JPS605334Y2 - 空気調和機の配管カバ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はセパレート形空気調和機に係り、特にその配
管カバーの改良に関するものである。

従来の、セパレート形空気調和機の室内ユニットと室外
ユニットを接続する冷媒配管等のカバーは一般に第１図
及び第２図に示すように、冷媒配管１を接続後、冷媒配
管１の全長にわたり配管テープ２を巻き付け、冷媒配管
１の、外気の汚染や腐食からの保護、冷媒配管１とドレ
ンホース３、接続電線とのまとめ、据付後の見ばえ性の
向上等を図っていた。

そして、この冷媒配管１等を壁１２等に固定する場合に
は木ネジ１４あるいは釘等で固定具１３を取付け、冷媒
配管１を所定の位置に固定していた。

この場合、据付けられた冷媒配管１等に配管テープ２を
巻きつけていくため、据付場所によっては作業性が悪く
、又巻きつける手間もかかり、見ばえ性にも難があった
。

又、この冷媒配管１等を壁１２等に固定するのに別部品
の固定具１３を使わなければならず、作業性も良くなか
った。

この考案は、このような点に鑑みてなされたもので、配
管作業、配管固定作業が容易でしかも見ばえのよい冷媒
配管のカバーを提供するものである。

以下第３図、第４図及び第５図に示すこの考案の一実施
例について説明する。

室外ユニット６の室外側冷媒配管１には蛇腹パイプ９が
取付けてあり、室内側冷媒配管１と室外側冷媒配管１と
を接続後、この蛇腹パイプ９を引き伸ばして、室外に露
出しているこれら冷媒配管１等をおおうものである。

この蛇腹パイプ９は伸縮可能であり、伸ばしたり縮めた
りした場合のどの状態においてもその状態、つまり長さ
が変わらずにそのままの状態を保つことができる。

そして、この蛇腹パイプ９の適当な位置、数ケ所に蛇腹
パイプの固定部をフランジ部１５を突設するようにして
設けられており、このフランジ部１５には穴１６が設け
てあり、この穴を使って木ネジ１４あるいは釘等で壁１
２等に固定する。

上記のように、この考案による蛇腹パイプは室外に露出
している冷媒配管、ドレンホース、接続電線をまとめて
カバーするのに、単に蛇腹パイプを引き伸ばしておおう
だけでよく、かつこの蛇腹パイプの適当な位置に設けで
あるフランジ部を使って壁等に固定することも容易にで
きる等配管作業、配管固定作業が容易になり、かつ見ば
えも向上する。

又、伸縮のどこの状態でもその状態を保つため、室内、
外の冷媒配管を接続作業中はじゃまにならないように縮
めておき、接続後これを引き伸ばす等、据付作業性も向
上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の空気調和機の配管カバーの斜視図、第２
図は第１図の配管固定を固定具を用いて行なった状態の
斜視図、第３図はこの考案による空気調和機の配管カバ
ーの斜視図、第４図はこの考案の配管カバーを伸ばして
据付けた状態での斜視図、第５図は第３図の要部を示す
詳細図である。 なお１は冷媒配管、９は蛇腹パイプ、１５は冷媒配管固
定用のフランジ部である。 図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内ユニットと室外ユニットを冷媒配管等にて接続して
   なるセパレート形空気調和機において、該冷媒配管等の
   カバーが、伸長あるいは短縮のどの状態においてもその
   状態を自己保持することができる伸縮自在な蛇腹パイプ
   のみにてなされ、かつこの蛇腹パイプの適当な位置、数
   ケ所に蛇腹パイプの固定部を設けたことを特徴とする空
   気調和機の配管カバー。