JPS6053238A - 防振支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は防振支持装置の改良に関するものである。

従来、原子カプラント用防振支持装置には、大負荷用油
圧防振支持装置が主として使用されてきたが、作動油、
シール材などの耐放射線性に問題があり、健全性を保持
するために、宇期検査及び作動油やシール材の交換など
のメインテナンスな余儀なくされている。最近、この油
圧防振支持装置に代るものとして、作動油やシール材を
必要としなくてメインテナンスを軽減できる機械的な防
振支持装置が開発、実用化されてきている。従来の同機
械的な防振支持装置を第１図により説明すると、（ａ）
がケース、（ｂ）がシリンダ、（Ｃ）が内輪、（カがリ
テーナ、（ｇ）がコロ、のがベアリング、（ｊがすべり
キー、陶がボールナツト、（Ｌ）がボールねじ、０°）
がピストン、（＆）が軸受、（Ｚ）が抵抗力発生機構部
、（ロ）がポールねじ部で、同防振支持装置は、ナツト
側に僅かな力が作用しただけで転り抵抗の小さいボール
ねじ（ｉ）が簡単に回転する原理を応用して、プラント
側からの熱移動などの緩慢な動きには抵抗なくスムーズ
に追従するように、また地震などの急激な振動にはボー
ルねじ（ｔ）が急速に回転する一方、この回転を抑止す
る力を抵抗力発生機構部（Ｚ）に発生させて、振動を拘
束制御するようになっている。

前記防振支持装置では、独立した構造のポールねじ部（
ハ）と抵抗力発生機構部（Ｚ）とよりなっており、構成
部品が多くて、構造が複雑になる。またボールねじ部（
ｍ）と抵抗力発生機構部（１）とを軸方向に配設しおり
、１１１１方向良さが長くなる。これらの傾向は、Ｉ！
、ｊｉ　４Ｋｊ支持装置が大型化（大容量）すればする
程、顕著に現］フれてくるので、構造の複雑化、大型化
がときとして問題になる。

本発明は前記の問題点に対処するもので、ケーシングど
、同ケーシングに軸方向の移動を可能に支持さＪ′（た
ロット９と、四ロット９と上記ケーシングとの間に弁装
置−たブレーキ装置と、四ロット゛に回転可能に取付け
たロータと、同ロータを貫通して端部な上記ブレーキ装
着に取付けたボールねじと、同ボールねじと上記ロッド
との間に介装した遊星歯１１ｆ機構とを具えていること
を特徴とした防振支持装置に係り、その目的とする処は
、構造の簡略化、小型化が可能で、コストダウンできる
改良された防振支持装置を供する点にある。

次に本発明のｌｉＪ、振支持装置を第２．３．４図に示
す一実施例により説明すると、（１）がロッドで、同ロ
ッド（１）にプレーキリング（６）を止め輪（７）によ
り固定する。また同ロッド（１）にロータ（１３１を軸
受０５）と止め輸（１８１とを介して取付ける。この回
転可能なロータ０３）は第２図に示すように間隔をおい
て２個設ける。また上記ロッド（１）にスライドキ−（
１７）を介して大歯車（１６）を取付ける。この大鉤車
（１６１は軸方向にスライド゛可能である。またブレー
キシュー（３）を上記プレーキリング（６）の周囲に取
付ける。同ブレーキシュー（３）は第３図に示すように
４分割構造とし、それぞれの周方向端部をばね（４）に
より連結する。

また、同ブレーキシュー（３）は、回転しないようにス
ライドキー（５）によりケーシング（２）に取付ける。

但し軸方向にはスライド可能である。また同ブレーキシ
ュー（３）には、ボールねじ（８）を挿入するための連
続溝（１’ｌを設ける。上記ボールねじ（８）は、第４
図に示すようにロータ（＋３）の周方向の４等間隔位置
に配置され、同各ボールねじ（８）の両端部が軸受０４
）を介し各ロータ０３）に挿入されて回転可能に支持さ
れ、また同各ボールねじ（８）の一端がブレーキシュー
（３）の連続柄■に挿入されている。また各ボールねじ
（８）のねじ部には、同ねじ部とかみあうナツト（９）
を螺合し、同ナツト（９）の外周には、小歯車（１０）
を固定し、同小歯車（＋０１の両側に固定板αυを設け
る。

同小ｍ事０１浄は前記大歯車Ｏｅとかみ合い、同小歯車
（１０）は、ばね（１２）と固定板０１）とを介して軸
方向中立位置に保持されている。ロット（１）は、その
両端がケーシング（２）によりガイドされて、軸方向に
移動可能である。

次に前記防振支持装置の作用を説明する。ロツ）”（１
）に支持物の熱膨張のようなゆるやかな力が作用した場
合、ロッド（１）は、支持物に加わる力に応じて軸方向
に移動する。このとき、ロット”（１１に固定したプレ
ーキリング（６）がロット”（１）と共に移動して、ブ
レーキシュー（３）及びボールねじ（８）を同方向移動
さぜる。ボールねじ（８）が移動しても、ナツト（９）
は軸方向に移動しないようにばね（１２＋により支持さ
れているため、ナツト（９）及び小歯車ＯＱが回転する
ことになる（固定板０１）及びばね０４も小歯車００）
に固定されているために、これらも同時に回転する）。

小歯車（Ｉ　ｉｌ＋が回転するとき、ロツ）’（１）に
固定された大歯車（１６）とのかみ合いのため、小歯車
ａ唱ま遊星歯車として作用することになって、大歯車０
６）の回りを自転しながら公転する。ロータ（＋３）は
、軸方向には動かないが、ロット（１）の回りを回転で
きるので、遊星歯車機構のアームの機能をもつ。第２図
の（Ａ）は、回転摺動部を示している。上述のようにロ
ッド（１）が軸方向に移動するとき、ロータ峙ボールね
じ（８）ナツト（９）小歯車ＱＯ）等の慣性の大きな部
品がロッド（１）の周りを回転することになるが、ゆる
やかな力が作用した場合には、これらの部品による慣性
の影響はなくて、これらの部品が滑かに回転する。従っ
て、ロット（１）は軸方向移動に対して拘束されるもの
がなく、自由に変位（移動）する。なお大歯車（１６）
は、ロッド（１）が軸方向に移動した場合、小歯車ＯＩ
とのかみ合いが外れないように、小歯車頭に取付けられ
た固定板０υにより拘束されて、ロッド（１）に対して
スライドできるようになっている。

第２図の（Ｂ）がこのスライド部を示している。但し大
歯車帥は、ロッド（１）の回りを回転しないようにスラ
イドキーａηにより拘束されている。またロツ）（１）
が軸方向に移動するとき、ブレーキシュー（３）はこれ
に追従して移動するが、回転しないようにスライｌ’キ
ー（５）により拘束されている。

以上はロット（１）にゆるやかな力が作用した場合であ
るが、ロツ）’（１）に地震時のように急激な力が作用
した場合には、この力がロッド（１）からブレーキリン
グ（６）ブレーキシュー（３）ボールねじ（８）ナツト
（９）へと伝達される。このとき、ロー２０９等部品の
もつ慣性モーメントが大きいために、糾問的に回転を始
めることができ゛ない。即ち、小歯車００）及びナツト
（９）が同転しないために、ボールねじ（８）及びブレ
ーキシュー（３）の移動が不可能になる。しかじロッド
（］）は−１１方向に移！＋１＋１−ようとするため、
ブレーキリング（６）のテーパ部がブレーキシュー（３
）のテーパ部にくい込んで、ブレーキシュー（３）が半
径方向夕ｉ方へ広がり、ブレーキシュー（３）とケーシ
ング（２）との間に摩擦が牛じて、ブレーキシュー（３
）とケーシング（２）とがロックされることＫなる。即
ち、ロツ）”（１）に急激な力が作用したときは、ロー
タ（１３１等の慣４４１にｊ、り回転１１（抗が生じ、
その結果、ブレーキシュー（３）がケーシング（２）に
固定されて、ロツ）”（］）の軸方向への動きが拘束さ
れる。なおロッド（１１の受けた衝撃力が、ボールねじ
（８）に直接作用しないように、ナツト（９）をばね０
つにより保持する。

本発明の防振支持装置は前記のようにケーシングと、同
ケーシングに軸方向の移動を可能に支持されたロッドと
、同ロット９と上記ケーシングとの間に介装したブレー
キ装置と、四ロッドに回転可能に取付けたロータと、同
ロータを貫通して端部な上記ブレーキ装置に取付けたボ
ールねじと同ボールねじと−Ｆ記ロンドとの間に介装し
た遊星歯車機構とよりなり、前記第１図のものに比べる
と構造の簡略化、小型化が可能で、コストダウンが可能
になる。また上記第１図の機械的な防振支持装置は、支
持物に発生した衝撃力が直接、ボールねじに作用する構
造である。従って、大容量の防振支持装置を必要とする
場合には、大型のボールねじを用いなければならないが
、従来作られているボールねじには上記要求に対応する
ものはない。この点、本発明の防振支持装置でもボール
ねじを使用しているが、このボールねじけ直接、衝撃力
を受けない。従って人容縮の防振支持装置においても大
型のボルルねじな必斐としない。またボールねじによる
ナツトの回転を遊星歯車機構を介してロータに伝えたた
め、非常に大きな慣性モーメントを得られる効果がある
。

り土木発明を実施例について説明したが、勿論本発明は
このような実施例にだけ局限されるものではｌｒ　＜、
本発明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変を
施しうるものである。

【図面の簡単な説明】

卯、１図は従来の機械的な防振支持装置を示す縦断側面
図、第２図は本発明に係る防振支持装置の一実施例を示
す縦断側面図、第３図は第２図矢視ト」線に沿う縦断正
面図、第４図は第２図矢視ｒｖ−＋ｖａに沿う縦断止面
図である。 （１）・・・ロット、（２＋・・・ケーシング、（３）
（６）・・・ブレーキ装置、（８）・・・ボールねじ、
（９）Ｏｎ）（Ｉ印・・・遊星歯車機構。 掬代理人　弁理士　岡　本　重　文 外３名 第３置 築４図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ケーシングと、同ケーシンダに軸方向の移動を可能に支
   持されたロット９と、同ロッドと上記ケーシングとの間
   に介装したブレーキ装置と、同ロッドに回転可能に取付
   けたロータと、同ロータを貫通して端部な上記ブレーキ
   装置に取付けたポールねじと、同ボールねじと上記ロッ
   ドとの間に介装した遊星歯車機構とを具えていることを
   特徴とした防振支持装置。