JPS6054253B2 - 高屈折率ガラスビ−ズ - Google Patents
高屈折率ガラスビ−ズInfo
- Publication number
- JPS6054253B2 JPS6054253B2 JP12177278A JP12177278A JPS6054253B2 JP S6054253 B2 JPS6054253 B2 JP S6054253B2 JP 12177278 A JP12177278 A JP 12177278A JP 12177278 A JP12177278 A JP 12177278A JP S6054253 B2 JPS6054253 B2 JP S6054253B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- refractive index
- glass beads
- high refractive
- index glass
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Glass Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はＴＩＯ。
を高含有する再帰反射用の高屈折率ガラスビーズに関す
る。従来、ＴｉＯ２を高含有した高屈折率ガラスは熔解
温度約１４００’Ｃ以上必要とし非常に難熔でガラス化
が少なく、ガラスビーズとした場合は乳白色もしくは灰
色の失透となるものが多く発生し反射輝度に悪影響を及
ぼしてきた。
る。従来、ＴｉＯ２を高含有した高屈折率ガラスは熔解
温度約１４００’Ｃ以上必要とし非常に難熔でガラス化
が少なく、ガラスビーズとした場合は乳白色もしくは灰
色の失透となるものが多く発生し反射輝度に悪影響を及
ぼしてきた。
このためＴｉ０。の含有量を５５重量％以上にして、Ｈ
ｏを９重量％以上含有せしめた場合は屈折率を向上せし
めて熔解温度を下げることができるが、固有の色調は黄
白色となり、さらに還元をうけると黄褐色となる欠陥が
出する。また、Ｎａ。Ｏ、に２Ｏ、Ｌｉ。Ｏなどのアル
カリ成分やＰ２Ｏ５の燐酸成分は微量添加物として処理
されてきたが、これらを多量に含有せしめると熔解温度
は下るが所望の屈折率が得られない。本発明者は鋭意研
究の結果、ＴＩＱ、を５０重量％以上高含有する高屈折
率ガラスの熔解温度を約１００℃前後引き下げて低融点
ガラスにすることに”成功し、これから製造したガラス
ビーズは乳白色や灰色の失透が殆んどなく、また還元を
うけにくく黄褐色とならず、屈折反射の条件下では透明
又は無色であり、ガラスが集合して太陽光線及び夜間の
ヘッドライト光線等の散乱状態では全体として白色を呈
し、再帰反射用ガラスビーズとして極めて好適であるこ
とを見出し、第１発明、第２発明、第３発明及び第４発
明を完成した。すなわち、第１発明は、重量基準でＴｉ
Ｏ２５３．５〜５５．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０
％、ＣａＯＯ．５〜２．０％、Ｎａ２ＯＯ．３〜１．０
％、Ｋ２ＯＯ．ｌ〜２．０％、ＺｎＯｌ．Ｏ〜３．０％
、ＰｌＯ５．Ｏ〜６．５％、ＳｌＯ２Ｏ．３〜２．０％
、ＺｒＯ３．Ｏ〜７．０％、Ｐ２Ｏ５Ｏ〜１．０％の組
成を有し、Ｎａ２ＯをＫ２Ｏのモル比が１．Ｏの低融解
形の高屈折率ガラスビーズである。
ｏを９重量％以上含有せしめた場合は屈折率を向上せし
めて熔解温度を下げることができるが、固有の色調は黄
白色となり、さらに還元をうけると黄褐色となる欠陥が
出する。また、Ｎａ。Ｏ、に２Ｏ、Ｌｉ。Ｏなどのアル
カリ成分やＰ２Ｏ５の燐酸成分は微量添加物として処理
されてきたが、これらを多量に含有せしめると熔解温度
は下るが所望の屈折率が得られない。本発明者は鋭意研
究の結果、ＴＩＱ、を５０重量％以上高含有する高屈折
率ガラスの熔解温度を約１００℃前後引き下げて低融点
ガラスにすることに”成功し、これから製造したガラス
ビーズは乳白色や灰色の失透が殆んどなく、また還元を
うけにくく黄褐色とならず、屈折反射の条件下では透明
又は無色であり、ガラスが集合して太陽光線及び夜間の
ヘッドライト光線等の散乱状態では全体として白色を呈
し、再帰反射用ガラスビーズとして極めて好適であるこ
とを見出し、第１発明、第２発明、第３発明及び第４発
明を完成した。すなわち、第１発明は、重量基準でＴｉ
Ｏ２５３．５〜５５．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０
％、ＣａＯＯ．５〜２．０％、Ｎａ２ＯＯ．３〜１．０
％、Ｋ２ＯＯ．ｌ〜２．０％、ＺｎＯｌ．Ｏ〜３．０％
、ＰｌＯ５．Ｏ〜６．５％、ＳｌＯ２Ｏ．３〜２．０％
、ＺｒＯ３．Ｏ〜７．０％、Ｐ２Ｏ５Ｏ〜１．０％の組
成を有し、Ｎａ２ＯをＫ２Ｏのモル比が１．Ｏの低融解
形の高屈折率ガラスビーズである。
第２発明は、重量基準でＴｉＯ２５３．５〜５５．０％
、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０％、ＣａＯＯ．５〜２．０
％、Ｎａ２ＯＯ．３〜１．０％、Ｋ２ＯＯ．ｌ〜２．０
％、ＺｒＯｌ．Ｏ〜３．０％、ＰｂＯ５．Ｏ〜６．５％
、ＳｌＯ２Ｏ．３〜２．０％、ＺｒＯ２３．Ｏ〜７．０
％、Ｐ２Ｏ５Ｏ〜１．０％、ＰｂＯ＋Ｋ２Ｏ＋Ｎａ２Ｏ
＋Ｐ２Ｏ５＝５．２〜７．５％の組成を有し、Ｎａ２Ｏ
とＫ２Ｏのモル比が１．０の低融解形の高屈折率ガラス
ビーズである。
、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０％、ＣａＯＯ．５〜２．０
％、Ｎａ２ＯＯ．３〜１．０％、Ｋ２ＯＯ．ｌ〜２．０
％、ＺｒＯｌ．Ｏ〜３．０％、ＰｂＯ５．Ｏ〜６．５％
、ＳｌＯ２Ｏ．３〜２．０％、ＺｒＯ２３．Ｏ〜７．０
％、Ｐ２Ｏ５Ｏ〜１．０％、ＰｂＯ＋Ｋ２Ｏ＋Ｎａ２Ｏ
＋Ｐ２Ｏ５＝５．２〜７．５％の組成を有し、Ｎａ２Ｏ
とＫ２Ｏのモル比が１．０の低融解形の高屈折率ガラス
ビーズである。
第１発明において、１５００℃以下で揮発する成分のＰ
ｂＯが５．６〜６．５重量％含有されており、含有量が
これ以上になると屈折率は高くなるが固有色調が前述し
たように黄変し、また、含有量がこれ以下になると屈折
率が低下する。
ｂＯが５．６〜６．５重量％含有されており、含有量が
これ以上になると屈折率は高くなるが固有色調が前述し
たように黄変し、また、含有量がこれ以下になると屈折
率が低下する。
第２発明では、；１５００℃以下で揮発する成分ＰｂＯ
＋Ｋ２Ｏ＋Ｎａ２Ｏ＋Ｐ２Ｏ５の総重量が５．２〜７．
５％含有されており、これ以上含有した場合は屈折率が
低くなり、また、これ以下の含有の場合は熔解温度が上
り失透が多くなる。また第１発明及び第２発明において
、冫Ｎａ２ＯとＫ２Ｏとのモル比が１．０以下又は１．
０以上のときは、いずれも粘度が高くなつて熔解温度が
上り、屈折率が低下し、前記モル比が１．０のとき粘度
は極小値となり熔解温度は１２６００〜１３００℃に低
下する。このことは、また省エネルギー化、製造５設備
の運転操作の容易化、炉材の耐久性の向上などの利点を
もたらす。更に、第１発明及び第２発明において、熔解
促進のためＣａＯＯ．５〜２．０％、ＺｎＯｌ．Ｏ〜３
．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０％、ガラス形成酸化
物としてＳｌＯ２Ｏ．３〜２．０％、熔解促進及び高屈
３折率に寄与するためＺｒＯ２３．Ｏ〜７．０％をそれ
ぞれ添加する必要がある。第３発明は、重量基準でＴｌ
Ｏ２５４．５〜５８．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０
％、ＣａＯＯ．ｌ〜０．７％、Ｎａ２ＯＯ．３〜０．５
％、Ｋ２Ｏ５．Ｏ〜６．０％、ＺｎＯｌ．Ｏ〜３．０％
、ＳｌＯ２Ｏ〜１．５％、ＺｒＯ２４．Ｏ〜８．０４％
、Ｐ２Ｏ５Ｏ〜１．０％の組成を有する低融解形の高屈
折率ガラスビーズである。第４発明は、重量基準てＴｌ
Ｏ２５４．５〜５８．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０
％、ＣａＯＯ．ｌ〜０．７％、Ｎａ２ＯＯ．３〜０．５
％、Ｋ２Ｏ５．Ｏ〜６．０％、ＺｎＯｌ．Ｏ〜３．０％
、ＳｌＯ２Ｏ〜１．５％、ＺｒＯ，４．Ｏ〜＆０％、Ｐ
２Ｏ５Ｏ〜１．０％、Ｎａ２Ｏ＋Ｋ２Ｏ＋Ｐ２Ｏ５＝５
．２〜６．５％の組成を有する低融解形の高屈折率ガラ
スビーズである。第３発明では、１５００′Ｃ以下で揮
発する成分のＫ２Ｏが５．０〜６．０％含有されており
、熔解温度は１２９０５〜１３４０℃となり、含有量が
これ以上になると屈折率が下り、これ以下になると熔解
温度が上り失透が多くなる。
＋Ｋ２Ｏ＋Ｎａ２Ｏ＋Ｐ２Ｏ５の総重量が５．２〜７．
５％含有されており、これ以上含有した場合は屈折率が
低くなり、また、これ以下の含有の場合は熔解温度が上
り失透が多くなる。また第１発明及び第２発明において
、冫Ｎａ２ＯとＫ２Ｏとのモル比が１．０以下又は１．
０以上のときは、いずれも粘度が高くなつて熔解温度が
上り、屈折率が低下し、前記モル比が１．０のとき粘度
は極小値となり熔解温度は１２６００〜１３００℃に低
下する。このことは、また省エネルギー化、製造５設備
の運転操作の容易化、炉材の耐久性の向上などの利点を
もたらす。更に、第１発明及び第２発明において、熔解
促進のためＣａＯＯ．５〜２．０％、ＺｎＯｌ．Ｏ〜３
．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０％、ガラス形成酸化
物としてＳｌＯ２Ｏ．３〜２．０％、熔解促進及び高屈
３折率に寄与するためＺｒＯ２３．Ｏ〜７．０％をそれ
ぞれ添加する必要がある。第３発明は、重量基準でＴｌ
Ｏ２５４．５〜５８．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０
％、ＣａＯＯ．ｌ〜０．７％、Ｎａ２ＯＯ．３〜０．５
％、Ｋ２Ｏ５．Ｏ〜６．０％、ＺｎＯｌ．Ｏ〜３．０％
、ＳｌＯ２Ｏ〜１．５％、ＺｒＯ２４．Ｏ〜８．０４％
、Ｐ２Ｏ５Ｏ〜１．０％の組成を有する低融解形の高屈
折率ガラスビーズである。第４発明は、重量基準てＴｌ
Ｏ２５４．５〜５８．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．０
％、ＣａＯＯ．ｌ〜０．７％、Ｎａ２ＯＯ．３〜０．５
％、Ｋ２Ｏ５．Ｏ〜６．０％、ＺｎＯｌ．Ｏ〜３．０％
、ＳｌＯ２Ｏ〜１．５％、ＺｒＯ，４．Ｏ〜＆０％、Ｐ
２Ｏ５Ｏ〜１．０％、Ｎａ２Ｏ＋Ｋ２Ｏ＋Ｐ２Ｏ５＝５
．２〜６．５％の組成を有する低融解形の高屈折率ガラ
スビーズである。第３発明では、１５００′Ｃ以下で揮
発する成分のＫ２Ｏが５．０〜６．０％含有されており
、熔解温度は１２９０５〜１３４０℃となり、含有量が
これ以上になると屈折率が下り、これ以下になると熔解
温度が上り失透が多くなる。
また第４発明では、１５０ＣＰＳ以下で揮発する成分Ｎ
ａ２Ｏ＋Ｋ２Ｏ＋Ｐ２Ｏ５が５．２〜６．５％含有され
ており、熔解温度は１２９０２−Ｂ功℃となり、含有量
がこれ以上になると屈折率が下り、これ以下になると熔
解温度が上り失透が多くなる。また、第３発明及び第４
発明において、熔解促進のためＣａＯＯ．ｌ〜０．７％
、ＺｒｌＯｌ．Ｏ〜３．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．
０％、ガラス形成酸化物としてＳｉＯ２Ｏ〜１．５％、
熔解促進及び高屈折率に寄与するためＺｒＯ２３．Ｏ〜
７．０％をそれぞれ添加する必要がある。第１発明及び
第２発明の各実施例を第１表に挙げる。
ａ２Ｏ＋Ｋ２Ｏ＋Ｐ２Ｏ５が５．２〜６．５％含有され
ており、熔解温度は１２９０２−Ｂ功℃となり、含有量
がこれ以上になると屈折率が下り、これ以下になると熔
解温度が上り失透が多くなる。また、第３発明及び第４
発明において、熔解促進のためＣａＯＯ．ｌ〜０．７％
、ＺｒｌＯｌ．Ｏ〜３．０％、ＢａＯ２７．Ｏ〜３２．
０％、ガラス形成酸化物としてＳｉＯ２Ｏ〜１．５％、
熔解促進及び高屈折率に寄与するためＺｒＯ２３．Ｏ〜
７．０％をそれぞれ添加する必要がある。第１発明及び
第２発明の各実施例を第１表に挙げる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 重量基準でＴｉＯ＿２５３．５〜５５．０％、Ｂａ
Ｏ２７．０〜３２．０％、ＣａＯ０．５〜２．０％、Ｎ
ａ＿２Ｏ０．３〜１．０％、Ｋ＿２Ｏ０．１〜２．０％
、ＺｎＯ１．０〜３．０％、ＰｂＯ５．０〜６．５％、
ＳｉＯ＿２０．３〜２．０％、ＺｒＯ＿２３．０〜７．
０％、Ｐ＿２Ｏ＿５０〜１．０％の組成を有し、Ｎａ＿
２ＯとＫ＿２Ｏのモル比が１．０であることを特徴とす
る高屈折率ガラスビーズ。 ２ 重量基準でＴｉＯ＿２５３．５〜５５．０％、Ｂａ
Ｏ２７．０〜３２．０％、ＣａＯ０．５〜２．０％、Ｎ
ａ＿２Ｏ０．３〜１．０％、Ｋ＿２Ｏ０．１〜２．０％
、ＺｎＯ１．０〜３．０％、ＰｂＯ５．０〜６．５％、
ＳｉＯ＿２０．３〜２．０％、ＺｒＯ＿２３．０〜７．
０％、Ｐ＿２Ｏ＿５０〜１．０％、ＰｂＯ＋Ｋ＿２Ｏ＋
Ｎａ＿２Ｏ＋Ｐ＿２Ｏ＿５５．２〜７．５％の組成を有
し、Ｎａ＿２ＯとＫ＿２Ｏのモル比が１．０であること
を特徴とする高屈折率ガラスビーズ。 ３ 重量基準でＴｉＯ＿２５４．５〜５８．０％、Ｂａ
Ｏ２７．０〜３２．０％、ＣａＯ０．１〜０．７％、Ｎ
ａ＿２Ｏ０．３〜０．５％、Ｋ＿２Ｏ５．０〜６．０％
、ＺｎＯ１．０〜３．０％、ＳｉＯ＿２０〜１．５％、
ＺｒＯ＿２４．０〜８．０％、Ｐ＿２Ｏ＿５０〜１．０
％の組成を有することを特徴とする高屈折率ガラスビー
ズ。 ４ 重量基準でＴｉＯ＿２５４．５〜５８．０％、Ｂａ
Ｏ２７．０〜３２．０％、ＣａＯ０．１〜０．７％、Ｎ
ａ＿２Ｏ０．３〜０．５％、Ｋ＿２Ｏ５．０〜６．０％
、ＺｎＯ１．０〜３．０％、ＳｉＯ＿２０〜１．５％、
ＺｒＯ＿２４．０〜８．０％、Ｐ＿２Ｏ＿５０〜１．０
％、Ｎａ＿２Ｏ＋Ｋ＿２Ｏ＋Ｐ＿２Ｏ＿５５．２〜６．
５％の組成を有することを特徴とする高屈折率ガラスビ
ーズ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12177278A JPS6054253B2 (ja) | 1978-10-02 | 1978-10-02 | 高屈折率ガラスビ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12177278A JPS6054253B2 (ja) | 1978-10-02 | 1978-10-02 | 高屈折率ガラスビ−ズ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5547245A JPS5547245A (en) | 1980-04-03 |
| JPS6054253B2 true JPS6054253B2 (ja) | 1985-11-29 |
Family
ID=14819497
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12177278A Expired JPS6054253B2 (ja) | 1978-10-02 | 1978-10-02 | 高屈折率ガラスビ−ズ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6054253B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017034381A1 (ko) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 주식회사 지비테크 | 유리조각을 매용제로 활용한 굴절률을 가지는 유리알 조성물 및 유리 조성물을 조분화한 유리가루를 이용한 굴절률을 가지는 유리알 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100462949B1 (ko) * | 2001-12-05 | 2004-12-23 | 요업기술원 | 고굴절률을 갖는 유리조성물 및 유리알 |
-
1978
- 1978-10-02 JP JP12177278A patent/JPS6054253B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2017034381A1 (ko) * | 2015-08-26 | 2017-03-02 | 주식회사 지비테크 | 유리조각을 매용제로 활용한 굴절률을 가지는 유리알 조성물 및 유리 조성물을 조분화한 유리가루를 이용한 굴절률을 가지는 유리알 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5547245A (en) | 1980-04-03 |
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