JPS6052946B2 - 積層フイルム - Google Patents

積層フイルム

Info

Publication number
JPS6052946B2
JPS6052946B2 JP6793678A JP6793678A JPS6052946B2 JP S6052946 B2 JPS6052946 B2 JP S6052946B2 JP 6793678 A JP6793678 A JP 6793678A JP 6793678 A JP6793678 A JP 6793678A JP S6052946 B2 JPS6052946 B2 JP S6052946B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
laminated film
layer
ldpe
laminated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6793678A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54158478A (en
Inventor
治平 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Plastics Inc
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP6793678A priority Critical patent/JPS6052946B2/ja
Publication of JPS54158478A publication Critical patent/JPS54158478A/ja
Publication of JPS6052946B2 publication Critical patent/JPS6052946B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wrappers (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ガス遮断性、防湿性、耐ピンホール性等の優
れ、しかも有機溶剤等の残留する恐れは全くない積層フ
ィルムに関するものである。
従来、茶、コーヒー、紅茶等の嗜好品や削り節、粉末調
味料などの包装には、これら食品が流通過程で温度、酸
素、光線等の影響により変質するのを防止するためアル
ミニウム等の金属箔を一構成層とする種々の積層フィル
ムが用いられている。しかし、これら従来の積層フィル
ムを用いた包装には下記のような欠点がある。(1)使
用中に金属箔にピンホールが生じて防湿性がガス遮断性
が低下する危険性がある。
(2)接着剤にアンカーコート剤等を使用して積層され
たフィルムは、接着剤等の塗布工程において有機溶剤を
乾燥飛散させるが、充分でなく、有機溶剤等が幾分か残
留する。
これらの積層フィルムを使用して製袋加工するとヒート
シールの際接着剤残留溶剤が変質して臭気が発生したり
製袋された袋内にこもつたり、残留溶剤の臭気によつて
被包装物、特に茶、コーヒ一、紅茶、調味料等の品質が
損われるおそれがある。
これら従来の積層フィルムは、その積層工程が複雑化し
、かつアルミニウム等の金属箔を使用するため、非常に
コスト高となる。本発明者らは、上記の従来の欠点を解
消した包装をなし得る積層フィルムを提供すべく鋭意検
討した結果、本発明に到達したもので、その要旨とする
ところは、ポリアミド系樹脂層の両面にポリオレフィン
系樹脂を配した三層共押出フィルムAと、ポリエステル
系樹脂層の片面に金属蒸着を施したポリエステル系樹脂
フィルムBとよりなり、フィルムBの金属蒸着面上に共
押出フィルムAを重ねて押出ラミネート法にて両者フィ
ルムを積層して得られた積層フィルムに存する。
以下、本発明を添付図面と共に詳しく説明するに、第1
図は本発明の積層フィルムの一例を示した断面図である
図において、Aは共押出フィルムであつて、厚さ10〜
100μのポリアミド系樹脂(以下、「PA」と略称す
る)層1とその両面の厚さ10〜100μのポリオレフ
ィン系樹脂(以下、「Po」と略称する)層2及び3よ
りなる三層構造である。
PA層1は、その優れたガス遮断性や、強靭性を利用す
るものであり、その具体例としては6、66、10、1
1、12の各ナイロン、又はこれら2種以上のコーポリ
マー及び混合物があげられる。
なお、厚さは10〜100μのものが使用可能であるが
、生産性、コスト等から10〜60μのものが適当であ
る。PO層2は、本発明の積層フィルムを包装袋等に成
形加工する際接着剤の役割を果たすものであり、その具
体例としては、低密度ポリエチレン(以下、RLDPE
Jと略称する)、中密度ポリエチレン(以下、RrOp
EJと略称する)、エチレンー酢酸ビニルコポリマー(
以下、REVAJと略称する)、アイオノマー樹脂、ポ
リプロピレン樹脂等があげられる。
その厚さは10〜100μで使用可能であるが、包装袋
等の成形加工時必要となる熱接着適性等の実用的見地か
らすれば40〜70μが好ましい。PO層3は、共押出
フィルムAと押出ラミネートの際口金より溶融押出しさ
れる貼合せ用樹脂層4(後述)との接着性を向上させる
目的に使用するもので、PO層2と同様の樹脂が使用可
能であり、その厚さもPO層2に準じる。
金属蒸着を施したポリエステル系樹脂フィルム(以下、
1金属蒸着PETフイルムョと略称する)Bのポリエス
テル樹脂(以下、RPETJと略称する)層5としては
、テレフタル酸とエチレングリコールからなるポリエチ
レンテレフタレートなどが使用てき、その厚さ6〜20
μの範囲がよく、その包装適性から10〜16μが最適
である。
また、該PET層5の片面に蒸着される金属蒸着層6の
厚さは、例えばアルミニウムで0.01〜0.06μ、
特に−ガス遮断性を要求される場合には、0.03〜0
.05pの範囲がよい。また、貼合せ用樹脂層4の厚さ
は、10〜50μの範囲で使用可能であるが、共押出フ
ィルムAと金属蒸着PETフィルムBとの接着性及び押
出ラミネート時の生産性を考えると厚さ.は15〜40
μがよい。該貼合せ用樹脂層を介して共押出フィルムA
を金属蒸着PETフィルムの金属蒸着面上に重ねて積層
するため、金属蒸着PETフィルムと共押出フィルムA
とは強固に接着され、かつ金属蒸着面3は外力から保護
されてピンホール等が発生せず、優れたガス遮断性、防
湿性を維持することができる。
なお、金属蒸着PETフィルムの代りに金属蒸着された
ポリプロピレン、ポリエチレン等のPOフィルムを使用
することも考えられるが、こ4れらは、ガス遮断性に欠
けるため、本発明の目的とする内容包装物を保護する性
能において満足できないものであるばかりでなく、積層
工程における寸法安定性の点からも、PETフィルムが
特に好ましい。参考までにアルミニウム蒸着樹脂フィル
ムの酸素透過率を下表に示す。測定方法:製科研式によ
り20゜C絶乾状態で測定ノ した。
上記の如く構成したので、本発明の積層フィルムは、ガ
ス遮断性、耐ピンホール性が優れ、さらに本発明の積層
フィルムを用いた包装袋は、外力に対して強い抵抗性を
有し破袋が生じにくい。
しかも積層工程で全く溶剤を使用していないので、残留
溶剤による内容物への移り香、変質等の危険が全くない
ものである。さらに内部に金属蒸着を有し金属面が表面
に露出していないため、ピンホールを生ずる恐れがなく
、ガス遮断性、保香性、光線遮断性に優れている。次に
本発明を実施例及び比較例により更に具体的に説明する
実施例1 市販のポリアミドー6(PA−6)とLDPEを各々溶
融し、一つの環状口金から、PA−6を中間のPA層、
その両側をLDPE層となるように押出し、各樹脂層の
表面をオゾンにて処理して積層し、中間のPA層が20
μ、両側のLDPE層が各々20p170μのチューブ
状共押出フィルムを得た。
該チューブ状共押出フィルムを切り開き、フラット状三
層積層フィルムを得た。ついで該三層共押出フィルムA
の厚さ20μのLDPE層側に、厚さ20μの二軸延伸
PETフィルムの片面に真空蒸着法によつて厚さ0.0
5μのアルミニウムを蒸着して得た金属蒸着PETフィ
ルムBを、蒸着アルミニウム面を内側にして溶融押出し
されたLDPEを貼合せ用樹脂層(厚さ20μ)として
押出ラミネート法により積層し、PET/アルミ蒸着/
貼合せ用LDPE/LDPE/PA/LDPEからなる
本発明の積層フィルムを得た。(1)上記で得た本発明
の積層フィルムより10iの試料を採取し、次のように
して残留溶剤測定を行つた。
すなわち、試料を密閉状態で一定温度に保ち、気化した
蒸気をガスクロマトグラフにて検出した。結果を後記の
表−1にまとめて示す。(2)上記で得た本発明の積層
フィルムを自動製袋機で巾65Tf0n、長さ29−、
カセット折込み寸法157mのカセット袋に加工した。
このカセット袋に緑茶200yを充填し、真空包装機に
てカセット袋内の空気を排除し、インパルスシールにて
袋を密封した。得られたカセット包装袋を六角ドラム(
自社製)試験機にかけ10回転/顛で10分間回転試験
した後、カセット包装袋を開封し内容物を除去して得た
使用後のカセット包装袋から、直径80TIrI1&の
酸素透過率測定試料及び直径60Tfr!!tの透湿度
測定試料を採取し、酸素透過率及び透湿度を測定した。
なお、本発明の積層フィルムの使用前後の酸素透過率及
び透湿度を比較するため、使用前試料としてカセット製
袋前の本発明の積層フィルムより上記と同一サイズの試
料を採取して酸素透過率及び透湿度の測定を行つた。
結果は後記の表−2にまとめて示す。比較例1 厚さ70μのクラフト紙と厚さ9μのアルミニウム箔と
を、厚さ15μのLDPEを貼合せ用樹脂層として、押
出ラミネート法によつて積層後、アルミニウム箔側にウ
レタン系接着剤と酢酸エチルを1:9の割合で混合した
有機溶剤溶液を、乾燥後の接着剤の塗布量が4.0y/
イとなるようコーティングし充分乾燥した後、厚さ20
μのポリ塩化ビニリデンコートニ軸延伸ポリプロピレン
樹脂層をドライラミネート法により積層した。
さらにポリ塩化ビニリデンコートニ軸延伸ポリプロピレ
ン樹脂層(以下、PVdCコート0PPと略称する)側
にウレタン系接着剤とトルエンを1:9の割合で混合し
た有機溶剤溶液を、乾燥後の接着剤の塗布量が4.0q
/dとなるようコーティングし充分乾燥した後、低密度
ポリエチレンを積層し、クラフト紙/LDPE/アルミ
箔/接着剤/PVdCコート0PP/接着剤/LDPE
という構成の従来の積層フrルムを得た。)上記で得た
従来の積層フィルムより実施例1の(1)と同様にして
試料採取し、残留溶剤測定を行つた。
結果を後記の表−1にまとめて示す。))上記で得た従
来の積層フィルムより実施例1の(2)と同様にして得
た使用後のカセット包装袋及び使用前の従来の積層フィ
ルムのそれぞれから試料を採取し、酸素透過率及び透湿
度の測定を行つた。結果を後記の表−2にまとめて示す
。1使用試験機 ガスクロマトグラフニ島津製作所製 熱分解装置: 同 2測定条件 熱分解温度100℃で加熱時間1分 3試料 大きさ:10TdA 実施例:PET/アルミ蒸着/貼合せ用 LDPE/LDPE/PA/LDPEの
構成からなる積層フィルムをア ル
ミ蒸着と貼合せ用LDPEの間 で剥離し、
貼合せ用LDPE/ LDPE/PA/LDP
Eのサンプル にて残留溶剤を測定した。
比較例:クラフト紙/押出PE/アルミ
箔/接着剤/PVdCコート 0PP/接着剤
/PEの構成から なる積層フィルムをアル
ミ箔と 接着剤の間で剥離し、接着剤/
PVdCコート0PP/接着剤/PEのサンプル
にて残留溶剤を測定 した。
上記表1及び2″あ鈷果から本発明の積層フィルムは、
残留溶剤の危険性の全くないものであり、また、包装袋
として使用した後もピンホール、キズ等が発生しないし
、そのため酸素透過率及び透湿度のいずれも低下してお
らず、しかも各々の数値が極めて低いので、各種用途に
広く有利に適用されるのに対して、比較例の従来の積層
フィルムには、積層工程での接着剤の残留が認められ、
また、包装作業時及び真空包装時に発生するシワにより
アルミニウム箔にピンホールが発生し、その結果酸素透
過率、透湿度のいずれもが低下する、という実用上好ま
しくない欠点のあることが分かる。
以上詳記したように、本発明の積層フィルムーは、ガス
遮断性、防湿性、耐ピンホール性に優れ、例えば茶、コ
ーヒー、紅茶、調味料等の包装に適したフィルムとして
実用上格別の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の積層フィルムの一例の断面図である。 (1・ ・・ポリアミド系樹脂層、2・・・・・ポリオ
レフィン系樹脂層、3・・・・・ポリオレフィン系樹脂
層)A:共押出フィルム。4・・・・・・貼合せ用樹脂
層。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリアミド系樹脂層の両面にポリオレフィン系樹脂
    を配した三層共押出フィルムAと、ポリエステル系樹脂
    層の片面に金属蒸着を施したポリエステル系樹脂フィル
    ムBとよりなり、フィルムBの金属蒸着面上に共押出フ
    ィルムAを重ねて押出ラミネート法にて両者フィルムを
    積層して得られた積層フィルム。
JP6793678A 1978-06-05 1978-06-05 積層フイルム Expired JPS6052946B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6793678A JPS6052946B2 (ja) 1978-06-05 1978-06-05 積層フイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6793678A JPS6052946B2 (ja) 1978-06-05 1978-06-05 積層フイルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54158478A JPS54158478A (en) 1979-12-14
JPS6052946B2 true JPS6052946B2 (ja) 1985-11-22

Family

ID=13359303

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6793678A Expired JPS6052946B2 (ja) 1978-06-05 1978-06-05 積層フイルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6052946B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE69400638T2 (de) * 1993-01-21 1997-02-27 Du Pont Metallisierte polymilchsäurefolie

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54158478A (en) 1979-12-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5346763A (en) Multilayer film structure
JPH0538779A (ja) レトルト用袋
EP0573782A2 (en) Easily tearable multilayer packaging film material
JP6465343B2 (ja) 保香性フィルム及び包装材
JPS6052946B2 (ja) 積層フイルム
JP3836164B2 (ja) バリヤー性包装材料およびその製造方法
JPH06155682A (ja) 包装体
JP4108832B2 (ja) 高防湿性積層体
JPH0596688A (ja) バリア性包装袋
JP4054431B2 (ja) 非吸着性包装材および非吸着性包装袋
JPS6052945B2 (ja) チユ−ブ状複合フイルム
JP3368646B2 (ja) 蒸着フィルム積層体
JPS6117015Y2 (ja)
JP2001315281A (ja) 易裂性フィルムおよび易裂性包装袋
JPS6259037A (ja) 熱収縮性積層包装材料
JPH11333966A (ja) 高防湿性積層体
JPS588985B2 (ja) カ−ルしないガス遮断性金属蒸着フイルムとその製造法
JP4043598B2 (ja) ガスバリア性多層ヒートシールフィルムとそれを用いた袋体
JP2908838B2 (ja) 塩酸ブロムヘキシン含有製剤の包装体
JPH088815Y2 (ja) 積層包装材料
JP7106830B2 (ja) 包装材
JPS63242534A (ja) 金属蒸着層を有する包装材料
JPH06340023A (ja) バリア性包装袋
JP2004188902A (ja) ガスバリア性積層包装材料
JP2019151376A (ja) 包装体