JPS6050794A - カセット式磁気バブルメモリ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）　発明の技術分野 本発明は磁気バブルを制御して情報の記憶や転送を行う
磁気バブルデバイスを着脱式のカセット構成にすると共
に、この磁気バブルカセット（以下カセットと略す）を
コネクタを介してカセットホルダ（以下ホルダと略す）
に装着してなるカセット式の磁気バブルメモリ装置に関
する。

山）　技術の背景 最近磁気バブルデバイスをカセット構成にすることが行
われているが、かかるカセット式の磁気バブルメモリ装
置において、例えばカセット抜取準備完了の信号或いは
カセット挿着完了の信号等が確実に且つタイミング良く
出ないと、動作状態にあるカセットが抜き取られたり接
続が不充分な状態で通電される等によってカセット内の
記憶情報が破壊されることがある。

そのためにカセット収納室のカセット挿入口を閉鎖する
ことのできる大きさの蓋を設け、該蓋の開閉状態を検出
して電気信号を発生する等の対策を講じているが必ずし
も充分ではない。

（Ｃ）　従来技術と問題点 まず従来のカセット式磁気バブルメモリ装置について説
明する。第１図および第２図はカセットの斜視図で、第
１図は蓋が閉じた状態、第２図は蓋が開いた状態である
。磁気バブルデバイスは上カバー１８と下カバー１ｂと
の内部に内蔵されており、正面には回動式の蓋２を備え
、蓋２を開けると第２図のようにコネクタ３が現れる。

カセットの土壁には２本の逃げ溝８が平行に形成され、
その先端に蓋２の二つの爪９が回動可能に挿入支持され
ると共に、通常は図示されていない捻りバネのバネ力で
閉じられている。

第３図以下はホルダの実施例で第３図は平面図、第４図
は左側面図、第５図は右側面図、第６図はホルダの蓋を
開いた状態の正面図、第７図、第８図は部分破断右側面
図、第９図は底面図、第１０図はカセット収納室にカセ
ットＣが挿入された状態を左側面図で示した模式図であ
る。

ホルダは正面に蓋１０を備えており、その支軸１１は第
４図、第５図、第８図に示すようにホルダの上端に付い
ている。蓋１０とホルダの間には第７図のように蓋用の
トグルハネ１２が取付けられ、蓋１０の閉鎖時は該トグ
ルバネ１２は蓋１゜を閉じる方向に付勢している。この
トグルバネ１２は蓋１０を把手１３に指を掛けて開く際
に支軸１１を通過して後方に移動し、蓋１０を開く方向
に付勢する。

第６図のように蓋１０を開くとカセットの収納室１４が
現れる。この収納室１４は側面から見ると第７図のよう
になっており、内奥部においてホルダ本体１５にコネク
タ１６が固設されている。

カセットＣは蓋１０を開いた状態でこの収納室１４に挿
入され、内部のコネクタ１６とカセットＣのコネクタ３
が結合される。カセットの蓋２は通常は閉じているが、
収納室１４の天井板１７の内面には２本の凸条１８がカ
セットの挿入方向に設けられており、カセットを収納室
１４に挿入した際にカセットＣの爪９が凸条１８に突き
当たって押し例され、コネクタ１６と３が結合する直前
に開かれる。

カセットの挿入は収納室１４に手でカセットを押し込む
ことによって、そして排出はイジェクトボタン２０を押
すことによって行われる。収納室１４の底板２１の内面
にはスライダ２２が重ねられ、そのコネクタ側の端部に
垂直に立ち上がった当板２３を一体に備えている。カセ
ットを挿入するとカセットＣはこのスライダ２２上に載
置される。底板２１には第７図、第９図に示されるよう
にカセットの挿入方向にスリット２４が形成され、その
中にスライダ２２に取付けられた２個のローラ２５．２
６が間隔を置いて挿入されている。

一方第８図、第９図に示されるように底板２１にはイジ
ェクトボタン２０の前後動方向に前記スリット２４と平
行のスリット２７が設けられ、その中にイジェクトボタ
ン軸２８に取付けられた２個のローラ２９．３０が挿入
されている。また底板２１には支軸３１でレバー３２が
回動可能に取付けられ、該レバーの一端３２ａはイジェ
クトボタン軸のローラ２９．３０間に挟まれ、他端３２
ｂはスライダ側ローラ２５と２６間に位置している。そ
してレバー３２は復帰スプリング３３でローラ２９．３
０およびイジェクトボタン２ｏの復帰側に付勢されてい
る。

スライダ２２のスリット２４に露出した部分に植設され
たピン３４と底板２１に植設されたピン３６との間には
、捻りバネからなる排出バネ３５が取付けられスライダ
２２をカセット排出方向に付勢可能になっている。即ち
図示状態はスライダ２２が内奥部側のストローク終端ま
で移動した状態であり、イジェクトボタン２ｏを操作す
るとスライダ２２は排出バネ３５のバネ力によって鎖線
で示す位置までストロークＳｔだけ後退し排出バネ３５
も鎖線で示す状態となる。

カセットを収納室１４内に挿入すると該カセットの前端
がスライダ２２の当板２３に当設する。

スライダ２２には排出バネ３５のバネ力が作用している
が、このバネ力に抗して押し込むとスライダ２２は第９
図の鎖線位置からカセットと共に前進し、第７図、第９
図の実線状態となる。このとき排出バネ３５のピン３４
の部分が、排出バネ３５の底板２１への固定ピン３６を
通過するとスナップ作用が働いて、スライダ２２をコネ
クタ１６側へ付勢する力が発生しカセットの装着が容易
に行える。レバー３２は復帰スプリング３３で付勢され
ているのでイジェクトボタン２０を押し込まない限りイ
ジェクトボタン２０を復帰させる方向に位置している。

こうして収納室１４内に装着されたカセットを取り出す
には、復帰スプリング３３に抗してイジェクトボタン２
０を押し込むだけでよい。すると第９図の状態からレバ
ーの右端３２ａが下方向に移動してローラ２６を押上げ
、スライダ２２をカセット挿入口１４ｉ側に押し戻しコ
ネクタ３がコネクタ１６から離脱する。このとき排出バ
ネ３５のピン３４が第９図の実線の位置から移動し排出
バネ取付はピン３６を通過すると、排出バネのスナップ
作用でスライダ２２およびその上のカセ・ノドはカセッ
ト挿入口１４ｉへ排出される。

カセット挿入口２＋に隣接する位置にイジェクトボタン
２０を配設し、カセット挿入口１４ｉおよびイジェクト
ボタン２０の双方を隠すことのできる大きさの蓋１０を
カセット挿入口１４ｉに設け、カセットＣを着膜したり
イジェクトボタン２０を操作するときは必ず蓋１０を開
けなければならないようにしている。そして第５図に示
すように蓋１０の支軸１１付近に操作ピン３７を設ける
と共に、ホルダ本体１５にマイクロスイッチ３８などの
信号発生手段を取付け、そのレバー３９を前記操作ピン
３７の付近まで延長させている。

図示のように蓋１０が閉じた状態ではレバー３９は操作
ピン３７で操作されないが、蓋１０が開いて鎖線で示す
状態になるとその操作ピン３７でレバー３９が押し下げ
られてマイクロスイッチ３８が動作し、蓋１０が開いた
ことを示す信号を発生し制御部へ通知する。

第１０図はカセット収納室にカセットＣが挿入された状
態を左側面図で示した模式図で、第１０図ｆａｌはカセ
ットが挿入不完全の状態、第１０図（ｂ）はカセットが
確実に挿入された状態である。第１０図（ｂ）のように
カセットＣが確実に挿入されると、カセット内のコネク
タ３がホルダ側のコネクタ１６と確実に結合し、カセッ
トの底部に設けられた凹部７中にレバー４０のローラ４
１が嵌入する。

ところが第１０図（１１）のようにカセットが確実に挿
入されずにカセットＣとコネクタ１６間に隙間Ｇができ
ると、カセットの凹部７がローラ４１の位置からずれる
ため該ローラ４１は凹部７に嵌入できない。レバー４０
は支軸４２でホルダ本体に取付けられており、その一端
に前記ローラ４１が取付けられ他端は蓋１０の下端付近
に延長している。

そしてバネ４４でローラ４１が凹部７に嵌入する方向に
付勢されている。一方蓋１０には第１０図（ａ）のよう
にカセットが確実に挿入されないため、ローラ４１が凹
部７に嵌入できなかった場合にレバー他端４３に当接す
る突起１０ａを備えている。

そして第１０口出）のようにカセットが確実に挿入され
てローラ４Ｉが凹部７に嵌入すると、レバー他端４３が
蓋１０の突起１０ａから逃げるので、蓋１０はレバー他
端４３に妨げられることなしに閉鎖できる。ところがカ
セットの挿入不完全でローラ４１が凹部７に嵌入できな
い場合は、レバー他端４３カ月二昇して蓋１０の突起１
０ａに当たり蓋１０は確実に閉鎖できない。

しかしこれだけでは充分でぼない。例えば第１０図ｆａ
ｌのようにカセットが確実に挿入されない状態であるに
もかかわらず、蓋１０を閉じると途中で蓋１０の開放状
態１示す信号が停止し、制御部はそれをカセットの装着
完了と誤認して情報の書込み、読み出しを開始する恐れ
がある。

１ｄｌ　発明の目的 本発明の目的は磁気バブルメモリ装置をカセット式にし
たことによるこのような要望を、簡単な構成で実現でき
るようにすることにある。

ｔｅｌ　発明の構成 そしてこの目的は磁気バブルチップ、駆動コイルおよび
バイアス磁石などからなる磁気バブルデバイスを絶縁体
のケースに内蔵し、且つコネクタを備えた磁気バブルカ
セットをコネクタ接続した状態で保持し、且つ磁気バブ
ルカセントをカセットホルダのカセット収納室から排出
させるためのイジェクト機構と該イジェクト機構を操作
するイジェクトボタンを備えると共に、前記カセット収
納室のカセット挿入口を閉鎖することのできる大きさの
蓋をカセット挿入口の前面に設け、該蓋の開閉状態を検
出して電気信号を発生する手段を備えているカセット式
磁気バブルメモリ装置において、一端には磁気バブルカ
セットの位置検出用の四部に嵌入する嵌入部を、他端に
は蓋の閉鎖阻止部を備えた揺動レバーをカセットホルダ
に取付け、揺動レバーの嵌入部が磁気バブルカセットの
凹部に嵌入できないときに、揺動レバー他端の閉鎖阻止
部がカセットホルダの蓋に係合して該蓋の閉鎖を阻止す
ることで達成している。

（ｆ）　発明の実施例 カセットＣが所定の位置まで挿入されカセットとホルダ
がコネクタを介して確実に接続された後、磁気バブルメ
モリの情報の読書き動作を開始させなければ磁気バブル
メモリ中の情報が破壊される恐れがある。本発明はカセ
ットＣが確実に挿入されなければ蓋を閉鎖できない機構
を設け、かかる誤動作による磁気バブルメモリ中の情報
の破壊を防止するもので、以下添付図により本発明の詳
細な説明する。

第１１図は本発明のカセット収納室にカセットＣが挿入
された状態を左側面図で示した模式図で、第１１図（ａ
ｌはカセットが挿入不完全の状態、第１１図（１１）は
カセットが確実に挿入された状態である。

第１１図（ｂｌのようにカセットＣが確実に挿入される
と、カセット内のコネクタ３がホルダ側のコネクタ１６
と確実に結合し、カセットの底部に設けられた凹部７中
にレバー５０のローラ５１が嵌入する。ところが第１１
図＋１１１のようにカセットが確実に挿入されずにカセ
ットＣとコネクタ１６間に隙間Ｇができると、カセット
の凹部７がローラ５１の位置からずれるため該ローラ５
１は四部７１ に嵌入できない。レバー５０は支軸５２でホルダ本体に
取付けられており、その一端に前記ローラ５１が取付け
られ他端は支軸５３を介してレバー５５と連結している
。そしてバネ５４でローラ５１が凹部７に嵌入する方向
に付勢されている。レバー５５の他端は蓋１ｏの支軸付
近に延長しており、一方蓋１０には第１１図（ａｌのよ
うにカセットが確実に挿入されないため、ローラ５１が
凹部７に嵌入できなかった場合にレバー５５が嵌入する
凹部５６を備えている。

そして第１１図（ｂｌのようにカセットが確実に挿入さ
れてローラ５１が凹部７に嵌入すると、レバー５５が蓋
１０の凹部５６から逃げるので、蓋１０はレバー５５に
妨げられることなしに閉鎖できるが、カセットの挿入不
完全でローラ５１が凹部７に嵌入できない場合は、レバ
ー５５が上昇して蓋１０の凹部５６に嵌入し蓋１０は閉
鎖することができない。

＋ｇｌ　発明の効果 以上のように本発明によれば、蓋の開閉状態２ を検出して電気信号を発生する手段を備えているので、
カセットをイジェクトする際は、予め蓋が開いてその検
出信号が制御部へ通知され磁気バブルデバイスの動作が
停止される。またカセットが所定の位置まで装着されな
いと蓋を閉鎖することができず、カセット装着完了の信
号が出ないので磁気バブルデバイスの動作が開始されな
い。したがってカセットの脱着時の事故により磁気バブ
ルメモリの内容破壊を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図はカセットの斜視図、第３図以下は
ホルダの実施例で第３図は平面図、第４図は左側面図、
第５図は右側面図、第６図はホルダの蓋を開いた状態の
正面図、第７図、第８図は部分破断右側面図、第９図は
底面図、第１０図はホルダを模式図で示した左側面図、
第１０図（ａ）はカセットが挿入不完全の状態、第１０
図（ｂ）はカセットが確実に挿入された状態、第１１図
は本発明のホルダを模式図で示した左側面図、第１１図
（ａｌはカセットが挿入不完全の状態、第１１図中）は
カセラ１−が確実に挿入された状態である。 図においてＣはカセット、３および１６はコネクタ、７
はカセットの凹部、１０は蓋、１４はカセット収納室、
１５はホルダ本体、２ｏはイジェクトボタン、３７は操
作ピン、３８は信号発生手段、５０および５５はレバー
、５１はローラ、５２および５３は支軸、５４はバネ、
５６は蓋の凹部を示す。 ５ 第１　目 第２悶 １＆ ト 箪３　聞 第４−目 工−− ｆ− （ ｌＯ＼ 渚５目 第６閾 １１ 第７図 第９図 １ 第ａ＠ 竿１０悶 （ｂ）

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 磁気バブルチップ、駆動コイルおよびバイアス磁石など
   からなる磁気バブルデバイスを絶縁体のケースに内蔵し
   、且つコネクタを備えた磁気バブルカセットをコネクタ
   接続した状態で保持し、且つ磁気バブルカセットをカセ
   ットホルダのカセット収納室から排出させるためのイジ
   ェクト機構と該イジェクト機構を操作するイジェクトボ
   タンを備えると共に、前記カセット収納室のカセット挿
   入口を閉鎖することのできる大きさの蓋をカセット挿入
   口の前面に設け、該蓋の開閉状態を検出して電気信号を
   発生する手段を備えているカセット式磁気バブルメモリ
   装置において、 一端には磁気バブルカセットの位置検出用の四部に嵌入
   する嵌入部を、他端には蓋の閉鎖阻止部を備えた揺動レ
   バーをカセットホルダに取付け、揺動レバーの嵌入部が
   磁気バブルカセットの凹部に嵌入できないときに、揺動
   レバー他端の閉鎖阻止部がカセットホルダの蓋に係合し
   て該蓋の閉鎖を阻止することを特徴とするカセット式磁
   気バブルメモリ装置。