JPS60531Y2 - 定量水栓 - Google Patents

定量水栓

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JPS60531Y2
JPS60531Y2 JP15900278U JP15900278U JPS60531Y2 JP S60531 Y2 JPS60531 Y2 JP S60531Y2 JP 15900278 U JP15900278 U JP 15900278U JP 15900278 U JP15900278 U JP 15900278U JP S60531 Y2 JPS60531 Y2 JP S60531Y2
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勝行 山辺
哲次郎 戸村
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東陶機器株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は定量の水を吐水して自動的に吐水を停止する量
水弁を備えた水栓に関する。
従来、この種の水栓として実公昭43−4276号公報
の第10図のものがある。
このものについて説明すると、量水時には流路3中に設
けた翼車28を流水により回転することによって、該翼
車28と同軸上に設けたギヤー44、減速歯車機構27
及び水量設定カム26を回転させ量水弁aを作動させて
定量水を吐水し連続吐水時にはハンドル36を回転して
上記ギヤー44から減速歯車機構27を離脱せしめるこ
とにより、翼車28が回転していても減速歯車機構27
及び水量設定カム26とは無関係となって連続的に給水
が行なわれ、この連続吐水を停止するにはハンドル36
を逆方向に回転することによって水量設定カム26を回
転させ量水弁aを閉弁させるようになっている。
従って、このものは量水時及び連続吐水時の双方とも量
水弁aを使用しているので、量水弁aの使用頻度が高く
なって故障の原因となると共に、翼車28は流水により
常に回転しているから翼車28の支承部の摩耗が激しい
という問題があった。
一方、上記問題を解消し得るものとして、実開昭52−
15242峰公報のものがある。
この実開昭52−15242峰公報のものは、量水弁と
は別に手動開閉弁を設けて、これら両弁を量水時と連続
吐水時とで使い分けるものであり、本体を隔壁により流
入口側と吐出口側とに区画して、この隔壁に量水弁と手
動開閉弁を併設している。
しかし乍ら、このものはいずれの弁を使用するにしても
流入口より入った水は本体内の同じ流入側、同じ流出側
を通って吐水口に流れるものであり、量水機能部の翼車
が流入口側に配設されているため、手動開閉弁開弁時に
も流水が翼車に当たる。
上記翼車は量水弁使用時以外は回転しないような構造と
なっているが、流水により翼車には無理な力、即ち翼車
を無理に回転させようとする力が加わることになり、翼
車の折損の恐れがある。
また、手動開閉弁を開弁して吐出するときに翼車が流路
抵抗となるため流量が少ないという問題もある。
本考案が解決しようとする技術的課題は、量水弁により
開閉する流路と、手動開閉弁により開閉する流路を完全
に分離することである。
上記技術的課題を遠戚するために本考案が講する技術手
段は、本体の流路を途中において隔壁により夫々同じ吐
水口に連絡する主流路と、バイパス路とに区画腰上記主
流路には量水機能部を配設すると共にこの量水機能部の
翼車より上流側の主流路に量水弁を設けて、この主流路
を該量水弁で開閉せしめ、バイパス路には手動開閉弁を
設けて手動操作によってバイパス路を開閉せしめること
により、手動開閉弁を開弁して吐水するときには水はバ
イパス路のみを通って流動し主流路内に水が流動しない
ようにするものである。
従って、連続吐水時に量水機能部、特に翼車に無理な力
が加わって翼車が折損したり、翼車が流路抵抗となって
流量が少なくなるというようなことがない。
本考案は上記の構成であるから以下の利点を有する。
■ 連続吐水時にその流水が翼車に当たらないので翼車
が回転したり、翼車に無理な力が加わらず、量水機能部
の耐久性が向上する。
以下図示実施例に基づいて本考案を詳細に説明する。
図面は第1図長芋6図に第1実施例を第7図に第2実施
例を示す。
従って先ず第1実施例について説明する。
図中、Aは本体、1,2はその流入口と吐水口であり、
吐水口2には吐水管2′が首振自在に接続されている。
3は流入口1と吐水口2とを連続する流路で、中途部に
おいて隔壁4を介して主流路3aとバイパス路3bとに
区画されており、両路3as3bは共に同じ吐水口2に
連絡している。
そして上記両流路3a、3bの入口部には夫々弁座5,
6が形成され、主流路3a入口部の弁座5(以下この弁
座を量水弁座という)にはピストン弁体7が対応して量
水弁aを構成し、バイパス路3b入口部の弁座6(以下
この弁座を開閉弁座という)には開閉弁体8で対応して
開閉弁すを構成する。
開閉弁体8はスピンドル9の先端に設けられており、こ
のスピンドル9は開閉弁座6に相対してバイパス路3b
側において本体に開設した開口部10を挿通して本体A
の外方に延びその外端にはハンドル11を備える。
またスピンドル9外周面と開口10内周面には互いに螺
合する螺子12が形成されている。
従って開閉弁すはハンドル11の回転操作によるスピン
ドル9の進退に伴って開閉弁体8が開閉弁座6に接離し
て開閉弁する。
ピストン弁体7は、主流路3aより上流において量水弁
座5と相対状に本体Aに開設した開口13に螺着される
円筒状の蓋14の内周面に、後部を摺動自在に嵌合して
配備されており、背後にこの弁体7と蓋14とにより圧
力室15を流路3から隔離する状態に形成する。
またピストン弁体7には小孔16を穿設して圧力室15
を流路3の主流路3aより上流側、即ち1次側に連通せ
しめると共にリリーフ弁Cを設けて圧力室15をこのリ
リーフ弁Cを介して主流路3a内、即ち2次側に連絡可
能となす。
即ちピストン弁体7の中央部には圧力室15と主流路3
aとを連通せしめるようにリリーフ弁Cの弁孔17が軸
方向に穿設されており、この弁孔17を開閉するIJ
IJ−フ弁体18が弁孔17周囲に形成されたリリーフ
弁座19に密接するようにスプリング20により賦勢さ
れて圧力室15内に配備されている。
リリーフ弁体18は前面に弁軸21を有しており、この
弁軸21は弁孔17を挿通し、更にピストン弁体7に前
面に突出状に設けられた筒状ガイド22を摺動自在に挿
通して主流路3a内に延びており、その周面には軸方向
にほぼ先端部近くまで延びる排氷用凹溝23が凹設され
ると共にこの排水用凹溝23の下端より若干上方の位置
において外径が上記筒状ガイド22の内径より大径な掛
止リング24が巻着されている。
25は量水機能部であり、水量設定カム26、減速歯車
機構27、翼車28を互いに連係せしめてケーシング2
9に収容配備してなり、本体Aに開設した開口30より
カートリッジ式に本体A内に嵌め込まれる。
29′はケーシング29に設けた位置決め用の突起であ
る。
水量設定カム26は円状のカム面26aの一部に凹欠部
26bを設けてその底面26cとカム面26aとを曲面
26dで錬続した形状に形成してなり、ケーシング29
に回動自在に軸架したカム軸31に固着されて量水弁a
直下の主流路3aに配置され、リリーフ弁C閉弁時にお
けるリリーフ弁体18の弁軸21を凹欠部26b内に係
合してその先端を凹欠部26bの底面26cに近接状に
対向せしめる。
カム軸31の一端は互いに噛合う歯車32,33を介し
てハンドル軸34に連動連絡しており、該ハンドル軸3
4は開口30に螺着した蓋35を挿通して本体A外方へ
延びその外端に水量設定ハンドル36を備えている。
従って水量設定ハンドル36の回転操作によりカム26
が回転する。
この水量設定ハンドル36と本体Aには水量設定目盛と
これに対応する指標が設けられており、上記水量設定目
盛は目盛を印刷した表示テープ37をハンドル36周面
に巻回接着する等の方法により、また指標37′は小ネ
ジやプラスチック製のブツシュ等を本体Aにねじ込む等
の方法により設けられる。
またカム軸31の他端には減速歯車機構27の最終歯車
27nが取りつけられるのであるが、この減速歯車機構
27の最終歯車27nは座金38と皿状の板バネ39に
より両面を挟んだ状態で座金38を先にしてその中心を
カム軸31に刺し通し、座金38をカム軸31に設けた
段部40に掛止せしめると共にカム軸31端部に止ネジ
41をねじ込みその頭部と板バネ39との間に介在せし
めた押え片42により外方より押圧してカム軸31に取
りつけられる。
この際、座金38、板バネ39とカム軸31には相互に
係合する係合部を設けて座金38及び板バネ39をカム
軸31に対して回転不能となすが最終歯車27nとカム
軸31との間にはそのようなものは設けず、最終歯車2
7nはカム軸31に対して回転可能となす。
従って、水量設定ハンドル36の回転操作に伴うカム軸
31の回転は座金38及び板バネ39には伝えられるが
この両者の最終歯車27nへの摩擦力は減速歯車機構2
7を逆作動せしめる程強力ではなく、座金38及び板バ
ネ39はスリップして回転を最終歯車27nに伝えるこ
とができない。
逆に減速歯車機構27により伝えられる最終歯車27n
の回転は座金38及び板バネ39を介してカム軸31及
びハンドル軸34に伝えられる。
減速歯車機構27の最初の歯車27aは水量設定カム2
6の下流側において主流路3aを遮ぎるように配置され
た翼車28の軸43に設けられたギヤー44に噛合して
いる。
翼車28は軸43に固定されており、この軸43がケー
シング29に回転自在に軸架されている。
従って主流路3aを流下する流水により翼車28が回転
し、この回転が減速歯車機構27により減速されて水量
設定カム26に伝えられる。
斯る量水機能部25は軸部分以外の部分、即ち水量設定
カム26、減速歯車機構27の歯車27a・・・27n
1翼車28及びケーシング29は全てポリアセタール、
ポリフェニリンオキサイド等耐摩耗、耐久、耐熱性など
の諸性性に優れ、しかも精度を出し易い合成樹脂にて成
形するのが好ましく、本実施例でポリアセタール樹脂に
て成形されている。
また、この量水機能部25を本体Aから取外す時工具掛
りとなるようにカム軸31先端に突部31′を設けてい
る。
尚、45.dは夫々ストレーナ−1止水栓であり、両者
は共に量水弁a及び開閉弁すより上流の流路3に設けら
れ、上記止水栓dは流路3に設けられた弁座46とこれ
に二次側より対応する置駒47よりなり、置駒47背面
に設けた突軸48がスピンドル49に軸方向に穿設した
凹穴50に摺動自在或いは遊嵌状に挿入されている。
スピンドル49は弁座46に相対して本体Aに開設した
開口51に螺着するM52を挿通しており、その外端に
はドライバー等の治具を係合せしめる溝53が設けられ
ている。
またM52とスピンドル49はスピンドル挿通部分に相
互に螺合する螺子54を有する。
従ってこの止水栓dは流量調整弁、チャツキ弁を兼ねて
いる。
而して斯る水栓により定量の水を吐水するには、まず水
量設定ハンドル36を廻し、ハンドル軸34、カム軸3
1を介してカム26を第2図において矢印方向に回動し
てその円状カム面26aによりリリーフ弁体18の弁軸
21を上方に押し上げ、IJ IJ−フ弁Cを開弁させ
、更に弁軸21の上昇により掛止リング24で筒状ガイ
ド22を押してピストン弁体7を押し上げ量水弁aを開
き、水を主流路3aに流動せしめ、吐水口2、吐水管2
′を経て吐水させる。
このとき、リリーフ弁Cの開弁により圧力室15内の水
が主流路3a内に排出され、圧力室15の圧力は外気に
連通している主流路3aの圧力、即ち大気圧に等しくな
る。
従ってリリーフ弁C開弁後は弁軸21はスプリング20
の弾圧力だけによりカム26に押しつけられることにな
り、弁軸21は軽快に上方へ移動する。
またピストン弁体7を閉弁方向に押圧する力も除去され
ることとなリリーフ弁体7はリリーフ弁体18の弁軸2
1の掛止リング24を介して軽々と押し上げられ量水弁
aは全開する。
量水弁aの開弁と同時に、該弁aを通過して主流路3a
を流下する翼車28が回転し、その回転は減速歯車機構
27を介して減速されてカム26に伝達され、カム26
は自動的に回転を継続する。
また、圧力室15内には小孔16を介して水が小量すつ
流入するが、IJ IJ−フ弁Cより流出してしまうの
でカム26が1回転してリリーフ弁体18の弁軸21が
カム26の凹欠部26bに落ち込み、リリーフ弁Cが開
弁するまで量水弁aの開放状態は続く。
即ちカム26の凹欠部26bにリリーフ弁体18の弁軸
21が落ち込むとリリーフ弁Cはリリーフ弁体18に加
わるスプリング20の弾圧力により直ちに閉弁し、ピス
トン弁体7も上記スプリング20の弾発力により下降し
て量水弁座5に密接して量水弁aが閉弁する。
この量水弁aの閉弁作動は小孔16からの圧力室15へ
の水の流入による圧力室15の容積増加に伴って緩慢に
行われるをもってウォーターハンマーを起こすことがな
い。
上記量水弁aの開弁時間、換言すれば流水量の設定は水
量設定ハンドル36の操作による水量設定カム26の回
転角度の設定により行われる。
即ち、ハンドル操作によりカム26を矢印方向に回転し
て所要の角度に設定すれば、量水弁aを通過して主流路
3a内を流れる水流が翼車28を回転し、カム26を更
に矢印方向に回転して第2図の状態から1回転したとき
カム26の凹欠部26bがリリーフ弁体18の弁軸21
に対向し、弁軸21が凹欠部26bに落ち込みIJ I
J−フ弁Cが閉弁するので、ハンドル36により回転さ
れるカム26の回転角度が大きければ量水弁aの開放時
間、即ち吐出時間は短く、回転角度が小さければ吐出時
間は長くなる。
量水弁aが閉じ、主流路3aへの水の流動が停止すれば
当然翼車28の回転は止まり、従ってカム26の回転も
停止する。
尚、一定量の水を吐水して自動的に吐水を停止せしめる
とき以外、例えば長時間連続的に吐水したり、吐水、停
止を頻繁に繰返えすような場合には量水弁aは閉じたま
まにしておき開閉弁すを作動させる。
即ち開閉弁す操作用のハンドル11を操作して開閉弁を
開ければ水はバイパス路3bを通って吐水口2に至り、
吐水管2′より吐水される。
そして吐水を停止するにはハンドル11を逆に廻し開閉
弁すを閉じればよい。
次に第7図に示す第2実施例について説明する。
第2実施例は水量設定ハンドル36のハンドル軸34と
手動開閉弁すのスピンドル9が同軸に構成されている点
が第1実施例と異なるだけであり、それ以外の構造はほ
とんど第1実施例と変わりはない。
即ち、開閉弁すの開閉弁座6はその中心軸が、量水機能
部25のカム軸31、翼車28の軸43等と平行位置に
あるように形成されており、この開閉弁座6に2次側よ
り対応する開閉弁体8の前面には上記弁座6を遊嵌状に
挿通してバイパス路3b1次側に延び、更にバイパス路
3bと主流路3a側とを区画する隔壁4に摺動自在に挿
通するガイド筒56が設けられている。
水量設定ハンドル36のハンドル軸34は開閉弁すのス
ピンドル9、開閉弁体8及びガイド筒55の中心を軸方
向に回転摺動自在に挿通して設けられ、その先端部は主
流路3a側に延びて量水機能部25に達しており、先端
部に設けた歯車33が量水機能部25のカム軸31の一
端に設けた歯車32に噛合っている。
またハンドル軸34の後端は開閉弁すの操作ハンドル1
1を挿通して延びており、水量設定ハンドル36を備え
る。
操作ハンドル11は頂面部に産室56を有し、一方水量
設定ハンドル36は操作ハンドル11より小型に形成さ
れ、操作に不自由しない程度頂部が操作ハンドル11頂
面より突出するように、基部を操作ハンドル11の産室
56に没入する。
尚、この第2実施例の作動も上述の第1実施例の作動と
全く同じである。
尚、本考案は上述の実施例に限定されるものではない。
例えば湯水混合栓に実施することもできる。
また量水弁の構造も任意であり、リリーフ弁を備えなく
てもよい。
更に、水量設定ハンドル36の操作による回転は、ハン
ドル軸34の抵抗が小さい時にはカム軸31に伝わるが
、ハンドル軸34の抵抗が大きい時にはカム軸31に伝
わらないようにしてもよい。
また、第8図及び第9図に示すように、水量設定カム2
6を第2図において矢印方向に回動するハンドル36の
回転は常にカム軸31に伝わり、これとは逆方向のハン
ドル36の回転は、ハンドル軸34の抵抗が小さい時に
はカム軸31に伝わるが、抵抗が大きい時にはカム軸3
1に伝わらないようにすることもできる。
即ち、第8図及び第9図に於てハンドル軸34は一端は
軸34′に回転自在に軸支された歯車33に取り付けら
れ、他端は蓋35を挿通して本体A外方へ延びて突出し
ており、この突出部分には順に伝達板57、ハンドル3
6、及び2枚の座金58.59で挾まれたバネ60を挿
入し、ハンドル軸34端部に止めネジ61をねじ込み、
止めネジ61の頭部により座金59を掛止してバネ60
が外れないようにしている。
伝達板57は外部に直接露呈しないようにハンドル36
の開口62内に収容配備されており、伝達板57とハン
ドル36とはバネ60により押圧されて互いに接触して
いる。
また伝達板57とハンドル軸34及び歯車33とハンド
ル軸34には夫々相互に係合部に設けており、伝達板5
7とハンドル軸34及び歯車33とハンドル軸34とは
夫々回転不能になす。
従つて伝達板57と歯車33とは同じ位置関係を保って
ハンドル軸34と共に回転する。
一方ハンドル36とハンドル軸34との間にはそのよう
なものは設けず、ハンドル36とハンドル軸34とは回
転可能になす。
更に伝達板57とハンドル36との接触部分には夫々ラ
チェット歯57’、36’を設けている。
表示テープ37は伝達板57外周に貼着されており、こ
の表示テープ37に対応するハンドル部分36aは透明
に、その他の部分36bは内部が見えないように着色さ
れている。
従って表示テープ37は直接外部に露出せず、表示が汚
れたり、消えたりしないように構成されている。
尚、表示は伝達板57に彫り込んでもよい。
また、伝達板57と歯車33言い換えれば水量設定カム
26とは常に同じ関係で回転し、表示とカム26とは常
に対応するをもって、例えば零点の設定が容易に行える
而して水量設定カム26を第2図において矢印方向に回
動するハンドル36の回転は、ハンドル36のラチェツ
ト歯36′が伝達板57のラチェツト歯57′に常にか
み合い、共に回動してハンドル36の回転が、ハンドル
軸34を介してカム軸31に伝わる。
一方これとは逆方向にハンドル36を回転した場合は、
ハンドル軸34の抵抗がハンドル36及び伝達板57の
夫々のラチェット歯36’、57’との摩擦力より小さ
い時はハンドル36と伝達板57とは摩擦力により共に
回動してハンドル36の回転はカム軸31に伝わるが、
ハンドル軸34の抵抗が大きい時、例えばリリーフ弁体
18の弁軸21がカム26の凹欠部26bに係合してい
る時においてはハンドル軸34の抵抗がラチェット歯3
6’、57’の摩擦力に打勝ってハンドル36のラチェ
ツト歯36′が伝達板57のラチェツト歯57′をのり
越えてハンドル36と伝達板57とはスリップし、ハン
ドル36の回転はハンドル軸34に伝わらず、カム軸3
1は回転しない。
この様にすれば、人が誤まってカム26を第2図におい
て矢印方向とは逆方向に回動する様に水量設定ハンドル
36を回転しても、リリーフ弁体18の弁軸21がカム
26の凹欠部26bに係合すると、それ以上はハンドル
36と伝達板57とがスリップしてカム軸31は回転せ
ず、カム26及び弁軸21に無理な力が加わらず、破損
するようなことがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案定量水栓の縦断正面図、第2図は縦断側
面図、第3図は一部切欠いた平面図、第4図は第1図X
−X線に沿える縦断面図、第5図は量水方便用時の状態
を示す要部の縦断側面図、第6図は量水ユニットの斜視
図、第7図は他の実施例を示す縦断側面図、第8図及び
第9図は水量設定ハンドルの他の実施例を示し、第8図
は要部の縦断側面図、第9図は伝達板の斜視図、第10
図は従来の水栓の一例を示す縦断面図である。 A・・・・・・本体、a・・・・・・量水弁、b・・・
・・・手動開閉弁、1・・・・・・流入口、2・・・・
・・吐水口、3・・・・・・流路、3a・・・・・・主
流路、3b・・・・・・バイパス路、4・・・・・・隔
壁、25・・・・・・量水機能部、27・・・・・・減
速歯車機構、28・・・・・・翼車。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入口と、吐水口、これら両口を連絡する流路を有する
    本体と、上記流路途中に設けられ該流路を流動する氷に
    より回転する翼車及びこの翼車の回転を減速する減速歯
    車機構等よりなる量水機能部と、該量水機能部に連係し
    て作動し所定量の水を流して自動的に閉弁する量水弁と
    を備えた定量水栓であって、上記本体の流路を途中にお
    いて隔壁により夫々上記吐水口に連絡する主流路とバイ
    パス路とに区画し、上記主流路には上記量水機能部を配
    設すると共にこの量水機能部の翼車より上流側の主流路
    に上記量水弁を設けてこの主流路を該量水弁で開閉せし
    め、上記バイパス路には手動開閉弁を設けて手動操作に
    よってバイパス路を開閉せしめてなる定量水栓。
JP15900278U 1978-11-17 1978-11-17 定量水栓 Expired JPS60531Y2 (ja)

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JP15900278U JPS60531Y2 (ja) 1978-11-17 1978-11-17 定量水栓

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JP15900278U JPS60531Y2 (ja) 1978-11-17 1978-11-17 定量水栓

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JPS5574873U JPS5574873U (ja) 1980-05-23
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ID=29151399

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JP15900278U Expired JPS60531Y2 (ja) 1978-11-17 1978-11-17 定量水栓

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60112765U (ja) * 1983-12-30 1985-07-30 スタナダイン株式会社 回転型定量止水栓
US4708264A (en) * 1985-06-28 1987-11-24 L. R. Nelson Corporation Water timer

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JPS5574873U (ja) 1980-05-23

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