JPS6050805B2 - 自己発泡性高分子重合体の製造法 - Google Patents
自己発泡性高分子重合体の製造法Info
- Publication number
- JPS6050805B2 JPS6050805B2 JP5081577A JP5081577A JPS6050805B2 JP S6050805 B2 JPS6050805 B2 JP S6050805B2 JP 5081577 A JP5081577 A JP 5081577A JP 5081577 A JP5081577 A JP 5081577A JP S6050805 B2 JPS6050805 B2 JP S6050805B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer
- foaming
- reaction
- hydrazine
- foam
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は自己発泡性のすぐれた高分子重合体の製造法に
関するものである。
関するものである。
(従来の技術)
従来発泡体の製造法としては、ポリウレタン樹脂による
ものがある。
ものがある。
これは普通ポリイソシアネートとポリアルキレンエーテ
ルグリコール又は末端にヒドロキシル基を有するポリエ
ステルのような活性水素化合物との反応によつて生成す
るポリウレタンを、加熱成形によりウレタン発泡体とな
す方法てある。この際、発泡剤としては上記反応の副生
成物である水を用い、この水を加熱により水蒸気となし
て使用する方法である。(発明が解決しようとする問題
点) 周知のごとく上記従来方法は二液性の反応でありこの反
応で用いるイソシアネートは毒性を有し、取扱いに関し
ては非常に注意を要するため製造現場での作業環境には
特に配慮が必要である。
ルグリコール又は末端にヒドロキシル基を有するポリエ
ステルのような活性水素化合物との反応によつて生成す
るポリウレタンを、加熱成形によりウレタン発泡体とな
す方法てある。この際、発泡剤としては上記反応の副生
成物である水を用い、この水を加熱により水蒸気となし
て使用する方法である。(発明が解決しようとする問題
点) 周知のごとく上記従来方法は二液性の反応でありこの反
応で用いるイソシアネートは毒性を有し、取扱いに関し
ては非常に注意を要するため製造現場での作業環境には
特に配慮が必要である。
(発明が解決するための手段)本願発明は、前述した従
来方法の問題点である二液性の取り扱いにくさ、毒性を
改善した自己発泡性高分子重合体の製造法を提供するこ
とにある。すなわち、本願発明はオキシラン酸素を側鎖
に含有する1、2−ポリブタジエン高分子重合体とヒド
ラジンとを反応させることを特徴とする自己発泡性高分
子重合体の製造法を要旨とするものである。
来方法の問題点である二液性の取り扱いにくさ、毒性を
改善した自己発泡性高分子重合体の製造法を提供するこ
とにある。すなわち、本願発明はオキシラン酸素を側鎖
に含有する1、2−ポリブタジエン高分子重合体とヒド
ラジンとを反応させることを特徴とする自己発泡性高分
子重合体の製造法を要旨とするものである。
(作 用)
本発明に使用する1、2−ポリブタジエンはH■CH−
CH2=・ CH2−CHi−CH2−−−CH−−−
−HJ、Ic警[c警111]: [ CH。
CH2=・ CH2−CHi−CH2−−−CH−−−
−HJ、Ic警[c警111]: [ CH。
l、 CH。inc’實。の構造を有し平均分子量は1
000〜4000でその比重は0.86〜0.87のも
のてある。
000〜4000でその比重は0.86〜0.87のも
のてある。
これにオキシラン酸素を含有させるには(式中、1,m
,nは整数を表わす、以下同じ)のごとくパーオキシ酢
酸を反応させて得られる。
,nは整数を表わす、以下同じ)のごとくパーオキシ酢
酸を反応させて得られる。
上記反応によつて生成したオキシラン酸素含有の高分子
重合体のエポキシ当量はパーオキシ酢酸の斗*量により
200〜970のものが得られる。次にこのオキシラン
酸素含有の高分子重合体とヒドラジンの反応は次のとお
りになる。反応は両者共n−プロパノールに溶解し先づ
オキシラン酸素含有の高分子重合体溶液を反応容器に入
れこの液に滴下ロードでヒドラジン溶液を注下し98℃
で反応させる。
重合体のエポキシ当量はパーオキシ酢酸の斗*量により
200〜970のものが得られる。次にこのオキシラン
酸素含有の高分子重合体とヒドラジンの反応は次のとお
りになる。反応は両者共n−プロパノールに溶解し先づ
オキシラン酸素含有の高分子重合体溶液を反応容器に入
れこの液に滴下ロードでヒドラジン溶液を注下し98℃
で反応させる。
反応後n−プロパノールを蒸留し、残留固型物としてヒ
ドラジン化高分子重合体を得る。該高分子重合体の発泡
体は、上記反応により得られたヒドラジン化重合体を溶
媒で湿潤するか又は溶解させ、空気中に放置するか、あ
るいは過酸化水素水、塩化第二鉄の単独かそれらの混合
物を添加し空気中で発泡させて得られる。この際用いる
ヒドラジン化重合体の溶媒としては、アルコール類、ケ
トン類及びジメチルホルムアミドが良好である。該発泡
化反応は次のように推察される。空気中に放置した場合
、アリール基の炭素が空気酸化を受けハイドロパーオキ
サイドを生じ、これがヒドラジン基とレドックスをくみ
、ヒドラジン基は酸化されN2ガスを発生し炭素ラジカ
ルを生じクロスリンキングして硬化し発泡体となる、一
方過酸化水素水の場合は、ヒドラジンの酸化分解による
N2ガスの発生、塩化第二鉄の場合はヒドラジンがFe
3+とレドックスをくみN2ガスを発生して分解すると
考えられる。
ドラジン化高分子重合体を得る。該高分子重合体の発泡
体は、上記反応により得られたヒドラジン化重合体を溶
媒で湿潤するか又は溶解させ、空気中に放置するか、あ
るいは過酸化水素水、塩化第二鉄の単独かそれらの混合
物を添加し空気中で発泡させて得られる。この際用いる
ヒドラジン化重合体の溶媒としては、アルコール類、ケ
トン類及びジメチルホルムアミドが良好である。該発泡
化反応は次のように推察される。空気中に放置した場合
、アリール基の炭素が空気酸化を受けハイドロパーオキ
サイドを生じ、これがヒドラジン基とレドックスをくみ
、ヒドラジン基は酸化されN2ガスを発生し炭素ラジカ
ルを生じクロスリンキングして硬化し発泡体となる、一
方過酸化水素水の場合は、ヒドラジンの酸化分解による
N2ガスの発生、塩化第二鉄の場合はヒドラジンがFe
3+とレドックスをくみN2ガスを発生して分解すると
考えられる。
過酸化水素水及び塩化第二鉄は、ヒドラジンの分解を促
進するため、硬化促進剤として働らくことになる。
進するため、硬化促進剤として働らくことになる。
使用に際しては各々単独ても両者混合ても分解促進効果
は良好て自由に硬化時間を変えることが可能である。(
実施例) 以下に実施例によつて説明する。
は良好て自由に硬化時間を変えることが可能である。(
実施例) 以下に実施例によつて説明する。
実施例
環流装置のついた三ツロフラスコに(4)を入れ滴下ロ
ードより(B)を滴下させ部゜Cで約5時間反応させた
。
ードより(B)を滴下させ部゜Cで約5時間反応させた
。
反応終了後冷却器を取りつけn−プロパノールを留去し
た。残留物は淡黄色で透明性のある固い固型物でこれを
細かく粉砕した。この固型物から以下の方法により発泡
体を得た。イ 固型物30yをメタノール70yに溶解
し、これに塩化第二鉄1yを加え、空気中で約5時間を
要して発泡させた結果発泡倍率が2.5倍である発泡体
が得られた。
た。残留物は淡黄色で透明性のある固い固型物でこれを
細かく粉砕した。この固型物から以下の方法により発泡
体を得た。イ 固型物30yをメタノール70yに溶解
し、これに塩化第二鉄1yを加え、空気中で約5時間を
要して発泡させた結果発泡倍率が2.5倍である発泡体
が得られた。
口 固型物30yをアセトン70qに溶解し、空気中で
約1(ロ)間を要して発泡させた結果発泡倍率2市倍で
ある発泡体が得られた。
約1(ロ)間を要して発泡させた結果発泡倍率2市倍で
ある発泡体が得られた。
ハ 固型物30qをアセトン70ダに溶解し、これに3
0%過酸化水素水5yを加え、空気中で1叫間を要して
発泡させた結果発泡倍率3.0倍である発泡体が得られ
た。
0%過酸化水素水5yを加え、空気中で1叫間を要して
発泡させた結果発泡倍率3.0倍である発泡体が得られ
た。
(効 果)
以上のことく本発明の高分子重合体は自己発泡性を有し
、容易に発泡体を得ることができ、しかも毒性を有して
いない。
、容易に発泡体を得ることができ、しかも毒性を有して
いない。
本発明者等は発泡条件につき種々検討し、充填剤として
、カオリン、タルク、炭酸カルシウム等を3〜10%添
加することにより非常に強固な発泡体を得ることに成功
している。本発明は前述のごとく、固体であるので非常
に取り扱い易く、かつ製造現場での作業環境にも従来の
ように特に配慮の必要がなく、発泡体を容易に製造する
ことができるものである。
、カオリン、タルク、炭酸カルシウム等を3〜10%添
加することにより非常に強固な発泡体を得ることに成功
している。本発明は前述のごとく、固体であるので非常
に取り扱い易く、かつ製造現場での作業環境にも従来の
ように特に配慮の必要がなく、発泡体を容易に製造する
ことができるものである。
Claims (1)
- 1 オキシラン酸素を側鎖に含有する1,2−ポリブタ
ジエン高分子重合体とヒドラジンとを反応させることを
特徴とする自己発泡性高分子重合体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5081577A JPS6050805B2 (ja) | 1977-05-04 | 1977-05-04 | 自己発泡性高分子重合体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5081577A JPS6050805B2 (ja) | 1977-05-04 | 1977-05-04 | 自己発泡性高分子重合体の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53136094A JPS53136094A (en) | 1978-11-28 |
JPS6050805B2 true JPS6050805B2 (ja) | 1985-11-11 |
Family
ID=12869253
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5081577A Expired JPS6050805B2 (ja) | 1977-05-04 | 1977-05-04 | 自己発泡性高分子重合体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6050805B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534903U (ja) * | 1991-10-18 | 1993-05-14 | 不二雄 竹原 | 銅板入り靴中敷 |
-
1977
- 1977-05-04 JP JP5081577A patent/JPS6050805B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534903U (ja) * | 1991-10-18 | 1993-05-14 | 不二雄 竹原 | 銅板入り靴中敷 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53136094A (en) | 1978-11-28 |
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