JPS6054441B2 - 浮上車両用潤滑性軌道 - Google Patents

浮上車両用潤滑性軌道

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JPS6054441B2
JPS6054441B2 JP5825678A JP5825678A JPS6054441B2 JP S6054441 B2 JPS6054441 B2 JP S6054441B2 JP 5825678 A JP5825678 A JP 5825678A JP 5825678 A JP5825678 A JP 5825678A JP S6054441 B2 JPS6054441 B2 JP S6054441B2
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JP
Japan
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track
core material
resin
lubricious
lubricant
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JP5825678A
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JPS54151204A (en
Inventor
敏夫 深谷
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Akebono Brake Industry Co Ltd
Original Assignee
Akebono Brake Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はリニアモータなどによつて推進される高速浮上
車両の低速走行区間における滑走軌道と一 −ι゛゛一
良゛ユ 爪+ 上−1、 1 −/−ルー、j−↓]合
に車両を安全に着地させるためにも用いられる潤滑性軌
道に関するものである。
本発明はポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアミド、
4フッ化エチレン樹脂などの熱軟化性及び流動性に基づ
く潤滑効果と、パラフィンワックスの持つ低温での抵摩
擦性を利用して、低速ても高速でも車両を低摩擦で滑走
支持することができ、しかも材料費及び製造費が安く、
交換が容易にできる浮上車両用潤滑剤軌道を提案するも
のてある。
このため、高温摩擦特性を持つ熱軟化性樹脂としては、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリエチレン、ポリウ
レタン、ポリクラー、ペンソーエート、ポリアミド、4
フッ化エチレンなどを用い、これらをフェルト状の芯材
として構成し、この芯材に潤滑剤としてパラフィンワッ
クス、オレイン酸、超微粒子状2酸化ケイ素(アエロジ
ル)、4フッ化エチレン樹脂粉末などと、鉛、酸化鉛、
2酸化モリブデン、2硫化タングステン、グラファイト
などの粉末と、高分子シリコン油、’フッ素系グリース
が用いられる。さらに、本発明によればパラフィンワッ
クスが軌道表面から溶融流出するのを防止するために、
パラフィンワックス層の表面は熱軟化性樹脂繊維の合成
抄紙からなる被覆シートで被覆されてお、り、この被覆
シートのもつ細かい網目からパラフインワックスが少し
ずつ溶け出て滑走面の潤滑をするようになつている。
さらに、本発明では前記芯材の内部に、ポリアミド樹脂
、4フッ化エチレン樹脂、さらには金属材料からなるボ
ールを点在させることによつて、軌道全体の耐圧性を向
上する。本発明による潤滑剤軌道は全体として薄く細長
いシート状のものであり、従来の鉄軌道に比べればはる
かに長い連続した形として構成することができる。
この軌道は巻き物として現場へ運搬され、適当な接着剤
又は粘着剤さらには日本ベルク口株式会社の製造に係る
ベルクロ(登録商標)など着脱可能の接合部材でコンク
リートなどの軌道基礎に固定される。本発明による潤滑
性軌道はフェルト状の芯材によつて車両の走行振動を緩
衝すると共に、このフェルト状の芯材に含浸した潤滑剤
が車両が通過する時の圧力と摩擦熱によつて表面に滲出
し、滑走面の摩擦を低くしている。
車両の滑走による摩擦熱は軌道の表面部分の潤滑剤の溶
融のために吸収され、芯材を加熱するまでには至らない
。したがつて、芯材は特別耐熱性を有するものではなく
、力学的に耐久性と強度をもつ安価な材料で充分である
。潤滑剤の内でパラフィンワックスは常温から150℃
位まての範囲て潤滑作用を発揮する。2硫化モリブデン
は常温から250℃位までの領域で潤滑作用をし、また
4フッ化エチレン樹脂は常温から100゜C位までであ
る。
このように潤滑剤中の各成分が各温度域において、最も
有効に澗滑作用を発揮するので、低温から高温まての摩
一擦で、摩擦係数は0.07〜0.04位の値を得るこ
とができる。次に本発明に係る浮上車両用潤滑性軌道の
具体的構成について説明する。
第1図に示すように、ポリエステル繊維からなる織布2
の両面にポリプ.口ピレン、ポリエステル、ポリアミド
又は4フッ化エチレンなどの熱軟化性樹脂のモノフィラ
メント1,3を多数敷き並べて、これに上面又は上下両
面から二ードリングを施して、モノフィラメント1,3
を織布2と絡ませて、フェルト状の芯材一20を構成し
、下表面を加熱してモノフィラメント3を互いに溶融結
合し、この芯材20に潤滑剤として融点が9rc程度の
パラフィンワックスを主成分とし、これに4フッ化エチ
レン樹脂又は芳香族ポリエステル樹脂粉末5〜2唾量%
、鉛又は2酸化鉛粉末3〜1轍量%、さらに2酸化モリ
ブデン、2硫化タングステン又はグラファイトの粉末3
〜8重量%、さらにフッ素グリース又は高分子シリコン
油5重量%以下を混合したものを約100℃で加熱溶融
して、前記芯材20の両表面に途布し、さらに加圧して
成形し、第2図に示すように上側表面を芳香族ポリアミ
ド樹脂からなる合成抄紙8によつて覆うようにし、この
両側縁を接着剤を用いて芯材20の下側表面に結合した
ものである。加圧成形によつて合成抄紙8の上側表面に
は車両の滑走シューをすベリ支持する薄い潤滑層7が形
成される。このような潤滑性軌道は、可撓性を有するの
で巻き物として敷設現場へ搬入し、例えばエポキシ樹脂
系の接着剤4を用いて平担にされたコンクリートの軌道
基礎16にゴムなどの弾性シート9を介して固定される
第3図に示す実施例では、第2図の実施例において被覆
シートとしての合成抄紙8の上側表面に前述した潤滑剤
を塗布し、銅又は軸受用合金として公知の銅合金からな
る細線を編成してなる織目の細かい織布6で被覆し、加
圧成形して、表面に潤滑層5を構成したものてあり、よ
り耐摩耗性の優れた軌道面が得られる。
第4図に示す実施例ては、第2図に示した実施例におい
て、織布2の上側表面に、4フッ化エチレン樹脂、ポリ
アミド樹脂、黄銅又は銅などのボール12を多数敷き並
べ、これらを覆うように熱軟性樹脂のフィラメントを敷
き並べて、二ードリングを施こすことによつて、ボール
12を芯材20の内部に保持させたものてある。
この実施例で、ボール12は車両の通過の際芯材の内部
で自由に回転し、潤滑剤を軌道表面へ導くとともに、車
両の荷重に対する軌道の耐圧性を向上する。本考案に係
る潤滑性軌道において、フェルト状の芯材20は潤滑剤
を内部に含浸保持すると共に、車両の滑走シューとの摺
動部を潤滑すると共に、車両の走行振動を吸収し、騒音
を抑えるものである。芯材20を構成する熱軟化性樹脂
も、上側表面部分て摩擦熱で軟化し、摺動部の潤滑の役
目も果す。芯材20に含有される潤滑剤は融点が9rC
程度のパラフィンワックスを主成分とし、これにオレイ
ン酸2重量%以下、4フッ化エチレン樹脂又は芳香族ポ
リエステル樹脂粉末10〜15重量%、鉛又は酸化鉛粉
末5重量%、さらには2硫化モリブデン、2硫化タング
ステン粉末又はグラファイト粉末10〜15重量%、さ
らにフッ素系グリース又は高分子シリコーン油2重量%
以下、さらに超微粒子状2酸化ケイ素5〜3鍾量%が含
まれる。
芯材20に含浸される潤滑剤でパラフィンワックスは摩
擦熱によつて溶け、合成抄紙8及び網6を透過して表面
に滲出して摺動部を潤滑する。常温では軟粘性を有し、
合成抄紙の表面に保持されて飛散することはない。オレ
イン酸は常温での摩擦で、すなわち駅付近での低速走行
域で、摩擦係数を小さくする。潤滑剤に含まれる4フッ
化エチレン樹脂及び芳香族ポリエステル樹脂の粉末は高
速走行域でのすベリ摩擦係数を小さくする役目を果たし
、さらに鉛又は2酸化鉛粉末は時速100kmを超える
高速走行域での潤滑も果たし、摩擦係数を小さくする。
しかし、本発明に係る潤滑性軌道は高速走行域では非常
用として使うだけであるので、含有量は0.5重量%以
下に抑えられる。さらに2硫化モリブデン、2硫化タン
グステン及びグラファイトの粉末は全速度域で潤滑性を
発揮し、特に軌道及び滑走シューの耐摩耗性を向上する
。次に、超微粒子状2酸化ケイ素は主成分であるパラフ
ィンワックスに混合してパラフィンワックスの増粘効果
を発軌し、パラフィンワックスの溶融・流出を抑え、合
成抄紙との付着結合を高める。
本発明による軌道はフェルト状のシート材に濶滑剤が均
一に含浸されこの軟粘性は含浸前の状態とあまり変わら
ないので、巻き物として敷設現場へ運搬することができ
、軌道設置作業を極めて簡単に行なうことができる。
上述のように、本発明はフェルト状芯材に、パラフィン
ワックスを主成分とする潤滑剤を含浸させ、かつこのパ
ラフィンワックスが軌道表面に僅かに滲出するように耐
熱性を有する合成抄紙によつて被覆したものであるから
、潤滑剤の飛散消耗が極めて少なく、しかも使用する材
料全体が比較的安価であるので、金属軌道に比べて非常
に安価であり、敷設作業及び修理交換などが容易であり
、車両の走行による振動及び騒音を低減する効果が顕著
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る潤滑性軌道を構成する芯材の横断
面図、第2図は同軌道の敷設状態を示す横断面図、第3
図は本発明の第2実施例に係る横断面図、第4図は本発
明の第3実施例に係る横断面図である。 1,3:モノフイラメント、2:織布、5,7:潤滑層
、6,8:合成抄紙、12:ボール、20:芯材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ポリエステル繊維からなる織布の両面に、ポリプロ
    ピレン、ポリエステル、ポリアミド又は4フッ化エチレ
    ンなどの熱軟化性樹脂のモノフィラメントを多数敷き並
    べ、これにニードリンクを施してフェルト状の芯材を形
    成し、該芯材の上側表面にパラフィンワックス、4フッ
    化エチレン樹脂粉末、2硫化モリブデン粉末を混合して
    なる潤滑剤を塗布含浸させ、表面を細かい網目状のシー
    トによつて被覆してなる浮上車両用潤滑性軌道。 2 前記網目状被覆シートがポリアミド樹脂繊維からな
    る合成抄紙である特許請求の範囲1に記載の浮上車両用
    潤滑性軌道。 3 前記網目状被覆シートが銅又は銅合金からなる直径
    0.15〜2mmの細線又はリボンを編成してなる網で
    ある特許請求の範囲1に記載の浮上車両用潤滑性軌道。 4 前記フェルト状芯材の内部に4フッ化エチレン樹脂
    、ポリアミド樹脂、黄銅又は銅からなるポールを多数埋
    設してなる特許請求の範囲1に記載の浮上車両用潤滑性
    軌道。
JP5825678A 1978-05-18 1978-05-18 浮上車両用潤滑性軌道 Expired JPS6054441B2 (ja)

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