JPS6052377B2 - カラム・クロマトグラフイ−における溶出液の分画、濃縮方法及び装置 - Google Patents
カラム・クロマトグラフイ−における溶出液の分画、濃縮方法及び装置Info
- Publication number
- JPS6052377B2 JPS6052377B2 JP12326177A JP12326177A JPS6052377B2 JP S6052377 B2 JPS6052377 B2 JP S6052377B2 JP 12326177 A JP12326177 A JP 12326177A JP 12326177 A JP12326177 A JP 12326177A JP S6052377 B2 JPS6052377 B2 JP S6052377B2
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- JP
- Japan
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- fraction
- eluate
- conduit
- single fiber
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- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はカラムからの溶出液を分画して濃縮する方法及
び装置に関する発明である。
び装置に関する発明である。
詳しくはカラムからの溶出液を細い導管へ流入させると
ともに、該溶出液を間欠的に供給される気体で区切つて
分画を設け、さらに該分画を中空単繊維（Ｈｏｌｌｏｗ
Ｆｉｂｅｒ）へ流入させて濃縮された分画を得ようとす
るものである。
ともに、該溶出液を間欠的に供給される気体で区切つて
分画を設け、さらに該分画を中空単繊維（Ｈｏｌｌｏｗ
Ｆｉｂｅｒ）へ流入させて濃縮された分画を得ようとす
るものである。
従来は、カラムからの溶出液を分画するためにはフラク
シヨンコレクターを用いて行なわれてる。
シヨンコレクターを用いて行なわれてる。
生体高分子の分離にカラム、クロマトグラフィーを行な
う場合を考えてみれば、フラクシヨンコレクターを用い
たとすればカラム１本あたり１台のフラクシヨンコレク
ターが必要であり、複数のカラム、クロマトグラフィー
においてはカラムと同数のフラクシヨンコレクターが必
要となる。さらには溶出液中の蛋白質濃度がはじめの試
料に比して著しく希釈されるため、蛋白質の生物活性が
低い場合には活性が検出限界濃度以下に低下し、カラム
・クロマトグラフィーを行なう意味が無くなつてしまう
場合がある。従つて本発明では前記した従来の欠点に鑑
みフラクシヨンコレクターを使用せず、簡便に濃縮され
た分画を得る方法及び装置を提供しようとするものであ
る。以下図面に基すいて本発明を説明すれば、カラム７
からの溶出液９は第１ポンプ１により細い導Ｊ管１０へ
送出される。
う場合を考えてみれば、フラクシヨンコレクターを用い
たとすればカラム１本あたり１台のフラクシヨンコレク
ターが必要であり、複数のカラム、クロマトグラフィー
においてはカラムと同数のフラクシヨンコレクターが必
要となる。さらには溶出液中の蛋白質濃度がはじめの試
料に比して著しく希釈されるため、蛋白質の生物活性が
低い場合には活性が検出限界濃度以下に低下し、カラム
・クロマトグラフィーを行なう意味が無くなつてしまう
場合がある。従つて本発明では前記した従来の欠点に鑑
みフラクシヨンコレクターを使用せず、簡便に濃縮され
た分画を得る方法及び装置を提供しようとするものであ
る。以下図面に基すいて本発明を説明すれば、カラム７
からの溶出液９は第１ポンプ１により細い導Ｊ管１０へ
送出される。
該導管にはＴ型接続子１２が結合され補助導管１１を介
して第２ポンプ２が接続されている。前記第１ポンプと
該第２ポンプは反復タイマー４により交互に駆動される
。またＴ型接続子の後行程において導管には中空単繊維
；５が接続されている。さらに該中空単繊維の後行程に
は導管を介して第３ポンプ３が接続されている。第３ポ
ンプの先端には分画保持管６が接続されている。第３ポ
ンプは濃縮された分画を分画保持管へ送出させるための
ポンプであるが、第１ポンプによる中空単繊維への分画
流入速度よりも流出速度が遅くなるように制御される。
以上のように構成した本発明のカラム・クロマトグラフ
イ一における溶出液の分画、濃縮装置ではカラムからの
溶出液を第１ポンプにより細い導管内へ流入させるが、
第１ポンプと第２ポンプは反復タイマーにより交互に駆
動され、第１ポンプの停止中に第２ポンプを駆動して前
記細い導管内へ補助導管を介して気体を注入し、該気体
により溶出液を区切つて分画を設ける。
して第２ポンプ２が接続されている。前記第１ポンプと
該第２ポンプは反復タイマー４により交互に駆動される
。またＴ型接続子の後行程において導管には中空単繊維
；５が接続されている。さらに該中空単繊維の後行程に
は導管を介して第３ポンプ３が接続されている。第３ポ
ンプの先端には分画保持管６が接続されている。第３ポ
ンプは濃縮された分画を分画保持管へ送出させるための
ポンプであるが、第１ポンプによる中空単繊維への分画
流入速度よりも流出速度が遅くなるように制御される。
以上のように構成した本発明のカラム・クロマトグラフ
イ一における溶出液の分画、濃縮装置ではカラムからの
溶出液を第１ポンプにより細い導管内へ流入させるが、
第１ポンプと第２ポンプは反復タイマーにより交互に駆
動され、第１ポンプの停止中に第２ポンプを駆動して前
記細い導管内へ補助導管を介して気体を注入し、該気体
により溶出液を区切つて分画を設ける。
分画は中空単繊維へ流入するが、第３ポンプの作用によ
り流入速度よりも流出速度が遅くなるように制御されて
いるため中空単繊維から分画に包含される低分子緩衝液
だけが漏出し、この結果分画中の高分子物質だけが濃縮
されることになる。この時第２ポンプによつて注入され
た気体は中空単繊維からは漏れない。濃縮された各分画
は第３ポンプにより分画保持管へ送出される。カラム・
クロマトグラフイ；一終了後、必要に応じ分画保持管を
適宜のポンプに接続して他端より水を注入すると各分画
が押し出されるので小試験管等に捕集する。以上説明し
たとおり本発明によれば従来のようなフラクシヨンコレ
クタ一を用いず安価で簡便にカラムからの溶出液を分画
、濃縮することができる優れた方法及び装置であり、多
チヤンネルポンプを用いることにより、そのチヤンネル
数に等しいカラムと中空単繊維を用いて多くの試料を同
時に分画、濃縮することができるものである。
り流入速度よりも流出速度が遅くなるように制御されて
いるため中空単繊維から分画に包含される低分子緩衝液
だけが漏出し、この結果分画中の高分子物質だけが濃縮
されることになる。この時第２ポンプによつて注入され
た気体は中空単繊維からは漏れない。濃縮された各分画
は第３ポンプにより分画保持管へ送出される。カラム・
クロマトグラフイ；一終了後、必要に応じ分画保持管を
適宜のポンプに接続して他端より水を注入すると各分画
が押し出されるので小試験管等に捕集する。以上説明し
たとおり本発明によれば従来のようなフラクシヨンコレ
クタ一を用いず安価で簡便にカラムからの溶出液を分画
、濃縮することができる優れた方法及び装置であり、多
チヤンネルポンプを用いることにより、そのチヤンネル
数に等しいカラムと中空単繊維を用いて多くの試料を同
時に分画、濃縮することができるものである。
たとえばウイルス病の診断に際しては患者血清中の免疫
グロブリンＭ（ＩｇＭ）分画を分離し、その抗体活性を
調べることにより診断が可能であるが、本”発明の方法
を実施することにより多数の血清検体の検査が同時に可
能となり検査能力が著しく高められる。また低い生物活
性をもつ分子量が未知の生体高分子の分子量を推定する
ことも本発明によつて可能となるものである。
グロブリンＭ（ＩｇＭ）分画を分離し、その抗体活性を
調べることにより診断が可能であるが、本”発明の方法
を実施することにより多数の血清検体の検査が同時に可
能となり検査能力が著しく高められる。また低い生物活
性をもつ分子量が未知の生体高分子の分子量を推定する
ことも本発明によつて可能となるものである。
第１図は本発明のカラム●クロマトグラフイ一における
溶出液の分画、濃縮方法を示す説明図である。 １・・・・・・第１ポンプ、２・・・・・・第２ポンプ
、３・・・・・第３ポンプ、４・・・・・・反復タイマ
ー、５・・・・・・中空単繊維（ＨＯｌｌＯｗＦｉｂｅ
ｒ）、６・・・・・・分画保持管、７・・・・・・カラ
ム、８・・・・・・気泡、９・・・・・・溶出液、１０
・・導管、１１・・・・・・補助導管、１２・・・・・
・Ｔ型接続子。
溶出液の分画、濃縮方法を示す説明図である。 １・・・・・・第１ポンプ、２・・・・・・第２ポンプ
、３・・・・・第３ポンプ、４・・・・・・反復タイマ
ー、５・・・・・・中空単繊維（ＨＯｌｌＯｗＦｉｂｅ
ｒ）、６・・・・・・分画保持管、７・・・・・・カラ
ム、８・・・・・・気泡、９・・・・・・溶出液、１０
・・導管、１１・・・・・・補助導管、１２・・・・・
・Ｔ型接続子。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ カラムからの溶出液を導管内へ流入させ、該導管に
連結された補助導管から間欠的に気体を注入して溶出液
の分画を設けるとともに、該分画を中空単繊維へ流入さ
せ、中空単繊維からの流出速度を流入速度より遅くして
分画中に包含される高分子物質を濃縮することを特長と
するカラム・クロマトグラフィーにおける溶出液の分画
、濃縮方法。 ２ カラムの溶出液を導管へ流入させる第１ポンプと、
補助導管を介して導管へ間欠的に気体を注入させる第２
ポンプと、第１ポンプと第２ポンプを交互に駆動させる
タイマーと、前記導管に連結された中空単繊維と、中空
単繊維からの分画を適宜の容器へ送出させる第３ポンプ
とを包含し、該第３ポンプによる中空単繊維からの分画
の流出速度を前記第１ポンプによる流入速度より遅くな
るように制御することを特長とするカラム・クロマトグ
ラフィーにおける溶出液の分画、濃縮装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12326177A JPS6052377B2 (ja) | 1977-10-14 | 1977-10-14 | カラム・クロマトグラフイ−における溶出液の分画、濃縮方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12326177A JPS6052377B2 (ja) | 1977-10-14 | 1977-10-14 | カラム・クロマトグラフイ−における溶出液の分画、濃縮方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5456897A JPS5456897A (en) | 1979-05-08 |
| JPS6052377B2 true JPS6052377B2 (ja) | 1985-11-19 |
Family
ID=14856176
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12326177A Expired JPS6052377B2 (ja) | 1977-10-14 | 1977-10-14 | カラム・クロマトグラフイ−における溶出液の分画、濃縮方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6052377B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6257763U (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-10 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62293160A (ja) * | 1986-06-12 | 1987-12-19 | Kurita Water Ind Ltd | 液体クロマトグラフイ−方法 |
| US5975678A (en) | 1994-10-27 | 1999-11-02 | Canon Kabushiki Kaisha | Ink jet recording apparatus and method using plural types of ink |
-
1977
- 1977-10-14 JP JP12326177A patent/JPS6052377B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6257763U (ja) * | 1985-09-30 | 1987-04-10 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5456897A (en) | 1979-05-08 |
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