JPS605428B2 - クラツチ式電動回転工具の制御方式 - Google Patents

クラツチ式電動回転工具の制御方式

Info

Publication number
JPS605428B2
JPS605428B2 JP15626477A JP15626477A JPS605428B2 JP S605428 B2 JPS605428 B2 JP S605428B2 JP 15626477 A JP15626477 A JP 15626477A JP 15626477 A JP15626477 A JP 15626477A JP S605428 B2 JPS605428 B2 JP S605428B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch
switch
motor
electric motor
electric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15626477A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5488000A (en
Inventor
勝行 戸津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP15626477A priority Critical patent/JPS605428B2/ja
Publication of JPS5488000A publication Critical patent/JPS5488000A/ja
Publication of JPS605428B2 publication Critical patent/JPS605428B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、クラッチ式電動回転工具の制御方式に関す
るものであって、一層詳細には所定の反対負荷に遭遇し
て動力の遮断を行うクラッチ装置を内蔵する電動回転工
具において、その正転時にはモータの通電遮断と発電制
動とを自動的に行い、逆転時にはモータへの通電を継続
してクラッチの係合離脱を断続させ、強力な機械的衝撃
(インパクト)を工具の作業軸先端に付与するように電
動回転工具を制御する方式に関するものである。
従来より、電動モータを駆動源として内蔵する電動回転
工具、例えば電動ドライバーが広く普及するに至ってい
る。
この種の電動回転工具(例えば、電動ドライバー)では
、作業対象物の締付作業工程が進行して被緊締物の締上
げが限界に達すると、ドライバーの作業軸は強力な反対
負荷に遭遇し強制的にその回転を停止させられる。この
ため、作業軸の回転に伴いこれに回転慣性として蓄積さ
れた余剰のトルクは、作業軸からドライバービットを経
てボルトに一挙に放出され、過締上げによるボルト頭部
の折損、ねじ山破壊等の弊害を招来すると共に反動を作
業者に直接伝達するので、作業能率を著しく低下させる
ものであった。そこで、このような反対負荷に伴う反動
を解消乃至低減するために、駆動軸と従動軸(作業軸)
との間にクラッチ装置を介在させて有害な反動の逆伝達
を遮断するクラッチ式電動回転工具が種々開発させてい
る。この種のクラッチ式電動回転工具では、所定の反対
負荷に遭遇するとクラッチが作動してモータの駆動軸か
ら従動軸への動力伝達を瞬時に遮断するが、この際、駆
動源であるモータは通電状態におかれるため、モータは
空転を継続する。そこで、クラッチの作動と同期的に運
動するスイッチを設けて、このスイッチによりモータへ
の通電を遮断するよう構成した電動回転工具の自動通電
遮断装置が種々提案されるに至っている。ところで、こ
のようにクラッチ運動スイッチを設けて、これにより電
動モー夕への通電を遮断するにしても「 これを実施化
するには更に克服すべき難点が幾つかある。
すなわち、■クラッチ装置が作動した後モータは惰性に
より回転するので、その椿動が停止するまで待たねばな
らないこと。■クラッチが係合離脱を反復するときはク
ラッチ運動スイッチもON・OFFを断続するので電動
モータがチャタリングすること等である。本出願人は、
このような諸欠点を一挙に解決するものとして、クラッ
チ連動スイッチとスイッチング回路との組合せによる発
明「クラッチ式電動回転工具の制御方式」を提案し、こ
れについて昭和52王12月8日付で特許出願を行った
。この制御方式によれば、所定の稀付トルクの限界を超
過する反対負荷が工具の作業軸に伝達されると、クラッ
チが作動して動力伝達を遮断し、これと同時にクラッチ
運動スイッチが働いてスイッチング回路を付勢して電動
モータへの通電を遮断しかつその発電制動をシーケンス
的に行うものであって、トルク管理に絶大な効果を発揮
するものである。ところで、この制御方式によれば、電
動モータを逆転させて被緊締物(例えば、ボルト)を緩
めようとする場合「工具の作業軸に得られる起動トルク
は、通常締上がっているボルト等を緩ませるに充分では
ないので、直ちにクラッチが作動してスイッチング回路
が付勢される結果電動モータの通電が遮断され「逆転時
の緩め作業には有効に使用し得ない難点がある。
また、従来の電動回転工具では、先に述べたように逆転
時の起動トルクは余り充分でないから、強く締め上げら
れたり、ロックペイントを施されたボルトやナットを緩
めるには、強大な起動トルクを発生する電動モー夕を使
用しなければならない。この場合、緊締されたボルトや
ナットに、緩み方向への断続的な機械的衝撃(インパク
ト)を与えると、締付接合部の緩みが早期に解除される
ことは経験的に知られていることである。そこで、発明
者は鋭意試作を重ねた結果、先に特許出願を行った「ク
ラッチ式電動回転工具の制御方式」を母体とし、クラッ
チ連動スイッチと主スイッチとの間に順方向のみに電流
の通過を許容する回路素子を挿入しかつ電動モータとス
イッチング回路との接続の間において電流の極性を変換
するように制御すれば、電動モータの逆転時には前記回
路素子はスイッチング回路へ電流を通過させないので該
スイッチング回路は作動せず、従って電動モータはその
逆転を継続し、しかもこのとき内蔵クラッチは係合離脱
を反復するので、その際に生ずる断続的な機械的衝撃(
インパクト)が被緊締物に伝達されて容易にその緩め作
業を達成し得ることが判った。
従って、本発明の一般的な目的は、所定の反対負荷に遭
遇して動力の遮断を行うクラッチ装置を内蔵する電動回
転工具において、電動モータの正転時にはクラッチ運動
スイッチによりスイッチング回路を付勢して電動モータ
への通電を遮断すると同時にその発電制動を行い、電動
モータの逆転時にはクラッチ連動スイッチが作動しても
スイッチング回路が付勢しないよう電気的制御を行う電
動回転工具の制御方式を提供するにある。
次に本発明を、好適な一実施例を挙げて添付図面を参照
しながら以下詳細に説明する。
第1図は本発明に係る制御方式を実施するための好適な
一実施例としての回路を示すものであって、参照符号S
,は単極双技形の主スイッチを示し、この主スイッチS
,は電動回転工具、例えば、電動ドライバー(図示せず
)の把持部に設けられ、そのa接点は駆動源となる電動
モータMの端子T,に接続し、またb接点は後述する極
性切換スイッチS5の■端子に接続している。
なお、主スイッチS,の共通端子0は、モータMの端子
Lと接続している。また、参照符号12で指示し、破線
により囲総した部分はスイッチング回路であって、ここ
では双極双役形のスイッチS2およびS3を内蔵するり
レーを示す。このリレーには8本のピン端子が■,■,
■,■,■,■,■,■の順で時計回りに配列されてい
る。このピン端子中■は遊びである。■端子と■端子と
の間には電磁コイル14が接続されると共に、■端子と
■端子の間には電解コンデンサ16が接続されている。
因みに、この電解コンデンサ16は、後述する如く電磁
コイル14に瞬間的に通電された場合に電磁コイル14
の励磁を持続させる目的で挿入するものである。直流電
源10の出力端は、極性反転スイッチS6を介してその
一方をリレー12のピン端子■および■に接続すると共
に他方は別の樋性切襖スイッチS5の■端子および■端
子に接続する。次に、スイッチS2の共通端子Cはピン
端子■を介して前記極性切換スイッチS5の■端子およ
び■端子に接続する。更に、スイッチS2のb点は、ピ
ン端子■および■(このピン端子■は、スイッチS3の
b接点とも接続している)を介してモータMの端子T2
と接続している。なお、もう一方のリレー内蔵スイッチ
S3は、その共通端子Cをピン端子■(これは本釆遊び
端子である)および■に接続している。このスイッチS
3は、無接続端子である。接点側に常時投入されており
、電磁コイル14の励磁によりスイッチS2と運動して
夫々b接点側に切換わるよう構成されている。次に、参
照符号S4は補助スイッチであって、これは常開型のク
ラッチ運動スイッチであり、このスイッチS4の共通端
子Cは、スイッチS,のb接点に、順方向にのみ電流の
通過を許容する回路素子、例えば半導体ダイオードDを
介して接続され、またa接点はリレー12のピン端子■
に夫々接続されている。
このクラッチ連動スイッチS4は、好ましくは自己圧力
による自動復帰型のマイクロスイッチであり、これをク
ラッチ式の電動回転工具に取付けた一実施例を第2図に
示す。この第2図は電動ドライバー20の要部断面を示
し、そのケーシング22内にはリング状部材の内側に噛
合歯を周設したインターナルギャ24とこのインターナ
ルギャの内歯と噛合して自転しつつこのギャの内側を公
転する遊星歯車26とからなる減速機構が収納されてい
る。遊星歯車26は、円盤28に仮想的に配置した正三
角形の各頂点位置において軸30を介して回転自在に枢
着した3個の歯車群からなり、前記円盤28はその中心
において従動軸32に固着される。この3個の遊星歯車
26には、モー夕の回転軸(図示せず)に固着したピニ
オンギャ34が噛合し、また前記従動軸32はケーシン
グ22に突出成形したポス36に回転自在に挿通軸支さ
れている。従って、このインターナルギャ24がケーシ
ング22の内壁に固定されている限り、電動モータ(図
示せず)の回転は、ピニオンギャ34→遊星歯車26→
インターナルギャ24を経て従動軸32に伝達される。
すなわち、この場合、インターナルギャ24と遊星歯車
26との組合せは、減速装置そのものとして好適に作動
する。なお、インターナルギャ24は、その外径をケー
シング22の円筒状内壁の内径よりも若干小さめに設定
された状態で、ケーシング22内に回転自在に収納して
あり、このインターナルギヤ24の一側部円形平面は長
溝38を中心から放射状に1本乃至複数本削切し、この
長溝38中にはローラ40が転動自在に欧挿されている
このとき、ローラ40はその転動面の上部半体を長溝3
8から外方へ突出するよう予め設定して、インターナル
ギヤ24の円形平面をクラッチ面として構成する。また
、このインターナルギヤ24のクラッチ面が指向するケ
ーシング22の円形底面には、1つ乃至複数の通孔42
を穿設し、この通孔42には所定直径の鋼球44を収容
する。この鋼球44がケーシング22から脱落するのを
防止すると共にこの鋼球44をインターナルギャ24の
クラッチ面に向けて押し付ける目的で、フランジ付スリ
ーブ46をボス36の外周に挿通し、フランジ48によ
り鋼球44を支持する。このスリーブ46をケーシング
22の底部に向けて弾力的に押付けるために、コイルス
プリング50をスリーブ外周に同軸的に鉄挿する。更に
、ケーシング22の外部底面に周設したねじ溝付カラー
52にスプリングキャップ54を着脱自在に取付ける。
従って、キャップ54の内面とスリーブ46のフランジ
48内面との間にコイルスプリング50は圧縮態で介装
され、その結果スリーブ46はケーシング22の底部に
向けて弾力的に押圧されて鋼球44を通孔42内に保持
する。このとき、鋼球44の直径はケーシング22の底
部板厚より充分大蓬に設定しておけば、鋼球44の半体
部はケーシング22内に臨み、ローラ40の転勤面と接
触する。従って、インターナルギャ24は、これに配設
したローラ40を介して鋼球44によりケーシング22
に対して固定保持される。この構成によれば、従動軸3
2に過大な反対トルクが加わると、インターナルギャ2
4はケーシング22内を回動し、ローラ40は鋼球44
をスリーブ46と共にコイルスプリング50の押圧力に
抗して軸線方向に押し下げ、インターナルギャ24を空
転させるに至るものである。そこで、第2図に示すよう
にカラー52の外側またはこのカラーの内側とスリーフ
46とにより画成される空間内に補助スイッチ、すなわ
ちクラッチ連動スイッチS4を配設し、このスイッチS
4の押圧しバー56をスリーブ46のフランジ48に当
接させ、スリーブ46が軸線方向に所定のストロークだ
け押し下げられるとスイッチS4が作動するようタイミ
ング設定しておく。なお、このクラッチ連動スイッチS
4は好ましくは単極単没形のマイクロスイッチであり、
第1図に示すスイッチS4そのものである。次に、この
ように構成した本発明に係る制御方式の作用および効果
につき説明する。
先ず、第1図に示す回路例は「電動ドライバーの主スイ
ッチS,が開放された状態、すなわちねじ緒付作業に直
ちに移行可能な状態で待機中にあることを示す。
なお「直流電源1川ま第1図の接続状態において正転す
るものとする。このとき、主スイッチS,はa接点側に
投入され、従って電動モータMの端子T,およびLは回
路的に短絡されている。すなわち「主スイッチS,をb
接点側に没入すると、モータ駆動回路が形成されて電動
モータMが正転し「主スイッチS,を解放操作するとb
接点側からa接点側に切換わり、モータへの通電が遮断
されると同時にモータMの端子T,,T2は短絡されて
電機子間に電気的なループが形成され、モータMは発電
機として機能し発電制動が行われるものである。いま、
主スイッチS,をb接点側に投入してねじ締作業を進行
させると、モ−夕Mの回転につれてボルトは彼緊締物に
螺入してゆく。
これを第2図の実施例に示すクラッチ式電動ドライバー
につき観察すると、インターナルギャ24はローラ40
が鋼球44に係止されているためケーシング22内に固
定支持され、モー夕出力は従動軸32に減速増強されて
直接伝達される。しかるにボルト縦付が完了してボルト
の回動が停止すると、反対負荷が外来トルクとして従動
軸32に逆伝達される。この反対負荷が所定のモーメン
トを超過すると、インターナルギヤ24はローラ38に
よる鋼球44との係止、すなわち全体的にはケーシング
12に対する固定を解かれて(このとき鋼球42はロー
ラ40‘こより押し下げられる。)ケーシング22内を
回動し、従ってピニオンギャ34からの動力伝達はここ
において遮断され、従動軸32は回転を停止するに至る
。すなわちクラッチが作動したことになるが、このとき
スリーブ46は軸線方向に移動し、クラッチ連動スイッ
チS4のレバー56を押圧するに至る。これを第1図に
示す回路に戻って観察すると、スイッチS4はしバー5
6の押圧によりa接点側に投入され、このとき半導体ダ
イオードDはプラスの電流の通過を許容するのでリレー
12の電磁コイル14は励磁される。従って、リレース
イッチS2,S3は同時に夫々b援点側に投入される。
スイッチS2はa接点から切離されることによってモー
タMへの通電を遮断するが、これと同時にb接点側に投
入されることによりモータMの両端子を端子T,一極性
切換スイッチS5の■端子−■端子ーリレー12の■端
子ースィッチS2のb端子−■端子−■端子一端子Lの
経路で短絡し、モータMに発電制動を加えるので、モー
タMは通電遮断と同時にその回転を瞬間的に停止する。
このため、モータが通電遮断後も惰動することがないの
で作業能率が一段と向上される。なお鋼球42はローラ
40により瞬間的に押圧されるだけであるため、クラッ
チ連動スイッチS4も極めて短時間のみON作動し、そ
の後直ちにOFF状態に復帰する。このため電磁コイル
1 4は消勢されてリレースイッチS2をa接点側に復
帰させてモータMへの通電を復帰しチャタリング現象を
生ずることになる。これを防ぐため、本発明では、スイ
ッチS3をスイッチS2の切換と同時にb接点側に切換
わるようにして、電磁コイル14を自己保持し、これに
よってスイッチS2によるモータ駆動回路の開放を維持
する。また先に説明した如く第2図に示す型式のクラッ
升ま瞬間的にクラッチ連動スイッチS4を押圧した後直
ちに原状復帰するので、クラッチ連動スイッチS4は極
めて短時間のみ閉成され、従って電磁コイル14は可動
鉄片(図示せず)を磁力吸引するに充分なだけ励磁され
ないことがある。そこで、このようなりレーの作動不充
分が生じないように電解コンデンサー6をリレー12の
■端子および■端子に挿入して、瞬間的な電流をコンデ
ンサー6に充電し、次いでこれを電磁コイル14に放電
して励磁力を高めてやることにより好適な結果が得られ
た。
このようにして所定の反対負荷に遭遇するとクラッチが
作動して動力伝達を中断すると同時に補助スイッチ、す
なわちクラッチ連動スイッチが押圧され、リレーの作用
下にモータへの通電を遮断すると共に発電制動が行われ
てモータは瞬厚し、かつその停止状態を継続するに至る
ここまでの作業経過中は主スイッチS,は閉成された状
態にあり、次いで操作者が作業の終了を五官により感知
して主スイッチS,を開放すると、リレー12の内蔵ス
イッチS3のb接点側切換えにより形成されていた電磁
コイル付勢回路は破れ、電磁コイル14は消勢される。
従ってリレースイッチS2,S3は何れもa接点側に切
換わり、作業開始前の状態に戻る。次に極性切換スイッ
チS5を、第1図に示す状態から反転させると、直流電
源10の由極はモータMの端子T,に、またe極はモー
タMの端子T2に夫々切換わるので、モータMは逆転す
る。
このとき堅く締め付けられたボルトの頭部にその作業軸
を当援させると「モータMの逆転起動トルクは通常その
ボルトを緩めるには充分でないから、強力な反対負荷に
遭遇してクラッチが作動するに至る。従ってクラッチ連
動スイッチS4が投入されるが、半導体ダイオードDに
は極性の切換った電流が供給されているため、この反対
方向の電流の通過をダイオードDは許容せず、電磁コイ
ル14には電流が流れない。このため、モー夕Mはクラ
ッチ作動後も回転を継続し、クラッチの係合離脱を断続
させ、機械的衝撃(インパクト)を生ずる。この衝撃(
インパクト)は、工具の作業軸、例えばドライバービッ
トを介してボルト頭部に伝達されるので、堅く締め上が
ったボルトは緩みを開始し、容易に取外すことが可能と
なる。すなわちt適性切換えスイッチS5の反転だけで
モータMを逆転させると共に、この場合はスイッチング
回路を作動不可としてモータMへの通電を継続し、クラ
ッチの係合離脱を反復させることにより衝撃を発生せし
めて被緊締物の緩め作業を促進させることができる。な
お第1図に示すように直流電源10側の極性切襖スイッ
チS6を反転させることによっても同様の操作を達成す
ることができる。このように本発明に係る制御方式によ
れば、簡単な構成でありながらクラッチの作動と同時に
モー夕への通電を遮断し、しかも主スイッチを閉成した
状態においてモー外こ発電制動を加えて瞬時に停止させ
ることが可能である。
更にクラッチが復帰して動力伝達可能な状態になっても
、一旦付勢された電磁コイルはそのまま自己保持される
のでモータのチャタリングが防止され、また主スイッチ
を開放することによりリレースイッチは全てキャンセル
されて常に次の作業開始待機状態に入ることができる。
また極性切換スイッチを反転させるだけで、モータMは
逆転し、しかもスイッチング回路(リレー)は不作勤状
態に置かれるのでモータは回転を継続し、このためクラ
ッチは係合離脱を反復して大きな機械的衝撃(インパク
ト)を工具の作業軸に伝達し、被緊締物の緩め作業が促
進されるという大きな効果が得られる。以上、本発明に
係るクラッチ式電動回転工具の制御方式につき好適な実
施例を挙げて説明したが、本発明はこの実施例に限定さ
れるものではなく、各種のクラッチ式回転工具に好適に
応用することができ、また発明の精神を逸脱しない範囲
内で多くの改良変更をなし得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係る制御方式を実施するための回路
例、第2図は本発明に係る制御方式を使用するクラッチ
式電動回転工具の好適な実施例としての要部断面図であ
って、クラッチ連動スイッチを取り付けた状態を示すも
のである。 S,……主スイッチ、S2,S3・”…リレースイッチ
、S4…・・・補助スイッチ(クラッチ連動スイッチ)
、S5,S6・・・・・・樋性切換スイッチ、10・・
・・・・直流電源、M・・・・・・電動モータ、12・
・・・・・スイッチング回路(リレー)、14・・・・
・・電磁コイル、16・・・・・・コンデンサ、20・
…・・電動ドライバー、22・・・…ケーシング、24
……インターナルギヤ、26・・…・遊星歯車「 28
・・・・・・円盤、30…・・・軸、32…・・・従敷
軸、34……ピニオンギャ、36・・・・・・ボス、3
8・・・・・・長溝、40…・・・ローラ、42・・・
…通孔、44・・・・・・鋼球、46・・…・スリーブ
、48・・・・・・フランジ、50……コイルスプリン
グ、52……カラー、54……スプリングキヤツプ、5
6……押圧しバー。 FIG.l FIG.2

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 電動モータの出力軸と従動軸との間に所定の反対負
    荷を受けて出力伝達を遮断するクラツチ装置を介在させ
    てなるクラツチ式電動回転工具において、主スイツチの
    閉成により電動モータを回転させ、所定の反対負荷を受
    けて作動するクラツチの変位に応答して補助スイツチを
    連動させ、この補助スイツチの作動によりスイツチング
    回路を付勢して電動モータへの通電を遮断すると共に前
    記スイツチング回路を自己保持し、更に順方向のみに電
    流の通過を許容する回路素子を補助スイツチに直列に接
    続することにより供給電源の極性切換時に前記電動モー
    タを逆転させると共に前記スイツチング回路を付勢しな
    いことを特徴とするクラツチ式電動回転工具の制御方式
JP15626477A 1977-12-23 1977-12-23 クラツチ式電動回転工具の制御方式 Expired JPS605428B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15626477A JPS605428B2 (ja) 1977-12-23 1977-12-23 クラツチ式電動回転工具の制御方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15626477A JPS605428B2 (ja) 1977-12-23 1977-12-23 クラツチ式電動回転工具の制御方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5488000A JPS5488000A (en) 1979-07-12
JPS605428B2 true JPS605428B2 (ja) 1985-02-12

Family

ID=15623995

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15626477A Expired JPS605428B2 (ja) 1977-12-23 1977-12-23 クラツチ式電動回転工具の制御方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS605428B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418666Y2 (ja) * 1986-12-08 1992-04-27

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57121477A (en) * 1981-01-16 1982-07-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd Fixed torque screw clamping device
JPS59110566A (ja) * 1982-12-15 1984-06-26 清水 俊政 クラツチ式自動制御付き電動ドライバ
JPS637274A (ja) * 1986-06-27 1988-01-13 日立工機株式会社 クラツチ式締付工具

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0418666Y2 (ja) * 1986-12-08 1992-04-27

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5488000A (en) 1979-07-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5730232A (en) Two-speed fastener driver
JP2867031B2 (ja) パワーレンチ
US3294183A (en) Power driven tools
JP2584605B2 (ja) ブラインドリベットナット装着器
US3804180A (en) Impact wrench
US20050279198A1 (en) Bolt or nut tightening device having reaction force receiving member
JP3261398B2 (ja) ボルト・ナット締付機
JPH05192875A (ja) 電動工具用伝動装置
JP2002321166A (ja) 電動回転工具のトルク制御方式
GB2456674A (en) Torque intensifying tool having an additional handle
JPH068151A (ja) 回転電動工具の自動変速装置
US5088694A (en) Lever type hoist
JPS605428B2 (ja) クラツチ式電動回転工具の制御方式
JPS6349113Y2 (ja)
JPS603960B2 (ja) 電動回転工具の自動通電遮断装置
JPH0326470A (ja) アングルドライバ
TW202144136A (zh) 具電動輔助之棘輪扳手
US2756853A (en) Rotary impact tool
JP3053769B2 (ja) クランプ装置
JPH0226629Y2 (ja)
US20240082992A1 (en) Shear wrench tool
JPS6243734Y2 (ja)
RU2025268C1 (ru) Гайковерт
US20230249951A1 (en) Brake Winch with Reverse Release and Self-locking Function
CN2131635Y (zh) 可以快速开合的卡盘扳手