JPS605066Y2 - 防水シ−ト - Google Patents

防水シ−ト

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Publication number
JPS605066Y2
JPS605066Y2 JP1979020162U JP2016279U JPS605066Y2 JP S605066 Y2 JPS605066 Y2 JP S605066Y2 JP 1979020162 U JP1979020162 U JP 1979020162U JP 2016279 U JP2016279 U JP 2016279U JP S605066 Y2 JPS605066 Y2 JP S605066Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
waterproof
bituminous material
holes
layer
Prior art date
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Expired
Application number
JP1979020162U
Other languages
English (en)
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JPS55123013U (ja
Inventor
暢 遠藤
恒喜 田村
Original Assignee
日瀝化学工業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 日瀝化学工業株式会社 filed Critical 日瀝化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、道路橋などの橋面防水に適した防水シートに
関する。
道路橋、高架道路、高架駐車場など(以下、単に道路橋
などと言う)では、橋面の床版の耐久性の向上や床版下
方への漏水防止のために、床版上にアスファルトを防水
層その防水層の上に加熱アスファルト混合物舗装を行っ
ている。
このアスファルト防水には、従来厚紙(たとえば、ルー
フイング原紙)、織布、不織布などにアスファルトを浸
透被覆した防水シートや、□さらにこれらにアルミ箔、
銅箔などの金属箔を貼り、アスファルト被覆した防水シ
ートなどを加熱溶融したブローン系アスファルトで床版
に貼り防水層を形成する方法が一般に行なわれている。
しかし乍ら、橋面がコンクリート床版の場合には、床版
面の凹凸が大きいことと床版内から発生する湿気のため
に、防水シートを加熱溶融したアスファルトで貼って形
成した防水層には必ずといってよい程、部分的にふくれ
を生ずる。
舗装は一般にこの防水層の上に加熱アスファルト混合物
を敷物らし転圧して形成されるが、加熱アスファルト混
合物の敷物らし温度が通常150〜160℃位の温度の
ために、防水層のふくれは、ふくれの中に含まれる水分
や空気の膨張によって一層大きくなり、加熱アスファル
ト混合物の敷物らしや転圧がスムースに出来ず、出来上
った舗装体にひびわれ、ずれ等の欠陥を生ずるおそれが
あった。
このために、舗装を行う直前に人力で防水層のふくれた
個所に千枚通し、錐など先端が鋭利なもので一つ一つ孔
をあけてふくれをつぶしてから舗設しているのが現状で
ある。
このふくれをとる作業は大へん労力を要するばかりか、
夜間作業などではふくれが伴らず、孔をあけ忘れるおそ
れも生ずる。
また、孔をあけたあとに降雨があれば、そこから雨水が
防水層の下にまわるおそれもあるので、舗設直前に孔を
あける必要があった。
本考案の防水シートは、このような欠点を解消するもの
で、瀝青物を浸透付着したシートの全面に径1ないし6
mmの通孔を適当な間隔で設け、そのシートの表面に瀝
青物を被覆してシートに設けられた通孔を閉塞し、さら
にその表面に鉱物質などの粉粒を付着し、裏面に剥離シ
ートを貼着した防水シートを要旨とするものである。
本考案の防水シートを、床版に貼って防水層を形成する
場合は、防水シートの裏面に設けた剥離シートを剥がし
ながら、必要に応じて床版面或は防水シートの裏面を加
熱して防水シートを床版面に押しつけることにより、防
水シートを床版面に接着すれば防水層を形成することが
できる。
また、防水シートの裏面に設けた剥離シートを剥がしな
がら、防水シートを床版面に加熱溶融瀝青物で流し貼り
して防水層を形成することができる。
そして、防水層を施工する際、さらにはその防水層の上
に加熱アスファルト混合物舗装の際に防水シートの基体
に設けられた通孔の表面をおおう瀝青物が加熱溶融した
瀝青物の熱により加熱され軟化ないし溶融し、一種の弁
として作用し空気、水蒸気などの気体を外部に逃がし、
防水シートにふくれを生ずることなく床版に接着される
ので、舗設直前に防水層に孔をあける必要がなく、防水
性良好で、舗設の際のみならず舗設完了後においても舗
装体に下部の防水層のふくれによるひびわれや、ずれの
現象が発生せず、床版、防水層、舗装体が一体となった
良好な舗装を得ることができる。
次に、本考案の防水シートを図によって詳しく説明する
第1図は本考案防水シートの実施例を示す一部を切欠し
た斜視図であり、第2図は防水シートの通孔部を通る断
面図である。
図において、1は瀝青物を浸透付着したシートである。
2は通孔であって、適当な間隔でシート1の全面に径l
ないし6rIDnの孔として設けられている。
3はシート1の表面(表と裏の何れか1方または双方を
言う)を被覆する瀝青物層で、シート1に設けられた通
孔2を塞ぐものである。
4は瀝青物層3の表面に付した鉱物質などの粉粒である
5は瀝青物層3の裏面に貼着した剥離シートである。
本考案で言うシート1は、動植物の天然繊維、パルプ、
人造繊維、合成繊維、無機繊維、炭素繊維、金属繊維、
プラスチックなどで造られた不織布、織布、紙など、通
常防水シートの基材として使用されているものを自由に
採用することができ、このシート1には瀝青物を浸透付
着しである。
また、シート1に設けられた通孔2は、径1ないし6閣
であり、径が1TIrIR以下の場合は通気性が不充分
であると共に、径が6mmを上廻る時には通孔2を瀝青
物層3で閉塞することが困難となり、好ましくは2ない
し4閣が適当である。
通孔2の適当な間隔とは5c1nないし60cm位いが
適当であり、この間隔のとり方、さらには通孔2の形状
は自由に選択できる。
たとえば、径3mmの円形孔で、30〜40cmの間隔
に一個の割合で設ければ充分である。
即ち、シート1の厚さ、通孔2の形状、大きさ、通孔2
の間隔は適宜増減することができる。
またシート1は、不織布、織布、紙などに予め通孔2を
あけておいてこれに瀝青物を浸透付着させたものでも、
また不織布、織布、紙などに予め通孔2をあけておいた
ものを瀝青物層3で被覆するときに被覆と同時に瀝青物
を浸透付着させたものでもよい。
本考案で言う瀝青物は、ストレートアスファルト、セミ
プローンアスファルト、ブローンアスファルト、天然レ
ーキアスファルトなどのアスファルトや、アスファルト
にゴムや樹脂を添加混合して改質したアスファルトが一
般使用される。
そのほかタール系のものとしてタール、ピッチなどや、
これらにゴム、樹脂等を添加混合して改質したタール、
ピッチなどが用いられる。
タール、ピッチ系のものは、アスファルト系のものに比
べて耐油性にすぐれる。
また、瀝青物層3は、防水シートの基体となるシート1
の表面を被覆し通孔2を閉塞できる厚さが必要である。
通常瀝青物層3の瀝青物には、耐候性、強度、感温性等
を改善するためにかなりのたとえば5〜50%程度のフ
ィラーを添加することもある。
シート1の浸透付着に使用される瀝青物と瀝青物層3の
被覆に使用される瀝青物とは一般には異ったものを使用
するが、同一のものを使用することもできる。
さら、に、鉱物質などの粉粒4は、通常のアスファルト
ルーフイングや砂付ルーフイングの表面に付している鉱
物質などの粉粒が使用される。
すなわち、−砂、珪砂、鉄砂、珪砂粉、珪石粉、ガラス
粉、雲母片、雲母粉、滑石粉、珪藻土、スレート粉、石
綿粉、その他の石粉、ギルツナイト粉末、石炭粉末など
である。
これらの粉粒4は、防水シートの表と裏では同じものを
使用することも、表と裏とを異なったものを使用するこ
ともある。
さらにまた、剥離シート5は、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ塩化ビニール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
アミド、ポリエステルなどの合成樹脂製フィルムや、一
般に使用されている各種の剥離紙が自由に採用される。
本考案の防水シートは叙上のように構成されているので
、次のような特徴と効果を有する。
(1)床版上に防水シートを貼るとき、加熱溶融瀝青物
で流し貼りすることも、加熱溶融瀝青物を使用せずに床
版面ないし防水シートの裏面を加熱して貼ることもでき
る。
床版上にプライマーを塗布乾燥後、防水シートを防水施
工面におき剥離紙を剥がしつつ加熱溶融瀝青物で流し貼
りすることも、床版面ないし防水シートの裏面を加熱し
て貼ることもできる。
特に、加熱溶融瀝青物を使用しなくとも貼着することが
できる特徴を有し、この場合には加熱溶融した瀝青物を
取り扱わないので作業が安全で迅速にできる。
(2)防水層にふくれを生ずることが少なく、たとえ多
少のふくれがあっても、防水層に孔をあけることなく、
この上に良好な加熱アスファルト混合物による舗装がで
きる。
防水シートの基体シートに設けた通孔のために、防水施
工の際、防水層に殆んどふくれを生じない。
床版の状態によって防水層にふくれを生じても、この上
に加熱アスファルト混合物を敷物らすと、その熱により
防水シートの基体シートにおける通孔部の瀝青物は、軟
化ないし溶融し、この部分から防水層下の加熱膨張した
空気や水蒸気は外部に放出される。
これと同時に、この部分は減圧され膨れがなくなり瀝青
物によってシールされる。
基体シートの通孔部分における瀝青物は恰も弁の如く作
用する。
このため加熱アスファルト混合物の敷物らしはスムース
に出来、さらにローラ転圧もスムースに出来る。
そして、防水層は加熱アスファルト混合物の熱と圧力に
より床版に加熱圧着されその防水層に加熱アスファルト
混合物が喰いこんで結合し、床版に防水層を介して舗装
体が強固に結合されるので、良好な舗装体が得られる。
(3)防水が良好である。
防水層を形成しても防水シートの基体シートに設けた通
孔部分は瀝青物でシールされており、舗装前に防水層に
孔がないので降雨により防水層を通して床版に水がまわ
ることがない。
(4) 防水層は舗装体の床版への良好な結合材と同
時に舗装開放後の交通荷重による振動衝撃の良好な吸収
層になり、また気象の変化に伴う舗装体と床版との間の
ストレスの吸収緩和層になるので、舗装体と床版の寿命
、耐久性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の防水シートの実施例を示したもので、
第1図は防水シートの一部切欠斜視図を、第2図は防水
シートの通孔部を通る断面図を示す。 図中の符号を説明すれば、次の通りである。 1はシート、2は通孔、3は瀝青物層、4は鉱物質など
の粉粒、5は剥離シート。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 瀝青物を浸透付着したシートの全面に径1ないし6mm
    の通孔を適当な間隔で設け、そのシートの表面に瀝青物
    を被覆してシートに設けられた通孔を閉塞し、さらにそ
    の表面に鉱物質などの粉粒を付着し、裏面に剥離シート
    を貼着したことを特徴とする防水シート。
JP1979020162U 1979-02-19 1979-02-19 防水シ−ト Expired JPS605066Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979020162U JPS605066Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 防水シ−ト

Applications Claiming Priority (1)

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JP1979020162U JPS605066Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 防水シ−ト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55123013U JPS55123013U (ja) 1980-09-01
JPS605066Y2 true JPS605066Y2 (ja) 1985-02-15

Family

ID=28850612

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JP1979020162U Expired JPS605066Y2 (ja) 1979-02-19 1979-02-19 防水シ−ト

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4916974A (ja) * 1972-04-19 1974-02-14

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5044022U (ja) * 1973-08-16 1975-05-02

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JPS4916974A (ja) * 1972-04-19 1974-02-14

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