JPS6052860B2 - 活性炭の再生法 - Google Patents
活性炭の再生法Info
- Publication number
- JPS6052860B2 JPS6052860B2 JP53043947A JP4394778A JPS6052860B2 JP S6052860 B2 JPS6052860 B2 JP S6052860B2 JP 53043947 A JP53043947 A JP 53043947A JP 4394778 A JP4394778 A JP 4394778A JP S6052860 B2 JPS6052860 B2 JP S6052860B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- activated carbon
- gas
- hydrogen sulfide
- temperature
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、イオウ化合物の吸着により吸着能力および
触媒能力の低下した使用済活性炭を再生する方法に関す
る。
触媒能力の低下した使用済活性炭を再生する方法に関す
る。
活性炭は非常に発達した細孔構造を有し、流体中の低
濃度の有害化合物を選択的に吸着する能力および触媒的
に酸化する作用を有し、大気汚染、水質汚濁、悪臭など
の公害を防除する処理剤として広く使用されている。
濃度の有害化合物を選択的に吸着する能力および触媒的
に酸化する作用を有し、大気汚染、水質汚濁、悪臭など
の公害を防除する処理剤として広く使用されている。
このような流体の処理において、一定期間使用すると
、活性炭の吸着能力および触媒能力が次第に低下してく
るので、再生して再利用するのが普通である。
、活性炭の吸着能力および触媒能力が次第に低下してく
るので、再生して再利用するのが普通である。
使用済活性炭を再生する方法としては、高温下、不活
性ガスまたは水蒸気で処理する方法などが知られている
が、多くのイオウ化合物は低温では殆んど脱離せず7印
℃以上もの高温下で硫化水素となつて脱離する。
性ガスまたは水蒸気で処理する方法などが知られている
が、多くのイオウ化合物は低温では殆んど脱離せず7印
℃以上もの高温下で硫化水素となつて脱離する。
ところが再生装置のほとんどは金属製であるので、この
様な硫化水素の存在下、7印℃以上の高温にあうと再生
装置は単期間に腐蝕してしまう。 本発明者はこのよう
な事情に監み種々検討した結果、イオウ化合物を吸着し
た使用済活性炭をアンモニアガスと接触させると、活性
炭からのイオウ化合物の脱離が従来の再生温度よりかな
り低温で可能になるという知見を得、これに基ずいて本
発明を完成した。
様な硫化水素の存在下、7印℃以上の高温にあうと再生
装置は単期間に腐蝕してしまう。 本発明者はこのよう
な事情に監み種々検討した結果、イオウ化合物を吸着し
た使用済活性炭をアンモニアガスと接触させると、活性
炭からのイオウ化合物の脱離が従来の再生温度よりかな
り低温で可能になるという知見を得、これに基ずいて本
発明を完成した。
すなわち本発明は、750℃以上で硫化水素を発生す
るような使用済活性炭をアンモニアガスの存在下250
〜65(自)で加熱し(第1工程)、ついで750℃以
上で再賦活する(第2工程)ことを特徴とする活性炭の
再生法である。
るような使用済活性炭をアンモニアガスの存在下250
〜65(自)で加熱し(第1工程)、ついで750℃以
上で再賦活する(第2工程)ことを特徴とする活性炭の
再生法である。
上記7印℃以上で硫化水素を発生するような使用済活
性炭(以下単に使用済活性炭という)とは活性炭に少な
くとも一種のイオウ化合物を吸着させたものであつて、
それを7印℃以上に加熱したとき、該イオウ化合物が硫
化水素となつて脱離するものをいう。
性炭(以下単に使用済活性炭という)とは活性炭に少な
くとも一種のイオウ化合物を吸着させたものであつて、
それを7印℃以上に加熱したとき、該イオウ化合物が硫
化水素となつて脱離するものをいう。
勿論、イオウ化合物を吸着させた活性炭を750℃より
低い温度に加熱した際に一部のイオウ化合物が硫化水素
となつて脱離するものでも7印℃以上に加熱した際に残
りのイオウ化合物が硫化水素となつて脱離するようなも
のであれば本発明にいう使用済活性炭に含まれる。 上
記イオウ化合物としては、たとえば硫化水素、硫化カル
ボニル、低級アルキルメルカプタン類、低級アルキルス
ルフィドなどがあげられる。
低い温度に加熱した際に一部のイオウ化合物が硫化水素
となつて脱離するものでも7印℃以上に加熱した際に残
りのイオウ化合物が硫化水素となつて脱離するようなも
のであれば本発明にいう使用済活性炭に含まれる。 上
記イオウ化合物としては、たとえば硫化水素、硫化カル
ボニル、低級アルキルメルカプタン類、低級アルキルス
ルフィドなどがあげられる。
本発明においてはまず使用済活性炭をアンモニアガス
の存在下250〜650℃で加熱する(第1工程)。存
在させるアンモニアガスの量すなわちアンモニアガスの
使用済活性炭に対する接触割合は、使用済活性炭の性状
によつて異なり通常、使用済活性炭1gに対して0.1
ミリモル以上であるが好ましくは1ミリモル〜10モル
である。加熱温度は250〜650℃、好ましくは45
0〜600Cである。接触時間は通常1分間以上である
。この場合、アンモニアガスは、窒素、炭酸ガス、水蒸
気、燃焼排ガスなどのガスをキャリヤーとして混合使用
するのがよく、混合ガス中のアンモニアガスの濃度は0
.1v01%以上が好ましい。また、このアンモニア含
有ガスに少量の酸素を共存させてもよい。使用済活性炭
とアンモニアガスとの接触方式は、固定床、移動床、流
動床、スラリー方式、ロータリーキルン方式など通常の
活性炭の再生方式が考えられる。このような処理をした
使用済活性炭はついで活性炭を製造するための賦活法に
よつて再賦活される(第2工程)。
の存在下250〜650℃で加熱する(第1工程)。存
在させるアンモニアガスの量すなわちアンモニアガスの
使用済活性炭に対する接触割合は、使用済活性炭の性状
によつて異なり通常、使用済活性炭1gに対して0.1
ミリモル以上であるが好ましくは1ミリモル〜10モル
である。加熱温度は250〜650℃、好ましくは45
0〜600Cである。接触時間は通常1分間以上である
。この場合、アンモニアガスは、窒素、炭酸ガス、水蒸
気、燃焼排ガスなどのガスをキャリヤーとして混合使用
するのがよく、混合ガス中のアンモニアガスの濃度は0
.1v01%以上が好ましい。また、このアンモニア含
有ガスに少量の酸素を共存させてもよい。使用済活性炭
とアンモニアガスとの接触方式は、固定床、移動床、流
動床、スラリー方式、ロータリーキルン方式など通常の
活性炭の再生方式が考えられる。このような処理をした
使用済活性炭はついで活性炭を製造するための賦活法に
よつて再賦活される(第2工程)。
賦活法としては従来知られているものであればいかなる
ものでもよく、たとえば750〜950℃程度で使用済
活性炭と水蒸気とを5〜10紛間程度接触させることか
らなる水蒸気賦活法、750〜1000℃程度で使用済
活性炭と炭酸ガスとを5〜100分間程度接触させるこ
とからなる炭酸ガス賦活性などがあげられる。本発明の
方法によつて再生した活性炭は活性炭原料を賦活して得
られる新しい活性炭と比べてその吸着能力は殆んど同程
度である。
ものでもよく、たとえば750〜950℃程度で使用済
活性炭と水蒸気とを5〜10紛間程度接触させることか
らなる水蒸気賦活法、750〜1000℃程度で使用済
活性炭と炭酸ガスとを5〜100分間程度接触させるこ
とからなる炭酸ガス賦活性などがあげられる。本発明の
方法によつて再生した活性炭は活性炭原料を賦活して得
られる新しい活性炭と比べてその吸着能力は殆んど同程
度である。
使用済活性炭を本発明の方法によつて再生すると使用済
活性炭中のイオウ化合物の多くが第1工程において脱離
してしまうため高温の第2工程において硫化水素の発生
が殆んどみられず、したがつて再生炉の腐蝕をかなり抑
制することができる。
活性炭中のイオウ化合物の多くが第1工程において脱離
してしまうため高温の第2工程において硫化水素の発生
が殆んどみられず、したがつて再生炉の腐蝕をかなり抑
制することができる。
以下に実施例をあげて本発明をより具体的に説一明する
。
。
実施例1
石油化学工場排水の処理に約360時間使用した粒状活
性炭は、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ吸着力が新
炭の30%まで低下し、全イオウ含有.量が0.87%
(新炭の全イオウ含有量0.50%)であつた。
性炭は、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ吸着力が新
炭の30%まで低下し、全イオウ含有.量が0.87%
(新炭の全イオウ含有量0.50%)であつた。
この使用済活性炭50f(乾燥品)を4C1!φの石英
ガラス管に充填し、NH,−10v01%含有のN2ガ
スをLUminで流通しながら300,400,500
および600の各温度でそれぞれ3紛間処理し、N2ガ
ス中で室温まで冷却した。なお、対照としてN2ガスま
たは水蒸気10v01%含有N2ガスをLUminで流
通しながら第1表の各温度で3紛間処理し、室温まで冷
却した。これら処理品の全イオウ含量は第1表の通りで
あつた。つぎに、第1表の未処理品5、窒素処理品8〜
[相]、水蒸気処理品5〜7およびアンモニア処理品1
〜4の約1.5fを1C!Rφの石英ガラス管に充填し
、水蒸気10V′01%含有のN2ガスを400TfL
1Iminで流通しながら、昇温速度6.7C/Min
で950℃まで加熱し、再生した。
ガラス管に充填し、NH,−10v01%含有のN2ガ
スをLUminで流通しながら300,400,500
および600の各温度でそれぞれ3紛間処理し、N2ガ
ス中で室温まで冷却した。なお、対照としてN2ガスま
たは水蒸気10v01%含有N2ガスをLUminで流
通しながら第1表の各温度で3紛間処理し、室温まで冷
却した。これら処理品の全イオウ含量は第1表の通りで
あつた。つぎに、第1表の未処理品5、窒素処理品8〜
[相]、水蒸気処理品5〜7およびアンモニア処理品1
〜4の約1.5fを1C!Rφの石英ガラス管に充填し
、水蒸気10V′01%含有のN2ガスを400TfL
1Iminで流通しながら、昇温速度6.7C/Min
で950℃まで加熱し、再生した。
出口ガスをマイクロシリンジでサンプリングし、FPO
ガスクロで温度変化に伴なう硫化水素の発生濃度を実測
した。結果は、第2表の通りである。前記の950℃ま
ぞ永蒸気含有窒素ガス処理された各試料ともメチレンブ
ルーおよびドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの吸着性
能は、新炭と同程度で、ほぼ完全に再生されていること
が認められた。
ガスクロで温度変化に伴なう硫化水素の発生濃度を実測
した。結果は、第2表の通りである。前記の950℃ま
ぞ永蒸気含有窒素ガス処理された各試料ともメチレンブ
ルーおよびドデシルベンゼンスルホン酸ソーダの吸着性
能は、新炭と同程度で、ほぼ完全に再生されていること
が認められた。
第1表からアンモニア含有ガスで使用済活性炭を300
〜600゜Cで処理すると、水蒸気含有ガスおよび窒素
ガスによる300〜600℃処理に比べて、活性炭串払
全!.tら”含量は、iしく減少していることがわかり
、したがつて第2表に示すようにアンモニア含有ガス処
理品1〜4は、水蒸気含有ガス処理品5〜7、窒素ガス
処理品8〜Oおよび未処理品8に比べて、水蒸気含有ガ
スによる750〜900の加熱下での硫化水素の発生量
が少なく、本発明の方法は、再生装置の腐蝕を低減する
ことが可能である。
〜600゜Cで処理すると、水蒸気含有ガスおよび窒素
ガスによる300〜600℃処理に比べて、活性炭串払
全!.tら”含量は、iしく減少していることがわかり
、したがつて第2表に示すようにアンモニア含有ガス処
理品1〜4は、水蒸気含有ガス処理品5〜7、窒素ガス
処理品8〜Oおよび未処理品8に比べて、水蒸気含有ガ
スによる750〜900の加熱下での硫化水素の発生量
が少なく、本発明の方法は、再生装置の腐蝕を低減する
ことが可能である。
Claims (1)
- 1 750℃以上で硫化水素を発生するような使用済活
性炭をアンモニアガスの存在下250〜650℃で加熱
し、ついで750℃以上で再賦活することを特徴とする
活性炭の再生法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53043947A JPS6052860B2 (ja) | 1978-04-13 | 1978-04-13 | 活性炭の再生法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53043947A JPS6052860B2 (ja) | 1978-04-13 | 1978-04-13 | 活性炭の再生法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54135694A JPS54135694A (en) | 1979-10-22 |
JPS6052860B2 true JPS6052860B2 (ja) | 1985-11-21 |
Family
ID=12677892
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53043947A Expired JPS6052860B2 (ja) | 1978-04-13 | 1978-04-13 | 活性炭の再生法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6052860B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10028654A1 (de) | 2000-06-09 | 2001-12-20 | Sandler Helmut Helsa Werke | Herstellung von Aktivkohle mit erhöhter katalytischer Aktivität |
-
1978
- 1978-04-13 JP JP53043947A patent/JPS6052860B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54135694A (en) | 1979-10-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3383302B2 (ja) | 水からのシアニドの除去 | |
US2083894A (en) | Process for the treatment of sulphur compounds | |
US4325926A (en) | Process for removing sulfur dioxide from a gas | |
US3483137A (en) | Method of treating a selective adsorbent | |
JPS6052860B2 (ja) | 活性炭の再生法 | |
US3790659A (en) | Activated carbon catalyst impregnated with sio2 | |
US2442982A (en) | Desulfurization of hydrocarbons | |
US2762452A (en) | Removal of organic sulfur compounds from gases | |
JPH0768528B2 (ja) | ガス中の硫化カルボニルの除去方法 | |
JPS63294943A (ja) | 乾式脱硫吸着剤 | |
JPH0365209B2 (ja) | ||
JPH02107313A (ja) | 硫黄化合物の除去方法および該方法に用いられる脱硫剤 | |
JPS59160535A (ja) | アルシン含有流体の処理方法 | |
JPS638809B2 (ja) | ||
JP4454054B2 (ja) | 硫黄化合物吸着体および硫黄化合物除去方法 | |
JPH0153087B2 (ja) | ||
JP3576189B2 (ja) | 悪臭の除去方法と悪臭成分吸着剤 | |
SU1678768A1 (ru) | Способ доочистки сточных вод | |
JPS6252618B2 (ja) | ||
JP3859209B2 (ja) | 炭素質吸着材のインプラント賦活方法及び排ガス処理方法 | |
JPH07118668A (ja) | 硫黄含有ガス中の硫黄化合物の除去方法 | |
JPS6071039A (ja) | 有害ガスの処理方法 | |
JPH01123614A (ja) | ガス中の有機硫黄化合物の除去方法 | |
JPS58177142A (ja) | 乾式脱硫用炭素質吸着剤の再生賦活法 | |
SU1641418A1 (ru) | Контакт дл очистки воздуха от монооксида углерода и способ его получени |