JPS6050495B2 - 遠心分離機における捕集物の抜き取り方法およびその装置 - Google Patents

遠心分離機における捕集物の抜き取り方法およびその装置

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JPS6050495B2
JPS6050495B2 JP19458881A JP19458881A JPS6050495B2 JP S6050495 B2 JPS6050495 B2 JP S6050495B2 JP 19458881 A JP19458881 A JP 19458881A JP 19458881 A JP19458881 A JP 19458881A JP S6050495 B2 JPS6050495 B2 JP S6050495B2
Authority
JP
Japan
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rotating cylinder
liquid supply
cake
suspension
cylinder
Prior art date
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Expired
Application number
JP19458881A
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JPS5898147A (ja
Inventor
良治 佐藤
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Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Publication date
Application filed by Hitachi Powdered Metals Co Ltd filed Critical Hitachi Powdered Metals Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、水を主成分とする分散媒中に黒鉛粉などの微
粒子が分散している懸濁液から微粒子を分離捕集した後
、固形物を容易に抜き取るための方法およびその装置に
関するものである。
従来より一般に用いられている装置例として、第1図に
縦断面図で示す遠心分離機がある。
図中1は回転筒であり、上方より連結した回転駆動軸2
によつて矢印Aの回転が与えられる。回転筒1内には、
液に対する回転を効果的に与えるためのコア−部材、図
の例では三翼コアー3が中心軸4に固設してあり、回転
筒1とともに高速回転するようになつている。回転筒1
の下方には該回転筒1に螺合する下蓋5と給液ノズル6
が装備され、懸濁液を供給する。7は、高速回転時の揺
れ止めブッシュである。
第1図のA−A断面を第2図に示す。上記装置を稼動さ
せるに際し、給液ノズルより懸濁液を送り込み回転筒1
とΞ翼コアー3を高速回転させると、懸濁液中の固形物
が遠心力により回転筒1の内壁または三翼コアー3の表
面に付着し、水分は排液孔8より排液受筒9の排出口1
0を通つて機外に排出される。
ケーキ(固形物)を取り出すには、回転筒1を固定した
まま、第3図に示したようにΞ翼コアー3の中心軸4を
下方に引き抜いてケーキ11を処理することになるが、
その場合におけるケーキの付着状態は下記条件に左右さ
れる。即ちケーキと回転筒1内壁との摩擦力をF1、ケ
ーキと三翼コアー3との摩擦力をF2とするとき、F2
>F1であればケーキΞ翼コアー3側に多量に付着し、
三翼コアー3の引抜き操作のみによつてケーキを機外に
取り出すことができる。しかし、実際には種々の要因に
よりF2<F1の場合が発生し、ケーキが回筒筒1側に
も多量に付着して引き出し処理が面倒になることが多い
。そこで本発明は、上記の如き従来の不便を解消し、遠
心分離作業後におけるケーキの抜取り作業・をスムーズ
に行なうための方法およびその装置を提供することを目
的とするものである。以下、本発明をその実施例につい
て説明する。第4図は本発明に係る方法の基本的手段を
示したもので、遠心力によつてケーキ11を回転筒1の
内壁または三翼コアー3の表面に付着せしめ、回転を停
止後、回転駆動軸2(第1図)より回転筒1を取り外し
、排液孔8をゴムスリーブ12と締め付けベルト13に
よつて完全にシールする。
さらに下蓋5の開口部に螺子14を設けておき、ゴムバ
ッキング15を介して吸い込み治具16の先端を螺合固
定し、ホース17を真空ポンプに接続して吸引させ、回
転筒1内を減圧状態にして一定時間保持する。そうする
と、ケーキは塑性を持つているので、ケーキ内に残存す
る中空部のガスが中心軸4方向に移動する際に同時に中
心軸4方向に引き寄せられ、その結果、ケーキと回転筒
1内壁との摩擦力F1が低下する。
従つて、次に下蓋5を取り外して中心軸4を引き抜けば
、ケーキ11の大部分は三層コアー3とともに外部へ取
り出される。第5図のグラフは回転筒1の内部を0.6
kgIc1Lの減圧状態とした場合の、減圧保持時間と
ケーキ抜き出し初期荷重(K9)との関係を示したもの
であるが、ケーキと三層コアーとの摩擦力F2は実験,
的にみて通常約200k9であるから、上記減圧条件下
では4分以上保持すればF1〈F2を満足することがわ
かる。第6図は上記方法を実施するに適した装置例を示
している。
高速回転を停止した後、上部の回転!駆動軸2(第1図
)より回転筒1を取り外すと、回転筒1が自重で降下し
、下蓋5の内端部に取りつけたゴムバッキング15が給
液ノズルに設けたボス17と密着する。揺れ止めブッシ
ュ7は回転筒1の降下に際しガイドとして機能する。1
8は給液管であり、中途で分岐させてそれぞれに給液弁
19および減圧弁20を備えている。
真空吸引時には給液弁19を閉じて減圧弁20を開き、
図示しない真空ポンプによつて吸引することにより回転
筒1内を減圧状態に保持させる。
この際回転筒1の上部は第4図に示した如く完全にシー
ルすることはいうまでもない。本装置によれば懸濁液の
給液と、遠心分離後の”減圧操作が給液弁および減圧弁
の切替え操作のみで行なわれ、操作性が良好となる利点
がある。
以上に説明したように、本発明によれば遠心分離後のケ
ーキの取出し処理が極めて容易になるほか、装置自体の
操作が簡易であり、作業能率の向上を図ることができる
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の装置例を示す縦断面図、第2図は第1図
のA−A断面図、第3図はケーキの付着状態を示す縦断
面図、第4図は本発明に係る方法の基本的手段を示す縦
断面図、第5図は減圧状態の保持時間とケーキ抜出し初
期荷重の関係を示すグラフ、第6図は本発明方法を実施
するに適した装置を例示する図面である。 1・・・・・・回転筒、2・・・・・・駆動軸、3・・
・・・・三翼コアー、4・・・・・・中心軸、5・・・
・・・下蓋、8・・・・・・排液孔、9・・・・・・排
液受筒、10・・・・・排出口、11・・・・・・ケー
キ、18・・・・・給液管、19・・・・・・給液弁、
20・・減圧弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 懸濁液中に分散している微粒子を遠心分離法により
    分離捕集するに際し、回転筒内に挿入したコアー翼を回
    転筒とともに高速回転させ、回転を停止後、回転筒内を
    減圧状態に一定時間保持することにより固形物を中心軸
    方向に引きよせ、しかる後コアー翼を回転筒より引き抜
    くことを特徴とする遠心分離機における捕集物の抜き取
    り方法。 2 懸濁液中に分散している微粒子を遠心分離法による
    分離捕集する装置において、高速回転する回転筒内に挿
    入され、該回転筒とともに回転するコアー翼と、回転筒
    内に懸濁液を供給する給液管を具え、且つ、該給液管が
    2本に分岐されてその一方には給液弁を、他の一方には
    減圧弁を具えたことを特徴とする遠心分離機。
JP19458881A 1981-12-04 1981-12-04 遠心分離機における捕集物の抜き取り方法およびその装置 Expired JPS6050495B2 (ja)

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JP19458881A JPS6050495B2 (ja) 1981-12-04 1981-12-04 遠心分離機における捕集物の抜き取り方法およびその装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5898147A JPS5898147A (ja) 1983-06-10
JPS6050495B2 true JPS6050495B2 (ja) 1985-11-08

Family

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