JPS5925335B2 - 細隙型限流ヒユ−ズ - Google Patents
細隙型限流ヒユ−ズInfo
- Publication number
- JPS5925335B2 JPS5925335B2 JP11383677A JP11383677A JPS5925335B2 JP S5925335 B2 JPS5925335 B2 JP S5925335B2 JP 11383677 A JP11383677 A JP 11383677A JP 11383677 A JP11383677 A JP 11383677A JP S5925335 B2 JPS5925335 B2 JP S5925335B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fusible
- slit
- pieces
- type current
- fuse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
この発明は異常電流によって可溶片が溶解して発生する
アークを、固状絶縁物内に形成した細隙に閉じこめてア
ーク電圧を効果的に高めるようにした細隙型限流ヒユー
ズに関する。
アークを、固状絶縁物内に形成した細隙に閉じこめてア
ーク電圧を効果的に高めるようにした細隙型限流ヒユー
ズに関する。
従来、最も一般的に用いられているヒユーズは、可溶片
の周囲を石英砂あるいはこれと同等の微粒子物質で充満
させたものであるが、石英砂等は一般に気孔率が大きく
限流時に発生するアークが石英砂中の空間に拡散するた
め、アークの断面積が可溶片の断面積に比べてはるかに
大きくなるので、アーク電圧の大きさやアーク電圧上昇
率の点で不十分であった。
の周囲を石英砂あるいはこれと同等の微粒子物質で充満
させたものであるが、石英砂等は一般に気孔率が大きく
限流時に発生するアークが石英砂中の空間に拡散するた
め、アークの断面積が可溶片の断面積に比べてはるかに
大きくなるので、アーク電圧の大きさやアーク電圧上昇
率の点で不十分であった。
上記従来構造におけるヒユーズの問題点を解消するため
に第1図及び第2図に示すような細隙ヒユーズが先行技
術として開発されている。
に第1図及び第2図に示すような細隙ヒユーズが先行技
術として開発されている。
図において、1,2は固状絶縁物、3はこれら固状絶縁
物1,2によって形成される細隙、4はこの細隙3内に
挿填された板状の可溶片、5a m 5bはこの可溶片
4の両端に当接された一対の端子で、これら1.2.3
.4.5a、5bはボルト6及びナツト7によって一体
化されている。
物1,2によって形成される細隙、4はこの細隙3内に
挿填された板状の可溶片、5a m 5bはこの可溶片
4の両端に当接された一対の端子で、これら1.2.3
.4.5a、5bはボルト6及びナツト7によって一体
化されている。
上記のように構成された細隙ヒユーズに異常電流が流れ
ると、可溶片4が溶断しアークが発生するが、周囲の固
状絶縁物1,2によって細隙3の容積が抑制されている
ためアークの断面積もほとんど大きくなシ得ない。
ると、可溶片4が溶断しアークが発生するが、周囲の固
状絶縁物1,2によって細隙3の容積が抑制されている
ためアークの断面積もほとんど大きくなシ得ない。
従ってアーク電圧は高い上昇率を示すと共に高い値とな
シ高限流性能を発揮するわけであるが、近年重要視され
だした高圧イー大電流化については問題を残していた。
シ高限流性能を発揮するわけであるが、近年重要視され
だした高圧イー大電流化については問題を残していた。
この発明は上記問題点を解消することを目的として成さ
れたもので、細隙ヒユーズを複数段積層し、それぞれの
細隙内に挿填された可溶片の接続を、並列接続された隣
接する1対の可溶片を順次直列接続した構成によ択高圧
、大電流化を可能にした細隙型限流ヒユーズを提供する
ものである。
れたもので、細隙ヒユーズを複数段積層し、それぞれの
細隙内に挿填された可溶片の接続を、並列接続された隣
接する1対の可溶片を順次直列接続した構成によ択高圧
、大電流化を可能にした細隙型限流ヒユーズを提供する
ものである。
以下、この発明における細隙型限流ヒユーズの一実施例
の構成を第3図に基づいて詳細に説明する。
の構成を第3図に基づいて詳細に説明する。
図において、可溶片4、ボルト6及びナツト1は第2図
におけるものと同様なので説明を省略する。
におけるものと同様なので説明を省略する。
8,9は細隙10を介して交互に積層された固状絶縁物
で、固状絶縁物8は一端が、固状絶縁物9は両端が導体
で閉じられている。
で、固状絶縁物8は一端が、固状絶縁物9は両端が導体
で閉じられている。
細隙10内にはそれぞれ可溶片4が挿填されている。
11は可溶片4の端部間に密着挾持された導電性スペー
サ、12a、12bは積層された可溶片4の内、最上下
端に位置するものの一端に固着された一対の端子である
。
サ、12a、12bは積層された可溶片4の内、最上下
端に位置するものの一端に固着された一対の端子である
。
而してこれら4,8,9,11 。12a、12bは絶
縁スペーサ13.14を介して、ボルト6及びナツト7
により上下より締めつけ固定されて一体構造となってお
ち、隣接する1対の可溶片4が並列接続されるとともに
、この1対の可溶片4が順次直列接続されている。
縁スペーサ13.14を介して、ボルト6及びナツト7
により上下より締めつけ固定されて一体構造となってお
ち、隣接する1対の可溶片4が並列接続されるとともに
、この1対の可溶片4が順次直列接続されている。
次に上記のように構成されたこの発明における細隙型限
流ヒユーズの一実施例の作用を説明する。
流ヒユーズの一実施例の作用を説明する。
まずこのヒユーズに異常電流が流れると第2図における
と同様、可溶片4が溶断しアークが発生するが、固状絶
縁物8,9によって形成される細隙10によって、その
断面積の拡がちが抑制されると共に固状絶縁物8,9の
表面によって冷却されるため高限流性能を示すわけであ
るが、図においても明らかなように、並列接続された各
1対の可溶片4が直列接続されて組合せられているので
、第2図におけるものと比較し高圧、大電流化を図るこ
とができる。
と同様、可溶片4が溶断しアークが発生するが、固状絶
縁物8,9によって形成される細隙10によって、その
断面積の拡がちが抑制されると共に固状絶縁物8,9の
表面によって冷却されるため高限流性能を示すわけであ
るが、図においても明らかなように、並列接続された各
1対の可溶片4が直列接続されて組合せられているので
、第2図におけるものと比較し高圧、大電流化を図るこ
とができる。
第4図はこの発明における細隙型限流ヒユーズの他の実
施例の構成を示す一部断面図である。
施例の構成を示す一部断面図である。
この実施例は第3図における細隙型限流ヒユーズ2個を
重ね合せ、絶縁ポル)15a及びナラ)15bによ多端
子金具16a 、 16b間に圧接し多段直列構造とし
たもので、更に性能の向上を図如得ることは言うまでも
ない。
重ね合せ、絶縁ポル)15a及びナラ)15bによ多端
子金具16a 、 16b間に圧接し多段直列構造とし
たもので、更に性能の向上を図如得ることは言うまでも
ない。
尚、以上の実施例は板状の可溶片で細隙が外部から封止
されたものについて述べたが、線状の可溶片、ノツチ部
を有する可溶片、細隙の一部が外部に解放されているも
の、可溶片と放熱片は別個(Cすること等も必要に応じ
て構成することが可能である。
されたものについて述べたが、線状の可溶片、ノツチ部
を有する可溶片、細隙の一部が外部に解放されているも
の、可溶片と放熱片は別個(Cすること等も必要に応じ
て構成することが可能である。
さらに以上の実施例の如く可溶片が折返し状に接続され
たものにおいては隣シ合う可溶片の溶断に伴なう発生ア
ークによる発生圧力は互に相殺されるので外囲構造物を
特に強くする必要もない。
たものにおいては隣シ合う可溶片の溶断に伴なう発生ア
ークによる発生圧力は互に相殺されるので外囲構造物を
特に強くする必要もない。
以上、要するにこの発明における細隙型限流ヒユーズは
絶縁物間に形成された複誠個の細隙内にそれぞれ可溶片
を挿填し、これらを直並列接続することによシ高圧、大
電流用の高性能限流ヒユーズの提供を可能にしたもので
ある。
絶縁物間に形成された複誠個の細隙内にそれぞれ可溶片
を挿填し、これらを直並列接続することによシ高圧、大
電流用の高性能限流ヒユーズの提供を可能にしたもので
ある。
第1図は先行技術における細隙ヒユーズの構成を示す一
部断面図、第2図は第1図における線■−■に沿う断面
図、第3図はこの発明における細隙型限流ヒユーズの一
実施例の構成を示す断面図、第4図はこの発明における
細隙型限流ヒユーズの他の実施例の構成を示す一部断面
図である。 図において、4は可溶片、8,9は固状絶縁物、10は
細隙、11は導電性スペーサである。 尚、各図中同一符号はそれぞれ同−又は相当部分を示す
。
部断面図、第2図は第1図における線■−■に沿う断面
図、第3図はこの発明における細隙型限流ヒユーズの一
実施例の構成を示す断面図、第4図はこの発明における
細隙型限流ヒユーズの他の実施例の構成を示す一部断面
図である。 図において、4は可溶片、8,9は固状絶縁物、10は
細隙、11は導電性スペーサである。 尚、各図中同一符号はそれぞれ同−又は相当部分を示す
。
Claims (1)
- 1 細隙を介して積層された少なくとも5枚の固状絶縁
物と、上記細隙内にそれぞれ挿填された可溶片と、上記
固状絶縁物の最上下端にそれぞれ配設した端子と、上記
可溶片の端部間に密着挟持され隣接する1対の上記可溶
片を並列接続するとともに並列接続した各1対の上記可
溶片を直列接続した複数の導電性スペーサを備えてなる
細隙型限流ヒユーズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11383677A JPS5925335B2 (ja) | 1977-09-20 | 1977-09-20 | 細隙型限流ヒユ−ズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11383677A JPS5925335B2 (ja) | 1977-09-20 | 1977-09-20 | 細隙型限流ヒユ−ズ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5446354A JPS5446354A (en) | 1979-04-12 |
JPS5925335B2 true JPS5925335B2 (ja) | 1984-06-16 |
Family
ID=14622256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11383677A Expired JPS5925335B2 (ja) | 1977-09-20 | 1977-09-20 | 細隙型限流ヒユ−ズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5925335B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012018945A (ja) * | 2010-07-06 | 2012-01-26 | hong-zhi Qiu | 過電流保護素子 |
-
1977
- 1977-09-20 JP JP11383677A patent/JPS5925335B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5446354A (en) | 1979-04-12 |
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