JPS6053960B2 - 電磁型ピツクアツプカ−トリツジ - Google Patents
電磁型ピツクアツプカ−トリツジInfo
- Publication number
- JPS6053960B2 JPS6053960B2 JP8263878A JP8263878A JPS6053960B2 JP S6053960 B2 JPS6053960 B2 JP S6053960B2 JP 8263878 A JP8263878 A JP 8263878A JP 8263878 A JP8263878 A JP 8263878A JP S6053960 B2 JPS6053960 B2 JP S6053960B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cantilever
- coil
- magnetic
- pickup cartridge
- movable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04R—LOUDSPEAKERS, MICROPHONES, GRAMOPHONE PICK-UPS OR LIKE ACOUSTIC ELECTROMECHANICAL TRANSDUCERS; DEAF-AID SETS; PUBLIC ADDRESS SYSTEMS
- H04R11/00—Transducers of moving-armature or moving-core type
- H04R11/08—Gramophone pick-ups using a stylus; Recorders using a stylus
- H04R11/12—Gramophone pick-ups using a stylus; Recorders using a stylus signals being recorded or played back by vibration of a stylus in two orthogonal directions simultaneously
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Signal Processing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は先端に針先を有するカンチレバーの他端に可動
磁石を設けた振動子を備える電磁型ピックアップカート
リッジに関するものである。
磁石を設けた振動子を備える電磁型ピックアップカート
リッジに関するものである。
一般にムービングマグネット型のピックアップカートリ
ッジは第１図に示すように、先端に針先１を有するカン
チレバー２の他端に可動磁石３を設け、この可動磁石３
をヨーク４にコイル５を巻き付けたポールピース６内に
ダンパー７によつて支持していた。しカルながら上述の
ピックアップカートリッジではヨーク４に巻装したコイ
ル５にポールピースに起こる磁束の変化によつて電圧を
誘起するものであるため、針先１の速度変位と磁束の変
化との間には線形性はなく、磁気損失が大きくなり、ポ
ールピース６の材料がそのままピックアップの諸特性に
大きな影響を与えるという欠点があつた。また、誘導ハ
ムを遮断するためにはコイル５の数を４つにするか、コ
イル５の数が２つの時には全体を包み込むシールドケー
スが必要であり、そのため、製造、コストの両面で難点
があつた。本発明はこのような従来の欠点を解消するも
のであり、以下、本発明について実施例の図面と共’に
説明する。
ッジは第１図に示すように、先端に針先１を有するカン
チレバー２の他端に可動磁石３を設け、この可動磁石３
をヨーク４にコイル５を巻き付けたポールピース６内に
ダンパー７によつて支持していた。しカルながら上述の
ピックアップカートリッジではヨーク４に巻装したコイ
ル５にポールピースに起こる磁束の変化によつて電圧を
誘起するものであるため、針先１の速度変位と磁束の変
化との間には線形性はなく、磁気損失が大きくなり、ポ
ールピース６の材料がそのままピックアップの諸特性に
大きな影響を与えるという欠点があつた。また、誘導ハ
ムを遮断するためにはコイル５の数を４つにするか、コ
イル５の数が２つの時には全体を包み込むシールドケー
スが必要であり、そのため、製造、コストの両面で難点
があつた。本発明はこのような従来の欠点を解消するも
のであり、以下、本発明について実施例の図面と共’に
説明する。
第１図〜第６図は本発明の電磁型ピックアップカートリ
ッジの一構成例を示し、図中、１１は先端に針先１２を
有するカンチレバー、１３、１４は上記カンチレバー１
１の他端に該カンチレバー・１１の軸方向に沿つて並設
された可動磁石であり、上記カンチレバー１１の長手軸
に対して日軸が垂直に交わり、かつ、その日軸が互に垂
直な位置関係に保たれている。そして、上記１対の可動
磁石１３，１４の磁軸はそれぞれ水平面（レコード盤）
に対して４５度の角度をもつて対向されている。１５は
ダンパー、１６は左チャンネル用コイル、１７は右チャ
ンネル用コイル、１８は非磁性体よりなるコイルボビン
、１９は磁性材よりなる支持ケースである。
ッジの一構成例を示し、図中、１１は先端に針先１２を
有するカンチレバー、１３、１４は上記カンチレバー１
１の他端に該カンチレバー・１１の軸方向に沿つて並設
された可動磁石であり、上記カンチレバー１１の長手軸
に対して日軸が垂直に交わり、かつ、その日軸が互に垂
直な位置関係に保たれている。そして、上記１対の可動
磁石１３，１４の磁軸はそれぞれ水平面（レコード盤）
に対して４５度の角度をもつて対向されている。１５は
ダンパー、１６は左チャンネル用コイル、１７は右チャ
ンネル用コイル、１８は非磁性体よりなるコイルボビン
、１９は磁性材よりなる支持ケースである。
ここに、コイル１６，１７が巻装されたコイルボビン１
８内には先端に針先１２を有し、他端に磁石１３，１４
を有するカンチレバー１１よりなる振動子がダンパー１
５によつて支持され、その外周に支持ケース１９がかぶ
せられる。このような構成の電磁型ピックアップカート
リッジでは磁石１３については第５図の実線矢印に示す
ようにＮ極から出た磁束はコイル１６を切り支持ケース
１９の内部を通つて再びコイル１６を切り、Ｓ極に入る
閉回路を形成し、一方、磁石１４については第５図の破
線矢印に示すようにＮ極から出た磁束はコイル１７を切
り、支持ケース１９の内部を通つて再びコイル１７を切
り、Ｓ極に入る閉回路を形成する。
８内には先端に針先１２を有し、他端に磁石１３，１４
を有するカンチレバー１１よりなる振動子がダンパー１
５によつて支持され、その外周に支持ケース１９がかぶ
せられる。このような構成の電磁型ピックアップカート
リッジでは磁石１３については第５図の実線矢印に示す
ようにＮ極から出た磁束はコイル１６を切り支持ケース
１９の内部を通つて再びコイル１６を切り、Ｓ極に入る
閉回路を形成し、一方、磁石１４については第５図の破
線矢印に示すようにＮ極から出た磁束はコイル１７を切
り、支持ケース１９の内部を通つて再びコイル１７を切
り、Ｓ極に入る閉回路を形成する。
ここて、磁石１３，１４の周囲が全て支持ケース１９で
覆われているために磁束の漏れがなく、発電効率が良好
である。そして、カンチレバー１１が第６図ａに示すよ
うに動いた時は磁石１３，１４は反時計方向に回転し、
磁束がコイル１６，１７を切ることになる。するとフレ
ミングの右手の法則により、コイル１６，１７に図で示
すような電流が流れ、電圧が発生する。一方カンチレバ
ー１１が第６図ｂに示すように動いた時はこれと全く逆
で、図に示した向きに電．流が流れる。
覆われているために磁束の漏れがなく、発電効率が良好
である。そして、カンチレバー１１が第６図ａに示すよ
うに動いた時は磁石１３，１４は反時計方向に回転し、
磁束がコイル１６，１７を切ることになる。するとフレ
ミングの右手の法則により、コイル１６，１７に図で示
すような電流が流れ、電圧が発生する。一方カンチレバ
ー１１が第６図ｂに示すように動いた時はこれと全く逆
で、図に示した向きに電．流が流れる。
このようにして、カンチレバー１１の動きに応じてコイ
ル１６，１７に交番的に電圧が発生する。さて、これを
ステレオについて考えると、一方の磁石１３（または１
４）が前記のように動いた時、もう一方の磁石１４（ま
たは１３）は磁軸が９０度ずれているために電流の流れ
をキャンセルする方向に動き、電圧は発生しない。この
ようにして、左右両チャンネルを分離することができる
。上記実施例のようにピックアップカートリッジ・を構
成すると、次のような利点がある。
ル１６，１７に交番的に電圧が発生する。さて、これを
ステレオについて考えると、一方の磁石１３（または１
４）が前記のように動いた時、もう一方の磁石１４（ま
たは１３）は磁軸が９０度ずれているために電流の流れ
をキャンセルする方向に動き、電圧は発生しない。この
ようにして、左右両チャンネルを分離することができる
。上記実施例のようにピックアップカートリッジ・を構
成すると、次のような利点がある。
すなわち（１）磁気効率が高く、変換感度の高い電磁型
ピックアップカートリッジを得ることができる。（２）
磁束変化によつてコイルに電圧を誘起するのではなく、
一定磁束が直接コイルを切つて電圧を誘起させるため、
従来のようにボールピースの材料が諸特性に大きく影響
するというよう゛なことはなく、磁気損失が少なく、良
好な特性を得ることができる。（３）コイルの回りを磁
性体の筒状ケースで覆つているため、完全な閉回路を作
ることにより、磁束のもれがなく、筒状ケースがシール
ドケースを兼ねているので、小さな構造で、誘導ハムを
ノ 遮断することができる。
ピックアップカートリッジを得ることができる。（２）
磁束変化によつてコイルに電圧を誘起するのではなく、
一定磁束が直接コイルを切つて電圧を誘起させるため、
従来のようにボールピースの材料が諸特性に大きく影響
するというよう゛なことはなく、磁気損失が少なく、良
好な特性を得ることができる。（３）コイルの回りを磁
性体の筒状ケースで覆つているため、完全な閉回路を作
ることにより、磁束のもれがなく、筒状ケースがシール
ドケースを兼ねているので、小さな構造で、誘導ハムを
ノ 遮断することができる。
（４） 部品点数が少なく、構造が小さくできる上コイ
ルを巻くのが簡単であるため製造が容易であり、コスト
も安くできる。
ルを巻くのが簡単であるため製造が容易であり、コスト
も安くできる。
尚、針交換を容易にするためには第７図に示すように先
端に針先１２を有し他に磁石１３，１４を有するカンチ
レバー１１よりなる振動系を非磁性体のスリーブ２０内
に納めてダンパー１５で支持し、コイル１６，１７を巻
装したコイルボビン１８を支持ケース１９内に支持し、
上記スリーブ゛２０を上記コイルボビン１８に対して着
脱自在とすればよい。
端に針先１２を有し他に磁石１３，１４を有するカンチ
レバー１１よりなる振動系を非磁性体のスリーブ２０内
に納めてダンパー１５で支持し、コイル１６，１７を巻
装したコイルボビン１８を支持ケース１９内に支持し、
上記スリーブ゛２０を上記コイルボビン１８に対して着
脱自在とすればよい。
また、上記実施例以外にも振動系は第８図に示すように
先端に針先１２を有するバイブ状カンチレバー１１の他
端より磁石１３，１４をその磁軸が互に直交するように
挿入したものであつてもよい。
先端に針先１２を有するバイブ状カンチレバー１１の他
端より磁石１３，１４をその磁軸が互に直交するように
挿入したものであつてもよい。
以上のように本発明によれば、コイル内に直接可動磁石
を置いたため、磁束の量が変化するものと異なり磁束が
直接コイルを切ることによつて電圧を誘起することがで
き、針先の速度変位と電圧の変化との間には線形性が成
り立ち、良好な特性を得ることができる。
を置いたため、磁束の量が変化するものと異なり磁束が
直接コイルを切ることによつて電圧を誘起することがで
き、針先の速度変位と電圧の変化との間には線形性が成
り立ち、良好な特性を得ることができる。
また、支持ケースをコイルの外周に置いたため、磁気回
路に漏れがなくシールドケースを兼ねることができ、製
造も容易であり、コスト低減を図ることができるなどの
利点を有するものである。
路に漏れがなくシールドケースを兼ねることができ、製
造も容易であり、コスト低減を図ることができるなどの
利点を有するものである。
第１図は従来のピックアップカートリッジの構成図、第
２図は本発明のピックアップカートリッジの一構成例を
示す断面図、第３図は同ピックアップカートリッジの組
立斜視図、第４図は同ピックアップカートリッジの振動
系の斜視図、第５図及び第６図Ａ，ｂは同ピックアップ
カートリッジの動作説明図、第７図は本発明のビツクア
ツプカ−トリツジの他の構成例を示す断面図、第８図は
本発明のピックアップカートリッジの振動系の他の構成
例を示す要部切欠斜視図である。 １１・・・・・・カンチレバー、１２・・・・針先、１
３，１４・・・・・可動磁石、１５・・・・・・ダンパ
ー、１６，１７・・・・・コイル、１８・・・・・コイ
ルボビン、１９・・・支持ケース、２０・・・・スリー
ブ。
２図は本発明のピックアップカートリッジの一構成例を
示す断面図、第３図は同ピックアップカートリッジの組
立斜視図、第４図は同ピックアップカートリッジの振動
系の斜視図、第５図及び第６図Ａ，ｂは同ピックアップ
カートリッジの動作説明図、第７図は本発明のビツクア
ツプカ−トリツジの他の構成例を示す断面図、第８図は
本発明のピックアップカートリッジの振動系の他の構成
例を示す要部切欠斜視図である。 １１・・・・・・カンチレバー、１２・・・・針先、１
３，１４・・・・・可動磁石、１５・・・・・・ダンパ
ー、１６，１７・・・・・コイル、１８・・・・・コイ
ルボビン、１９・・・支持ケース、２０・・・・スリー
ブ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 先端に針先を有するカンチレバーと、このカンチレ
バーの他端に取付けられた該カンチレバーの軸方向に直
交するように磁軸配列された可動磁石と、上記可動磁石
の外周囲に配置され非磁性体よりなるコイルボビンに巻
装されたコイルと、このコイルの外周囲を取り巻くよう
に配置された磁性体の支持ケースを備え、上記可動磁石
よりの磁束は上記支持ケースを通つて閉回路を形成し、
上記閉回路内に配置された上記コイルを上記磁束が直接
切るように構成したことを特徴とする電磁型ピックアッ
プカートリッジ。 ２ カンチレバーの他端には該カンチレバーの軸方向に
直交するように１対の可動磁石を磁軸配列し、上記１対
の可動磁石の磁軸を互に直交させて水平面に対してそれ
ぞれほぼ４５度の角度をもつて対向せしめたことを特徴
とする特許請求の範囲第１項記載の電磁型ピックアップ
カートリッジ。 ３ 先端に針先を有するカンチレバーの他端に可動磁石
を設けた振動系はダンパーを介してスリーブ内に納めら
れ、外周にコイルを巻装したコイルボビン内に装着した
ことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第２項記載
の電磁型ピックアップカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8263878A JPS6053960B2 (ja) | 1978-07-06 | 1978-07-06 | 電磁型ピツクアツプカ−トリツジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8263878A JPS6053960B2 (ja) | 1978-07-06 | 1978-07-06 | 電磁型ピツクアツプカ−トリツジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5510235A JPS5510235A (en) | 1980-01-24 |
| JPS6053960B2 true JPS6053960B2 (ja) | 1985-11-28 |
Family
ID=13779962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8263878A Expired JPS6053960B2 (ja) | 1978-07-06 | 1978-07-06 | 電磁型ピツクアツプカ−トリツジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6053960B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1981001284A1 (en) * | 1979-11-05 | 1981-05-14 | Goodrich Co B F | Improved alumina-supported copper catalyst compositions for fluid-bed hydrocarbon oxyhydrochlorination |
-
1978
- 1978-07-06 JP JP8263878A patent/JPS6053960B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5510235A (en) | 1980-01-24 |
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