JPS5831296Y2 - 細隙型限流ヒュ−ズ - Google Patents
細隙型限流ヒュ−ズInfo
- Publication number
- JPS5831296Y2 JPS5831296Y2 JP14870477U JP14870477U JPS5831296Y2 JP S5831296 Y2 JPS5831296 Y2 JP S5831296Y2 JP 14870477 U JP14870477 U JP 14870477U JP 14870477 U JP14870477 U JP 14870477U JP S5831296 Y2 JPS5831296 Y2 JP S5831296Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- type current
- limiting fuse
- slit
- plate
- conductive material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
この考案は絶縁物間に形成される細隙内に可溶片を挿着
し、可溶片溶断時に発生するアークを細隙内に閉じ込め
ると共に絶縁物表面における冷却作用により、良好な限
流性能を発揮する細隙型限流ヒユーズの端部構成に関す
るものである。
し、可溶片溶断時に発生するアークを細隙内に閉じ込め
ると共に絶縁物表面における冷却作用により、良好な限
流性能を発揮する細隙型限流ヒユーズの端部構成に関す
るものである。
従来の限流ヒユーズは珪砂等の消弧材中に可溶片を挿填
し、この可溶片の過電流による溶断と共に消弧材内で拡
散冷却消弧を行なって限流しゃ断するものである。
し、この可溶片の過電流による溶断と共に消弧材内で拡
散冷却消弧を行なって限流しゃ断するものである。
ところが珪砂等の消弧材は多孔質であるため多くの空隙
が存在し、限流時の発生アークはこの空隙内を拡散して
断面積が広がるためアーク抵抗の上昇が抑制され、優れ
た限流特性を得ることができない。
が存在し、限流時の発生アークはこの空隙内を拡散して
断面積が広がるためアーク抵抗の上昇が抑制され、優れ
た限流特性を得ることができない。
この為、先行技術として板状絶縁物間に細隙を形威し、
この細隙に可溶片を挿填して通電する構造のものが開発
され、可溶片の溶断時に発生するアークは絶縁物によっ
て冷却されると共に細隙内に閉じ込められてアークの断
面積の広がりが妨げられ、さらに絶縁物がアークに触れ
たときに発生する蒸気蒸発によりアーク中の電子の動き
が妨げられるのでアーク電流は良好に限流されて優れた
限流特性を得ることができるようになった。
この細隙に可溶片を挿填して通電する構造のものが開発
され、可溶片の溶断時に発生するアークは絶縁物によっ
て冷却されると共に細隙内に閉じ込められてアークの断
面積の広がりが妨げられ、さらに絶縁物がアークに触れ
たときに発生する蒸気蒸発によりアーク中の電子の動き
が妨げられるのでアーク電流は良好に限流されて優れた
限流特性を得ることができるようになった。
以下このように先行技術として開発された細隙型限流ヒ
ユーズの一例の構成を第1図に基づいて説明する。
ユーズの一例の構成を第1図に基づいて説明する。
図において、1は積層された複数枚の可溶片で、導電性
のスペーサ2によってその端部は密着挟持されている。
のスペーサ2によってその端部は密着挟持されている。
3は積層された各可溶片1間に介挿され例えばべIJ
IJアルミナ等の磁器材料からなる複数枚の板状絶縁物
、4はこの各板状絶縁物3間に形成される細隙、5,6
は各可溶片1の端部がそれぞれ接続される一対の端子、
7はそれぞれが交互に積層された可溶片1とスペーサ2
及び板状絶縁物3を上下から挟持する補強板で、絶縁ボ
ルト8及びナツト9により上下から締めつけられてヒユ
ーズ本体10が構成されている。
IJアルミナ等の磁器材料からなる複数枚の板状絶縁物
、4はこの各板状絶縁物3間に形成される細隙、5,6
は各可溶片1の端部がそれぞれ接続される一対の端子、
7はそれぞれが交互に積層された可溶片1とスペーサ2
及び板状絶縁物3を上下から挟持する補強板で、絶縁ボ
ルト8及びナツト9により上下から締めつけられてヒユ
ーズ本体10が構成されている。
上記のように構成された先行技術における細隙型限流ヒ
ユーズは、前述の如く限流性能が著しく高くなるので可
溶片10の長さを短くしても十分な限流性能が得られる
ので、可溶片1の長さを短くし熱抵抗の低く、すなわち
通電容量の大きなものが得られ、又、限流性能が優れて
いるためアークエネルギーが著しく小さくなるので、溶
融生成物の生成が板状絶縁物3のごく表面に限られ予め
板状絶縁物3を大きくしておく必要もないのでヒユーズ
本体20も非常にコンパクト化されるが、図においても
明らかなように各可溶片1の両端を電気的に接続し両端
子と連結するスペーサ2又はその相当部品を必要とする
ため、多数のスペーサ2を一つ一つ組立てることは非常
に面倒で時間を要することであり製品の量産化を考えた
場合、大きな問題点となる。
ユーズは、前述の如く限流性能が著しく高くなるので可
溶片10の長さを短くしても十分な限流性能が得られる
ので、可溶片1の長さを短くし熱抵抗の低く、すなわち
通電容量の大きなものが得られ、又、限流性能が優れて
いるためアークエネルギーが著しく小さくなるので、溶
融生成物の生成が板状絶縁物3のごく表面に限られ予め
板状絶縁物3を大きくしておく必要もないのでヒユーズ
本体20も非常にコンパクト化されるが、図においても
明らかなように各可溶片1の両端を電気的に接続し両端
子と連結するスペーサ2又はその相当部品を必要とする
ため、多数のスペーサ2を一つ一つ組立てることは非常
に面倒で時間を要することであり製品の量産化を考えた
場合、大きな問題点となる。
この考案は上記先行技術における問題点を解消すること
を目的として威されたもので、複数枚の板状絶縁物と可
溶片を積層し、その一端及び他端面に導電材を被着した
ものである。
を目的として威されたもので、複数枚の板状絶縁物と可
溶片を積層し、その一端及び他端面に導電材を被着した
ものである。
以下、この考案における細隙型限流ヒユーズの構成を第
3図ないし第5図に基づいて詳細に説明する。
3図ないし第5図に基づいて詳細に説明する。
図において、1,3は交互に積層された可溶片及び板状
絶縁物、10はこれら交互に積層された可溶片1及び板
状絶縁物3の一端及び他端面に例えば蒸着等によって被
着された導電材である。
絶縁物、10はこれら交互に積層された可溶片1及び板
状絶縁物3の一端及び他端面に例えば蒸着等によって被
着された導電材である。
上記のように細隙ヒユーズを構成することにより、導電
材10の被着面に両端子5,6を例えば第4図及び第5
図の実施例に示すような方法で固着することが容易とな
る。
材10の被着面に両端子5,6を例えば第4図及び第5
図の実施例に示すような方法で固着することが容易とな
る。
なお、第4図に示した例は導電材10と端子5,6との
接触面をロウ付によって固着したものであり、板状絶縁
物3に磁器類を用いるとメタライズが可能となりこの方
法も容易となる。
接触面をロウ付によって固着したものであり、板状絶縁
物3に磁器類を用いるとメタライズが可能となりこの方
法も容易となる。
第5図は絶縁ポルl〜8及びナツト9を締めつけること
により両端子5,6を導電材10側に押圧して固着した
もので、押圧力により電気的接触を保ったものである。
により両端子5,6を導電材10側に押圧して固着した
もので、押圧力により電気的接触を保ったものである。
以上、要するにこの考案における細隙型限流ヒユーズは
、交互に積層された板状絶縁物と可溶片との一端及び他
端面にそれぞれ導電材を被着したことにより、端子との
接続を容易にし作業性を向上させた点における実用上の
効果は大である。
、交互に積層された板状絶縁物と可溶片との一端及び他
端面にそれぞれ導電材を被着したことにより、端子との
接続を容易にし作業性を向上させた点における実用上の
効果は大である。
第1図は先行技術における細隙型限流ヒユーズの構成を
示す断面図、第2図は第1図における線I■−■■に沿
う断面図、第3図はこの考案における細隙型限流ヒユー
ズの一実施例を構成を示す断面図、第4図及び第5図は
この考案における細隙型限流ヒユーズの第2.第3の実
施例の構成をそれぞれ示す断面図である。 図において、1は可溶片、3は板状絶縁物、4は細隙、
10は導電材である。 尚、各図中同一符号はそれぞれ同−又は相当部分を示す
。
示す断面図、第2図は第1図における線I■−■■に沿
う断面図、第3図はこの考案における細隙型限流ヒユー
ズの一実施例を構成を示す断面図、第4図及び第5図は
この考案における細隙型限流ヒユーズの第2.第3の実
施例の構成をそれぞれ示す断面図である。 図において、1は可溶片、3は板状絶縁物、4は細隙、
10は導電材である。 尚、各図中同一符号はそれぞれ同−又は相当部分を示す
。
Claims (4)
- (1)交互に積層される複数枚の板状絶縁物と可溶片と
を備え、その一端及び他端面にそれぞれ導電材を被着し
たことを特徴とする細隙型限流ヒユーズ。 - (2)板状絶縁物は磁器であることを特徴とする実用新
案登録請求の範囲第1項記載の細隙型限流ヒユーズ。 - (3)導電材はロウ付方法によって被着されていること
を特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項又は第2項
記載の細隙型限流ヒユーズ。 - (4)導電材を被着した両面には一対を端子を有するこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項ないし第
3項のいずれかに記載の細隙型限流ヒユーズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14870477U JPS5831296Y2 (ja) | 1977-11-04 | 1977-11-04 | 細隙型限流ヒュ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14870477U JPS5831296Y2 (ja) | 1977-11-04 | 1977-11-04 | 細隙型限流ヒュ−ズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5473939U JPS5473939U (ja) | 1979-05-25 |
JPS5831296Y2 true JPS5831296Y2 (ja) | 1983-07-11 |
Family
ID=29131349
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14870477U Expired JPS5831296Y2 (ja) | 1977-11-04 | 1977-11-04 | 細隙型限流ヒュ−ズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5831296Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20240029087A (ko) * | 2021-09-03 | 2024-03-05 | 데쿠세리아루즈 가부시키가이샤 | 보호 소자 |
JP2023038709A (ja) * | 2021-09-07 | 2023-03-17 | デクセリアルズ株式会社 | 保護素子 |
-
1977
- 1977-11-04 JP JP14870477U patent/JPS5831296Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5473939U (ja) | 1979-05-25 |
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