JPS60501992A - 眼の外科処置に使用する方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 眼の外科処置に使用する方法と装置 発明の分野 本発明は、眼の外科処置に使用する方法と装置、特に人工レンズを挿入すること などからなる白内障に罹患した眼の外科手術に使用する、眼科用顕微鏡及びその 使用方法に関する。

発明の背景 眼に人工レンズを挿入する必要のあるような、例えば白内障の外科処置や角膜の 外科処置等のような眼の外科処置において、外科医は眼の縫合時に成る程度の非 点収差を付与することを望むことがある。

このようにして付与される非点収差の程度は場合によって異なり、更に、外科医 によっても異なる。しかしてその非点収差の程度は、その眼を完全な卵形に戻す ためにそのうち解除される（自己矯正される）だろうと外科医が認め、また信す るような程度である。

これまで、縫合時の引っ張りが角膜の円形度にどの程度影響を与えるかを確認し 、そして非点収差を自己矯正できる程度のレベルを達成できるように、縫合に関 して外科医が加えるべき引っ張りの程度を確認する容易かつ正確な方法は、まだ 存在していない。

発明の目的 そこで本発明の目的は、外科手術中、縫合時の引つ張りが角膜の円形度に与える 影響を外科医が正確に確かめることができ、かくしてその引っ張りを変化させる ことにより角膜を円＜Ｈｉｉｉ面からみて）保持するか、又は外科医が決めた僅 かな卵形にすることができるようにする方法と装置を提供することである。

本発明の−っの側面によれば、眼の外科処置に使用する装置は、接眼レンズと、 その眼の角膜のような物体を顕微鏡て検査するための対物レンズとを有し、照明 装置が、光のリングを角膜へ導き前記接眼レンズを通して見ることができかつ角 膜が前記リングを前記対物レンズの焦点面へ反射するように配置されており、更 に前記反射されたリングの形を判定する装置が備わっており、それによって眼の 角膜の非点収差度を決定することができる。

この照明装置は、間隔をおいて環状に位置する複数個の発光体を備えた中空リン グの形をしている。

その発光体は、眼の角膜面により反射した像が事実上連続したリングを形成する ように、前記中空リングのまわりに密接して配置されて位置する発光ダイオード （ＬＥＤ）より形成される。

各Ｌ　Ｅ　Ｄ　は円形の形が好ましく、２１〜６１１の直径を有し、なかでも５ 菖１が好ましい。！、ＨＤは赤色なので、黒色の瞳孔の孔と対照をなす。

照明装置は発光体の電源として、バッテリーのような専用の電源を備えているこ とが好ましい。バッテリーの区画室、即ちホルダーは、そのバッテリーを収容す るように配設される。

この装置に於いて、前述の配置において反射光の形を判定する判定装置は、その 反射された光のリングが円形であるかどうか、及び、もしそうでない場合の反射 リングの非円形度をテストするようになっている。判定装置は、光の反射リング の像の垂直方向の直径と水平方向の直径を測定する測定装置を有する。

そのような測定装置は、好ましくは接眼レンズに装着された標識を有し、該標識 は、反射像の一部と隣接する第１位置から、それと直径方向に反対の反射像の部 分に隣接する第２位置へと、接眼レンズ内を移動できるようになっている。前記 測定装置はまた、前記第１位置と第２位置との間で標識が移動する距離を判定す る装置を有する。

前記測定装置は更に、その標識が最初に測定された直径に対して９０°をなす直 径に沿って、同し測定を行うことができるようにする装置を有する。

これらのための調製装置は、例えば操作つまみのような、手で動かすことのでき る装置で成る。

標識は針の尖端であったり、又は線（目盛り）が描かれた装置であることができ る。その針の移動距離を判定する装置はマイクロメーターであり、特に電子マイ クロメーターがよい。標識の移動距離を読み取るデジタル装置も備えられるのが 良い。

さもなければ前記測定装置は、接眼レンズに（両方ある場合はその片方に）挿入 されるマークで成る。このマーク即ち目盛りは、操作者が接眼レンズを通してみ る時に見ることができるように、接眼レンズ内で照明されるのが好ましい。接眼 レンズ内には垂直方向と水平方向に目盛りがある。このような測定装置は又、コ ンパレーク−を含んで成る。このコンパレーターは外科医が別に検査することの できる印刷ンートでよいか、反射像と比較するため装置の別の接眼レンズに配置 される１個又は複数個のものによって構成するのが好ましい。

各接眼レンズは、一方では標識又は目盛りが、他方では比較装置部らコン・ぐレ ータ−（場合に［−リ）が容易に見えるように、その内部を照明する照明部材を 有することができる。その照明部材として：４、接眼レンズ内に配置した核光源 が好ましい。それは又、接眼レンズ内に小電球を配置したものでもよいが、その 小電球は、例えばバッテリーのよ〕、Ｘ別の専用の電源を有する場合と、顕微鏡 と共用の供給電源で電力が供給される場合とがある。

本発明のもう１つの側面によれば、眼科用顕微鏡に使用する装置は、支持体と、 顕微鏡にその支持体を装着する装置とで成り、その支持体は照明装置を備え、該 照明装置は顕微鏡を通して観察される光が歪曲しない様に角膜の前部凸面が光の リングを反射するように、眼の外科処理中に光の円形リンクを角膜へ導くように なっている。

前記支持体は照明装置として、複数個の、間隔をおいて位置する照明部材を、好 ましくは発光ダイオード（１、ＥＤ）の形でその環状面に配置した環体の形をし ている。

本発明の更にもう１つの側面によれば、眼の角膜面の円形度を判定する顕微鏡用 接眼レンズが配設され、その接眼レンズは、前記角膜面に焦点を結ぶ先のリング の像の形を判定する装置を備え、好ましくは、角膜からの光のリング像の上に同 時に見える可変自在の、つまり調整自在の偏心性をもつ比較リングを同一視野に 生しさせる装置を備える。

本発明の更にもう１つの好ましい側面によれば、角膜の非点収差を測定するため に、又は角膜の伸張をコンＩ・ロールする等の目的で、球形に対する角膜の前部 表面の曲率の偏差をモニターする方法を提供する。この方法は、角膜の直径より 小さい直径の光反射リングをその角膜の前表面に生しさせ、それを検視する。す ると、そこで見えるリンクは、角膜の前表面が球形の場合に事実−ト円形である 筈の形から、そのような球形からの偏差つまり連続的な非点収差度のある場合の 連続的楕円偏心度まで、種々変化する。またこの方法は、１つの面に配置された 事実−に円形のリングを、前記検視した光の反射リングと同一・視野に見ること ができ、そのリングの面をそのリングの横軸のまわりで有効に回転させることに よって、そのリングを、連続的に変化する偏心の連続的楕円として前記検視に表 わす。そして角膜から反射する光のその楕円リングとの重なり、つまり同心性を 達成するために必要な回転をコントロールスルカ、その必要な回転量は、角膜の 非点収度差の大きさである。

図面の簡単な説明 本発明の他の特徴と効果は、添付図面に関連して説明した好ましい実施例の次の 説明から明らかとなるであろう。

第１図は本発明に従った眼の外科処置に使用する顕微鏡の斜視図であり、 第２図は眼の角膜面に導く光のリングを形成し、第１図のｗ４微鏡に取付けられ る装置を一部断面で示した平面図であり、 第３図は眼の角膜面から反射した光のリングの像の形を分析する装置を備えた第 １図の顕微鏡の接眼レンズの斜視図であり、 第４図は第１図の顕微鏡の接眼レンズの斜視図であって、眼の角膜面からの反射 光のリングの像の形を分析するもう１つの装置を備えており、 第５図は第２図の照明部材のもう１つの装置の斜視図であり、 第６図は第１図の装置の接眼レンズの詳細な垂直断面図であって、眼の外科処置 中、眼の角膜からの反射光のリングの像を分析するもう１つの装置を備えており 、第７図は第６図の７−７線に沿ってとった拡大断面図であり、 第８図は第１図の、眼の角膜面へ光のリングを導く装置の変形例を一部断面で示 す側面図である。

発明を実施するための最良の形態 ここで第１図を参照すれば、双眼操作顕微鏡（１０）が示されている。この顕微 鏡（１０）は本体（］２）を有し、この本体は符号（１４）で示す適切な支持装 置により支持される。本体（１２）の上面（１６）には、２個の管状部材（１８ ）が取付けられ各管状部材（１８）は接眼レンズ（２２）を摺動自在に受け入れ る。

本体（１２）の下端部は１個の対物レンズ（２６）を支持する。本体（１２）の 下方には、水平ありつぎレセプター（２８）が配設され、本体の側部には、垂直 ありつぎレセプター（３０）が配設される。以上のように、この顕微鏡は通常型 である。

照明装置（３２）は対物レンズ（２６）のまわりに配置される（第３．４図も参 照）。照明装置（３２）は中空アルミニウムリング（３４）で成る。等しい間隔 をおいて位置する複数の発光ダイオード（ＬＥＤ）　（３６）が前記リングによ り支持され、その発光部分はリング（３４）の下面を通って突出する。一対の接 続線（３８）は各ＬＥＤ　（３６）の後部に接続する。

リング（３４）の上側には、垂直なアルミニウム板（４０）が接着され、そのア ルミニウム板（４０）は水平部材（４２）を支持し、その水平部材（４２）には 、旋形ありつぎ部材（４４）が形成される（第２図）。

アルミニウム板（４０）は又バッテリー容器（４６）を支持し、その中には乾電 池（４８）が内蔵される。スイッチ（４９）がアルミニウム板（４０）に装着さ れ、スイッチレバー（５０）を有する。

乾電池（４８）は接続線（３８）に、ひいてはＬＥＤ　（３６）に接続する。

さらに、取り外し自在なアルミニウムのシート（５２）がスイッチレバー（５０ ）に嵌合してい゛る。このシート（５２）は、外科医が手術中にスイッチを操作 できるように、オートクレーブの中で滅菌される。

照明装置は全体がそれだけでユニットとして完備しており、このユニットは顕微 鏡とは分離されていて、通常、顕微鏡に備わっている普通の支持装置（ありつぎ ユニット）を使って、容易に顕微鏡に取付けることができるようになっている。

ここで第３図を参照すれば、２個の接眼レンズ（２２）のうちの一方の斜視図が 示されている。通常のように、接眼レンズ（２２）はその上端の周囲にカラー（ ５６）を有する円筒体（５４）で成る。この円筒体（５４）は通常の如くにして 適切なレンズ（図示せず）を有する。その円筒体（５４）には、光源（５８）が 備わっている。

接眼レンズ（２２）には、測定装置が備わっている。この測定装置（第１図には 示していない）は、円筒体（５４）に取付けられたクランプ（６２）により支持 されるデジタル電子マイクロメーター（６０）で成る。このマイクロメーター（ ６０）は円筒体（５４）の外側にあって、針（６４）を有し、この針（６４）は 円筒体内へ突入し、その尖＠（６６）は照明される角膜のリング像の上に重なっ て位置して見える。

顕微鏡のための調整装置として、操作つまみ（６８）が備わっている。このつま み（６８）は、手術中に外科医が触れて取り扱うことができるように、滅菌自在 なカバーで覆われる。

マイクロメーター（６０）はデジタル表示ユニット（７０）を有し、そこには、 測定の準備となる位置から尖端（６６）までの距離が示され、それを読み取るこ とができる。この表示ユニット（７０）はオン・オフスイッチ（７２）と、表示 装置をゼロにセットすることのできるリセ、ｌ−スイッチ（７４）と、その読み をインチ単位からセンチメートル単位へ、又はその逆へと変換できる変換スイッ チ（７６）とを有する。

使用時、つまり手術中、顕微鏡（１０）と、手術が行われる眼（７８）との間の 距離が、対物レンズ（２６）の焦点距離と強度によって調整されるが、いずれの 場合でも、外科医が照明装置（３２）の下へ手をうまく入れて眼を手術できるよ うな位置に調整される。

外科医が角膜の歪曲量を確かめるために眼を検査したい時、彼はスイッチ装置に よりスイッチを入れ、かくしでリング（３４）の下面にあるＬＥＤ　（３６）を 付勢する。発光を最も有効に使用するために顕微鏡に沿って内方に導かれ焦点を 結ぶ、ＬＥＤ　（３６）により与えられる光は凸面鏡として作用する眼の角膜の 前方凸面から反射する。反射した像の水平直径がまず測定され、それから垂直方 向の直径が測定される。

そしてその大きさの比較が行われ、そこで差があれば、それはその眼の非点収差 の程度を示すことになる。

前述の装置に代わるものとして、接眼レンズ（２２）は第・１図に示すような目 盛り装置（８０）を有する。この目盛り装置（８０）は、垂直軸と水平軸の両方 に目盛り（８４）を有する透明シート（８２）材料で成る。この透明シート（８ ２）は２枚のガラスシート間に挟まれることによって、接眼レンズ（２２）内の 適所に保持される。

電ａ（図示せず）に接続する光源（８８）は、接眼レンズ（２２）の中にあって 、前記目盛り装置（８０）を照らし、それによって、角膜からの光のリング像の 上にある目盛り装置（８０）の目盛り（８４）を操作者が読めるようにする。

更にもう１つの変形例においては、外科医が反射像を見たのち、半れをコンパレ ーターシートにより比較できるように彼が顕微鏡の近くに置くコンパレーターシ ート（図示せず）を使用する。所望であれば、コンパレーターを角膜からの反射 光のリング上に置くようにそれ自身を接眼レンズ内に配置することもできる。

ここで第５図を参照すると、照明装置（９ｏ）の変形例の下側が示されている。

その照明装置（９０）は、リング（３４）に似ていて、変光度の赤色ＬＥＤ　（ ９３）を支持するアルミニウムリング、即ち環体（９２）で成る。リング（９２ ）は中心孔のあるボス（９４）を有し、等間隔をおいて配置された３本の細いス ポーク（９６）により、そのボス（９４）に接続する。このリングを顕微鏡の対 物レンズ（２６）に締めつけるために、３本の締めつけねしく９８）がボス（９ ４）を貫通する。照明装置（９０）はまたバフテリーパック（８９）を支持し、 その中には電池があり、かつスイッチ装置（９１）を有し、スイッチレバー（９ ５）はアルミニウムのシートで被覆されている。照明装Ｗ（９０）もこのように 自己完結型のユニットであって、通常の顕微鏡に容易に取付けられる。

リング（３４）又は（９２）は、ディスクの周囲の環状部分にＬＥＤを備えた完 全なディスクに置き換えることもでき、各ＬＥＤば内方へ焦点が結ばれ、角膜へ の光を収斂させるようにする。そのようなディスクを使用した場合の欠点は、（ ａ）顕微鏡を使用しない時には外科′医の視覚を、又は（ｂ）アシスタントの顕 ′Ｉｊ！、鏡の視覚を不明瞭にし、邪魔することである。

ここで第６図を参照すれば、第１図に示すような本発明の装置の一部を形成する 顕微鏡の接眼レンズの変形例（９９）が示されている。その接眼レンズ（９９） は、通常のように約２０１の内径の伸張円筒体（１００）で成る。その接眼レン ズのレンズの焦点面には、準備用ディスク（１０１）が配置される。

このディスク（１０１）　はガラスのような透明材で成る。その直径は約４鶏で ある。ディスク（１０１）　はロッド（１０２）　により支持され、そのロッド は、円筒体（１００）の中心軸に玄して直角をなす。

ディスク（１０１）　の表面には、円形、即ちリングの形の印（１０３）　（第 ７図）が刻まれており、これは、角膜の前面からの眼内の反射光のリング像と同 一視野で比較するために使用される。ディスク（１０１）の表面には、それと同 心の印をもう１つ刻むことができる。その印を照明するために、核型の、又は小 さな横向きの光源（１０４）をディスク（１０１）に取付ける。

筒壁の外側では、ロッド（１０２）が円筒壁に固定された大型突出部（１０４’ ）を貫通し、そのリングのまわりに、ロッドは同サイズのリング（１０５）を支 持する。そのリング（１０５）をこえた所に、ロッド（＋０２）　はつまみを支 持し、それによって、そのつまみと、ロッド（１０２）　と、基準用ディスクと は前記ロッドの軸のまわりで回転する。２個のリング（１０４″）（１０５）　 は、ロッド（１０２）　と、その比較用リングマーク（１０３）を存する基準用 ディスク（１０１）　とが円筒体の中心軸に対して直角な面からどの程度回転し たかを示すために、マークを有する。ディスク（１０１）のこの位置を、以後デ ィスク（１０１）の「ゼロ位置」と呼ぶ。

その標識となるリングマーク（１０３）を有する基準用ディスク（１０１）が口 ７ド（１０２）によりロッドの軸のまわりを回転する時、そのリングは円形から 連続的に変化する卵形、又は楕円形の偏心形（ここでは便宜上“卵形”と呼ぶ） まで一連の比較用のリングの形を取る。ゼロ位置からのディスク（１０１）の回 転度が大きくなればなるほど、ＬＥＤで照明された角膜リング像の上に重ねられ たマークにより形成されるリング形（１０３）　の見せかけ上の卵形の度合もそ れだけ大きくなる。そこで、長軸と短軸の比率の関係や、ゼロ位置からのディス クの角度に対する卵形リング（１０３）の偏心性は、その角度の余弦により判定 されることがわかる。又、眼の角膜の非点収差が円形光源からの光を卵形や楕円 形の形で反射させること、その角膜の前方凸面からの光の反射リングの直径は、 その角膜のそれより小さく　（瞳孔の直径より小さい方が好ましい）、球形から の卵形の歪みは連続的な非点収差度を表わす、ということもまた理解されよう。

比較用のりングマーク（１０３）により形成される見せかけの形が、角膜からの 反射光リングの形と一致し、その上に重なって位置するようにディス、り（１０ １）の角度を調整し、それからリング（１０４°）　（１０５）からの角度を読 み取ることによって、外科医は眼の非点収差を決定できる。かくして、連続的な 非点収差度、つまり角膜の球形からの卵形の歪曲に対応するリング（１０３）の 連続的楕円偏心度は、眼、つまり接眼部材内に現れるリングで照明される角膜の 実際像の上に重なって一致することが観察できる。外科医にとって便利なように 、リング（１０４’）（１０５）上のマークは、非点収差のジオフリーで示され る。

ここで第８図を参照すれば、顕微鏡の中心軸に沿って収斂する光のリングを出す ように複数個の変光度のＬＥＤ　（１０７）を支持したアルミニウムのリング（ １０６）が示されている。

そのリング（１０６）　の上面には、半径方向の板体（１０８）が装着され、こ の板体（１０８）はＬＥＤのための電源（１０３）たる電池を、そのためのスイ ッチと共に支持する。機体（１０８）　はその内側に、ありつぎジヨイントの雌 形部材（１１０）を備えている。雌形部材（１１１）　は、対物レンズを取り巻 くアダプクー（１１２）に支持され、締めっけ部材（１１３）によりそれに締め つけられる。

本発明の装置は、人工レンズが眼に挿入され、外科医が眼の縫合時、眼の中にあ る程度の非点収差を付与することを望むような、例えば白内障手術の如き手術に 特に使用されることは理解されるであろう。ここに、付与される非点収差度は、 場合によって（及び外科医によって）異な墨が、その眼をやがて完全な楕円形に 戻すことができるように除去されると外科医が認識しまた信している程度である 。

外科医が手術中に触れる全ての物品は、手術前に滅菌され得る取り外し自在なカ バーによって覆われねばならない。

添付図面の第６図から第８図に図示し、かつ説明してきた構造上の詳細は、容易 に変更できる。例えば、基準用ディスク（１０］、）　のリングマークを、第７ 図の直径方向のロッド（１０２）　の端部に同様に装着される実際の環状リング （１０３）に置き換えることができる。そのような好ましい配置において、リン グ（１０３）の内径は、外科医により眼の中に同時に見えるように、角膜から反 射した光の反射リングより大きくなければならない。リング（１０３，）　の横 断方向の回転により、角膜からの光のリングの反射像の上に位置して見えるのと 同じ見せかけの偏心性が再び変化を生じる。

照明用のリング（３４）が眼に対して接近、離反して移動するように、異なる軸 方向の位置でありつぎ部材（３０）　（４０）を係止させる装置を更に備えるこ とができる。かくして、反射リングのサイズは、虹彩のサイズに殆ど対応するよ うに調整される。物理的な回転リング（］、　０３　）　として、電子的、又は 光学的リング生成物質も又、眼の視覚領域へ投影でき、例えば透明ディスク（１ ０３）上へのようにして眼の視覚路に反射、屈折又は投影される小型陰極線管に よるリザジヱー図形のように、光のリングで照明される角膜の上に重ねられて観 察されうる。

第６図から第８図に関連して前述した測定装置のもう１つの形式では、ジオプタ ー華位で非円形状に目盛りがつけられている。従って、例えば基準装置が垂直線 から１７°回転する場合、円形及び楕円形リングの卵形は、２ジオプターの非点 収差に対応する。２０°回転する場合は、２．５　ジオプターの非点収差に対応 する。そのような量は、前述のようにして計算される。

本発明は、これまで説明し、かつ添付図面に示したそのものの構造の詳細に制限 されるものではなく、次の請求の範囲に示すようにこの技術に熟達した人々にと って、本発明の範囲内で変形が可能である。

浄書（内容に変更なし） 手続（甫正書（方式） 昭和６０年９月　６日　圃 特許庁長官　宇賀道部　殿 １、事件の表示 ＰＣＴ、／ＧＢ８４１００２７９ ２、発明の名称 眼の外科処置に使用する方法と装置 ３、補正をする者 事件との関係　特許出願人 アモイルズ、セリーグ・パーシイ ５、補正命令の日付 昭和６０年８月２７日（発送日） ６、補正の対象 願書翻訳文、図面翻訳文及び代理権を ７、補正の内容 （１）願書翻訳文■及び■欄を別紙添付の如く補正（１）　別紙の如き図面翻訳 文（内容に変更なし）を提出する （１．１　委任状を提出する ８、添付書類の目録 （１）特許協力条約に基づく国際出願願書の翻訳文　１通（１１図面の翻訳文　 １通 （１）委任状及び翻訳文　各２通 国際調査報告 ＋ｐｃ’ Ｐ、Ａ ＋０＋ｄ εＵＲＯ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．　接眼レンズと、眼の角膜のような物体を顕微鏡で検査するだめの対物レン ズとを有し、光のリングを角膜（７８）へ導く照明装置（３２，９０）を備え、 該装置は接眼レンズを通して検視するために角膜が前記光のリングを前記対物レ ンズの焦点面へ反射するように配置されており、更に、前記反射した光のリング の形を判定し、それによって眼の角膜の非点収差の程度を決定する装置（６０， ６１４，６８゜７０、　ＩＯＬ　１０３．１０４’）を有することを特徴とする 、眼の外科処置に用いる装置。 ２、　前記照明装置は、その環状面に複数の発光部材（３６゜９３、１０７）を 備えたリング（３４，９２，１，０６）から成ることを特徴とする請求の範囲第 １項記載の装置。 ３、　前記発光部材は発光ダイオードであり、前記環状面のまわりに等間隔をお いて位置することを特徴とする請求の範囲第２項記載の装置。 ４、　前記リングは中心に位置する孔あきボス（９４）へ接続した半径方向のス ポーク（９６）を備え、該ボス（９４）は前記対物レンズ（２６）に取付けられ ていることを特徴とする請求の範囲第３項記載の装置。 ５、　前記発光ダイオードを付勢する装置が前記リングに取付けられていること を特徴とする請求の範囲第４項記載の装置。 ６、　支持体と、該支持体を顕微鏡に取付ける装置とを有し、前記支持体（３４ ，９２，１０６）は眼の外科処置中に光の円形リングを角膜（７６）に導く照明 装置（３６，９３，１０７）　を備え、その歪曲が顕微鏡（１０）の接眼部材（ ２２，９９）を通して観察されるように、角膜が光のリングを反射するようにな っていることを特徴とする、眼科用顕微鏡に使用する装置。 ７、　前記支持体は、その環状面の一方に、複数個の間隔をおいて位置する発光 ダイオード（３６，９３，１０７）を備えたリンク”（３４，９２，１０６）で あり、該発光ダイオードはお互いに充分に接近して位置して角膜面により反則し た像を事実上連続したリングとすることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の 装置。 ８、　前記発光ダイオードは赤色で、眼の黒色瞳孔の孔と対照をなすことを特徴 とする請求の範囲第７項記載の装９、　支持体を顕微鏡に装着する前記装置は、 前記顕微鏡の本体の雌形ありつぎ受容器に受け入れるために、雌形ありつぎ部分 を有することを特徴とする請求の範囲第８項に記載の装置。 １０、前記リングはアルミニウムでできていることを特徴とする請求の範囲第９ 項に記載の装置。 １１、前記判定装置は前記接眼レンズに装着された標識から成り、該標識は、そ れが反射像の一部と隣接する第１位置から、前記反射像の直径方向に反対側の部 分と隣接する第２位置へ前記接眼部材内を移動できる事と、前記第１位置と第２ 位置との間で標識が移動する距離を測定する装置を更に有する事とを特徴とする 請求の範囲第１項に記載の装置。 １２、前記の標識は針の尖端であり、その針の移動距離を測定するためにマイク ロメーター装置が備わっていることを特徴とする請求の範囲第１１項に記載の装 置。 １３、前記判定装置は円のマークを有する基準装置から成りそれは円の直径を貫 通する軸のまわりを回転する事と、基準装置の回転角を測定する測定装置を更に 有することを特徴とする請求の範囲第１項に記載の装置。 １４、前記測定装置は前記反射リングに対して非円形的に、ジオプタ一単位に目 盛られていることを特徴とする請求の範囲第１３項に記載の装置。 １５、接眼部材は顕微鏡から角膜面に焦点を結ぶ光のリングの像の形を測定する 測定装置を有することを特徴とし、眼の角膜面の球形度を判定する眼科用顕微鏡 の接眼レンズ。 １６、角膜の直径より小さい直径の角膜前面から光の反射リングを生しさせ、そ れを検視し、そこで検視したリングは球形の角膜前面に対応する事実上の円形か ら、球形からの連続する非点収差度即ち歪曲度に対応する連続的な楕円偏心度ま で種々変化がある事と、１つの面に配置された事実上円形のリングを検視した光 の反射リングとして同一視野の中で検視し、該リングの面を該リングの軸のまわ りで回転させて該リングを連続的に変化する偏心性の連続楕円として前記検視に 呈する事と、角膜から反射した光のこの楕円リングとの同心性即ち重なりを達成 するように有効な回転をコントロールする事と、その有効な回転量は角膜の非点 収差度の大きさであることから成り、角膜の非点収差を測定するとか、角膜の伸 張をコントロールする等の目的で、事実上球形からの角膜の前面の曲がりの歪曲 をモニターする方法。 １７、前記反射リングは瞳孔の直径以下であることを特徴とする請求の範囲第１ ６項に記載の方法。 １８、角膜の前凸面から、その角膜の直径より小さな直径の光の反射リングを生 じさせ、そのリングは、角膜の球形前面に対応する事実上の円形から、連続非点 収差度つまり球形からの卵形歪曲に対応する連続的楕円偏心度まで種々変化する 事と、円形から連続的角膜非点収差度に対応する連続的に変化する楕円偏心まで の一連の比較リングを前記リングと同一視野の中に同時に検視し、そのように光 のリングを同時に検視する間に、それらの一連のリングの中から、その光のリン グと事実上型なる即ち同心性を達成する、かつその角膜の非点収差度を示すとこ ろの比較リングを選択することから成り、角膜の非点収差を測定するため、又は 角膜の伸張をコントロールする目的等で、事実上球形からの角膜の前面の曲がり の歪曲をモニターする方法。 １９、前記光のリングは、顕微鏡の軸に沿って眼の方向に向けて顕微鏡の周囲に 内向きに配設された環状の光源から収束されることからなることを特徴とする請 求の範囲第２項に記載の装置。 ２０、前記判定装置は、角膜からの反射光のリングと同時に、それと重なって接 眼部材の同一視野に見える比較リング装置とから成ることを特徴とする請求の範 囲第１項に記載の装置。 ２１、前記比較リング装置は、円形から、連続する角膜非点収差度に対応する連 続的に変化する楕円偏心までの一連の比較リングを生しるように調整されること を特徴とする請求の範囲第２０項に記載の装置。 ２２、前記調整装置の調整量だけ、前記非点収差度を示す装置が備わっているこ とを特徴とする請求の範囲第２１項に記載の装置。 ２３、前記調整は、非点収差に対してジオプタ一単位で目盛られることを特徴と する請求の範囲第２２項記載の装置。 ２４、前記リング装置は、接眼レンズ内で横方向に回転する透明ディスクのりン グマークであることを特徴とする請求の範囲第２２項に記載の装置。 ２５、前記リング装置は、接眼レンズ内を横断方向へ回転する物理的リングであ ることを特徴とする請求の範囲第２２項記載の装置。