JPS60500723A - 繊維パルプ製造用の方法と装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 繊維パルプ製造用の方法と装置 本発明は、広葉樹、針葉樹、竹、麦わら、バガス等からとったチップなど、リグ ノセルロース含有材料がら繊維パルプを製造する際供給される熱および電気的エ ネルギーの全部または一部を回収するための方法と装置に係る。本発明は、化学 的に処理された材料または未処理０料を、リノフイ太の中で機械的に分解するこ とから成る。リファイブは、Ｈい（こ関して回転可能であり、かつリファイナハ ウジングの中に格納されている少なくとら２つの相対する磨砕部材から成り、こ の記砕部拐は、平坦９円紳形９球形、あるいはこれらを絹合わけた形状などの肥 砕面を有している。こうして相対する磨砕部材が、それぞれ及対方向に回転して も良いし、あるいは−・万を回転可能とし、他方を静止させても良い。

材料の機械的分解は、磨砕手段の入［］開口部に供給された（Δ斜が、その後磨 砕手段の間に調節可能に維持されている空隙を通って放出される間に行なわれる 。

このような材料の分解または磨砕に要求される電気ａ５よび蒸気エネルギーの量 は、製造されるパルプの種類によっているいろ変化し、通常の処理温度１００− ．２５０℃で、５０〜３５００　ｋＷｈ／　ｔｏｎである。

スウェーデン特許出願第８３００９６１−’３号に記載された方法によれば、分 解により製造される繊維パルプと、この時発生されるあるいは供給される蒸気と を、加圧下で動作するりファイナケーシングの中で分離させることができ、その 繊維パルプと蒸気は別個にリファイナから放出される。

蒸気とｗ４維の分離は、工程において発生した、あるい（よ供給された蒸気が工 程中に発生する蒸気圧によって、回転式磨砕手段の後ろ側で内向きに働く遠心力 効果に逆らって磨砕部材周辺部の外側空間から押し出されることで行なわれる。

従って、この磨砕部材には、繊維パルプが内向きに流れるのを防ぐ羽根部材が億 えられている。

羽根部材を通過する際に、工程からｍｔ脱する蒸気と、その蒸気に懸濁されて追 随して行く繊維とが、磨砕部材の回転速度に対応する回転速度をとるようになり 、それによって遠心清浄にか【プられる。遠心力の動きで蒸気に追随しているｍ ｕや粒子はりファイブの繊組出口に戻され、それと同時に浄化された蒸気は再使 用のため別個にリファイナケーシングから放出される。

こうして放出される蒸気は、遠心力効果に逆らって回転の中心に向かい半径方向 に送られるため、少し圧力が降下することになる。そのため、清浄化された蒸気 が放出のために集められる羽根部材周辺部と同部材外側の空間との間にｍｍが通 らないように、シーリング装置が必要となる。

本発明によれば、このようなシーリングの必要性が少なくなると同時に、回転速 度の高い磨砕部材が用いられるため、圧縮動作を１回または数回行なうことによ って、放出される蒸気の圧力の増大が実現される。よって本発明は、工程から放 出される蒸気がリファイナのロータまたは回転軸に連結されているタービンホイ ールの働きで、より高いレベルのエネルギーに転換されることを可能にするもの である。圧力を一定レベルまで上げることができるので、蒸気をより適した応用 分野、製紙機械や乾燥プラント等に使用することが可能となる。このような設備 は、通常繊維パルプの製造工程で得られるより高い蒸気圧を必要どするものであ る。

本発明の特徴は、下記特許請求の範囲から明らかである。

次に添付図面を参照しながら、本発明の実施態様について、より詳細に説明する が、図は、繊維分離用ロータと、それに直接連結された蒸気圧増大用タービンホ イールとを備えた本発明の方法に利用されるリファイナの略断面図である。

添付図面は、本発明の方法に利用し得るリファイナであって、ｍ維分離用ロータ と、それに直接連結された蒸気圧増大用タ−ビンホイールとを備えたものの略断 面図である。

図示したりファイブは、耐圧式リフ１イブケーシング２ｏと、リファイナケーシ ング２０の中に格納された磨砕部材２１と２２に材料を送るためのコンベアスク リュー１１を有する供給コンベア１０とから成る。図示の実施態様においては、 磨砕部材２１は回転に関し静止しているが、磨砕部材間の距離を調節するべく軸 り向１こ移動可能である。この調節を行なう各調節手段２７は、調節手段全部の 周りを囲む駆動チェーン２９を介して制御部材２８により一斉制御される。

磨砕部材２２は回転式で、ロータ２４に連結されている。ロータ２４は軸方向に 固定された駆動車軸２５上に支持されており、駆動車軸２５は加圧下で動作する りファイナケーシング２０の入口において、密」」装置２Ｇにより蜜月されてい る。

リファイブ内で処理される材料は、リフ１イブケーシング２０の磨砕部材の外側 にある空間５４の中に、発生するか供給された蒸気と共に集められる。処理済の りファイナ製品は、ロータ２４の周辺に連結された１個または数個の鉤によって 、リファイナケーシング２０の開口部２３を経由して耐圧連結式放出゛装置５０ に移動される。この放出装置５０Ｇよ蒸気を通過させないものであるため、繊維 パルプは付随する蒸気が全くないか、あってもごくわずかの状態で放出される。

ロータ２４はその後ろ側に、羽根部材３１から成る繊維分離用ロータ３０を備え ており、羽根部材３１は当該部材間に、まず実質的に半径方向に内側に延び、そ の後実質的に半径方向外側に、環状空間３７に向かって延びる通路を形成してい る。この通路は、空間５４からの導入部より大きい直径で空間３７の中に間口し ているのが望ましい。

工程で発生する、あるいは供給される蒸気は工程中発生する蒸気圧によって、空 間５４の中に押し込められ、半径方向に内向きに回転中心に向かって流れて、分 前用［］−夕３０を通過する。

そこで蒸気と繊維付随する粒子とが磨砕部材２２のそれに対応する回転速度をと るようになり、遠心力清浄にか【ノられる。回転により発生する遠心力によって 、繊維と固体粒子は磨砕部材２１゜２２の外側にある空間５４に戻されるが、清 浄化された蒸気は６Ｃ＋記環状空間３７に送られる。

図示の実施態様では、第２の環状空間３８が第１環状空間３７の後に配置されて いる。これら２つの空間は、静止案内バー３２とタービンホイール３４を通じて 連通しており、静止案内バー３２は蒸気を第１空間から内向きに通すことができ る一方、磨砕部材２２と共に回転するタービンホイール３４は蒸気をより強い圧 力で第２空間３８に送ることができる。

直径が大きくなっている分離用ロータ３０と効果的に設訓された羽根部材３１か らの蒸気が出る環状空間３７内での蒸気圧は、空間５４におりる蒸気圧より高く なっている。そのため本発明によれば、繊維ハやその他の固体粒子がリファイナ ケーシング２０がら空間３７を通って清浄蒸気に混入する危険性が無くなってい る。

タービンホイール３４を離れた圧縮蒸気は、第２環状空間３８内に集められる。

そこから口１気口３９とそこに配置された制御弁４４を通って放出される。この 制御弁４４はリファイブ内の圧力を制御するためのものＣあるが、図示の実施態 様に４５いてこの制御は、圧力感知部材４２と当該弁４４を制御する調整部材４ ０とを介し。

て行なわれ、磨砕部材２１．２２の外側にある空間５４の中に所望の圧力を紺持 できる。

本発明は、数、心径、圧縮段階の型式などに関して、広い範囲で変更が可能であ る。従って、圧力増大用部分は、磨砕部材２２とそれに取イ」（）られた分離用 ［］−夕３０から分離して、リファイノーと別個の場所に配置し、磨砕部材２２ を支持している車軸２５で直接的または間接的に駆動するようにしても良い。

圧力増大用タービンにも、工程中の他の場所、例えば磨砕部材への導入口などで 月１出される蒸気の取入れ口を設けることができる。

圧力増大用手段はまた、別異の群のタービンホイールに分割して、異なる圧力を 有する異なる放出路からの蒸気の圧力を異なる数の段階で共通の高レベルまで増 大さぜることも可能である。

本発明はまた、以上述べた実施態様に限定されるものではなく、発明の思想の範 囲の中でさらに変更し得る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．互いに関して回転可能であり、かつ耐圧式リファイナヶーシングの中に格納 された少なくとも２つの相対する磨砕部材から成るリファイナ内でリグノセルロ ース含有材料から繊維パルプを製造するための工程において発生するあるいは供 給される蒸気の全部または一部を回収するための方法であって、当該方法は材料 が磨砕部材間の空隙を外方向に通過する間にこれを分解し、その後リファイナケ ーシングから放出するものであり、少なくとも１つの磨砕部材が回転することに よって発生する遠心力の逆効果でリフ１フイナケーシング内の繊維パルプから分 離された蒸気が、その後磨砕部材の回転の助力を得て圧縮されることにより、前 記空隙のすぐ外のりファイナケーシング内の普遍的な圧力より高い圧力で蒸気が リファイナから放出されることを特徴とする方法。 ２、蒸気がリファイナケーシングから出る途中、いくつかの段階で圧縮されるこ とを特徴とする請求の範囲第１項に記載の方法。 ３、互いに関して回転可能でありかつりファイナケーシングの中に格納されてい る少なくとも２つの相対する磨砕部材から成る、リグノセルロース含有材料から 繊維パルプを製造するための工程において発生するあるい供給される蒸気の全部 または一部を回収するための装置であって、前記磨砕部材はその間に、その空隙 の中で前記リグノセルロース含有材料がＩＩＨパルプに分解されるように少なく とも１つの空隙を形成しており、回転可能な磨砕部材の後ろには羽根部材が配置 されて該磨砕部材と共に回転可能となってＪ３す、羽根部材の間に４よまず実質 的に半径方向に内向きに延びてから実質的に平径方向に外向ぎに環状空間に向か って延びる通路が形成されており、この空間が蒸気。 の排気口と連通していることを特徴とりる装置。 ４、羽根部材の間の通路が、リファイナケーシングに至る通路の開口部より回転 中心から遠い距離で環状空間の中に間口しでいることを特徴とする請求の範囲第 ３項に記載の装置。 ５、さらに少なくとも１つ別の環状空間が第１環状空間の後に配置されており、 これらの空間は蒸気を内方向に通すことのできる静止案内バーとタービンホイー ルを通じて互いに連通しており、前記タービンホイールは回転可能な磨砕部材と 共に回転し、増大した圧力で蒸気を外方向に通すことか可能であることを特徴と する請求の範囲第３項または第４項に記載の装置。 ６、リファイナケーシング内の圧力感知部材と蒸気排気口の中の弁を介してリフ ァイナケーシング内の圧力を調整するために制御手段が設けられていることを特 徴とする請求の範囲第３〜５項の何れかに記載の装置。