JPS6051678B2 - 大気中の自然放射性物質を除去する装置 - Google Patents
大気中の自然放射性物質を除去する装置Info
- Publication number
- JPS6051678B2 JPS6051678B2 JP13626779A JP13626779A JPS6051678B2 JP S6051678 B2 JPS6051678 B2 JP S6051678B2 JP 13626779 A JP13626779 A JP 13626779A JP 13626779 A JP13626779 A JP 13626779A JP S6051678 B2 JPS6051678 B2 JP S6051678B2
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- JP
- Japan
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- air
- natural radioactive
- mixer
- atmosphere
- equipment
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- Expired
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- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は大気中の自然放射性物質を除去する装置の改良
に関するものである。
に関するものである。
従来空気中の自然放射性成分(ガスを除く固形分に限る
)を測定する方法並に装置としては例えばフィルタに捕
集し測定する等一応標準的に確立されているが、自然放
射性成分を除去した空気を利用せんとする試みは極めて
少く且つ自然放射性成分を除去する装置も開発されてい
ないものである。
)を測定する方法並に装置としては例えばフィルタに捕
集し測定する等一応標準的に確立されているが、自然放
射性成分を除去した空気を利用せんとする試みは極めて
少く且つ自然放射性成分を除去する装置も開発されてい
ないものである。
一般に室内空気特にコンクリート壁の室内空気中には自
然放射性物質として2゜Rn(ラドン)を主成分とし、
そのほかウラントリウム等の娘核種が含有されているも
のであり、その量は空気lcc中に5×10−10〜1
×10−11マイクロキュリー含有されているものであ
る。
然放射性物質として2゜Rn(ラドン)を主成分とし、
そのほかウラントリウム等の娘核種が含有されているも
のであり、その量は空気lcc中に5×10−10〜1
×10−11マイクロキュリー含有されているものであ
る。
而して従来このような自然放射成分を除去することにつ
いては何等の手段もとられていないものであつたが、こ
れらの成分を除去することによつて空気を著しく清浄化
することが出来るため、医療その他特殊な方面の用途と
して広く利用されることが考えられている。
いては何等の手段もとられていないものであつたが、こ
れらの成分を除去することによつて空気を著しく清浄化
することが出来るため、医療その他特殊な方面の用途と
して広く利用されることが考えられている。
本発明はかかる現状に鑑み鋭意研究を行つた結果、簡単
な方法により空気中の自然放射性物質を除去する装置を
見出したものである。
な方法により空気中の自然放射性物質を除去する装置を
見出したものである。
即ち本発明はブロワを設けた空気導入管と、該空気導入
管及び過熱蒸気導入管を取付けた混合器と、該混合器に
取付けた活性炭吸着器と、該吸着器に取付けた枦過器と
、前記混合器及び冷却器の夫々に設けた排液口に取付け
た凝縮液排出装置とを夫々具備したことを特徴とする大
気中の放射性物質を除去する装置である。本発明は空気
中の自然放射性成分の内特にその主要成分とする”′゜
Rn(ガス状)のものを除去せんとするものである。
管及び過熱蒸気導入管を取付けた混合器と、該混合器に
取付けた活性炭吸着器と、該吸着器に取付けた枦過器と
、前記混合器及び冷却器の夫々に設けた排液口に取付け
た凝縮液排出装置とを夫々具備したことを特徴とする大
気中の放射性物質を除去する装置である。本発明は空気
中の自然放射性成分の内特にその主要成分とする”′゜
Rn(ガス状)のものを除去せんとするものである。
本発明を図面に示す1例の装置により詳細に説明する。
゜’2Rnの如き自然放射性物質を含有する空気を瀝過
器1を通して該空気中に含有する数P程度以上のダスト
を除去した空気をブロワ2を介して導入する。このブロ
ワ2より導出した空気と過熱蒸気供給管9から送入する
過熱蒸気例えば120〜200・℃の高熱蒸気とを混合
器3にて混合する。この場合両者の混合比率は例えば空
気流量INイlhに対し過熱蒸気0.5k9ノh以上望
ましくは0.8k91h〜5.0k91hを混合すれば
よく、その混合時間は1〜10秒間程度でよい。この混
合器3にて十分混合した後、高熱の混合空気を冷却器4
に導入して室温〜50℃程度に冷却し、蒸気を凝縮せし
めて分離する。
器1を通して該空気中に含有する数P程度以上のダスト
を除去した空気をブロワ2を介して導入する。このブロ
ワ2より導出した空気と過熱蒸気供給管9から送入する
過熱蒸気例えば120〜200・℃の高熱蒸気とを混合
器3にて混合する。この場合両者の混合比率は例えば空
気流量INイlhに対し過熱蒸気0.5k9ノh以上望
ましくは0.8k91h〜5.0k91hを混合すれば
よく、その混合時間は1〜10秒間程度でよい。この混
合器3にて十分混合した後、高熱の混合空気を冷却器4
に導入して室温〜50℃程度に冷却し、蒸気を凝縮せし
めて分離する。
なおAは水封式オーバフロー機構からなる凝縮排出装置
であり、混合器3及び冷却器4にて発生した水分を排出
する。
であり、混合器3及び冷却器4にて発生した水分を排出
する。
上記両器から発生した水12をU字管5中に満たしオー
バフロー管13を通してタンク6中に一時保留する。更
に必要に応じて空気流量計、蒸気流量計、温度計、圧力
計などの計装機器を設けてもよい。冷却器4にて凝縮分
離した空気を活性炭吸着器7に導入して該空気中に含有
される222Rnを活性炭にて吸着附着せしめるもので
ある。
バフロー管13を通してタンク6中に一時保留する。更
に必要に応じて空気流量計、蒸気流量計、温度計、圧力
計などの計装機器を設けてもよい。冷却器4にて凝縮分
離した空気を活性炭吸着器7に導入して該空気中に含有
される222Rnを活性炭にて吸着附着せしめるもので
ある。
この場合活性炭層の高さと222Rnとの除去率とは活
性炭層の高さがほぼ50cmまでは比例的に増加するた
め、層高は50Crf1〜100Cm程度が好ましい。
なお活性炭のメッシュは6〜12メッシュ程度が,よく
、活性炭層内を通過する空気の速度は20c7n/秒以
下特に4c!n/秒以下が好ましく、ゆつくりと通過せ
しめることにより222Rnを十分に除去し且つ空気中
に活性炭の微粒子をまきこまないため望ましいのである
が、経済的見地からその速度には;自ら限定されるもの
である。更に活性炭の吸着器7より導出した清浄化され
た空気を超精密酒過器8に導入する。
性炭層の高さがほぼ50cmまでは比例的に増加するた
め、層高は50Crf1〜100Cm程度が好ましい。
なお活性炭のメッシュは6〜12メッシュ程度が,よく
、活性炭層内を通過する空気の速度は20c7n/秒以
下特に4c!n/秒以下が好ましく、ゆつくりと通過せ
しめることにより222Rnを十分に除去し且つ空気中
に活性炭の微粒子をまきこまないため望ましいのである
が、経済的見地からその速度には;自ら限定されるもの
である。更に活性炭の吸着器7より導出した清浄化され
た空気を超精密酒過器8に導入する。
ここで空気と一緒に吸い込まれた微粒の活性炭と空気中
の固形放射成分とを淵過して除去する。なお固形状放射
成分とはガス状の222Rnが崩壊して微粒固形状の鉛
、ビスマス等に変化して残存する。
の固形放射成分とを淵過して除去する。なお固形状放射
成分とはガス状の222Rnが崩壊して微粒固形状の鉛
、ビスマス等に変化して残存する。
従つてこのp過器8は微細な粒子を捕集するための特殊
なフィルタを設けているものであり、通常ガラスフィル
タ、アスベストフィルタにて構成されている。
なフィルタを設けているものであり、通常ガラスフィル
タ、アスベストフィルタにて構成されている。
斯くして超精密ろ過器8より排出された空気中には22
2Rnの如き自然放射性物質が十分除去され、清浄化さ
れた空気をうることが出来るものである。
2Rnの如き自然放射性物質が十分除去され、清浄化さ
れた空気をうることが出来るものである。
以上詳述した如く本発明によれば空気中に含有する微量
の自然放射性成分を簡単な方法にて除去しこれを清浄化
しうるため、特殊な放射線実験、放射能医学等特殊な部
門に広く利用しうる等顕著な効果を有する。
の自然放射性成分を簡単な方法にて除去しこれを清浄化
しうるため、特殊な放射線実験、放射能医学等特殊な部
門に広く利用しうる等顕著な効果を有する。
図面は本発明に係る大気中の自然放射性物質を除去する
装置の1例を示す概略説明図である。 1・・・・・・空気ろ過器、2・・・・・・ブロワ、3
・・・・・・混合器、4・・・・・・冷却器、5・・・
・・・U字管、6・・・・・・タンク、7・・・・・・
活性炭吸着器、8・・・・・・超精密ろ過器、9・・・
・・・過熱蒸気管、10・・・・・・ドレンコック、1
1・・・空気抜き管、12・・・・・・水、13・・・
・・・オーバフロー管。
装置の1例を示す概略説明図である。 1・・・・・・空気ろ過器、2・・・・・・ブロワ、3
・・・・・・混合器、4・・・・・・冷却器、5・・・
・・・U字管、6・・・・・・タンク、7・・・・・・
活性炭吸着器、8・・・・・・超精密ろ過器、9・・・
・・・過熱蒸気管、10・・・・・・ドレンコック、1
1・・・空気抜き管、12・・・・・・水、13・・・
・・・オーバフロー管。
Claims (1)
- 1 ブロワを設けた空気導入管と、該空気導入管及び過
熱蒸気導入管を取付けた混合器と、該混合器に取付けた
活性炭吸着器と、該吸着器に取付けた濾過器と、前記混
合器及び冷却器の夫々に設けた排液口に取付けた凝縮液
排出装置とを具備したことを特徴とする大気中の自然放
射性物質を除去する装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13626779A JPS6051678B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | 大気中の自然放射性物質を除去する装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13626779A JPS6051678B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | 大気中の自然放射性物質を除去する装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5660399A JPS5660399A (en) | 1981-05-25 |
JPS6051678B2 true JPS6051678B2 (ja) | 1985-11-15 |
Family
ID=15171186
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13626779A Expired JPS6051678B2 (ja) | 1979-10-22 | 1979-10-22 | 大気中の自然放射性物質を除去する装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6051678B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63161577A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-07-05 | シエイプ インコーポレイテツド | 記憶媒体のための保管容器 |
-
1979
- 1979-10-22 JP JP13626779A patent/JPS6051678B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63161577A (ja) * | 1986-12-16 | 1988-07-05 | シエイプ インコーポレイテツド | 記憶媒体のための保管容器 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5660399A (en) | 1981-05-25 |
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