JPS60500390A - ア−ク分割板 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 アーク分割板 本発明はアークシュートに用いるアーク分割板に係り、特に冷陰極アークシュー トに用いるアーク分割板に関する。

本発明は本体に向って伸展形成した一対の平行リムを有し、本体のうちこの一対 の平行リムと遊離した端部には絶縁手段を有しこの絶縁手段は本体表面に対して 粘着する可撓性材料により一連の帯状に形成したことを特徴とするアーク分割板 である。

以下本発明の実施例につき説明する。なお添付図面は以下のとおりである。

第１図はアーク分割板の平面図、 第２図は第１図の■−■線によるアーク分割板の断面図、第３図は複数のアーク 分割板としゃ断器とを有する冷陰極アークシュートの断面図である。

第１図及び第２図において、鋼製のアーク分割板１は、空間を介して平行に位置 しかつ断面矩形の一対のリム２及び４を有しており、両者は各々一方の端部から 、断面矩形の本体６の切込み部８へと連っており、かつ切込み部は本体６の一方 の端部を形成している。各リム２及び４において、本体６に対向する側の端部に は取り付は用穴１０が形成しである。切込み部８から遊離して位置する本体６の 他方の端部には本体６の肉厚に沿って一方の面から他方の面へと伸展している絶 縁部１２が形成しである。つまり本体６の一方の面１４から展伸して、リム２及 び４の自由端から離れて位置する本体６の前縁部１５を経て、前記第１の面１４ に対向位置する第２の面１６へと展伸形成しである。

絶縁部１２は、例えばポリイミドの絶縁物質とシリコ＞ノ粘着剤等の様に、絶縁 物質と粘着剤との結合層を有するテープ１３である絶縁手段１３により形成しで ある。

テープ１３は、アーク分割板１をアークシュートに取り付ける前に本体６の第１ 及び第２の面１４．１６に対して取り付ける。テープ１３は所定の幅に形成され てリールに巻かれており、同リールを有する容器から取り出され使用される。な お、テープの所定の幅としては５０ｍｍから１００ｍｍ程度である。また同テー プ１３はポリイミド絶縁物質及びシリコン粘着剤から成る厚さ０．０５ないし。

、　５ｍｍの結合層を有している。さらにこのテープ１３は、あらかじめ油や塵 を除去しておいた本体６の第１の面１４に取り付け、前縁部１５を経て、やはり 油や塵を除去した第２の面１６に至り、これにより、例えば本体６の両面１４， １６の切り込み部８がらの距離が１５０ｍｍ程度となり、かつ同第１．第２の面 １４．１５を約１００ｍｍ程度覆うよう形成配置させる。この様に寸法形成する ことにより断続的な電流とアークシュートの定格電圧とを相関的に変化させる。

第３図において、多数のアーク分割板１が冷陰極アークシュート１８内に収納し である。冷陰極アークシュート１８は一定の空間を介して位置する一対の支持部 材２ｏを有しており、各支持部材ｚｏｌｉアーク分割板１の穴１ｏを通して挿通 した固定部材（図示せず）により分割板のリム２また（ま４の一方を各々支持し 、この結果アーク分割板の切り込み゛部８が各サポート２０の間でトンネル状部 を形成する。各アーク分割板は絶縁材から成るスペーサ（図示せず）を介して配 置しであるので上部が開放空間となるよう一連の狭帯域アーク消滅区画２２が形 成される。

一対のランナ２４が前記トンネル状部に沿って展出位置し、ベントスペーサプレ ート２６がアーク消滅区画２２の上部開放空間の上方に位置しである。以上の様 に構成したアークシュート１８は回路しゃ断器２８に取り付けられ、一対のラン ナ２４は回路しゃ断器２８のアーク開始装置３０に接続される。

装置の作動時においては、回路しゃ断器２８により発生されたアークは一対のラ ンナ２４に沿って伝播され、アーク分割板１により形成されたアーク消滅区画２ ２に至り、磁界を形成する。切り込み８においては磁界は弱くなり、アークは個 々の、かつ一連のアークに分割される。この各アークはアーク消滅区画２２の壁 面を形成するアーク分割板の本体６のうち、相対する面１４．１６の非絶縁部に 定着している。一つのアークが多数の一連のアークに分割されることにより、各 一連のアークの基部において複合電圧降下が生じる。各アーク分割板１の本体６ のうち非絶縁部に定着しているアークは、本体６の前縁１５と対向する側に位置 するテープ１３の端縁１７に向って上昇移動する。この一連の個々のアークは、 もとの一つのアークを消滅させるまで非絶縁部に存在する。アークの消滅は、十 分なアーク電圧をかけることにより総アーク抵抗を発生させ、また電流をゼロと することにより行われる。さらにテープ１３及びイオン化ガスの存在によりこの 一連のアークがアークシュート１８から外部に漏出するのが防止される。このイ オン化ガスは２枚のアーク分割板１の間の空間を一連のアークが伝播しかつ横切 ることにより発生ずるが、同空間はまたイオン化ガスを脱イオン化させることも 行う。またこの結果アーク消滅区画２２の上部開放空間の上方に一連のアークが 再発生するのが防止される。この脱イオンガスはアーク消滅区画２２の各開放頂 部がら排出されベントスペーサプレート２６の間を通ってアークシュート１８の 外部へ排出される。

テープ１３が存在することにより、一連のアークが本体６の前縁部１５を横切る のが防止できる。なおこの前縁部１５においては、分割された一連のアークが一 つのアークに結合し、アーク消滅区画２２の開放頂部の上部に伸び上ることもあ り得る。このためテープ１３はアークによる効果、つまり２０００’Ｃないし５ ０００℃の高温や、エネルギの高い周期による衝撃等に耐え得るものでなければ ならない。テープ１３は厚いほど良く、これによりアーク分割板１の寿命を延長 させることができる。

しかしながら、例えばテープ厚みを０．７５ないし１ｍｍ程度にも厚くしてしま うと、２枚のアーク分割板により形成された空間のうちテープ１３で形成した絶 縁部１２が存在する空間部が減少する。

つまりイオン化したガスを脱イオン化し、かつ同ガスを排出することによりアー ク消滅区画２２の頂部において脱イオンガスを形成するための空間が減少してし まうことを意味する。なお、このアーク消滅空間２２においては一連のアークを 、回路しゃ断器２８に向って強制的に降下させる機能も有している。反対に、例 えば厚さカ０．０１ないし０．０３ｍｍ程度と薄すぎると、アーク消滅空間２２ を形成する２枚のアーク分割板の間の空間のうちテープ１３により覆われた絶縁 部１２が形成された部分の空間が増加する。この結果ガスを脱イオン化し、かつ アーク分割板１の間に形成される空間が増大し、この状態でもしテープ１３によ り覆われている本体６の部分の長さが例えば３０ｍｍ程度に減少すると、イオン 化ガスの相当量がアーク消滅区画２２の上部開放部から排出されてしまい、アー り消滅区画２２の上部開放部を横切って一連のアークが再発生する虞れがある。

テープ１３の厚さ及びこのテープ１３に覆われた絶縁部１２０部分のアーク分割 板の厚さと、テープ１３に覆われた本体６の面積との間には、経験的に定め得る 妥協点が存在する。典形的なものとしてはテープの厚さが０．０５ないし０．５ ｍｍの間、アーク分割板１の間隔は絶縁部１２において３ｍｍ、本体６のうちテ ープ１３に覆われた部分の長さは両面１４．１６共に５０ないし１００ｍ＋ｎと する。この様に溝成することによりガスの脱イオン化を好適に行えかつ本体６の 前縁１５に沿って一連のアークが伝播するのを防止することができる。

以」二、各アーク分割板１に対して一個のテープ１３を取り付ける場合につき説 明したが、テープ１３の各切片間の接続が重ね接続という条件にするならば、１ 個以上のテープを各アーク分割板に対して使用してもよい。

またテープ１３は絶縁材の層と粘着剤の層との結合層として説明したが、粘着剤 層の上部に絶縁材層を形成して成る分離可能な層状物としてもよい。

さらにまた、テープ１３の絶縁材層の形成材料としては、ガラスによす補強した 種々の等級のポリテトラフロロエチレン（ＰＴＦ１′Ｃ）が好適である。

なお本体６の前縁部は丸く成形しておけばテープ１３の粘着が良好となる。

第１図 第３図 国　際　調　査　報　告 １千 ｌｍｍａｆｌｏ−＾ｐｐＨｅａ６ｏ”ｏＰＣＴ／ＧＢ　８４１０Ｏ０１８臘ＩＥ Ｘ　Ｔｏ　ＴＨＥ　ＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　５ＥＡＲＣＨＲＥＰＯＲＴ　 ０ＮＩＮＴＥＲＮＡＴＩＯＮＡＬ　ＡＰＰＬＩＣＡＴＩＯＮ　Ｎｏ、　ＰＣＴ／ ＧＢ　８４１０００１８　（ＳＡ　６５０９）ＦＲ−Ａ−１１２４１８６ＢＥ− Ａ−５４６５７１ＵＳ−Ａ−３６ｉ２９４　０８１０２／７２　ＤＥ−Ａ、Ｂ、 Ｃ；）１３３９２７　１８１０１／７３ＣＨ−に−３８７７３６ ＮＬ−人−２８３３７６

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、本体（６）に向って伸展形成した一対の平行リム（２，４）を有し、本体（ ６）のうちこの一対の平行リム（２，４）と遊離した端部には絶縁手段（１３） を有し、この絶縁手段は本体（６）の表面に対して粘着する可撓性材料により一 連の帯状に形成したことを特徴とするアーク分割板。 ２、前記絶縁手段（１３）を、本体の第１の面（１４）に取り付け、同本体（６ ）の前縁部（１５）を経て前記本体（６）の第１の面（１４＞と反対側に位置す る第２の面（１６）に至るよう取り付けたことを特徴とする特許請求の範囲第１ 項記載のアーク分割板。 ３、−以上の小片状の絶縁手段（１３）を本体（６うに取り付け、この小片を重 ね接続することにより本体（６）において相互に接続するようにしたことを特徴 とする特許請求の範囲第１項または第２項記載のアーク分割板。 ４、本体（６）の前縁部（１５）を丸く成形し、絶縁手段（１３）が粘着し易い ようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第３項のいずれかに記 載のアーク分割板。 ５、絶縁手段（１３）が絶縁材および粘着剤の結合層を有するテープとしたこと を特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第４項のいずれかに記載のアーク分割 板。 ６、絶縁材がポリイミド、粘着剤がシリコンであることを特徴とする特許請求の 範囲第５項記載のアーク分割板。 ７、絶縁材をガラスで補強したポリテトラクロロエチレンとしたことを特徴とす る特許請求の範囲第５項記載のアーク分割板。 ８、　複数枚を連設することにより冷陰極アークシュートを形成することを特徴 とする特許請求の範囲第１項ないし第７項のいずれかに記載のアーク分割板。