JPS6054384A - 新規包接化合物およびその製造法 - Google Patents
新規包接化合物およびその製造法Info
- Publication number
- JPS6054384A JPS6054384A JP16171783A JP16171783A JPS6054384A JP S6054384 A JPS6054384 A JP S6054384A JP 16171783 A JP16171783 A JP 16171783A JP 16171783 A JP16171783 A JP 16171783A JP S6054384 A JPS6054384 A JP S6054384A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lower alkyl
- alpha
- tocopherol
- cyclodextrin
- compound
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、新規包接化合物およびその製造法に関する。
さらに詳しくは1本発明はα−トコフェロール・ニコチ
ネ−1・低級アルキルハライドまたはα−I・コフェロ
ール・インニコチネート低級アルギルハライド(後記一
般式[11〕)とβ−シクロデキストリンとの包接化合
物、およびα−トコフェロール・ニコチネート低級アル
ギルハライl゛マたはα−トコフェロールeイソニコチ
ネート低級アルキルハライドおよびβ−シクロデキスト
リンを水に溶解し、これに無機塩を加′えて塩析させる
ことを特徴とするα−トコフェロール・ニコチネート低
級アルキルハライトマJこはα−トコフェロール・イソ
ニコチネート低級アルキルハライドとβ−シクロデギス
トリンとの包接化合物の製造法に関する。
ネ−1・低級アルキルハライドまたはα−I・コフェロ
ール・インニコチネート低級アルギルハライド(後記一
般式[11〕)とβ−シクロデキストリンとの包接化合
物、およびα−トコフェロール・ニコチネート低級アル
ギルハライl゛マたはα−トコフェロールeイソニコチ
ネート低級アルキルハライドおよびβ−シクロデキスト
リンを水に溶解し、これに無機塩を加′えて塩析させる
ことを特徴とするα−トコフェロール・ニコチネート低
級アルキルハライトマJこはα−トコフェロール・イソ
ニコチネート低級アルキルハライドとβ−シクロデギス
トリンとの包接化合物の製造法に関する。
ここに9本発明の目的化合物の原料とされるα−1・コ
フエロール・ニコチネート低級アルキルハライドまたは
α−トコフェロール・イソニコチネート低級アルキルハ
ライド(以下固化合物ヲ総称シてα−トコフェロールカ
ルボニル−1−低級アルキルピリジニウムハライドと呼
ぶ)は次式で示される。
フエロール・ニコチネート低級アルキルハライドまたは
α−トコフェロール・イソニコチネート低級アルキルハ
ライド(以下固化合物ヲ総称シてα−トコフェロールカ
ルボニル−1−低級アルキルピリジニウムハライドと呼
ぶ)は次式で示される。
(式中、Rは低級アルキル基を、X−はハロゲンイオン
を意味する。) 上記、「低級アルキル基」とは、炭素数1乃至5個から
なる直鎖状または分枝状の炭素鎖である。具体的には、
たとえばメチル基、エチル基。
を意味する。) 上記、「低級アルキル基」とは、炭素数1乃至5個から
なる直鎖状または分枝状の炭素鎖である。具体的には、
たとえばメチル基、エチル基。
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、Bee−ブチ
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基などを意味する
。また、ハロゲンイオンとしてはクロルイオン、ブロム
イオン、ヨードイオン等を意味する。
ル基、tert−ブチル基、ペンチル基などを意味する
。また、ハロゲンイオンとしてはクロルイオン、ブロム
イオン、ヨードイオン等を意味する。
従来、トコフェロール会ニコチネート第4級塩に関L”
’Cは、di−α−トコフェロール・ニコチネート・低
級アルキルハライド(またはp −トルエンスルホネー
I・)が知られている(特公昭4/l−11674号公
報)。同公報によれば、同化合物は、高融点の結晶性化
合物であり、比較的水溶性の物aである。
’Cは、di−α−トコフェロール・ニコチネート・低
級アルキルハライド(またはp −トルエンスルホネー
I・)が知られている(特公昭4/l−11674号公
報)。同公報によれば、同化合物は、高融点の結晶性化
合物であり、比較的水溶性の物aである。
本発明の目的化合物は、α−トコフエリル力シルボニル
−1=低級アルキルピリジニウムハライドとβ−シクロ
デキストリンとが1:2のコンプレ、クスを形成した包
接化合物である点に化学構造上の特徴を有する新規化合
物である。
−1=低級アルキルピリジニウムハライドとβ−シクロ
デキストリンとが1:2のコンプレ、クスを形成した包
接化合物である点に化学構造上の特徴を有する新規化合
物である。
本発明の目的化合物は、原料のα−トコフェリル力シル
ボニル−1−低級アルキルピリジニウムハライドに比べ
て吸湿性がなく、安定性の高い粉末製剤、その他の固形
製剤を製造する上で有用である。
ボニル−1−低級アルキルピリジニウムハライドに比べ
て吸湿性がなく、安定性の高い粉末製剤、その他の固形
製剤を製造する上で有用である。
また2本発明の1]的化合物は、消化管内に存在する胆
汁酸とゲスト分子であるα−トコフエリルカルボニルー
1−低級アルキルーピリジニウムハライドのl:1イオ
ンペアーを形成するので経[1投与によって容易に腸管
吸収されるα−トコフェロール・ニコチネート(または
イソニコチネート)剤として有用である。
汁酸とゲスト分子であるα−トコフエリルカルボニルー
1−低級アルキルーピリジニウムハライドのl:1イオ
ンペアーを形成するので経[1投与によって容易に腸管
吸収されるα−トコフェロール・ニコチネート(または
イソニコチネート)剤として有用である。
つぎに2本発明の目的化合物は2次式で示される方法で
製造される。
製造される。
本製造法を実施するには、α−トコフェリルカルボニル
ー1−低級アルキルヒリシニウムハライド[rl)とβ
−シクロデキストリン〔■〕を室温またはや〜加温下で
水に溶解し、これに無機塩を加えて目的化合物を塩析さ
せる。
ー1−低級アルキルヒリシニウムハライド[rl)とβ
−シクロデキストリン〔■〕を室温またはや〜加温下で
水に溶解し、これに無機塩を加えて目的化合物を塩析さ
せる。
包装化合物を製造する際の温度および攪拌等5−
の条件に特に制限はないが、β−シクロデキストリンは
加温により水への溶解性が増加し、また攪拌により反応
が促進されるので目的物の生成をはかる土で効率が良い
。
加温により水への溶解性が増加し、また攪拌により反応
が促進されるので目的物の生成をはかる土で効率が良い
。
また添加される無機塩としては、塩化ナトリウム、硫酸
アンモニウム等が挙げられる。
アンモニウム等が挙げられる。
β−シクロデキストリンは、α−トコフェリルカルボニ
ルー1−低級アルキルピリジニウムハライド1モルに対
し、l()モル量使用し2通常1.5%溶液と1−て反
応に供する。こうして第4級ピリジニウム塩とβ−シク
ロデキストリンとの1:2コンプレ、クスを得ることが
できる。
ルー1−低級アルキルピリジニウムハライド1モルに対
し、l()モル量使用し2通常1.5%溶液と1−て反
応に供する。こうして第4級ピリジニウム塩とβ−シク
ロデキストリンとの1:2コンプレ、クスを得ることが
できる。
本発明に、1す、包装化合物が得られることは。
反応液から析出した白色沈殿の示差走査熱分析(DSC
)及び熱重量分析(TG )によって確認されるが(図
の■)、そのほか核磁気共鳴スペクトル、元素分析等に
よっても確認できる。
)及び熱重量分析(TG )によって確認されるが(図
の■)、そのほか核磁気共鳴スペクトル、元素分析等に
よっても確認できる。
つぎに1本発明の[1重化合物のα−トコフェリルカル
ポニルー 1−低級アルキル−ピリジニウムハライド(
TAr’X )とβ−シクロデキストリノ(β−CyD
)の包接化合物のモル比(TAPX :β−CyD
)を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、元素分
析、TGによってめた。[HPLC: TAPX−β−
cy’o :I 7プレノクスの予めカールフィッシャ
ー法でめた含水量を差し引いた約15rl1gを精秤し
、移動溶媒50 mlに溶かしたものを試験液とする。
ポニルー 1−低級アルキル−ピリジニウムハライド(
TAr’X )とβ−シクロデキストリノ(β−CyD
)の包接化合物のモル比(TAPX :β−CyD
)を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、元素分
析、TGによってめた。[HPLC: TAPX−β−
cy’o :I 7プレノクスの予めカールフィッシャ
ー法でめた含水量を差し引いた約15rl1gを精秤し
、移動溶媒50 mlに溶かしたものを試験液とする。
試験液15μZ をRadial Pak 5 CN
10カラム。
10カラム。
検出波長254nm、移動溶媒ptr 5.0.0.1
モル/l酢酸緩衝液−アセトニトリル(3ニア)、流速
2 ml / mi nに注入し、α−トコフェリル力
ルボニルー1−低級アルキルーピリジニウム イオン(
TAP+)を定量する。TAP+に対応するTAPX量
をコンプレックス量から差し引いた値をβ−CyD量と
し、TAPXの1モルに対するβ−CyDのモル比をめ
る〕。これらの結果は目的化 峡金物の理化学的性状として示す。
モル/l酢酸緩衝液−アセトニトリル(3ニア)、流速
2 ml / mi nに注入し、α−トコフェリル力
ルボニルー1−低級アルキルーピリジニウム イオン(
TAP+)を定量する。TAP+に対応するTAPX量
をコンプレックス量から差し引いた値をβ−CyD量と
し、TAPXの1モルに対するβ−CyDのモル比をめ
る〕。これらの結果は目的化 峡金物の理化学的性状として示す。
また、目的化合物の製造法を実施例とし示す。
実施例
:3−α−トコフェリル力ルボニル−1−低級アルギル
ピリジニウムハライド(3−TAP X ) 1Glる
いは1−α−トコフエリル力シルボニル−1−ピリジニ
ウムブロム塩 4− TMP Br )の15ミリモル
をβ−7クロデギストリン(β−CyD)水溶液(1,
5%) 11 K 浴かし、メンブランフィルタ−Ce
llulose ester (VC+1.1 )で1
遇する。r液に塩化ナトリウムを加えながら析出する結
晶をメンブランフィルタ−cellulose est
er (G S O,22)で沢取する。
ピリジニウムハライド(3−TAP X ) 1Glる
いは1−α−トコフエリル力シルボニル−1−ピリジニ
ウムブロム塩 4− TMP Br )の15ミリモル
をβ−7クロデギストリン(β−CyD)水溶液(1,
5%) 11 K 浴かし、メンブランフィルタ−Ce
llulose ester (VC+1.1 )で1
遇する。r液に塩化ナトリウムを加えながら析出する結
晶をメンブランフィルタ−cellulose est
er (G S O,22)で沢取する。
上記製法を用いて得られた目的化合物をその理化学的性
状とともに次表に示す。
状とともに次表に示す。
7−−
第1図の■は3−αートコフェリル力ルボニルー 1−
プロピル−ピリジニウムブロム塩(3−TI’pHr)
とβ−シクロデキストリン(β−cyn )の包接化合
物(1 :2)のDSC,TG曲線の測定結果を示ず。 また■は3−TPPBrのDSC。 TG曲線を小す。それぞれのTG曲線上の一PrBrは
mp ( dec, )以上で分解される臭化プロピル
歇を表わす3、
プロピル−ピリジニウムブロム塩(3−TI’pHr)
とβ−シクロデキストリン(β−cyn )の包接化合
物(1 :2)のDSC,TG曲線の測定結果を示ず。 また■は3−TPPBrのDSC。 TG曲線を小す。それぞれのTG曲線上の一PrBrは
mp ( dec, )以上で分解される臭化プロピル
歇を表わす3、
Claims (2)
- (1) α−トコフェロール・ニコチネート低級アルキ
ルハライドまたはα−トコフェロール・インニコチネー
ト低級アルキルハライドとβ−シクロデキストリンとの
包接化合物。 - (2) α−トコフェロール・ニコチネート低級アルキ
ルハライドまたはα−トコフェロール・イソニコチネー
ト低級アルキルハライドおよびβ−シクロデキストリン
を水または水と混和しうる溶剤に溶解し、これに無機塩
を加えて塩析させることを特徴とするα−トコフェロー
ル・ニコチネート低級アルキルハライドマタハα−トコ
フェロール・インニコチネート低級アルキルハライドと
β−シクロデキストリンとの包接化合物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16171783A JPS6054384A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 新規包接化合物およびその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16171783A JPS6054384A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 新規包接化合物およびその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6054384A true JPS6054384A (ja) | 1985-03-28 |
Family
ID=15740537
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16171783A Pending JPS6054384A (ja) | 1983-09-02 | 1983-09-02 | 新規包接化合物およびその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054384A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0327766A2 (en) * | 1987-12-30 | 1989-08-16 | University Of Florida | Redox systems for brain-targeted drug delivery |
US5017566A (en) * | 1987-12-30 | 1991-05-21 | University Of Florida | Redox systems for brain-targeted drug delivery |
-
1983
- 1983-09-02 JP JP16171783A patent/JPS6054384A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0327766A2 (en) * | 1987-12-30 | 1989-08-16 | University Of Florida | Redox systems for brain-targeted drug delivery |
US5017566A (en) * | 1987-12-30 | 1991-05-21 | University Of Florida | Redox systems for brain-targeted drug delivery |
US5024998A (en) * | 1987-12-30 | 1991-06-18 | University Of Florida | Pharmaceutical formulations for parenteral use |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1045628A (en) | Labile quaternary ammonium salts as transient derivatives | |
US5087696A (en) | Conjugate compound | |
WO2021053175A1 (en) | Salts of omecamtiv mecarbil and solid forms thereof | |
US5271927A (en) | Antibody conjugates with macrocyclic ligands | |
JPH0735381B2 (ja) | 新規窒素含有マクロ環状リガンド、調製方法、多金属錯体、及び診断用組成物 | |
EP0135044A1 (en) | Tripamide inclusion compound, process for the preparation thereof and pharmaceutical composition | |
US4658023A (en) | Porphyrin derivatives | |
JPH05148274A (ja) | ガリウム化合物 | |
JPS6054384A (ja) | 新規包接化合物およびその製造法 | |
JPS58110567A (ja) | 新規4−(1−ヒドロキシル−2−〔(アシルアミノ)アルキルアミノ〕エチル)フエノ−ルのエステル、その製造法及びこれを含有する局所的消炎症性製薬組成物 | |
JPS61183286A (ja) | 2‐アルコキシ‐n‐(1‐アザビシクロ〔2,2,2〕オクタン‐3‐イル)アミノベンズアミドの製法 | |
PL72594B1 (ja) | ||
AU6219098A (en) | "Novel aminoalkanesulphonic acid derivatives, their Production and their use as medicaments" | |
US3910884A (en) | S-Substituted-2-thioadenosines and process for producing the same | |
JPS6242953A (ja) | 1,1,2,2−テトラメチル−1,2−ビス−(フツ素−4−ヒドロキシ−フエニル)−エタンの新規誘導体、その製法およびこれを含有する抗癌剤 | |
US4442037A (en) | Water-soluble cholesterol derivative | |
McCasland et al. | 4, 5-dihalo and 3-amino analogs of pyridoxine. New route to 4-deoxypyridoxine | |
US4483984A (en) | Phenoxiodinin-5-ium antimicrobial compounds | |
JP3169644B2 (ja) | ジスルフィド類の製造方法 | |
JP2000248258A (ja) | 金属配位能を有する糖誘導体から成るゲル化剤 | |
JPS6325581B2 (ja) | ||
JPS6052158B2 (ja) | セフアロスポリン化合物 | |
KR20230154130A (ko) | 거대 고리 리간드를 이용한 착화합물의 전이금속 함량을 인위적으로 조정하는 기술의 발명 | |
JP3124980B2 (ja) | 新規な鉄錯体及びその製造方法 | |
JP5667534B2 (ja) | アミノアルキルチオ硫酸化合物の製造方法 |