プラントの要部を製
造工場で製造しておいて、プラント建設サイトまで海上
輸送して所定場所に据え付ける技術に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】原子力発電プラントを建設する場合、原
子炉建屋やタービン建屋等の鉄骨及びコンクリート構造
物は、所要資材をプラント建設サイトの建設現場に搬入
して構築する工法が採用される。一方、原子炉、その関
連機器、タービン、発電機、復水器等や配管等は、工場
で製造したものを建設現場まで搬入して、組み付ける工
法が採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、建設現場
においては、建屋に関連する現地工事に加えて、機器や
配管の据付工事等が必要になるとともに、これらの現地
工事が相互に拘わり合って、現地工事量が膨大になり、
現地工事の長期化を招くことになる。さらに、各種工事
に付随して、倉庫、事務所等の設置が必要になり、揚重
機器等の仮設備も大型化して、原子力発電プラント全体
の建設コストが大きくなる傾向が避けられない。
【0004】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、以下の目的を達成するものである。 現地工事量を大幅に削減すること。 原子力発電プラント建設工期の短縮を図ること。 原子力発電プラントの品質の向上を図り、その検査等
を容易にすること。 建設現場の仮設備の削減を図ること。 建設現場の作業環境を向上させること。 建屋の建設現場への岩着を確実にすること。
【0005】
【課題を解決するための手段】原子力発電プラントを製
造工場からプラント建設サイトまで海上輸送して建設す
る場合に、製造工場においてプラント要部を構築する工
程と、該プラント要部自身の浮力を利用して海上に浮か
べる工程と、プラント要部をプラント建設サイトまで海
上輸送する工程と、プラント建設サイトに据付基礎を形
成する工程と、該据付基礎までプラント要部を引き込み
プラント要部を沈降させてプラント建設サイトに据え付
ける工程とを有する技術が適用される。原子力発電プラ
ントにおけるプラント要部を、原子炉関連設備を組み込
んだ状態の建屋と、タービン関連設備を組み込んだ状態
のタービン建屋とに分割して構築するとともに、分割輸
送してそれぞれの据付基礎に据え付ける工法が適用され
る。原子炉建屋の回りに、浮力を大きくするためのフロ
ーティング部を配しておき、該フローティング部を、建
屋の据え付け時に撤去する。建屋の底部にコンクリート
打設穴を形成しておく工程と、建屋を据付基礎に着座さ
せた後にマットコンクリートを打設して建屋と据付基礎
とを一体化する工程とを付加する。タービン建屋の据付
基礎にあっては、タービン、復水器、発電機等のタービ
ン関連設備と接続される外部配管系の一部を埋設してお
くとともに、タービン建屋の据え付け時に発電用タービ
ン関連設備の内部配管系と接続する技術が適用される。
据付基礎に、複数のレベル調整ブロックを配して、プラ
ント要部の着座時にレベル合わせを行なう工程を付加
し、これら建屋の底部と据付基礎との空間へのコンクリ
ート打設により岩着を行なう技術が適用される。原子炉
建屋またはタービン建屋にあっては、その底部コンクリ
ートの少なくとも一部を製造工場において打設した状態
としておく技術が適用される。プラント要部の据え付け
後、原子炉建屋及びタービン建屋に関連する機器間の接
続を行なうとともに、残りの付属機器等の組み付けを行
ない、原子力発電プラントを完成させる。
【0006】
【作用】製造工場において、原子炉建屋の部分とタービ
ン建屋とは分割した状態で構築されるが、原子炉建屋に
は、原子炉関連設備として、原子炉圧力容器や原子炉格
納容器を始め、その関連設備が組み込まれ、タービン建
屋には、発電用タービン、発電機、復水器等の関連設備
が組み込まれる。これらの建屋にあっては、その底部コ
ンクリートの少なくとも一部が工場において打設され、
容積と重量とによって吃水深さが設定される。吃水深さ
は、建屋に対する重量物の組み込みの可否、建屋の上部
構造物の可否等によって調整され、この際に、プラント
要部にあっては、その回りにフローティング部を配し
て、浮力を増大させて吃水深さを少なくすることと、浮
力の平衡によりプラント要部の水準を設定することとが
行なわれる。これらのプラント要部は、建屋の浮力を利
用して海上に浮かべられるとともに、原子炉建屋の部分
とタービン建屋の部分とに分割したまま、製造工場から
プラント建設サイトまで海上輸送される。一方、プラン
ト建設サイトにあっては、プラント要部の製造、組み付
け作業と並行して、岩盤の上にコンクリート打設による
据付基礎(人工岩盤)の形成と、該据付基礎に複数のレ
ベル調整ブロックを配し水平レベルを設定しておくこと
が行なわれるとともに、特に、タービン建屋の据付基礎
にあっては、据付基礎またはレベル調整ブロックの間
に、配管路の一部が埋設される。海上輸送されたプラン
ト要部は、プラント建設サイトに水路を形成しておいて
据付基礎の上方位置まで引き込み、沈降させることによ
り水平レベルを合わせながら据付基礎に着座させられ、
プラント要部後にフローティング部が撤去されるととも
に、タービン建屋にあっては、配管系の接続が行なわれ
る。各建屋の底部と据付基礎との空間に対して、コンク
リート打設穴を経由してコンクリート打設を行なうこと
により岩着状態となる。
【0007】
【実施例】以下、図1ないし図13に基づいて、本発明
に係る原子力発電プラントの建設工法の実施例について
説明する。各図にあって、符号Xは原子力発電プラン
ト、Aは製造工場、Bはプラント建設サイト、Cは海
上、1は原子炉建屋(建屋)、2はタービン建屋(建
屋)を示している。
【0008】原子力発電プラントXにあっては、製造工
場Aにおいて、その主要部分、つまりプラント要部1
A,2Aが、原子炉建屋1及びタービン建屋2に組み込
まれた状態で構築され、その際に、各図に示すように、
原子炉建屋1の部分とタービン建屋2の部分とに分割し
た状態で構築され、海上Cに浮かべた状態でプラント建
設サイトBまで個々に輸送されて据え付けられる。以
下、その詳細について説明する。
【0009】〔原子炉建屋の構築〕図1に示すように、
原子炉建屋1の部分を、製造工場Aに付設するドックD
の中に配した複数に分けた支持構造物Fに搭載するとと
もに、原子炉関連設備10の主要部分である原子炉圧力
容器11、原子炉格納容器12、原子炉圧力容器ペデス
タル13、サプレッションチェンバ14、底部15を原
子炉建屋1に組み込んだ状態のプラント要部1Aを構築
するとともに、底部15におけるコンクリート部分を、
少なくとも製造工場Aにおいて打設した状態としてお
く。該底部15のコンクリート部分の複数箇所には、上
下方向に貫通するとともに、容易に開口可能な状態で閉
塞状態のコンクリート打設穴15aが形成される。
【0010】〔浮力の調整〕原子炉建屋1の部分の容積
とプラント要部1Aの重量とによって、プラント要部1
Aを海上Cに浮かべた場合の吃水深さが設定されるた
め、原子炉建屋1に組み付けられるプラント要部1A、
つまり、原子炉関連設備10である原子炉圧力容器(原
子炉)11、原子炉格納容器12、原子炉圧力容器ペデ
スタル13、サプレッションチェンバ14、底部15等
については組み込みがなされるが、上部構造物16やそ
の他の大重量物については原子炉建屋1に対する組み込
みの可否によって調整される。この場合にあって、原子
炉建屋1の側壁の回りに、図2に示すように、フローテ
ィング部17を一体に配することによって、浮力を増大
させて吃水深さを少なくすることと、浮力の平衡により
プラント要部1Aの水準を設定することとが行なわれ
る。なお、プラント要部1Aの各部についての各種検
査,試験等は、製造工場A及びドックDにおいて適宜実
施される。
【0011】〔原子炉建屋の吃水深さの計算例〕13
5.6万kW級の原子力発電プラント(ABWR)にあ
って、原子炉建屋1の底部15にコンクリート打設を行
なうとともに、図1に鎖線で示す部分(上部構造物1
6、上方のコンクリート打設部分等の大重量物)を除い
た状態のプラント要部1Aに、フローティング部17を
配すると、輸送重量:40200トン、水平寸法:6
9.5m×69.5m角型の大型構造物となるが、吃水
深さが8.32mとなり、十分に海上輸送し得る大きさ
であることが確認された。
【0012】〔原子炉建屋の海上輸送〕このように全体
の姿勢及び吃水深さを調整したプラント要部1Aにあっ
ては、ドックDに海水を張るとともにゲートGを開いて
海水に浮かべ、以下、図3に示すように、タグボートH
により海上Cを曳航して、プラント建設サイトBまで海
上輸送される。
【0013】〔原子炉建屋及びタービン建屋の据付基礎
の形成〕また、プラント建設サイトBにあっては、プラ
ント要部1A,2Aの製造及び組み付け作業と並行し
て、原子炉建屋1及びタービン建屋2を据え付けるため
の据付基礎(人工岩盤)I,Jの構築が実施される。据
付基礎(人工岩盤)I,Jは、図4及び図5に示すよう
に、プラント建設サイトBにおける土砂Kを海岸線Lよ
りも海側まで除去して、岩盤Mを露出させた状態とし、
その上に基礎コンクリートを打設することにより行なわ
れる。その際に、原子炉建屋1を据え付けるための据付
基礎Iにあっては、複数のレベル調整ブロックNを前述
の吃水深さよりも低位置となるように配設する。そし
て、タービン建屋2を据え付けるための据付基礎Jにあ
っては、複数のレベル調整ブロックNの配設に加えて、
図4に示すように、タービン建屋2に関連する外部配管
系21の一部を、接続部分を表面に露出させた状態で据
付基礎Jに埋設しておく。
【0014】〔引き込み水路の形成〕これら据付基礎
I,Jの構築後、水路Oを開いて海水を取り入れること
により、据付基礎I,J、レベル調整ブロックN及び外
部配管系21をそれぞれ水没状態とする。
【0015】〔原子炉建屋の着座〕図6に示すように、
プラント建設サイトBまで海上輸送されたプラント要部
1Aは、水路Oを経由して図7に示すように据付基礎I
の上まで引き込み、水路Oを締め切った後、水路Oの海
水を排出する等によって沈降させ、図8に示すように、
レベル調整ブロックNの上に着座させるとともに、底部
15のコンクリート打設穴15aを開口させて、据付基
礎Iの上にマットコンクリートを打設することにより一
体化状態とする。次いで、フローティング部17は、プ
ラント要部1Aの据え付け後に撤去され、プラント要部
1Aに組み込まれなかった部分、上部構造物16や上部
のコンクリート打設部分の構築作業が実施される。
【0016】〔タービン建屋の構築〕図9に示すよう
に、タービン建屋2にあっても、吃水深さがプラント要
部1Aに準じるように、タービン22、発電機23、復
水器24等の関連設備が組み込まれる。タービン建屋2
の底部25におけるコンクリート部分を、少なくとも製
造工場Aにおいて打設した状態としておく。該底部25
のコンクリート部分には、据付基礎Jに埋設した外部配
管系21と接続されるタービン22及び復水器24の循
環配管系26が、下方に対して接続可能な状態に布設さ
れるとともに、コンクリート打設穴25aが複数配され
る。
【0017】〔浮力の調整〕タービン建屋2の部分の容
積とプラント要部2Aの重量とによって、プラント要部
2Aを海上Cに浮かべた場合の吃水深さが設定されるた
め、タービン建屋2に組み付けられるプラント要部2
A、つまり、タービン関連設備20であるタービン2
2、発電機23、復水器24、底部25等については組
み込みがなされるが、上部構造物26やその他の大重量
物については、プラント要部2Aの全体重量と容積とに
基づく吃水深さにより組み込みの可否が設定される。な
お、プラント要部2Aの各部についての各種検査,試験
等は、製造工場A及びドックDにおいて適宜実施され
る。また、プラント要部1A,2Aの製造場所は、必ず
しも同一工場や同一ドックに限定するものではない。
【0018】〔タービン建屋の吃水深さの計算例〕前述
した135.6万kW級の原子力発電プラントに設置さ
れるタービン建屋2にあって、図1に鎖線で示す部分を
除いたプラント要部2Aとした場合、輸送重量:667
00トン、水平寸法:97m×82m角型であると、吃
水深さが8.39mとなり、十分に海上輸送し得る大き
さとなる。
【0019】〔タービン建屋の海上輸送〕以下、プラン
ト要部2Aにあっても、プラント要部1Aと同様に海水
に浮かべて、図9及び図10に示すように、海上Cを曳
航して、プラント建設サイトBまで海上輸送される。
【0020】〔タービン建屋の着座〕プラント建設サイ
トBまで海上輸送したプラント要部2Aを、図11に示
すように、再度開放した水路Oを経由して据付基礎Jの
上まで引き込み、水路Oの閉塞及び排水等によって沈降
させ、図12に示すように、据付基礎J及び別に配した
レベル調整ブロックNの上に着座させるとともに、底部
25に配しておいた循環配管系26を、据付基礎Jに埋
設しておいた外部配管系21と接続する。なお、プラン
ト要部2Aの着座後、底部25と据付基礎Jとの間にコ
ンクリート打設穴25aを経由してマットコンクリート
を打設することにより一体化される。
【0021】〔コンクリート工事及び各機器の取り付
け〕プラント要部2Aの据え付け後、プラント要部2A
に組み込まれなかった部分、上部構造物26や上部のコ
ンクリート打設部分の構築、タービン建屋2に関連する
残りの機器の搭載、あるいは原子炉建屋1及びタービン
建屋2に関連する配管や付属機器の組み付け等が行なわ
れることにより、原子力発電プラントXが完成する。
【0022】〔水路の埋め戻し〕なお、プラント要部1
A,2Aを引き込むために形成した水路Oは、閉塞され
るとともに必要な護岸Pの形成がなされ、さらに土砂K
が埋め戻される。
【0023】
【発明の効果】本発明に係る原子力発電プラントの建設
工法によれば、以下の効果を奏する。 (1) プラント要部を製造工場において構築して建設
サイトに据え付けることにより、現地工事量を大幅に削
減し、建設工期を短縮してコスト低減を図ることができ
る。 (2) 製造工場でプラント要部の製造及び組み付けを
行なうことにより、建設現場での組み付け及び構築作業
が低減し、原子力発電プラントの品質の向上を図ること
ができるとともに、品質確認のための検査等を優れた環
境下で実施することができる。 (3) 原子炉関連設備を組み込んだ建屋と、タービン
関連設備を組み込んだタービン建屋とに分割して構築す
るとともに、分割輸送して据え付けることにより、建設
現場の設備を省略または簡略化して、原子力発電プラン
ト全体の建設コストを低減することができる。 (4) 原子力発電プラントの主要部を工場で製造して
組み付けた状態で輸送することにより、主要部の組み付
けが他の組み付けや構築作業と干渉することを回避し、
工事の自由性、任意性を高めることができる。 (5) プラント要部を輸送して据え付けることによ
り、現場における残りの部分の組み付け作業を低減し、
構築作業環境を向上させることができる。 (6) 建屋に対してフローティング部を一体に配する
ことにより、浮力及び建屋姿勢の調整を容易にし、吃水
深さを小さくして輸送性及び据え付け性を高めることが
できる。 (7) 建屋の底部に予めコンクリート打設を行なって
おくことにより、現地でのコンクリート打設作業を簡略
化できるのに加えて、コンクリート打設箇所への関連機
器の搭載や搬入を容易にして、労力低減を図ることがで
きる。 (8) 建屋の底部に配される外部配管系の一部を据付
基礎に埋設しておくことにより、狭隘部や作業環境の悪
い箇所への機器等の搬入量を低減し、作業性を向上させ
ることができる。 (9) 建屋の底部にコンクリート打設穴を形成してお
いて、コンクリート打設を行なうことにより、建屋の底
部と据付基礎との一体化を促進させ、耐震性を向上させ
ることができるとともに、建設現場への岩着を確実に行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法の
一実施例にあって、原子炉建屋への原子炉関連設備の組
み込み状況を示す正断面図である。
【図2】図1の部分の平断面図である。
【図3】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法の
一実施例にあって、原子炉関連設備を搭載したプラント
要部の海上輸送状況を示す正断面図である。
【図4】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法の
一実施例にあって、プラント建設サイトにおける据付基
礎の構築状況を示す正断面図である。
【図5】図4の部分の平面図である。
【図6】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法の
一実施例にあって、原子炉関連設備を搭載したプラント
要部のプラント建設サイトへの引き込み状況を示す正断
面図である。
【図7】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法の
一実施例にあって、原子炉関連設備を搭載したプラント
要部の据付基礎への引き込み状況を示す正断面図であ
る。
【図8】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法の
一実施例にあって、原子炉関連設備を搭載したプラント
要部の据付基礎への据え付け状況を示す正断面図であ
る。
【図9】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法の
一実施例にあって、タービン建屋へのタービン関連設備
の組み込み状況を示す正断面図である。
【図10】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法
の一実施例にあって、タービン関連設備を搭載したプラ
ント要部のプラント建設サイトへの引き込み状況を示す
正断面図である。
【図11】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法
の一実施例にあって、タービン関連設備を搭載したプラ
ント要部の据付基礎への引き込み状況を示す正断面図で
ある。
【図12】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法
の一実施例にあって、タービン関連設備を搭載したプラ
ント要部の据付基礎への据え付け状況を示す正断面図で
ある。
【図13】本発明に係る原子力発電プラントの建設工法
の一実施例にあって、原子力発電プラントの完成状況を
示す正断面図である。
【符号の説明】
X 原子力発電プラント A 製造工場 B プラント建設サイト C 海上 D ドック F 支持構造物 G ゲート H タグボート I,J 据付基礎(人工岩盤) K 土砂 L 海岸線 M 岩盤 N レベル調整ブロック O 水路 P 護岸 1 原子炉建屋(建屋) 2 タービン建屋(建屋) 1A,2A プラント要部 10 原子炉関連設備 11 原子炉圧力容器(原子炉) 12 原子炉格納容器 13 原子炉圧力容器ペデスタル 14 サプレッションチェンバ 15 底部 15a コンクリート打設穴 16 上部構造物 17 フローティング部 20 タービン関連設備 21 外部配管系 22 タービン 23 発電機 24 復水器 25 底部 25a コンクリート打設穴 26 循環配管系

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子力発電プラント(X)を製造工場
    (A)からプラント建設サイト(B)まで海上輸送して
    建設する工法であって、製造工場においてプラント要部
    (1A,2A)を構築する工程と、該プラント要部自身
    の浮力を利用して海上に浮かべる工程と、プラント要部
    をプラント建設サイトまで海上輸送する工程と、プラン
    ト建設サイトに据付基礎(I,J)を形成する工程と、
    該据付基礎までプラント要部を引き込みプラント要部を
    沈降させてプラント建設サイトに据え付ける工程とを有
    することを特徴とする原子力発電プラントの建設工法。
  2. 【請求項2】 プラント要部(1A,2A)を、原子炉
    関連設備(10)を組み込んだ状態の原子炉建屋(1)
    と、タービン関連設備(20)を組み込んだ状態のター
    ビン建屋(2)とに分割して構築するとともに、分割輸
    送して据え付けることを特徴とする請求項1記載の原子
    力発電プラントの建設工法。
  3. 【請求項3】 プラント要部(1A,2A)の回りに、
    浮力を大きくするためのフローティング部(17)を配
    しておき、該フローティング部を、建屋(1,2)の据
    え付け時に撤去することを特徴とする請求項2記載の原
    子力発電プラントの建設工法。
  4. 【請求項4】 建屋(1,2)の底部(15)にコンク
    リート打設穴(15a)を形成しておく工程と、建屋を
    据付基礎(I,J)に着座させた後にマットコンクリー
    トを打設して建屋と据付基礎とを一体化する工程とを付
    加することを特徴とする請求項2または3記載の原子力
    発電プラントの建設工法。
  5. 【請求項5】 タービン建屋(2)の据付基礎(I,
    J)に、タービン関連設備(20)と接続される外部配
    管系(21)の一部を埋設しておくとともに、タービン
    建屋の据え付け時にタービン関連設備の内部配管系(2
    6)と接続することを特徴とする請求項2記載の原子力
    発電プラントの建設工法。
  6. 【請求項6】 据付基礎(I,J)に、複数のレベル調
    整ブロック(N)を配して、プラント要部(1A,2
    A)の着座時にレベル合わせを行なうことを特徴とする
    請求項2、3、4または5記載の原子力発電プラントの
    建設工法。
  7. 【請求項7】 原子炉建屋(1)またはタービン建屋
    (2)にあって、その底部コンクリートの少なくとも一
    部を製造工場において打設した状態としておくことを特
    徴とする請求項2、3、4、5または6記載の原子力発
    電プラントの建設工法。
JP7043307A 1995-03-02 1995-03-02 原子力発電プラントの建設工法 Pending JPH08240684A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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