JPS6052685A - 捺染用糊剤 - Google Patents

捺染用糊剤

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JPS6052685A
JPS6052685A JP58158588A JP15858883A JPS6052685A JP S6052685 A JPS6052685 A JP S6052685A JP 58158588 A JP58158588 A JP 58158588A JP 15858883 A JP15858883 A JP 15858883A JP S6052685 A JPS6052685 A JP S6052685A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、代表的な捺染用権1剤の1釉であるカルボキ
ンメチルセルロースアルカリ金属塩(以下OMOと略記
する)に関するものであり、従来の捺染糊剤用OMOに
比し、チキソトロピー性が小さく捺染適性の優れた捺染
糊剤用OMOを提供するものである。
捺染用糊剤に要求される性能と17では、第1に目的の
模様、図柄を被染布上に忠実に描くために粘稠性を4′
NJ与し、印捺乾繰後も染料を被染布から逸脱せしめな
いで保持することが出来る接着能を有することであり、
更に染料固着に際しては、カラーバリユーが高<、t〜
かも均一に所d両”染めむら、”イラツキ″を発生させ
ること無く染色され、染色後は容昂に被染布より水洗、
除去されることである。その他、捺染目的によって尖鋭
性、浸透性も重要な捺染性能である。又、主な捺染手段
であるフラットオートスクリーン捺染法の場合、スクリ
ーン目詰まりを生じさせることなく連続操業が可能であ
ることが重要である。
常用されるj余染用糊剤として#J: #粉、グアーガ
ム、アルギン酸ソーダ、OMO等及びそれらの誘導体、
ミネラルスピリットや鉱物油を乳化剤で乳化させて得ら
れるエマルションなどが用いられている。
OMOけ染料1i!i1着工程の主流になりつつある高
温常圧連続蒸熱法(以下、I(TEI法と略記する)で
特に問題となる脱糊性に関して、高価なアルギン酸ソー
ダに次ぐ良好なものとされており、HTS法で連続染料
固着が可能なポリエステル繊維、ポリアクリル繊維、ポ
リアミド繊維などの合成繊維製品の捺染用糊剤として多
用されている。
捺染用糊剤としてのOM Oは平均置換度(以下、DF
Jと略記する) 0.45〜2゜1のものが多く、0.
45以下のものは水に不溶溶分が多く、粘性が少なく、
捺染用糊剤に不適であり、一方、D 82.1以上のも
のは製造に際して、多段反応を行なう必要があり、製造
価格が高くなり非現実的である。CMOはDBが高い程
、チキソトロピー性が小さく、よりニュートニアン流動
に近い流動性を有するようになり、アルギン酸ソーダと
同様に、被捺染布に対する浸透性は向上するがカラーバ
リユーが低下する。逆に、DSが低い程、チキソトロピ
ー性は大きくなるが、塑性流動に近い凝塑性流動体、に
外り、被捺染布に対する浸透性は押さえられ、カラーバ
リユーが向上する。塑性流動性を示す糊剤としては低D
BのOMO以外に、澱粉、澱粉誘導体、鉱物油のエマル
ションなどがあり、カラーバリユーを得る目的で多用さ
れているが、それぞれ欠点を有していて満足し得る性能
のものは存在していない。例えば澱粉系糊剤は安価では
あるがHTS法での脱糊性が著しく劣っており、鉱物油
エマルションは乾燥時に皮膜形成性が無く、染料を繊維
だ接着する能力が無く、又、臭気が強く作業環境を悪化
させる。
一方、OMOはHTS法での脱糊性が良好であり、皮膜
形成性もあるが、低DBになる程チクソトロピー性が大
きくなり、スクリーン透過性が悪化したり、又はフリー
ファイバーと称される未反応M f&物質及び水に完全
に溶解しない膨潤ゲル粒子(以下、ミクロゲルと略記す
る)が多くなり、これらがミクロ的な“染めむら”“イ
ラツキ“の原因となり、均染性を低下させるだけでなく
、スクリーンの目詰まシを起こし、連続操業が続行出来
なくなる等の問題点があったO このスクリーン透過性はポリエステルジョーゼットに代
表される印捺糊料の吸収能の低い疎水性繊維の薄物被捺
染布に絵ギワの尖鋭性が要求される捺染加工時に特f問
題となる。
近年、被捺染素材及び模様、図柄の差別化が進み、益々
高度な捺染技術を用いる捺染加工が行なわれる様になっ
て来ている。
即ち、高度な捺染技術を用いる捺染加工に適したフラッ
トオートスクリーン捺染法が主流となってきており、更
にその図柄も繊細な模様を捺染するため、使用するスク
リーンの目の間隔が従来の60〜120メツシユのもの
カラ150〜300メツシユのものが多用されるように
なってきている。
このような技術動向から業界では、捺染用糊剤として、
チキントロピー性が小さく、且つフリーファイバー及び
ミクロゲルが少なく、スクリーン透過性に優れ、均染性
、カラーバリユー、尖鋭性、脱糊性等の捺染適性に優れ
たOMOの開発が強く望まれていた。
0M0水溶液の流動性は、完配の如(、Dsが低くなる
程、チキソトロピー性は大きくなるが、塑性流動に近い
流動性を示すようになり、ポリエステル繊維等の合成繊
維製品の捺染糊剤として使用した場合に、高いカラーバ
リユーと絵ギワの尖鋭性が得られるため、DBo、45
〜0.80の低DSOMOは合成繊維用の捺染糊剤とし
て多用されている。
OM(+の工業的製法は水及び含水有機溶媒中でパルプ
又はリンター等の原料セルロースに苛性ソーダとモノク
ロル酢酸を不均一系で反応させて得られる。この原料セ
ルロースは約55〜75%の結晶化度を有していること
から、上記のような不均一系での反応で置換基を均一に
導入するのは非常に難しく、そのため、反応生成物であ
るOMOが大きなチキントロピー性を示したり、フリー
ファイバー及びミクロゲルを含有する結果となる。この
反応の不均一性はDBが低くなる穐顕著となる。そのた
め、塑性流動に近づける目的でDBを低くするとチキソ
トロビー性が大きくなり、スクリーン透過性が悪化した
り、更にフリーファイバー及びミクロゲル量も多くなり
スクリーン目詰まりを起こす等の問題点があった。この
うち、フリーファイノく−及びミクロゲルについてはO
MOを機械的に微粉砕を行ない、粒径を小さくしてスク
リーンの目詰まりを少なくすることは可能であるが、ス
クリーン透過性に影響を及ぼすチキソトロピー性を小さ
くすることは困難である。
一方、製法を工夫してフリーファイノ(−及びミクロゲ
ルを少なくして、同時にチキソトロピー性を小さくする
試みが数多くなされている。
例えば特公昭45−13480、特公昭46−2112
及び本発明者らが発明した特公昭53−29356、特
公昭53−29!157等があり、いずれも反応の均一
化を自損したものであるが、いずれの方法もフリーファ
イノく−及びミクロゲルは少なくなり、チキソトロピー
性もある程度小さくなるが、スクリーン透過性を著しく
向上させるには至っていない。
本発明者らは、鋭意検討の結果、従来の捺染糊剤用OM
O[比し著しくチキソトロピー性が小さく、スクリーン
透過性及び捺染適性の優れたOMOを発明したものであ
る。即ち、本発明はDBl、00〜2.10、好ましく
は1.20〜2.10で1%水溶液粘度2〜100 Q
pF3 、好ましくは5〜50 apeのチキソトロピ
ー性のほとんどない0M0(以下0M0−Aと略称する
)10〜50%(%は重1・%、以下同じ)、好ましく
は20〜40%とD S 0.45〜0.80、好まし
くは0.45〜0.70で1%水溶液粘度20〜500
 ape、好ましくは50〜30口cpsの0M0(以
下0M0−Bと略称する)90〜50%、好゛ましくけ
80〜60%からなるチクソトロピー性が小さく、スク
リーン透過性及び捺染適性の優れた捺染用糊剤に係わる
ものである。
ここで、0M0−AはDBが高く粘度が低いため、通常
の製法で製造したOMOでも、フリーファイバー及びミ
クロゲルが少なく、チキントロピー性が小さいので使用
+fl’能であるが、製法を工夫して反応均一化を行な
い、極力チキソトロピー性を小さくしたOMOを使用す
るとより効果的である。例えば、工業化学雑誌、68゜
(10)、1926(1956)記載の方法及び本発明
者の発明した特開昭58−45201の方法で製造した
OMOを使用すると効果的である。一方、0M0−Bは
通常の製法で製造したOMOでも使用可能であるが、D
Bが低いOMOはフリーファイバー及びミクロゲルが多
くなり、スクリーンの目詰まりを起こす可能性があるの
で、上記の如く、通常の製造法で製造したOMOを機械
的に微粉砕したOMOを使用するか、公知の方法、例え
ば特公昭45−15480、同46−2112.及び本
発明者らが発明した同53−29556、同53−29
357等の製法で製造したフリーファイバー及びミクロ
ゲルを少なくした0)lOを使用した方が好ましい。
後記の本発明の実施例で使用したCMCは0M0−Aと
して本発明者らが発明した特開昭58−45201の方
法で製造したOMOを使用し、0M0−Bとして本発明
者らが発明した特公昭53−29356及び特公昭55
−29357の方法で製造したCMCを使用した。同、
通常の製法で製造したOMOをOM O−Bとして使用
しても本発明の方法によりチキソトロピー性が小さくな
りスクリーン透過性は向上する。
次に、本発明の捺染用糊剤の特徴である低チキソトロピ
ー性及び優れた捺染適性について説明する。
チキソトロピー性とけある物質が、次のような現象のい
ずれかを示す場合、その物質はチキントロピー性である
と言われる。
1)増大せる剪断が連続的に増大した際に構造の破壊が
起こること0 2)予め剪断にさらした後に静止した際に前記の構造が
再び形成されること0 3)その物質が連続的に攪拌されると時間中構造の解裂
が連続的に増大すること。
このチキソトロピー性と捺染用糊剤の適性の関連性につ
いて考察する。通常、捺染糊は600〜1000ボイズ
程度の粘度を有する“元糊″と称する水溶液である。こ
の元糊は数日又は数週間分を一度に強攪拌下で水中に糊
剤を添加し溶解して調製し静置しておき、その一部を取
って、染料等を混入し色糊を調製し捺染作業に使用され
る。この元糊の管理は、通常、濃度及び粘度によって管
理されている。従って、チキソトロピー性の大きい糊剤
を使用して元糊を調製すると、強攪拌下、即ち高剪断下
で糊剤の構造が破壊されるだめ、溶解直後は目標粘度で
ある800士200 apeの粘度であっても、数日後
に使用する時、静置中に糊剤の構造が再生し、目標粘度
よりはるかに高い粘度になっている等の元糊管理上やっ
かいな問題が生じる。
又、実際の捺染作業においても、チキソトロピー性の大
きい糊剤は次のような問題を生じる。
例えば、フラットスクリーン捺染において、スクリーン
上よりスキージによってスキージングを行ない、被捺染
布上へ印捺を行った際、チキソトロピー性の大きい糊剤
は、スキージングの際の大きな剪断力によって構造が破
壊しスクリーンを透過し染布上へ印捺されるが、スキー
ジングが終了すると直に構造が再生するため糊剤が収縮
を起こし、一部が被染布上よりスクリーン裏、スクリー
ン目の間又はスクリーン上へ戻ってしまい、染布上への
印捺量が少なくなり、カラーバリユーが低くなったり、
染めむらを生じる等の問題を起こす0又、スクリーン捺
染以外の捺染においても印捺された色糊が収縮して細い
線が出ない、即ち尖鋭性が悪くなる等の問題を起こす。
この様に、チクソトロピー性の大きい捺染用糊剤は取扱
い上及び捺染適性上好ましくない。
しかるに本発明の捺染用糊剤はチクソトロピー性が小さ
く、フラットスクリーン捺染はもちろんのこと、いずれ
の捺染方法の捺染用糊剤として優れた適性を有している
伺、本発明の捺染・糊剤用OMOが従来の捺染糊剤用O
MOに比し、著しくチキソトロピー性が小さいのは、高
DBで低粘度OMOである0M0−Aが、強い溶液構造
を形成する傾向を有している0M0−B中に入り込み溶
液構造の形成を抑制するためと考えられる。このチキソ
トロピー性を小さくする0M0−Aの効果は、種々検討
の結果、DBは1.0〜2.1、好ましくは1.2〜2
.1であり、1%水溶液粘度は2〜100 ape、好
ましくは5〜50 cpsの高DB低粘度で、チキソト
ロピー性のほとんどないOMOを10〜50%、好まし
くは20〜40%使用した時に得られることが分った。
この時、0M0−AのDBとしては2.1以上のOMO
も使用可能であるが、高価であり非現実的である。又0
M0−Aを50%以上使用してもチクソトロピー性の小
さいOMOが得られるが、ニュートニアン流動に近づき
、カラーバリユーが低くなり、更に尖鋭性も低下し好ま
しくない。
一方、 0M0−Aに対応して用いる0M0−Bは、D
 S O,45〜0.80、好ましくは0.45〜0.
70で1%水溶液粘度20〜500 cps、好ましく
は50〜300 apeのOMOを90〜50%、好ま
しくは80〜60%使用することによって本発明のチキ
ソトロピー性が小さく且つ塑性流動性を示し、捺染適性
の優れた糊剤が得られることが分った。
又、0M0−Aと0M0−Bは、捺染の目的に応じて上
記の配合比率を任意に選択することができる。例えば、
0M0−Aの配合比率を増加することによって被染布に
対する浸透性が向−卜して染布の裏面まで染色するとと
もに表面の高いカラーバリユーを実現することができる
。逆に表面のカラーバリユーのみを高くしたい時は、0
M0−Bの配合比率を多くすることVこよって実現でき
る。
以下に、本発明を具体的に説明する実施例及び比較例を
示す。ここで、部は重量部を、%は重量%を示す。
同、OMOの分析法及び捺染用糊剤としての評価法は次
の通りである。
(1)平均置換度(DS) OMOl、Ofを精秤し、白金ルツボか磁性ルツボに入
れて600℃で灰化し、灰化によって生成した酸化す)
 IJウムをN/10硫酸でフェノールフタレインを指
示薬として滴定し、その滴定量A1を次式に入れて計算
しDSをめる。
162XAXf 1000n−80XAXf ここでf : N/ 10硫酸の力価 (2)粘度 0M02.59を直径55朋、深さ125+u+の円筒
状のガラス容器に1%濃度に溶解し、25℃に温度Fl
!e後BL型粘度計を用いてローターを回転数6Orp
mで1分間回転を行なった後の数値を読みとシ所定の定
数を乗じて粘度をめた。単位はcp(センチボイズ)で
示した0 尚、チキントロピー性測定用OM O水溶液(元糊)の
粘度測定法は次の項でA己す。
(5) チキソトロピー性 チキソトロピー性の評価は下記の2つの方法で評価した
。評価試料は捺染作業で実際に使用される元糊に相当す
る水溶液(濃度5〜10%、粘度800±200ボイズ
)を次の手順で溶解した。即ち、直径55朋、深さ12
5朋の円筒状のガラス容器に所定量の純水(約200〜
250 t )を仕込み、次に直径SRKmのプロペラ
状2枚羽根が38鮎の間隔で3段に付いているステンレ
ス族の攪拌羽根をガラス容器の底面より3〜10闘の高
さに装着し、1分間100〜400回転で攪拌を行ない
ながら、室温下所定量の0M0(10〜25f)を少量
ずつ約10分間で仕込む。仕込終了後、回転数を1分間
に800±100に調整して、室温下2時間攪拌して溶
解する○ (評価法人) 溶解直後のOMO水溶液を25℃に温度調製した恒温槽
中にガラス容器を密閉して静置し、1時間経過後と24
時間経過後の粘度を下記の条件下で測定しその粘度比に
より評価した。
この粘度比が1に近いほどチキントロピー性が小さく、
元糊の粘度の経時変化が少なく元糊の粘度管理が容易で
ある。
く粘度測定条件〉 粘度比=24時間経過後の粘度71時間経過後の粘度(
評価法B) 溶解直後のOMO水溶液を25℃に温度調整した恒温槽
中にガラス容器を密閉して24時間靜置市る。24時間
経過後、岩本製作所製チキソトロメーターを用いてチキ
ソトロピー性を評価した。以下に本装置の概要と測定要
件を記す。
本装置は同心円状二重円筒を有し、外筒は0.001〜
1000 rpmの間を任意の速さで回転数を増減でき
、円筒は上部より所定の太さのワイヤーで吊り下げられ
ている。この外筒と内筒の間に試料を入れて所定の温度
に調整した後、外筒を低速回転から高速回転へ回転数を
連続的に増大して行くと、試料の溶液構造が破壊される
が。
その回転数、即ち剪断力に応じた応力が円筒を吊り下げ
ているワイヤーのねじれとなり、そのねじれ角度が電気
的に計測され横軸に回転数、即ち剪断速度を対較目盛で
、縦軸にワイヤーのねじれ角度、即ち剪断応力を示すチ
ャートに曲線が描かれる。回転数が所定の回転数に達し
たら、今度は逆に、同じ速度で回転数を減少させて元の
回転数とする。この時、試料がチキソトロピー性を有す
ると、曲線は回転数を増大させた時の曲線と同じ所を通
らず、下方、即ち小さい剪断応力値を示しながら元の位
置に戻る。
その結果か2本の曲線で囲まれたヒステリシスループが
得られる。このヒステリシスループの面積は、試料のチ
キソトロピー性が大きい程、大きな値を示すので、この
ヒステリシスループの面積〔薗2〕の大小によりチキソ
トロピー性を評価した。第1図にヒステリシスループの
1例を示した。横軸は剪断速度(又は回転数)を縦軸は
剪断応力を示している。回転速度を0.01から800
 rpmまで一定の速さで大きくしてゆくと矢印の方向
に剪断応力の曲線が描かれ、逆に80Orpmから0.
01 rpmまで一定の速さで小さくして行くと下方の
矢印の方向への曲線が描かれてヒステリシスループがで
きる。この面積が大きいFiどチキソトロピー性が大き
い。同第1図は夾際のヒステリシスループを7710に
縮尺したものである。
く測定条件〉 し測定温度:25℃ この評価法Bは、短時間の剪断力の付加によって溶液構
造が容易に破壊されることを示しており、捺染作業時の
スキージングによる印捺作業及びスクリーン透過性と密
接な関連性があると考えられる。
伺、面積の測定法は、均一な厚みを有する半透明紙を使
用してヒステリシスループに沿って鉛線で線曹きしたの
ち/’tサミで切り、その重量を測定し、予め100 
(B2の同−紙の重量を測定しておいて、重量比により
面積をめた。
(4)捺染適性 元糊は、チキソトロピー性の評価試料の溶解法と同様に
溶解して、25℃に調整した恒温槽に24時間靜置市た
ものを使用した。この時元糊の粘度が800士200ボ
イズになるようにaMa添加量を調節した。
次に、元糊60部(以下部は重量部を示す)と分散染料
(Kayalon Po1yester Blue B
−8F10)4部、酒石酸アンセフ50%水溶液1部、
塩素酸ナトリウム0.6部、温湯(60℃) 34.7
部を攪拌混合、溶解して色糊とした。これをフラットオ
ートスクリーンテスト機を用いて180メツシユポリエ
ステル製の100 s2の面積を有するスクリーンと、
底辺16%高さ10偏の楔形模様の図柄を有するスクリ
ーンでポリエステルトロピカル布に印捺し、風乾後HT
Sで175℃、7分間の蒸熱を行ない水洗した。水洗後
一部を風乾して脱糊性評価用の試料とし、他の一部を2
f/!のアルキルベンゼンスルフオン酸ナトリウムに苛
性ソーダ1v/73、ハイドロサルファイド1f/!を
加えたもので70℃、60分間精練後、再び水洗して風
乾し、アイロンにて仕上げた。評価法は次の通りである
1)スクリーン透過性 1B0メツシユポリエステル製の10001n20面積
を有するスクリーンを使用してポリエステルトロピカル
布にフラットオートスフリーンテスト機を用いて印捺し
、印捺後重量を測定し、染布1000!n2当りの印捺
量をめた。この印捺1が多いほどスクリーン透過性が良
好である。
2)脱糊性 水洗後風乾した染布を使用して、手触シによる風合判定
(判定者:10名)を行って次の基単で評価した。
非常に柔かい ◎ 柔かい ○ やや硬い Δ 硬い × 3)均染性 上記の条件でアイロンにて仕上げた捺染布について捺染
面のイラツキ度合を肉眼判定(判定者:10名)して平
均評価した。
イラツキが全くなく非常に均染 ◎ イラツキがなくほぼ均染 O わずかなイラツキがある Δ イラツキがひどく極めて不均染 × 4)尖鋭性 底面1.0GI)、高さ10mの楔形模様の図柄を有す
る180メツシユポリエステル製スクリーンを用いて印
捺し、上記条件で仕上げた捺染布について図柄の高さを
判定し、得られた値を次の要領にて評価した0 高 さ 評 価 9.9歯以上 ◎ 9.5〜9.8 0 9.0〜9.4 △ 8.5〜8.9× 8.4以下 ×× 5)カラーバリユー 上記の要件でアイロン仕上げをした捺染布について光電
分光光度計で反射率を測定する。得られた値をKu、b
θlka −Munk の式R2反射率、に:材料の吸
収係数。
S:散乱係数 得られ九K / S値をもとに次の基準で評価した。
K/S値 評価 4.0以上 ◎ 3.5〜4.0 0〜◎ 3.0〜3.5 0 265〜3.0 0〜Δ 20〜25 △ 15〜20 △〜 × 1.0〜1+5× 1、D以下 ×× 実施例1 DSl、53.1%水溶液粘度24 ape、水分8.
0%の粕末状OMO(○M〇−人)5.3部とDBO2
55,1%水溶液粘度173 cps 、水分7.0%
の粉末状OMO(0M0−B )12.1部をよく混合
した後、純水212.6部の入った直径5.5m、深さ
12.50rtbの円筒状のガラス容器に直径3.8歯
のプロペラ状2枚羽根が3.8偏の間隔で3段に付いて
いるステンレス製攪拌羽根で攪拌しながら室温下少量ず
つ仕込む。仕込終了後、回転数を800±100 rp
mに調製して里謡下、2時間攪拌して溶解し7%濃度の
元糊を調製した。溶解後、完配の方法でチキントロピー
性及び捺染適性を評価した0評価結果は第1表に記載し
た。
実施例2〜9 実施例1と同じ方法で本発明のOMOを溶解し、チキソ
トロピー性及び捺染適性を評価した。
使用したOMOの内容及び仕込量並びに評価結果は第1
表に記載した。
比較例1〜10及び市販品A及びB 実施例1と同じ方法で比較のOMO及び市販のOMOを
溶解し、チキソトロピー性及び捺染適性を評価した。使
用したOMOの内容及び仕込量並びに評価結果は第1表
に記載した。
ここで、比較例1〜6は本発明のOMOと同様、高DE
IOMOと低DEI 0MClからなる捺染用糊剤であ
るが、高DSOMO又は低DSOMOのDB及び粘度が
本発明の範囲外のものであり、比較例7〜10は高DB
OMO又は低DSOMOのいずれかを単独で捺染用糊剤
として使用したものである〇 第1表から明らかなように本発明の捺染用糊剤はチキソ
トロピー性が小さく、捺染適性が優れている。比較例9
及び10で明らかなようにOMOのチキソトロピー性を
小さくする方法としてOMOのDBを高くすることによ
って可能であり、その結果、スクリーン透過性が向上す
る。しかし、ニュートニアン流動に近づくため均染性は
向上するが、印捺後、染布中に浸透してしまい、その結
果、脱糊性、尖鋭性が悪くなり、更に表面染料濃度が低
くなりカラーバリユーも低下する。本発明の捺染用糊剤
は均染性は勿論のこと、脱糊性、尖鋭性及びカラーバリ
ユーのいずれも優れている。本発明の捺染用糊剤が著し
くチキソトロピー性が小さく、更に捺染適性も優れてい
ることは、0M0=Aに和尚する比較例9及び0M0−
Bに相当する比較例7.8のチキソトロピー性と捺染適
PI:からは到底想像できないことである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の捺染用糊剤のチキソトロビー性を評
価する一方法(評価法B)に於て用いたヒステリシスル
ープの一例を示した図である0 出願人代理人 古 谷 馨 第 1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 平均置換度1.00〜2.10で1%水溶液粘度(25
    ℃、以下同じ)2〜100 cpsのカルボキシメチル
    セルロースアルカリ金属塩10〜50重量%と、平均置
    換度0.45〜0.80で1%水溶液粘度20〜500
     cpsのカルボキシメチルセルロースアルカリ金属塩
    90〜50重量%からなる捺染用糊剤。
JP58158588A 1983-08-30 1983-08-30 捺染用糊剤 Granted JPS6052685A (ja)

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